目の前の患者が少しでも楽になり、患者自身のもっている回復の力が生きてくるようにするのには、ナースはどんな時にどんな言葉をどのように用いるのが役に立つだろうか。本書は、この問いにたいする1つの回答として、看護の現場でナースが実際に患者と言葉を交わしている実例を中心に検討され、編集されたものである。
阪神・淡路大震災などを契機にして、わが国においても「トラウマ」という言葉が広く知れ渡るところとなった。しかしその概念を曖昧にしたまま適用が拡大されていった結果、心の傷はすべてトラウマであるといった発想がもたれる結果ともなった。本書では「トラウマとは何か」という本質的な問いかけにさまざまな角度から接近し、再現性を核としたトラウマのメカニズムの解明を試みる。
透析療法における問題点と診療の実際、さらに、わが国の腎不全看護の専門性の現状をチーム医療の立場から解説。
心理治療には相談的ニュアンスのあるカウンセリング、治療的ニュアンスの濃い精神療法という言葉があるが、いずれにしても心理臨床に携わる者にとって重要な専門領域である。本書では、心理治療のそれぞれの技法および理論の効用と限界を明らかにすることに主眼を置きながら、各技法の適応症・不適応症について各派の指導的な立場にある執筆者が具体的に解説する。心理治療のアプローチ選択に迷っている学生や若い心理治療家にとって貴重なテキスト・参考書となるであろう。
食べ物の世界には、私たち自身のライフスタイルを根底的に映し出す鏡が隠されている。本書は、NGOの鏡に映し出された農業貿易の世界的矛盾構造を読み解くための一つの解説書であり、英国のNGOグループの活動家が、南の途上国の視点に立って欧米先進国が進めている政策の暴力性と矛盾を暴き出したものである。
いのちあるものと共に生きる浄土への歩みを、浄土真宗の他力の教えに学ぶ、現代人のための親鸞入門セミナー。
本書は「臨床心理士」の資格を取得しようとする読者に、的確な情報を提供している。本改訂では、開設が促進されている「臨床心理士」養成にかかわる大学学部の臨床心理学科の新設や指定制大学院の課題が、どのように「臨床心理士」資格審査に影響を与えるかに意を用いた。
本書は、教師が生徒指導を行ううえで実際に役立つ根本的な考え方や態度を提示したものである。
心理学用語を教育学、社会学、人類学、動物行動学などをとり入れて解説した事典。1135項目を収録。配列は50音順。和文事項索引、和文人名索引、フランス語項目索引がある。
資格の検定試験や講習会、および公務員採用試験などを13のジャンルに分類し、約700種を紹介した資格ガイド。掲載データは、受験資格、試験科目、申込期間、試験日、試験地、受験料、願書入手方法、申込方法、合格発表、合格率、問合せ先など。索引付き。