廃人化事件をエルダの師匠であり事件の黒幕であったジークを倒すことで解決したモブ兵士・シルヴァ。またもエルダに呼び出され騎士団本部に行くとそこには修業から帰還したゲーム主人公アレンたちが待っていた。エルダの命でアレンたちと魔族事件の捜査をすることになり町はずれの洋館を訪れたシルヴァだが突然、ゲーム本編には出てこないフランケンシュタインのような魔族に襲われてしまう。この新たな脅威の出現には特級勇者カグヤの過去が大きく関係していたーー
国籍、人種、性別、年齢、家族構成、生活環境…ダイバーシティ化が進む現代の職場でリーダーシップを発揮するための「5つの法則」とは?グローバルを目指すマネージャー必読の一冊!イオンのアジアシフトの基礎を作った人事のプロが語る、グローバルマネジメント。
復讐に燃え日本空襲に志願、捕虜収容所での虐待と屈辱、その独房に射した光とは?真珠湾攻撃総隊長・淵田美津雄を変えた仇敵との出逢い/愛と赦しの軌跡。
古戦場は、後世の人々の強い思いが充満した空間であるだけに、ただ現地を訪れるだけだと、そんな強い思いに触れるのみで終わってしまう。けれども、現場に立って、アンテナの角度を少し変えて土地の記憶に耳を傾けてみると、当時の人々が行き交う様子が見えてくる。そのうえで、なぜそこが戦場となり、軍勢がどう動き、どのような勝敗がついて、そして後世にどのように語られたのか。古戦場、それも〈大敗〉がおこった古戦場を著者が訪れ、現地の地形や現在の景観、そして史料や地図から浮かび上がる様相を組み合わせ、「なぜ、そこは戦場になったのか」を考える。
『ラマになった王様』で敵の手下だったクロンクを主人公にした続編。マッチョだけれど優しくて料理好きなクロンクが、厳しい父親の来訪にパニックになったことから騒動が起こる。明るい色彩美と楽しい音楽を満載する。
男子マラソンの日本記録が14年も更新されていないのをご存じだろうか。それでもなお、リオ五輪の男子マラソン中継は視聴率ナンバーワンだった。ちなみに女子マラソンは3位。日本人のマラソンへの興味は尽きることがない。かつて世界で名を轟かせていた宗茂、瀬古利彦、中山竹通、その後も日本記録を更新してきた児玉泰介、犬伏孝行、藤田敦史、高岡寿成、この7人にインタビューし、当時の勝利の方程式、現在のマラソン界の問題点を語ってもらった。彼らの多くが口にしたのが、「練習量が少ない」ということだったが、あとがきのなかで現役の川内優輝が見ている“景色”もまた非常に興味深い。2020年東京五輪で再び表彰台に上るために必要なことが凝縮された1冊である。陸上関係者はことのほか、マラソンや駅伝が好きな方には心からおすすめしたい。7人が日本記録を出した当時の練習メニューも付いている。
≪目次≫
●宗茂 2020年東京で、表彰台に上がるために必要なこと。
●瀬古利彦 24時間マラソンのことを考えなくてはいけない。
●中山竹通 人と同じことをやっていては勝てない。
●児玉泰介 成功と失敗を次のためにうまく利用することが大事。
●犬伏孝行 「日本人トップ」ではなく優勝を狙え。
●藤田敦史 東京五輪を目指す大学生が、社会人になる前に出来ること。
●高岡寿成 チャンスは回ってくると思って、行かなければいけない。
あとがき 川内優輝が見たリオ五輪と三村仁司が見てきた男子マラソン
都会的な短編小説の名手としてだけでなく、多彩な貌を持つ作家がみずみずしい文章で綴った自伝的エッセイ集!
エスプリの効いた文章は自己を通した時代に対する批評となり、時にユーモアを交えて辛辣な毒も見え隠れする。
早稲田大学の文学部で学び、卒業後は給料を得て習作するのに適している国会図書館に勤務し、退職して物書きに転身、文学賞をえて作家になるーー小説家になる典型と言ってよいほどのコースを歩んできた作家が「初めから狙ってたんでしょ」と聞かれると、ちがうのだと否定する。小説を書くことも注文を受けて初めて筆をとったのであり、若い頃から志していたわけではなく、小説家になる能力など、備わっていない、と思っていたと綴る。でも、83年の人生を振り返ってみると……志していなかったにもかかわらず、小説家になるための経験を思いもよらず積んでいたのではないか。その一場面一場面を綴っていくことによって、作家に「なってしまった」理由が浮かび上ってくる。軽妙なタッチゆえにくぐりぬけてきた時代への風刺も洒脱で、いかにも阿刀田さんらしい"自伝"が編まれた。創作秘話も満載で、デジタル化の波に翻弄されている文学、そして本への尽きせぬ思いも随所に。楽しく読んで腹にずしりとくる、そんな文学論にもなっている。
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読書好き/双子の兄/父の思い出/軍国少年/子どもの本/落語全集/百人一首/大発明家/ユニークな先生/若い日の読書/朝鮮戦争/ギリシャ愛/帝都名画座/心の明るさ/肺結核/療養生活/小説家の原点/授業料滞納/卒業まで/文学の本義/就職
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司書/三帖一間で/ゲーテ図書館/安月給/結婚/著述家に転身/モチーフ/異端/初期短編/創作の手法/技あり
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ギリシャ神話/旧約聖書/新約聖書/生きる力/取材旅行/イスラエル/ハンニバル/歴史の意志/タイからの帰途/テレビに出演/長編歴史小説/酒場談議/直木賞の選考/人間を描く/星新一さん/自宅マンション
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自国の言葉/国語審議会1/国語審議会2/井上ひさしさん/国際ペン/高行健さん/莫言さん1/莫言さん2/外国語
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朗読/大震災1/大震災2/原子力災害/山梨県立図書館/読書離れ/書き込み/ダイジェスト1/ダイジェスト2/ダイジェスト3/夏目漱石1/夏目漱石2/小説とは1/小説とは2/究極の理想/座右の銘
「柴犬モモVS竜」の結末は!?
カズト達は竜をなんとか退かせたが、巨大樹“ペオニー”の夥しい蔦が市役所の周りを囲む。スキル『安全地帯』で蔦は入ってこない状況だが、市民は“ペオニー”の脅威に怯えてしまう。不安定な状況を打破するため、カズト達はあの敵対心むき出しの竜を仲間に加えることを計画!! そして、柴犬モモが竜の前に現れ、世界一可愛い表情で勧誘してーー!!
試してやろう、その信仰心を
『神に仇なす者』として亜人たちを排斥すべく、統一国家の樹立を目論むルビアレス教国。その企みを阻止すべく、ガリウスは人族を巻き込んだルビアレス教国との対立を画策する…!!
熊になろうとした少年イキリの魂の彷徨。池澤夏樹が紡ぐ、大人のための創作童話。
ガケに落ちそうになったり、川に流されそうになったり、ジャングルで遭難して一泊二日プラスαの旅…。っていやいや、パラオってリゾート地じゃなかったの?海外で料理人になるという夢のために、英語の勉強も兼ねて飛びついたのはパラオ現地での求人。親日国家で日本人も多いリゾート地での新生活のはずが、そこで待っていたのはトンデモ体験だった。そりが合わない上司に、優しい通りすがりのおばさんなど、個性豊かな人たちと織り成す、二度とはない体験。
魔王軍の次なる王にーー大抜擢!?
シリーズ累計15万部突破!(紙+電子)
元会社員のウチムラ指揮する魔王軍は“厄災”と呼ばれる魔獣の大群と交戦。
山の如し巨大な竜の出現により誰もが敗北を確信した時“魔王”が戦場へと現れた。
軍を救うため弩級の大魔術で竜を駆逐していく魔王様。そして、ウチムラに驚くべき「指令」が下るーー。
「ウチムラよ、お前が軍を導き次世代の“王”となれ!!」
魔王様の期待に応えるべく決意も新たに任務に当たるウチムラだったが、戦後直面した問題があまりに深刻で…。
厄災戦クライマックス! 異世界転職奮闘記、第四幕!
「命を奪うことに慣れることはない」--
知られざる猟師の暮らしに700日密着。
NHKの傑作ドキュメンタリーが完全新生映画版に。
『ぼくは猟師になった』『けもの道の歩き方』などで知られる千松信也さんのドキュメンタリー映画、『僕は猟師になった』が2020年夏、公開されます。
映画をより深く楽しむための公式パンフレットができました(計40000字超の記事収録)。
◇ロングインタビュー
出演 千松信也 「山は変化し、動物は、そして猟師も適応する」
語り 池松壮亮 「カメラのうしろの木になる」
監督 川原愛子 「動物を殺す瞬間や解体から目をそむけない」
プロデューサー 伊藤雄介 「なぜ映画化したのか?」
◇狩猟入門
法律、くくりわな、無双網のメカニズム、イノシシの解体、シカの解体
◇評論
渥美喜子 「猟師になる」とは?
内澤旬子 「何をどう食べるか?千松さんの選択」
武田砂鉄 「私たちの頭は都合よくできている」
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映画『僕は猟師になった』
監督 川原愛子
出演 千松信也
語り 池松壮亮
2020年8月22日(土) 渋谷ユーロスペース ほか全国順次ロードショー!
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無職の俺、貴族になる!?
異世界アザワルドに転移した無職の青年イチノジョウ。ハルワタートやキャロル、マリーナらともに旅を続けるが、
無職を極め、謎のスキルで見知らぬ場所に飛ばされる。
日本にいるはずの妹ミリと衝撃の再会を果たしたイチノジョウは、ミリとともにデイジマ島に向い、
離ればなれのハルワタートと合流しようとするがーー。
「小説家になろう」開催「ネット小説大賞」金賞受賞作、シリーズ第7巻!
没後50年を経て明かされた事実、死の間際に吐露した想い…。
日本のクラシック音楽界を世界レベルに引き上げた稀代の教育家、斎藤秀雄(1902-74)。1948年、吉田秀和、井口基成、柴田南雄らと「子供のための音楽教室」を設立(桐朋学園音楽部門開設に繋がる)。鬼教師と恐れられながらも小澤征爾をはじめとする世界的名演奏家を数多く輩出し、その教え子たちがサイトウ・キネン・オーケストラを結成。また、『指揮法教程』を著し、指揮の動きをメソッド化するという世界でも稀な偉業を成し遂げたレジェンドである。本書は、そんな斎藤秀雄の生き様を追って約130名に及ぶ関係者に話を聞き、日本エッセイスト・クラブ賞とミュージック・ペンクラブ賞を受賞した評伝『嬉遊曲、鳴りやまずーー斎藤秀雄の生涯』(1996年)をもとに、新規取材を行い大幅加筆・再構成した新著。常に理想を追求し、執念にも近い情熱をもって音楽教育に力を注いだ氏の生き様を見事に描写した決定版!!
プロローグ
■第一章 斎藤秀雄の育った家
文明開化の音を聞く
旗本屋敷の西洋音楽
十六歳でチェリストをめざす
■第二章 演奏家になる夢と希望
世界一のチェロクラス、結婚、デビュー
『セロ弾きのゴーシュ』練習風景
妻シャルロッテと斎藤をとりまく女性たち
再びベルリンへ
小畑秀子との再婚
■第三章 戦火のなかで
新響改組事件
君がいるとオケがまとまらない
空襲下の演奏会
シェーンベルク「浄夜」
■第四章 「子供のための音楽教室」
早期教育を主張
「子供のための音楽教室」
桐朋学園音楽科の設立
ピアニストではなく管楽器奏者に
オーケストラは室内楽のように
■第五章 指揮の革命
『指揮法教程』--七つの基本的運動
才能があるかないかはわからない
やめちまえ
「演奏解釈」という授業
短大・大学の設立と四つの桐朋オーケストラ
ヴィオラ奏者に
月月火水木金金
北軽井沢の合宿
■第六章 教えることは学ぶことーー「斎藤メソッド」への道
日本最初の本格的チェロ奏者
シゲティとの激論とバッハ「無伴奏」
音楽の言葉
プロになるつもりなら教えよう
一に教師、二に教師、三に親、四が子供
弟子たちの葛藤
■第七章 嬉遊曲、鳴りやまず
欧米演奏旅行の成功
国際コンクールでの活躍
オーケストラの行く末
僕がいないと駄目だ
志賀高原、最後の夏
音楽のなかに言葉が聞こえる
あとがき
消された先人達の命をかけた偉業 隠された戦後 38 年間の台湾暗黒史
「なぜ台湾の人々は親日なのか?」 台湾に生まれ、終戦により引き揚げた著者が、80歳にしてあらためて学ぶ「故郷・台湾」。そこには、知られざる激動の歴史と、 台湾に偉業を残し、台湾の土となった先人たちの姿があった。
歴史を探り、そこに生きた人々を訪ねる珠玉の歴史紀行エッセイ!
【著者によるスケッチ・貴重な記録写真も多数掲載(カラー24頁)】