最高の音で楽しむために!
虫の心のわかるやつ=ナイス・ガイ、3年ぶりのソロ。広い心で狭い視点の微細な世界を描かせたらとんでもない名人のこいつにとってのポップ/フォーク/プログレとは? その答えがいっぱいに詰まった人類愛の世界。レッチリよりこっちのほうが深い。★
発想と技術とが完璧に近いバランスで音楽に体現した、鬼才ジャコ・パストリアスの一大傑作。バッハからビートルズを経てビ・バップまで。これらの音楽成分はジャコの一部分に過ぎないのだが、噴出する勢いが桁はずれだった。(2)の優しさと(7)の狂気に心服。
76年11月にソロ第1作目として発表したアルバムで、グレープ時代のさだと今日のさだとを結ぶ接点といえる曲ばかり。「線香花火」そして「異邦人」へと聴き進むと、ついつい涙をホロリと流してしまいそうになるのでは。
ドラマの主題歌やテレビアニメのオープニング曲などを含む、待望のセカンド・アルバム。よりシンプルに、よりストレートに、よりアグレッシヴにをテーマにメンバー全員がひとつになって制作した。
美少女ゲームというジャンルでは不動の地位を築いた感のあるキッドから新作が登場。ヒット・シリーズ『メモリーズオフ』の制作チームがそのまま参加した、美少女&サスペンスの超大作だけに、期待大。
未だにファンの多い劇場版『銀河鉄道999』の主題歌をゴダイゴではなくタケカワユキヒデがセルフ・カヴァー。(1)はオリジナルを聴き込んだファンにも違和感のないアレンジになっているが、肝心なヴォーカルが遥か彼方で歌っているかのようなミックスでもったいない。
ウクレレという楽器が持つ幅広さを堪能。ジャンゴ・ラインハルトがウクレレを弾いたらこうなるだろうと思わせる。ちなみに「スウィング42」はジャンゴでおなじみの曲。パワー全開の(13)、情感あふれる(15)などなど、まさにウクレレ・スウィングの逸作。
朝日ソノラマ『ネムキ』連載で大人気の『百鬼夜行抄』ドラマ化CD第2弾。異界と通じる不思議な力を持った高校生、飯嶋律を巡る、怖くて愉快な飯嶋一家の日常を描く。
クリーン・ヒットを放った(2)をはじめとして、シングルを集めたベスト・アルバム。シングルということで、もちろんキャッチーなナンバーばかりだが、曲調的にはバラードからアップ・ナンバーまで多彩で、いろんな側面をシングルでみせてきたことが分かる。
昭和20年代にヒットした曲を収録したコンピレーション盤。オリジネーターによる歌声で収録する一方で、若き日の都はるみが歌っている(2)(5)(13)や大川栄策による(4)、ちあきなおみの(11)などのカヴァーが実は見っけもので、なかでも(5)と(11)は要必聴の優れモノ。