アジアの中央で交錯する複数の秩序・利害・権力ー。仏教を介して中国と特別な関係を結び、広大な領域を治めたダライ・ラマ政権。東アジア国際秩序の構造転換を前に、彼らは勢力を維持すべくいかに行動したのか。そこで主張された「独立」「自治」の意味とは何か。現代に至るチベット問題の起源を、チベット語を中心とする貴重な一次史料に基づき究明した画期的成果。
遊牧王朝と中国王朝、なぜ数百年間も併存できたのか。モンゴル帝国による統合以前のユーラシア東方では、複数の国家が並び立っていた。契丹(遼)と北宋の盟約による「澶淵体制」、さらには金(女真)の時代の国際関係に焦点を当て、考古資料も活用しつつ、外交・儀礼・信仰から歴史編纂まで東洋史・中国史像を刷新する。
リピーター率70%以上。満足度調査9年連続1位。京大教授陣がホスピタリティを科学した!8割がアルバイトでもなぜ5つ星のサービスを提供できるのか?
多様な信仰のかたちを地理学から解きほぐす。世界遺産登録で脚光を浴びる島々。神道や仏教、民俗宗教と「2つのキリスト教」が並存してきた多彩な信仰の在り方を、集落と人々の営みから照らし出す。
すべては、地質の上に成るー。地震や火山などの災害と隣り合わせで生きる日本人にとって、地質は自然環境の基盤としてのみならず精神文化の基盤としても相即不離な存在である。環状列石や城郭石垣の材料として、仏教や自然崇拝の信仰の対象として、文学の題材として、観光・教育のテーマとして、様々な形で日本人の精神文化を築いてきた石の文化を、地質学の視点で描き出す。
高校とはノートのとり方が違うの?レポートって何を書いたらいいの?どうしたらゼミ発表がうまくできるの?勉強法がよくわかる!
大学と地域社会のよりよい関係性の構築を目指してー。大学全入と都市一極集中が交差する現代。特に地方では、大学と地域社会との協働による新たな価値創出が、両者の存続にとって喫緊の課題となっている。大学の学内関係者/地域社会のステークホルダー双方の視点と取組みの事例分析から、協働の促進・阻害要因を浮かび上がらせ、大学と地域社会間の互恵的な関係性構築に向けた具体的提言を行う時宜に適った一冊!
朝鮮を含む帝国日本の思潮を統合的に描く。自己否定する主体という視点から、哲学・文芸批評・文学を読み解き、ポストコロニアリズムの理解からもれた日本・朝鮮の思想的関係を問う。
森田正馬の孫弟子・宇佐晋一が現代の「医師ー患者関係のとらわれ」を嘆き、正統なる修養的精神療法の真の姿を語る。
人生をデザインする力を身につける。それぞれのライフステージにおける転機を乗り越え、生涯というタイムスパンで人生を設計するスキルを養う。