遺体は何かを語りかけてきた…520人、全遺体の身元確認までの127日を最前線で捜査にあたった責任者が切々と語る!人間の極限の悲しみの記録。
爛熟期のローマから一転、流謫の身となった天性の詩人が、自らを語る書簡詩。本邦初訳。
都市生活の影、影、影。都市生活者に忍び寄る哀しみを「現代アメリカ文学の鬼才」バーセルミがそっと覗く。
ボサ・ノヴァの代表曲をやさしいピアノ・ソロにアレンジしました。
本書の中には生きる力の源泉となるおよそ1000の「ことわざ」が場面や情況別に集められています。本書が、日常のいろいろな場面で「生き方の技術」の案内役として大いに活用されますようにと心から願っています。
本書は、1992年11月に亡くなった平野遼の抽象水彩画27点と、デッサン、また街の中で眼にとまった人々の何気ない素振りを追ったスケッチなどを集めた画集である。
猛烈な勢いで広がる中高生たちのドラッグ乱用ー「第5次薬物汚染期」は「偽造テレカ」の売人が売るドラッグから始まった。いまや首都圏だけでなく、地方都市までねらわれている。ドラッグを心の底から憎み、依存症に陥った若者たちを救おうと苦闘し続ける高校教師が、若者たちの事例をもとに全力で発するドラッグ汚染警告。
もしも、あなたの近親者や恋人が突然亡くなったら、その悲嘆の深さはいかばかりのものでしょう。その後の人生を生きつづけるにはどうすればいいのでしょうか。感動的な実話をもとにして、著者は、遺された者をおそう悲しみのもつ意味について、だれにでもわかることばで語ってくれる。悲しみのなかにある者への援助と癒し。
傷つけられた人びとの記憶と証言をめぐる政治的エッセイ。でありながら、忘れられない、語れない何かをみつめるために、ここでは日本語がかつてない官能をおびる。知性と感情、具体と抽象、普遍と特殊、支配と従属、男と女…あらゆる対立を、決して超越的に乗り越えることなく、みつめつづけることによってその関係を変えていってしまうような、そんな思想の萌芽が息づく。
“現代を映す鏡”といわれる過食症・拒食症はなぜ蔓延するのか?心の傷が食生活に影響することの意味とは?女性という性と依存症は関係があるのか?「治る」とはどういうことか?社会構造や性意識の変化から病の根源を探り、治癒への道を模索する治療者と闘病体験者の対論。