本書は九州は一つという理念の基にセ・パ両リーグのプロ野球では不足とみて書かれた、九州プロ野球リーグ創設の物語である。
歌手デビュー45周年記念出版。虹色に輝いてシンデレラ・ストーリーいよいよ本番!永遠の三人娘と、著者のシンデレラ・ストーリー。
真珠湾に散ったはずの「軍神」が生きていた!太平洋の要塞と化したハワイを舞台に、日米戦争の板挟みになった日系市民らに匿われた二人の「軍神」の対照的な生き方、死に方を精緻に描き、「日本人」の根を問い直す渾身の長篇小説。
韻律にこだわった『詩集 木精の道』、この国の戦後の典型的な風景によせる『詩集 丘陵の道』、私的なモチーフと社会的な問題のふたつの顔をもつ『詩集 虹霓の道』。坂上清「道」三部作。
遠州浪人面影虹之介が大川端で、ひぢりめんの長じゅばん、伊達巻き一本という異常な姿で懐剣かざし悪侍と立ち向かっていた美しい武家娘を助けたことが、大きな運命の激流にのみ込まれる発端となり、虹之介の神変二刀流がさえわたる。武家娘真弓は弟の夢之丞と津和野藩剣道指南であった父の仇を求め出府、悪旗本の奸計に遭い、図らずも虹之介に助けられた。風心流の遣い手の美しい姉、妖しいなまめかしささえ感じさせる弟夢之丞。この夢之丞が、家督争いさなかの遠州松平家の一方の渦中の人、藩主妾腹の亀丸ぎみとうりふたつのところから、虹之介の旧主松平家の浮沈にかかわる御家騒動にも巻き込まれていく。虹之介、真弓、夢之丞、亀丸ぎみの運命は?他に二編収録。
“馬主のお嬢さん”麻見は“下っ端牧童”カズオと恋に落ちた。が、成就せずに十年が経ち、女優となって成功した麻見は医師の夫と一見優雅な日々を過ごしている。一方、カズオは酪農留学などキャリアを積み立派に成長し、三児の父になっていた。それぞれの幸せをつかんだはずの二人は劇的に再会し、大きく心がつき動かされていくー。壮大な北海道の自然を舞台に、愛の輝きと野性を描いた、鮮烈な恋愛小説。
特定の団体や宗教には関係なく、多くの人たちが21世紀のしあわせのため、立場を超えて長野県・飯綱高原で語り合っています。本書はその「虹のコスモス」勉強会の内容を公開するものです。
アメリカ・インディアンが信じつづけてきた、最後の再生への物語。
伊達政宗を超える大器と言われた三代藩主綱宗は、幕閣大老酒井忠清と嗣子亀千代後見役伊達兵部の伊達家乗っ取りの謀略にかかり、二十歳にして隠居を命じられた。綱宗返り咲きに賭ける原田甲斐に暗雲漂う仙台六十二万石。主家の危難を救うため放たれた刺客の愛と命運を描き、権力の行方を追う。
直江兼続の領地、米沢三十万石に移封された上杉家。忍従の歴史の中に一点の光明として点る伊達西根堰開削。藤沢周平を思わせる静謐な筆致に、男達の壮絶なドラマがよみがえる。
家族の絆とは、愛とはーどん底の試練を「黄金の微笑」で乗り切ったキクエ。20世紀を生き抜いた母の記録。
少年は慟哭の叫びを封印し、あふれる想いを胸に沈める。高らかに謳う、誇りと希望の叙事詩。新世紀の冒険小説の指標、ここに完成。
キングのライフワーク、シリーズ第四弾。愛、裏切り、陰謀、魔術に彩られたローランド14歳の凄絶な恋の物語。ダーク、そしてマジカルな、キング初の恋愛小説。