日本は、世界でもめずらしいくらい、きれいで安全な水に恵まれています。そしてそんな日本ならではの、独特な食文化や伝統産業、水の文化が発展してきました。また、大切な水を、手に入れ、守り、使ってきた、先人たちの利水や治水のたくさんの知恵やくふうもあります。この巻では、日本人のくらしの中の水についてとりあげています。風呂、手水舎、打ち水など、清めとしての水、日本庭園や清流など、楽しむものとしての水など、身近にある水の伝統的な文化を紹介しています。ずっと昔から今日までうけつがれてきた、水とくらす和のわざのすばらしさをこの本で発見してみてください。