美しくない日本の私たち、近現代史に自画像が映る。明治から平成まで、社会を一色に染めた“熱風”のような狂騒、ブーム、抗えない空気…いつか来た道を辿り、集団での愚行を繰り返さないために、歴史を正視することは自虐ではない。
材料の最新知識と技術の最先端が1冊に。マシニストのための必携本!
物理は自然現象を支配する法則で、物理法則と無関係な人はいません。身近な機械やシステムでも、物理学の知識を使わないでつくられたものなどありません。しかし「物理が大好きだった」という声をあまり聞かないのはなぜでしょう? ほとんどの人は、中学や高校で物理を学んでいるはずにもかかわらず……。そこで本書では、物理に「なじみがない」「忘れた」「苦手だった」という人でもわかるように、徹底した図解で物理を解きほぐします。
■第1章 力学
■第2章 仕事とエネルギー
■第3章 熱力学
■第4章 電気
■第5章 電磁気
■第6章 波
表層を掬ったアプリ研究ばかりが指向され、研究の狭窄化、蛸壷化が進化する。そんな時代だからこそ、初学者の基礎のキソを誰にでもわかる成書として供したいー数学物理センスのなさに呻吟しながら勉強してきたと自負する谷本教授が、わからない人の勘所、泣き所を押さえて懇切丁寧に解説。
地下水や土壌汚染といった環境問題、砂漠化、雨水資源化などに関連して、ますます重要性の増す名著。世界中で広く教科書、実用書として用いられてきた「SOIL PHYSICS」の改訂第6版。土中の物質移動の基礎理論を、多くの例題を通して体系的に学ぶことができる。また最新の研究、今後の課題についても幅広く論じた、土壌科学をはじめ、関連する農学、林学、陸水学、地下水学、地盤工学、環境工学の学生、技術者、専門家に適した一冊。
1 spacer 機械の学問とその有用性
1 テコの原理とその証明
2 機械の効用と仕事の原理
3 機械の有用性をきめるもの
4 機械と摩擦
2 spacer 運動の観測
5 落体の運動と力
6 相対性原理の発見
7 観測データの集積と整理
3 熱の有効利用とその限界性
8 蒸気機関の開発
9 熱と仕事のサイクル
10 熱の動力
4 集団の物理
11 偶然性の法則ーーケトレーとの出会い
12 『社会物理学』とマクスウェル
5 マクスウェルの歩んだ道
13 ファラデーの電気力線の数学的理論
14 気体分子の速度分布式
15 調速機の理論
16 「実験物理学序論」と自由意思
補章 実験物理学序論
付録 調速機の安定性を論じるためのマクスウェルによる代数的方法
あとがき
索 引
主要国の電源構成と再生可能エネルギーへの取組みを解説。次に二酸化炭素回収・貯蔵,バイオリファイナリー,カーボンリサイクルなど環境負荷低減対策を述べた。原油・天然ガス・石炭発電の環境対策も解説した。演習問題付。
本書の構成として、第1章では、科学機器製造業者の国際的な展開を概観し、その基盤となっていた欧米の産業の発展に関する日本政府の認識を検証し、教育用科学機器の導入から国産化に至る道筋を検討した。第2章では、個々の機器に関するデータの整理の方法や、購入経路の同定の仕方を紹介し、第三高等学校とその前身校が教育研究の内容の充実とともに科学機器を購入してきた経過を詳しく展開した。本書の眼目は第3章では、コレクションの中でも代表的な200点の機器を選んで分野ごとに9節に分け、各節のはじめに、紹介される機器を中心にした科学と科学機器の発展史を叙述し、その後に各機器の写真と解説とを配した。
物理学的な考え方,実験に対する姿勢を学ぶことに主眼を置き,実験に必要な基礎知識から具体例まで詳述した必携テキスト.
1. 個別にJIS規格をご購入いただくより安価!
1冊のハンドブックに平均して117ものJIS規格を収録(総目録を除く2019年1月発行分の場合)しており、JIS規格を個別にご購入いただくよりも大変お手頃な価格になっております。日頃より多くのJIS規格をお買い求めいただいているお客様におススメです。
2. 特定分野のJIS規格の概略をつかめる!
JIS規格を分野別のハンドブック1冊に集約しているので、お手元に置いていただくことでお客様のお使いになる分野に存在する主要なJIS規格を把握できます。「どのJIS規格を購入すればよいか分からない」といったお悩みが出た際、特定分野のハンドブックに収録しているJIS規格をご確認いただくことが、お探しのJIS規格を見つける一助になります。
3. 持ち運びが容易なコンパクトサイズ!
通常A4サイズのJIS規格を一回り小さいA5サイズで収録しているため、持ち運びが容易で利用しやすくなっています。様々な場面でJIS規格を参照される場合にも大変便利です。
本書はチタン合金分野の実用的な指針である。特に付録では本文で述べ足りなかった分野について広範囲の情報を盛り込んだ。
研修医必携! ! 基礎から無理なく学べる入門書
初学者のためにルーチン検査の見方を解説しました。
病歴、身体所見と組み合わせて、検査を上手に使いこなしましょう!
◎パニック値への対応がわかる
◎異常値のメカニズムを知る
◎症状に応じた検査をオーダーできる
◎鑑別診断の進め方がわかる
第1章 使いこなそう基本的検査
第2章 パニック値でパニックになるな!
第3章 症状から導く間違いのない検査計画
第4章 RCPC
(フルカラー192ページ、無料の電子版が付属)
ーー過不足がない検査計画を立て、得られたデータを的確に判断することは、レジデントにとって必須のスキルです。本書の第1章では臨床検査の基礎知識と正しい値を得るためのポイントについて、第2章では緊急に対処が必要なパニック値について、第3章では日常遭遇することが多い症状に対する検査計画の立て方について解説します。第4章では、実際の症例を通して検査値をどのように生かすかを学びます。(まえがきより)
第1章 使いこなそう基本的検査
基準範囲と異常値
感度・特異度、ROC曲線とカットオフ値
検査値の生理的変動
検体の採取方法
検体の保存方法
分析過程の変動要因
検査項目とその見方
第2章 パニック値でパニックになるな!
パニック値とは
血糖値
カリウム
白血球数
ヘモグロビン
血小板数
凝固・線溶系
腎機能
肝機能
クレアチンキナーゼ
ナトリウム
カルシウム
アミラーゼ
血液ガス分析
第3章 症状から導く間違いのない検査計画
意識障害
発熱・不明熱
体重減少
浮腫
腹痛
胸痛
第4章 RCPC
30代女性:嘔気、腹痛、全身倦怠感
60代男性:心窩部痛で救急搬送
70代女性:強い上腹部痛
20代女性:全身倦怠感
70代男性:全身倦怠感、両下肢のしびれ
60代男性:下腿浮腫、腹部膨満感、全身倦怠感
水は本当に神秘的液体だろうか。一般に小さくて軽い分子は常温常圧で気体であるが、唯一の例外が水である。この例外は水分子間の強い相互作用から生まれ、水に特別な性質を付与する。水はあらゆる他の物質を良く溶かす。さらに水の中では実に様々な化学反応が容易に進行する。常識的すぎてかえって見えないこの事実が実は他の物質にない水の固有の性質、神秘である。
本書では水のこの根源的な性質が、生体でどのように使われているか、生体高分子から生理機能にわたって化学熱力学の定量的な言葉で記述することを試みた。
序章 水から始まる生理機能の熱力学
第1章 水和エネルギー
1-1 水和・溶媒和と表面積ーその基礎をめぐる混乱と論争
1-2 水和の熱力学
1-3 イオンと水
第2章 生体分子と溶媒和
2-1 タンパク質の選択的溶媒和
2-2 生体膜の溶媒和
2-3 タンパク質の熱力学的状態数
閑話休憩 おいしい水,おいしい酒
第3章 水と生理
3-1 水和と筋収縮
3-2 細胞の容積調節
3-3 表皮角層水分保持機能
現在、世界規模で分散メモリ型並列処理(クラスタコンピューティング)が急速な広まりをみせている。1950年代に航空機の構造解析手法として生まれた有限要素法は、2000年代を迎え廉価なPCクラスタを用いた並列計算環境が構築されるようになり、新しい展開をみせている。そのため、並列有限要素法に関する関心とニーズが我が国でも高まってきている。本書は、我が国初の並列有限要素解析の入門書で、(財)高度情報科学技術研究開発機構(RIST)で開発中のGeoFEMを前提に、PCクラスタ上でMPIを用いた並列有限要素法プログラムの様々な実際的技法を解説する。1巻は、GeoFEMの設計指針や機能の概要、データ構造、並列メッシュ生成、並列ソルバ、並列可視化について詳細な説明を行なう。プログラムの並列化に興味のある読者はもとより、できるだけ少ない手間で並列環境の恩恵を享受したい読者にとって、好適な書である。
本書は、医学・薬学・看護学・臨床検査学・理学療法学・医療工学など、医療に関連する学部学生が物理学を学ぶための教科書である。
物理学は他の自然科学の基礎となる学問であり、人体の仕組みは様々な物理法則を組み合わせて構築されている。筋肉や関節の力学的特性、心臓から送り出される血液の流体力学的性質、細胞膜を通してやりとりされる物質やエネルギーの間に成り立つ関係式、神経回路の電気的な性質など、人体の中でも様々なことが物理法則に従っている。また、超音波、X線やMRIといった現代のテクノロジーを使った医療機器の原理を理解するためにも物理学を学ぶ必要がある。本書は、将来医療に携わる学生が医療との関連性を意識しながら、物理学をわかりやすく学べる構成になっている。
本書では、医学・医療に関わりの深い7分野として、力学、流体力学、熱力学、電磁気学、波動、放射線、およびMRIに焦点を当てている。高度な数学はできるだけ用いることなく、物理の本質をわかりやすく説明した。必要最低限の数学は丁寧に説明し、正確に記述するよう努めた。重要な知識や概念には、具体的な例題を設け、読者が自ら理解を確認できるように解答も付けた。本書を通じて、読者が人体や医療に関連する実例から物理学の基礎を学び、様々な物理現象に対する理解を深め、将来の研究や医療活動に活かしてくれることを期待する。