シャーロック・ホームズ物語の背景…霧深きロンドンの建物、通り、広場、駅、橋。この本は、ホームズの活躍と時を同じくする、1879〜1914年撮影の200余枚の写真で構成されている。巻末には当時のロンドン市街詳細地図を添付。名探偵シャーロック・ホームズが医師ワトスンとともに、事件解決のカギを求めて歩き、人々に会い、犯人を追って馬車で駈けた、旧きロンドンの街々が、いま鮮やかによみがえる。“ホームズの目”で見るヴィクトリア朝の帝都ロンドン。
花の都パリからアフリカ大陸最西端のダカールまで、1万1000キロに及で世界一過酷といわれるクルマの大レース。その間に展開する参加者たちの闘い、行く先々の現地人たちの生活、美しくも厳しい大自然の姿など、プレスマンとして参加した作家の目をとおして、つぶさに描いた、清新なパリダカ体験記。
論文完成までの秘訣を伝授。初めて論文を書く人のために。
他者とのかかわりなしに、人は言葉をもつことができるだろうか。この問いにひとつの答えを与えた少女がいた。1970年秋のロサンゼルス。誕生以来13年間、父親によって小部屋に閉じ込められてきたジーニが発見された。やせ細った少女は、泣くことも叫ぶことも知らなかった。精神科医、心理学者、言語学者、教師らによる研究チームが組まれる。少女は、またとない実験台として迎えられた。やがて少女は笑うことを覚え、他人に愛着を示しはじめる。しかし…。人間らしさをとりもどすため、科学に身を委ねざるをえなかった少女。その足跡を追い、人が人として生きるために必要なものとは何かを深く問う。埋もれた事件の全容を明かす迫真のドキュメント。
ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっ!!ヘンテコなくつ、発見!!あなたにぴったりのみどり色のヘンテコなくつが、どこかにあるかもしれませんよ。古い小さなくつ屋さんをのぞいてごらん。
近代の終焉は近い。人々は今、ポスト・モダンの世界像を探し求めている。が意外にもそれは私たちの足許に既にある。超近代の基本的な論理は多文明の共存であるべきである。「人々が共通の世界観を共有する」ような地理的な範囲、すなわち「世界単位」が、それぞれに個性的に生きていく、そのような地球世界が求められるべきである。本書には「地域哲学」と「生態論理」の考え方に裏打ちされた二四の「世界単位」が提唱されている。
グレートジャーニーとは、五百万年まえに東アフリカで誕生した人類が、アジア、北アメリカを経由して南アメリカの南端にたどりつくまでの五万キロの旅のことです。一九九三年十二月、関野吉晴さんはこの人類の旅を、徒歩、カヤック、自転車という、自分の足と腕の力だけでたどりはじめました。今回は、インカ帝国の古都クスコを出発しアンデス山脈を自転車で縦断、ベネズエラの秘境「失われた世界」ギアナ高地を探検し、オリノコ川源流にくらすヤノマミ族の村、コロンビアのマカレナにある森のサルの研究センターなどを訪ねた、グレートジャーニー二年目の旅を報告します。
英政府が発禁に動いた問題作!謎に包まれた特殊部隊が世界各地で行なった秘密作戦や、テロリストとの死闘の実態を赤裸々に明かす。全英No.1ベストセラー。
東北の一寒村の開拓地が、核廃棄物の終末処理場へ!原子力発電所は人間が抑制できない危険物質を、日夜ためこんでいる。“死の灰”と添寝することになった青森県六ケ所村の人々は、日常的な恐怖に脅かされている。強引につくられた核燃料サイクル基地の実態を解明した大レポート。毎日出版文化賞受賞。
難関ダリエン地峡を踏破、パナマからメキシコを自転車で縦断、グレートジャーニー3年目の記録。