19世紀のコレラ流行に関して、何が・どのように・語られたか。またその語りを成立させているものの系譜をたどり、「古い」歴史学からの自由-「新しい」歴史学としての社会史の〈外〉への出口をさぐる。
吉野ケ里・宗像・出雲を結ぶ古代海人の壮大な航跡を復元する天文考古学の試み。大宰府庁と「気」で通じ合う「5つの鴻臚館」の謎に挑む未踏の先史時代学。
「新総合読本」は、知らなくてもいいけど知っていると確かに役立つ、視野が広がるーそんな知識を教えてくれる読みものです。本書には「なぞときの面白さ」を扱ったお話が集まりました。お話のくわしい解説もついています。
日本のケアとリハビリの仕方を変える?重度の二次障害を防ぐ独自の療法とは。
◆国際法を学び、実践する人々へのメッセージー第一線で活躍する教え子たちの文章と小和田先生インタビュー◆
東京大学駒場キャンパスの教え子たちが語る学び舎での日々と、小和田先生インタビューから彷彿とする「小和田恆の人間像」と貫いた教育・研究のスピリット。Passion for Anonymity(無名で信じる仕事を黙々とやり遂げる心意気)を描き出す。国際法を学び、実践する人々へのメッセージでもある。
『「学ぶこと」と「思うこと」-学び舎の小和田恆先生』
山本吉宣・上川陽子・田中明彦・金城亜紀・赤松秀一 編
【目 次】
はしがき
学び舎の小和田恆先生
1 多彩な進路
1 小和田先生との出会いと今の私〔上川 陽子〕
2 小和田先生から学んだこと〔尾崎久仁子〕
3 私の人生の道標としての小和田先生〔松木 大成〕
4 あるゼミ生の反省文〔武宮 英子〕
5 笑顔と冷静の狭間でー懐かしい小和田ゼミ合宿〔行實 洋一〕
6 小和田ゼミの学び〔土地 陽子〕
7 小和田先生への憧れ〔藻谷ゆかり〕
8 小和田恆先生へ感謝の想いを寄せて〔森 源二〕
9 小和田先生との出会いー私が麻のショルダーバッグを下げていた頃〔上川 卓苗〕
2 アカデミア
10 小和田先生と私ー六十年来の師〔山本 吉宣〕
11 小和田教授との課外活動〔猪口 孝〕
12 知的インテグリティの手本〔田中 明彦〕
13 駒場での「国際関係論」から「小和田記念講座」へ〔遠藤 貢〕
14 ハーバード大学ロースクール小和田恆教授〔山下 哲生〕
3 外 交 官
15 出会いから今に続くご縁〔佐藤 俊一〕
16 不羈ということ〔伊佐敷眞一〕
17 小和田大使:Guiding star〔山本 忠通〕
18 小和田先生に学ぶ〔佐藤 地〕
19 小和田恆「先生」の別世界〔菅沼 健一〕
20 小和田恆先生の開発分野での講演と後進育成について〔紀谷 昌彦〕
21 モンテレイでの小和田先生〔佐野 豪俊〕
22 教師としての小和田先生〔小林 賢一〕
23 駒場とそれからのできごと〔佐々山拓也〕
24 我が心の師 小和田恆先生〔赤松 秀一〕
■今も学生と共に歩み続ける駒場の日々
◇小和田恆先生インタビュー◇〔(聞き手)金城 亜紀〕
【座談会】
恩師を語る〔出席者:赤松秀一・上川陽子・金城亜紀・山本吉宣〕
1995(平成7)年10月21日に行われた芦部信喜先生の講演「平和憲法五十年の歩みーその回顧と展望」を収録。併せて、ポツダム宣言から日本国憲法施行に至る「制定経過年表」ほかの資料、日英対訳日本国憲法も収録。
人間は環境の危機とどう向き合いうるのか? 危機的な環境変動とその解決策を多角的視点から展望する論考集。
第一部
第一章 地球温暖化の現状 花輪公雄
第二章 光合成と地球大気 牧野周
第三章 地球温暖化と土壌微生物 南澤究
第四章 気候変動と洪水災害 田中仁
第二部
第五章 気候変動と社会の相互作用 柿沼薫
第六章 水俣病を想起する 森本浩一
第七章 SDGsとアポカリプスーヤヌスの二つの視線 尾崎彰宏
第八章 気候危機と社会運動 長谷川公一