生き残った機長が明かす衝撃の真実。事故の真相はかく隠蔽された。ハイテクシステムの予期せぬ欠陥と巨大企業と国家の黒い思惑-。名パイロットが綴る孤独な闘い。
地震はどのようにして起こったのか、阪神大震災の地震動と被害の実態を解明し、その発生メカニズムを推定。なぜ大被害をもたらしたか、地盤と地震動の大きさの関係について評価。地震被害低減のための教訓を明示する。
これはまるで犯罪だ!!フィクサーや大銀行は何をしたのか。40万人署名の大声援を受けた放送局員たちが怪物に挑んだ。
1841年、本格推理の祖といわれるE・A・ポーの「モルグ街の殺人」が生まれた。以来150年あまり、名作あまたあるその歴史に、新たなページを書き加えんとする挑戦者たちが集まった!鮎川哲也編集長を中心に、応募作から選んだ12編は、密室・足跡トリック、(本シリーズ初登場の)叙述トリックなどで、まさに読者を悪夢に誘うー本格推理の新世界へようこそ。
インターネットにはすばらしい部分がある、寂しくって恐ろしいところも。ここに踏み入ったことを後悔はしてない。だけど…ハーバード大学の女子大生が、不思議の国のアリスさながらにインターネットの世界へ突入!夜ごと入り浸り、ほとんど中毒になった彼女が最後に選んだのは、サイバー自殺-ニューズグループやIRC、MUDなど、広大なその世界を紹介し、そのすべてをみずみずしい批評眼でリアルに描き出した、最高のインターネット・ノンフィクション。
世界を震憾させたネオナチによるトルコ人虐殺事件。
憎むべき犯罪はなぜ起こったのか?事件の発生から、裁判の全過程を追い、犯人像に現れる現代ドイツの苦悩、そして被害者家族との交流を通じて、在住外国人・異文化との共生の教訓を探る。
第1部 炎となった憎しみ(悪夢の事件
ハーケンクロイツふたたび
転機と疑惑)
第2部 ドイツの中のトルコ(ふたつの国のはざまで
オリエンタルの死角
アウスレンダー・モザイク)
第3部 いばらの途をこえて(恥辱の烙印
裁判の帰趨
警告の碑が訴えるもの)
乳白色のせっけんでまず髪を洗ってみてください。つややかな黒髪がよみがえります。からだも、お顔もせっけんでしっとり…お洗たくも、粉せっけんで!驚くほどよく落ち、やわらかな仕上がり。なのに、なぜ私たちは有毒な合成洗剤を使わされてきたのか?その謎に迫ります。
明治の時代。近代科学が移植されたとき、古くからの文化と科学を融合させるべく格闘した人びとがいた。仏教的宇宙観にたって地動説をくつがえそうとした佐田介石。千里眼の研究のため大学をおわれた福来友吉。妖怪によって森羅万象を解き明かそうとした井上円了。食養学による世界の変革を夢みた桜沢如一。さらに橋田邦彦、寺田寅彦、南方熊楠、稲垣足穂…。一見、怪しくとも大真面目な研究は、迷信の時代の人々の切実な知的闘争であり、いまだ近代を超えられない私たちの課題でもある。正史からこぼれおちていた科学のフォークロアを丹念にほりおこす異色の科学者列伝。
地球温暖化とCO2・森林伐採・DDT・人口問題…汚染と環境破壊の諸相を詳細にえがき、人類の責任と今後の方途を問う。自然との共生を模索した批判の書。
絶対悪用禁止!死に至る危険と死に等しい恐怖。トリカブト、ドクゼリ、ハシリドコロ、ケシ…野放し状態で生息する猛毒植物を完全解説。
気づかないうちにあなたの「体」も「心」もむしばまれている。環境ホルモン徹底ルポ。
どうも物理学というものは「何々とは何か」という問題にはあまり明確には答えてくれないようで、どのような数学的な表現が可能かという問題を扱う学問だと思います。この文章は、現在の物理学の実態を的確に表現しています。しかし、一般の人々の常識では、物理学とは「何々とは何か」という問題に答えてくれるか、または答えようと努力している学問だと思われているでしょう。物理学もかつてはそのようなものでした。また現在でもそのようにあるべきだと思います。「アインシュタインの夢」はアインシュタインが用いた数学的な表現を捨てた結果が彼自身の夢を実現することになり、宇宙から素粒子までのすべての「なぜ」に答えることになるという物語です。
世界を一つの妖怪がさまよっている。「世界恐慌」という「恐ろしい妖怪」である。平成金融恐慌突入をピタリ的中させた鬼才エコノミストが大胆予測。
モノ作りでは世界的な地位を築き、多くの外貨を稼ぎ、経済大国になった日本。しかし、それを護るべき日本の金融機関が護送船団方式に安住している間に世界経済は驚くべき変貌を遂げている。世界の金融界のデファクト・スタンダードを作り上げた革命児たちの思想と方法に迫り、来る21世紀の世界経済を予見する迫真のヒューマン・ドキュメント。
この本は、数年前著者が入社一年目にして出会った、ある会社の倒産劇を中心に、倒産という現代のスペクタクル・ドラマをご紹介するものです。著者は入社一年目という無責任かつ無知な立場からか、この一大事の連続にただただ目を見張るばかり。正直、好奇心と笑いが先に立って、悲しんだりする暇はありませんでした。倒産が他人事でなくなった今、苦境を笑って乗り切るパワーが必要です。この本がその糸口になれば幸いです。
業界トップの座を脅かされ続けてきたキリンビール。しかし佐藤安弘社長の英断のもと、発泡酒「淡麗〈生〉」で大攻勢!名門企業復活を綿密な取材で描く巨大ドキュメント。
コンピュータの2000年問題とは、西暦2000年1月1日に、コンピュータがいっせいに暴走を始めるという話ではない。それはすでに始まっているし、1月1日を過ぎた後も当分危機は去らないだろう。しばしSFやパニック小説の世界を離れて足もとを見つめよう。いま、ビジネス社会の現場で何が起きているのか。-日夜、2000年対応修正の気の遠くなる作業に携わるソフトウェア技術者が、この奇妙な人災の、あるがままの姿を報告する。
アメリカ現代史を公共事業、水利権、官僚組織と政治、経済破綻の物語として描いた傑作ノンフィクション。10年以上の調査をもとに、アメリカの公共事業の100年におよんだ構造的問題を描き、全米でセンセーショナルな反響をまきおこした調査リポート。
神秘的な美しさと愛くるしさでフランスを熱狂させた、エジプトからの「生きたワイロ」。フランス革命とナポレオン帝政を経て、束の間の平和に浮かれるパリに送られたキリンと、それをとりまく人々の物語。
暮れから江戸に、屋敷の者を眠らせて押し込み、現金を盗んだ上に婦女子を犯す、賊のいたち小僧が跋扈した。一方両国広小路で大評判をよんでいた人気立女形瀬川菊之丞の「そっくり」が出逢茶屋で殺される。捜査が難航する中、奇妙な訴えが出された。南町奉行同心・祖式弦一郎の推理と剣技が冴える人気捕物帳シリーズ第四弾。