人物でたどる近代日本語の成立史。明治という激動の時代、日本人のコトバもおおきく変わった。現代日本語の礎を築いた人びとにスポットをあて、日本語の近代化にたちむかった彼らの奮闘ぶりを描く。
人間の判断は誤りやすい。
東海地方を詠ずる、万葉人の歌声に親しむ。散策・探訪に便利。「地名案内」つき。
「田舎の高等学校を卒業して東京の大学に這入った三四郎が新しい空気に触れる。同輩だの先輩だの若い女だのに接触して色々に動いてくる。」永遠の青春文学『三四郎』を研究者はどう読んでいるか。
深刻悲痛なるユーモアの苦さと現実超脱の夢を抱いて疾風荒れ狂う吹きさらしの荒野へ!虚空につるされた人間が“生きる”ために希求した文学。漱石解纜のドラマを追尋した論集。
女性作家たちの源氏物語。中世から現代まで、『源氏物語』再生産の様相を時代とジャンルを超えて分析する。
実父新原敏三の視点から見直すもうひとりの芥川龍之介。菊池寛や松本清張などとの関連、酒や住居、北欧、アジアも含むグローバルな視点から蘇る新しい龍之介像。
横光の人と文学、作品鑑賞。用語・語彙を通して詳細な分析を試みる。