13歳の長男ジェムをはじめとする6人のわが子にかこまれて、〈炉辺荘〉(イングルサイド)で幸せな日々をおくるアン。子どもたちは、〈虹の谷〉と名づけたお気に入りの小さな谷間で、自由奔放なふるまいでいつもさわぎを起こす牧師館の4人きょうだいや、奉公先を逃げだした孤児のメアリーと出会い、仲よしになる。村の人々との交流のなかでのびやかに成長してゆく子どもたちを、母親としてアンは、あたたかく見守る。
幼女の自分を日本に置いたまま、国際結婚で渡米し、謎の死を遂げた母。その死の周辺を知りたくて潤子はアメリカ東海岸の港町を歩く。そして彼女にとって義弟にあたるアメリカ人青年が、母の故郷出雲に来ているとわかる…。日米ふたりの男との間で愛に揺れる三十代女性の姿を精緻に描き上げた長編。
▼第1話/陳皮之母之墓▼第2話/魔法の粉▼第3話/虫は虫、草は草▼第4話/ホタルの里にお別れを▼第5話/フロ場のじいさん▼第6話/山道のじいさん▼第7話/なたね、大きくなたね▼第8話/ここがわたしの生まれた家よ▼第9話/悲しい事故▼第10話/菜種之母之墓
天正十年、長崎を発った天正少年使節たちは異郷の地で何を見、何を感じたのか。四百年の時を超え、彼らの心事と足跡を辿る長編歴史ドキュメント。
この地球を「誰が」救うのか?地球が病んで、動物たちが姿を消しはじめたとき、みんなを救うために「虹の戦士たち」があらわれるという予言を、君の柔らかな心に届けたい。アメリカ・インディアンに伝わる偉大なる「小さな物語」。
女にとって“美しい”ってことが重要だってこと、学校じゃどうして教えないんだろう。オードリー・ヘップバーン、マリリン・モンロー、ブリジッド・バルドーなど13人のヒロインたち。その魅力についてあらゆる角度から分析してみたら-。やっぱり“女”だってことをおそれないっていうのは強いもんね。
「娘深雪」「母子」「序の舞」「夕暮」などその繊き指から不朽の名作を生み出した上村松園。『日出新聞』(『京都新聞』の前身)の記事を中心に、松園の生涯を近代京都画壇の歩みに重ね、その芸術の全容に迫る。
倉庫から焼跡から撲殺された男の焼死体が発見された。色めき立つ捜査陣。だが、残されていた手がかりは“寺村久作”という男の名前だけだった。男の身元は?戸籍すらない男“寺村”の影を求めて必死の捜査は続く。そこへ女の声で電話があった。身元不明の男が近所に住んでいた“寺山”ではないかというのだ。二人が同一人であるという可能性は高いのだが…(「死者の証明」)。他五篇。
▼第1話/万が一の救命ぼうと▼第2話/緊急暗殺指令▼第3話/胡麻之母之墓▼第4話/ゆれる木豆大島▼第5話/日本名物、地震と噴火▼第6話/江戸城の離れ▼第7話/キノコはどこだ▼第8話/びじょはどこだ▼第9話/特徴のない刺客▼第10話/グッドモーニング
●登場人物/胡麻(江戸の殿様のおとしダネ、長男)、麻次郎(次男)、芥子の坊(三男)、七味(四男)、菜種(長女)、陳皮(五男)、山椒(六男)、彦六(長屋の大屋、殿様の側近)
『ヘンゼルとグレーテル』や『かもとりごんべえ』など、楽しい冒険のお話がいっぱい。
雪山の月あかりに浮かぶ虹は生の輝きなのか、死への誘いなのか…。大自然のなかの性愛(エロス)を美しく描く恋愛小説。