伝統音楽とは、その国の歴史や文化、風土のなかではぐくまれてきた音楽のことです。日本の伝統音楽は、いちばん古いもので、1300年も前から受けつがれているといいます。そんなに長いあいだ、失われることなく伝えられてきたというのは、世界でもめずらしいといわれています。また、日本の伝統音楽のなかには、能や歌舞伎といった、演劇的な舞台の伴奏音楽として、大きく発展したものもあります。それらは日本を代表する伝統芸能として、世界から注目されています。
この「知りたい! 日本の伝統音楽」シリーズは、日本の伝統音楽をさまざまな面から取りあげていきます。
この本を読んで、みなさんが日本の伝統音楽を身近なものとし、伝統音楽について興味をもち、どんどん調べていってくれることを願っています。
現代の日本では、いながらにして世界じゅうの音楽をきくことができるようになりました。日本の伝統音楽も、海外とのさまざまな交流のなかで独自の音楽がかたちづくられ、受けつがれてきました。第3巻では明治時代以降、西洋音楽到来のなかで、古典をたいせつにしながら独自の試みをおこなう伝統音楽の伝承者たちに注目。その活動を紹介します。
歴史に見る日本の音楽のなりたち
明治時代の小学校の音楽と唱歌
なじみのある音階「ヨナぬき」とは?
[もっと知りたい!]現代にも見られる「ヨナぬき」音階
新たな方向をめざす日本の音楽家たち
[もっと知りたい!]子どもが楽しむための日本の音楽
西洋オーケストラと日本の楽器との新たな出会い
ジャンルにとらわれない伝統音楽の試み
津軽地方から発展した津軽三味線
オーケストラ形式の組太鼓
[もっと知りたい!]和楽器マンガの登場
伝統にこだわり、伝統をこえる
これからの伝統音楽は?
[もっと知りたい!]伝統音楽のさまざまな展開
さくいん
立正大学ウズベキスタン学術調査隊は、ウズベキスタン共和国科学アカデミー芸術学研究所と調査に関する合意書をかわし、同国スルハンダリヤ州テルメズ郊外に位置する仏教遺跡カラ・テペの発掘をおこなった。カラ・テペの創建年代は、クシャン朝のヴィマ・タクト(ソテルメガス)統治の1世紀半ばもしくはカニシカ1世統治の2世紀頃とされる。一方、その寺院としての廃絶時期は、4世紀頃と推測されてきた。
発掘は2014年から2017年の毎9月におこなわれた(全4回)。 カラ・テペ遺跡における調査地点は、北丘に構築された仏教伽藍のうち中心部に位置する僧院の西側回廊の隣接部分であった。調査によって出土した遺物は、数百点の土器片を主体として、若干の金属製品、石製品の破片、壁画の一部、人骨などであった。また、レンガ内の骨片と土壌の炭の放射性炭素年代測定の結果を得て、カラ・テペ寺院北丘の建造物の年代測定に関する仮説を立てた。
第1部 カラ・テペ調査報告(2014〜2017)
第1章 立正大学ウズベキスタン学術調査隊の発足とその目的
第2章 カラ・テペ遺跡の調査経過
第3章 北部バクトリアの仏教遺跡研究の現状と課題
第4章 カラ・テペ遺跡の概要
第5章 カラ・テペ遺跡北丘の調査
第6章 カラ・テペ遺跡北丘の出土遺物
第7章 発掘調査のまとめ
第1部 引用・参考文献
附 編 放射性炭素年代測定分析結果報告書
PLATE
第2部 カラ・テペ遺跡の出土品および周辺遺跡に関する各論
本間岳人 カラ・テペ遺跡北丘中央僧院の構造
安田治樹 カラ・テペ新出の壁画─東トルキスタン遺存作例との比較から
池上 悟 カラ・テペ遺跡出土の礎石と灯明皿の様相 周辺遺跡出土品との比較を中心に
吉田 豊 陶片のバクトリア語銘文について
Stefan Baums Six New Inscribed Potsherds from Kara-tepa(カラ・テペ出土の6点の有字陶片について)
島津 弘・大石雅之・原 将也 スルハンダリヤ地域の自然地理的環境
手島一真 仏教伝播の一齣 フェルガナ/クワ出土遺物から、ホータンへ、さらに長安へ
加藤九祚氏追悼
立正大学ウズベキスタン学術調査隊 2014-2017年 調査参加者
執筆者略歴
露文要旨
英文要旨
かわいい子どもたちとの遊びを通して、リハビリテーションをしてみましょう。本書は、楽しみながら全部の指を使い、頭をフル回転させるおもちゃ作りとゲームを集大成した、老化防止にもってこいの一冊です。
市販の土を素材にして、ろくろや手びねりなどで成形する。そして、釉薬を掛けたり上化粧で装飾し、電気やガス窯などで焼成。それが、やきものの一般的な作り方です。しかし、自分だけのオリジナルの作品を作りたい、あるいは、いままでとは違った新しいものを作りたい、そう考える人のために、これまでの陶芸の常識から大きく離れて、まったく新しい作陶技法をご紹介。
天才的な落語の才能を持ちながらも“とあるトラウマ”を抱えて伸び悩む前座の高校生・浮乃家陽太の前に現れたのは……
「どうして魔王のワシが落語を修行するハメになるんじゃ!?」
……魔王を名乗る謎の美少女!? ひとつ屋根の下、兄妹弟子として彼女と共に前座修行をすることになった陽太だったがーー
「ちゃんと兄さんって呼べよ!」「嫌じゃ。ヨタはヨタじゃ」
常識知らずな妹弟子の世話に悪戦苦闘(たまにドキドキ)する日々の中、次第に天賦の能力を開花させていく魔王に刺激され、陽太の中に眠っていた落語家としての『異次元の資質』がついに目を醒ます!
現役の落語家が紡ぐ、超本格《落語》物語ーーここに開演!!
からだ全体を動かすことで心をときほぐし、仲間とコミュニケーションをとる楽しさを味わう表現あそび、ファンタジーやイメージを豊かにする表現あそびなど、心もからだも自然にまるごと育つ指導のアイディアが満載。季節に即した表現あそびを、イラストを交え月ごとに紹介する、保育者や子どもも一緒に楽しめる本。
本書では、保存・修復に携わる専門家の話を交えて、美術・歴史・科学といった視点から日本画の世界を広く見渡し、その魅力と本質に迫る。そしてさらに、日本画の伝統がどのようにのちの世に伝えられようとしているのか、そうした点にも丁寧に触れている。
私たちの住む地球上には、各地域の気候風土が多様であるように、驚くほど多様な住居とそこに暮らす人々がいる。たとえば高温乾燥地域イランの、外からはうかがい知れないオアシスのような開放的な中庭と地下深い夏の居室。高地ペルー・チチカカ湖に浮かぶ葦草の島と小さな葦草の家。スペイン・アンダルシア地方の数百年にわたって住み続けられてきた洞窟住居。高温多湿のベトナムで先祖を守るようにして建つ閉鎖性の強い住居。それらの住まいはその風土の特質のなかで、居住の快適さを生む知恵や工夫をはたしてどの程度もっているのだろうか?イラン、ペルー、スペイン、ベトナムという気候の異なる世界四地域の住居を気候計測と空間実測の両面から調査した体感的フィールドワークの書。
この本で紹介する手づくりおもちゃの数々は、自分で作る料理と同じです。自分が食べたい物、仲間と食べたりする物を、自分の手で、自分たちの手で作り上げるように、手づくりおもちゃを作り上げるための手引書、案内書です。
食事、入浴、トイレなど、日常生活で必要な動作を意識したレクや、お花見、お誕生日会、クリスマス会、新年会など、非日常生活である行事やイベントを楽しむレクの実際を、イラストを交えわかりやすく紹介。日常生活のレクには、対応の目安となる介護度、痴呆の症状を明記してありますので、指導する際、とても便利です。レクの方法やねらい、配慮すること、進め方、アドバイスの他、指導のセンスを高めるコラム、レクの導入に役立つ豆知識なども充実。レクのスタッフとしての心構え、レクのチェックリストも具体的に紹介。場面や個人能力に合ったレクが選べる一覧表付き。
『クラシック不滅の巨匠たち』(2019年4月)の続編となるムック。『不滅の巨匠たち』では物故した不滅の巨匠50人に絞って紹介したが、こちらは『不滅の巨匠たち』で紹介できなかった巨匠たち(物故者を中心に存命演奏家も含む)86名を、浅里公三、満津岡信育両氏の監修により『レコード芸術』誌が選定。彼らの人と音楽、そして名盤をそれぞれ2〜4ページで紹介する「名演奏家大全」。取り上げる巨匠は、シューリヒト、ヨッフム、クリュイタンス、ケンペ、チェリビダッケ、プレヴィン、マゼール、ブリュッヘン、ケンプ、アラウ、シェリング、グリュミオー、ビルスマ、ブレイン、ホッターなど。
執筆者は『レコード芸術』誌を中心に各紙誌等で活躍する音楽評論家やジャーナリストなど、この道のスペシャリストを擁する豪華な布陣となっている。
『レコード芸術』読者を中心としたクラシックのディスクの愛好家、収集家を中心に根強い人気を誇る必携の一冊。
「札幌美術展」は札幌芸術の森美術館が毎年開催している企画展。
2021年10月からの同展では、北海道千歳市に生まれ、現在札幌市と石狩市を拠点に活動する佐藤武を取り上げます。
本書は、2021年10月9日〜2022年1月10日開催の同展の図録としてつくられました。
佐藤武は1980年代前半より、荒涼とした大地に塔や遺構を配した無人の都市風景を描いています。
本展では、人物像や室内画を手掛けた初期作品をはじめ、作家の代名詞ともいえる、ある一瞬をとらえた都市風景や、上空を切り裂く一筋の線を中心に展開する最新作に至るまでを紹介し、画家の歩みを振り返ります。
また絵画のみならず、立体作品や写真、詩をあわせて展示することで、作家の制作に通底する世界観を提示し、多彩な創作活動を続ける作家の全貌に迫ります。
〔佐藤武(さとう・たけし)略歴〕
1947年北海道千歳市生まれ。独学で油彩画に着手して以来、北海道における具象絵画の分野を牽引し、常に高い評価を得ている。また若い頃より詩作にも熱心に取り組み、幅広い分野で才能を発揮している。
ごあいさつ
「時空を彷徨い終わりを凝望するとき」佐藤武
「崩壊とポイエーシスー佐藤武の絵画世界」佐藤友哉(札幌芸術の森美術館 館長)
「佐藤武ー終わりのかたち」坂本真惟(札幌芸術の森美術館 学芸員)
第1章 画家として
第2章 記憶の交点
第3章 終焉へのまなざし
第4章 追憶/未知の空へ
第5章 死を見つめて
第6章 不可視の彼方に
第7章 夜半の月 小品と版画
第8章 広がる世界 立体作品と写真
年譜
参考文献
出品リスト