土木工事の設計と施工にすぐ役立つ雑誌トミカ(ミニカー)で有名なタカラトミーへの取材による「働くクルマ」が子供に人気の理由を解明し、特殊車両の持つ魅力を解説。有名所な新幹線の路線メンテナンスを行う「ドクターイエロー」をはじめAI・GPSなどを活用し、無人操作で作業を行う働く車両から、目視では見つけられない路面のダメージを見つける、目や耳を持った働く車両。インフラ整備の現場で必要とされる多様な要求に、目的への機能性を持ち合わせて活躍する働くクルマ。高速道路・新幹線・空港・ダム・橋梁などの土木の現場で活躍するクルマの特集です。
・造血幹細胞研究は単なる細胞補充源としての理解を超え、新たなパラダイムシフトの渦中にある。微小環境との複雑な相互作用、エピジェネティックな制御、加齢に伴う機能変化、そして疾患発症における異常性など、より深遠なメカニズムの解明が急務とされてる。
・本特集は、造血幹細胞の発生・分化の制御機構といった基礎的テーマから、in vitroにおける造血幹細胞の作製技術や、疾患特異的なクローナル造血の病態といった臨床応用を見据えたトピックまでを網羅的に取りあげ、各筆者が長年の研究を通じて確立してきた“本質的な問い”とそれに向けた“独自の視点”を深く掘り下げる。
■造血幹細胞研究の革新と臨床応用への挑戦
・はじめに
・造血幹細胞の多様性と階層性
〔key word〕造血幹細胞(HSCs)、多様性、階層性、シングルセル解析、細胞系譜追跡
・造血幹細胞増幅がもたらす臨床応用と基礎研究の発展
〔key word〕造血幹細胞(HSC)体外増幅、造血幹細胞移植(HSCT)、遺伝子治療、HSC研究
・胎生期の造血幹細胞
〔key word〕造血幹細胞(HSC)、発生、AGM(背側大動脈ー生殖隆起ー中腎)領域、細胞系譜追跡
・造血研究を支えるヒト化マウスの開発
〔key word〕免疫不全マウス、造血幹細胞(HSC)、次世代ヒト化マウス、ヒト疾患モデル
・造血幹細胞と多臓器連関
〔key word〕多臓器連関、胎児肝、脾臓、交感神経
・造血発生機構を模倣してヒト多能性幹細胞を血液細胞へと分化誘導する
〔key word〕ヒト多能性幹細胞、免疫細胞治療、造血幹細胞、分化誘導、ヒト造血発生モデル
・白血病幹細胞研究の展望
〔key word〕急性骨髄性白血病(AML)、白血病幹細胞(LSC)、自己複製能
・骨髄環境の重要性ーー造血維持機構と血液腫瘍病態への関わり
〔key word〕骨髄内微小環境(BMME)、造血維持機構、老化、骨髄異形成症候群(MDS)、細胞間クロストーク
●TOPICS 病理学
・アルポート症候群モデルマウスを用いた腎病理AI解析:マルチモーダルAI病理診断の新展開
●TOPICS 膠原病・リウマチ学
・膠原病に伴う間質性肺疾患の気管支肺胞洗浄液を用いたシングルセルRNA解析
●連載 イチから学び直す医療統計(20)(最終回)
・多変量メタアナリシス
〔key word〕多変量メタアナリシス、診断法のメタアナリシス、ネットワークメタアナリシス、ベイズ推測
●連載 医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用(10)
・分散連合学習可能なデータ流通基盤およびオミクス解析に基づく病態解明と疾患予測モデル構築
〔key word〕予測モデル、大動脈瘤、空間オミクス、分散連合学習、データ流通基盤
●連載 医師の働き方改革ーー取り組みの現状と課題(9)
・病院全体で推進するタスクシフト・タスクシェア
〔key word〕 タスクシフト、タスクシェア、医師事務作業補助者、医療DX、ワーキンググループ(WG)
●連載 医療における生成AIとDX(1)
・総論:医学研究への生成AI活用の現状と未来
●FORUM 人間社会の未来 --専門家が予見する人類の行方(5)
・情報技術が変える医療と人間のかたちーー治療から予防、そして進化へ
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・リンは生命の営みに欠かせない元素である。生物の多様化が起こった“カンブリア爆発”においても、火山活動による海水中のリン濃度上昇が一因とされており、その重要性がうかがえる。
・リン代謝に関する研究は2000年代に大きく進展したが、近年、ふたたび転機を迎えつつある。骨細胞や尿細管細胞によるリン感知機構、テナパノルの登場により注目を集める腸管細胞間リン輸送、ブロスマブ登場により新時代を迎えたくる病・骨軟化症の治療など、新たな知見が相次いでいる。
・本特集ではリン代謝研究の最新知見を紹介し、日々の診療や今後の研究への関心を深める機会としたい。
■リン代謝研究の最新動向と臨床的意義
・はじめに
・尿細管リン酸イオン再吸収機構の最新知見
〔key word〕SLC34A、近位尿細管、副甲状腺ホルモン(PTH)、線維芽細胞増殖因子(FGF)23
・腸管リン酸吸収機構の最新知見
〔key word〕腸管リン酸吸収、傍細胞経路、タイトジャンクション(TJ)、テナパノル、高リン血症
・生体のリン感知機構
〔key word〕骨、線維芽細胞増殖因子23(FGF23)、線維芽細胞増殖因子受容体1(FGFR1)、GALNT3遺伝子産物
・高リン血症が骨代謝に及ぼす影響ーー二次性副甲状腺機能亢進症を伴う慢性腎臓病における骨病態
〔key word〕慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)、二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)、線維性骨炎、皮質骨多孔化、骨細胞
・高リン血症と血管石灰化・生命予後
〔key word〕高リン血症、血管石灰化、慢性腎臓病
・改定版ガイドラインと透析患者の高リン血症治療
〔key word〕ガイドライン改定、厳格管理、高リン血症、個別化治療、リン低下薬
・腎移植後低リン血症の病態と自然経過
〔key word〕腎移植、低リン血症、線維芽細胞増殖因子23(FGF23)、副甲状腺ホルモン(PTH)
・FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症の病態と最新治療
〔key word〕くる病、骨軟化症、線維芽細胞増殖因子23(FGF23)、骨石灰化障害、骨痛
●TOPICS 生理学
・褐色脂肪組織におけるMAFBの役割:マクロファージを介した交感神経と熱産生の調節
●TOPICS 腎臓内科学
・IgA腎症の新病態:メサンギウム細胞を標的としたIgA型自己抗体の発見
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(19)
・子どもの自己決定をいかに尊重するか
〔key word〕子ども、自己決定能力、協働意思決定
●連載 イチから学び直す医療統計(11)
・相関と回帰
〔key word〕相関係数、因果、回帰分析、重回帰分析
●連載 医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用
・はじめに
●連載 医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用(1)
・医療DXを支えるWeb3技術の基礎
〔key word〕Web3、ブロックチェーン、スマートコントラクト、NFT、DAO
●連載 司法精神医学への招待ーー精神医学と法律の接点(14)
・ドメスティック・バイオレンスと精神医療
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・概日時計の分子レベルにおける研究はこの50年で大きく進展した。ベニバナインゲンの一日周期の葉柄運動を解析したB?nningの研究を先駆けに、ショウジョウバエを用いて約24時間周期の細胞自律的なリズムを生み出すモデルを提唱したHall、Rosbash、Youngは2017年ノーベル生理学・医学賞を受賞している。
・以降、新しい振動機構も提唱されつつあり、さらには、概日時計が生物の多彩な生理現象をいかに制御しているのか、生体のシステミックな連関機構に関する研究も多く展開されている。
・本特集では、多様な生理現象と概日時計についての最新知見を紹介し、規則正しい生活リズムと健康長寿の関係を考えるヒントに迫る。
■概日時計が制御する多面的な生理機構
・はじめに
・哺乳類の概日時計機構
〔key word〕概日時計、視交叉上核(SCN)、光同調、自律性リズム発振(フリーラン)、睡眠・覚醒リズム
・生体リズムの神経制御
〔key word〕視交叉上核(SCN)、神経ペプチド
・睡眠と概日リズム
〔key word〕概日リズム睡眠・覚醒障害(CRSWD)、睡眠・覚醒相後退障害(DSWPD)、交代勤務障害(SWD)、メラトニン、光
・代謝と概日リズム
〔key word〕時間制限摂食、カロリー制限、概日リズム、肥満
・栄養と概日リズム
〔key word〕時間栄養学、インスリン、血糖値、機能性表示食品、サルコペニア
・免疫のリズム
〔key word〕概日時計、時計遺伝子、自然免疫、獲得免疫
・概日リズム障害の病因論ーー体内時計に従わない生活を続けると何が起こるのか?
〔key word〕概日リズム障害、chronic jet-lag、MASLD/MASH、慢性炎症、個体差
・疼痛疾患における概日リズム
〔key word〕慢性疼痛疾患、神経障害性疼痛、疼痛過敏、グリア細胞、時計遺伝子
●TOPICS 形成外科学
・ネキソブリッド外用ゲルを用いた
●TOPICS 再生医学
・ヒトiPS細胞から腎間質前駆細胞を分化誘導する方法の開発と腎臓再生への道のり
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(26)
・死細胞クリアランス不全がもたらす炎症慢性化機構の解明
〔key word〕細胞死、死細胞貪食、急性腎障害(AKI)、マクロファージ
●細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(12)
・脂肪組織由来多系統前駆細胞の自己移植による歯周組織再生
〔key word〕歯周組織再生、脂肪組織由来多系統前駆細胞(ADMPC)、自己移植、先進医療
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(3)
・事前指示過去の意向をどこまで尊重すべきか
〔key word〕事前指示、有効性と適用可能性、意思の推定
●FORUM 戦争と医学・医療(14)
・日本軍の遺棄化学兵器ーー被害者実態調査と医療支援
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・プログラム細胞死であるフェロトーシスは、がん、神経変性疾患、虚血再灌流障害などとの関連が報告されていることもあり、近年、急激な勢いで研究が進捗している。
・分子メカニズムが解明され、フェロトーシスは、鉄によって生じる膜の多価不飽和脂肪酸の過酸化が惹起する脂質ラジカルがトリガーとなる細胞死であることが明確となった。
・しかし、フェロトーシスは生理的機能を含めて未解明な問題が多く、膜脂質の過酸化から細胞死に至る経路も未解明である。本特集の読者がフェロトーシスに興味を持ち、研究に参画されることを期待したい。
■フェロトーシス(鉄依存性細胞死)--そのメカニズムの解明と、治療への応用
・はじめに
・酸化脂質とフェロトーシス惹起
〔key word〕脂質過酸化反応、酸化脂質、分子イメージング、構造解析
・フェロトーシスとセレン代謝
〔key word〕セレン、セレノシステイン、セレンタンパク質、GPX4(glutathione peroxidase 4)
・二価鉄検出プローブを使ったフェロトーシス研究
〔key word〕蛍光プローブ、イメージング、二価鉄、フェントン反応
・GPx4研究からみた脂質酸化を介する細胞死ーーフェロトーシスとリポキシトーシス
〔key word〕グルタチオンペルオキシダーゼ4(GPx4)、フェロトーシス、リポキシトーシス、シャペロン介在性オートファジー(CMA)、ユビキチン化
・フェロトーシスの細胞間拡散とフェロトーシス細胞由来抗老化シグナルモデルーーフェロトーシス細胞からの分泌シグナルの多様な機能
〔key word〕フェロトーシス、細胞死拡散、BACH1、FGF21、抗老化シグナル
・フェロトーシスの制御によるがん治療への応用
〔key word〕細胞死、グルタチオンペルオキシダーゼ4(GPX4)、フェロトーシスサプレッサータンパク1(FSP1)、過酸化脂質
・虚血再灌流障害とフェロトーシス
〔key word〕水素、グルタチオン(GSH)、MRP1(multidrug resistance-associated protein 1)、脂質過酸化連鎖反応
・フェロトーシス抵抗性と発がん
〔key word〕フェロトーシス抵抗性、発がん、鉄ニトリロ三酢酸
・アントラサイクリン心毒性におけるフェロトーシス
〔key word〕フェロトーシス、アントラサイクリン、心毒性、ミトコンドリアDNA(mtDNA)、アミノレブリン酸
●TOPICS 泌尿器科学
・前立腺癌の新規体外診断薬S2,3PSA%
●TOPICS 環境衛生
・下水情報活用ーー下水調査結果に基づく感染陽性者数予測
●連載 臨床医のための微生物学講座(17)
・EBウイルス
〔key word〕伝染性単核症(IM)、EBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症(EBV-HLH)、慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)、移植後リンパ増殖性疾患(PTLD)、EBウイルス関連悪性腫瘍
●連載 緩和医療のアップデート(12)
・緩和ケア研究アップデートーー同領域の研究手法の工夫と今後の課題
〔key word〕緩和ケア、臨床研究、研究デザイン
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(4)
・薬物により自己への認識様態を変化するHLAとそれが持つ特徴的な細胞内挙動
〔key word〕ヒト白血球抗原(HLA)、薬物過敏症、β2ミクログロブリン、副作用、小胞体
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(18)
・死因究明の実践1
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・高齢化の進行、生活習慣の多様化、さらには気候変動や環境汚染といった要因により、腎臓病は世界規模で増加し、国際的な課題となっている。一方で、新規腎保護薬の登場や病態解明の飛躍的進歩により、これまで長らく血圧や血糖、蛋白尿の管理を中心としてきた治療体系から、新たな段階へと踏み出しつつある。
・本特集では、腎臓病の基礎から病態理解と治療のアップデートまで、さらには新規バイオマーカー、オミクス解析、ビッグデータ解析など診断技術の進展や、再生医療、人工腎臓などのフロンティア領域、終末期医療、医療経済、倫理的課題など、腎臓病学の最新動向を豊富に取り上げる。
■第5土曜特集 革新する腎臓病学ーー臨床と研究の最前線
・はじめに
●緒論・総論
・腎臓病学の歩みと今後の方向性
〔key word〕Kidney health、精密医療、人工知能(AI)、大規模言語モデル(LLM)、デジタルツイン
・国際的視点からみた腎臓病対策の現状
〔key word〕慢性腎臓病(CKD)、腎代替療法(KRT)、GKHA(Global Kidney Health Atlas)、保存的腎管理(CKM)、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ
●疫学と社会背景
・世界と日本における腎臓病の疫学動向
〔key word〕慢性腎臓病(CKD)、末期腎不全(ESRD)、疫学、障害調整生存年(DALYs)、国際共同研究
・高齢化社会と腎疾患のリスク
〔key word〕高齢化、慢性腎臓病(CKD)、老化腎、急性腎障害(AKI)、AKI-CKD連関
・気候変動・環境要因と腎臓病
〔key word〕気候変動、環境汚染、災害、原因不明の慢性腎臓病(CKDu)、透析医療の持続可能性
●解剖・生理・基礎知識
・腎臓の構造と発生学的特徴
〔key word〕腎臓構成細胞、尿管芽、後腎間葉、誘導、腎臓オルガノイド
・腎血流・糸球体濾過の制御機構
〔key word〕腎血流、糸球体濾過量(GFR)、腎自動能、筋原反応、尿細管糸球体フィードバック(TGF)
・尿細管の機能と水・電解質バランス
〔key word〕尿細管生理、電解質、尿細管オルガノイド
●病因と病態解明の最前線
・微小変化型ネフローゼ症候群(MCNS)と巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)の理解の革新
〔key word〕抗nephrin抗体、circulating factor、ELISA、巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)、移植後FSGS再発
・糖尿病関連腎臓病の分子機序ーー代謝産物
〔key word〕糖代謝、脂肪酸代謝、ケトン体代謝、糖尿病関連腎臓病(DKD)
・糖尿病関連腎臓病の分子機構ーー細胞死
〔key word〕制御性細胞死、フェロトーシス、SGLT2阻害薬、酸化ストレス
・高血圧性腎障害の血管病態ーー機序と治療戦略
〔key word〕高血圧性腎障害、腎内微小循環、血管内皮機能障害、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS)、SGLT2阻害薬
・薬剤やサプリメントによる腎障害
〔key word〕アリストロキア酸、プベルル酸、レニンーアンジオテンシン系(RAS)阻害薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、KDIGO
・遺伝性腎疾患とゲノム医療
〔key word〕遺伝性腎疾患、先制医療、個別化医療、慢性腎臓病(CKD)
・病態生理学的機序による糸球体疾患分類
〔key word〕糸球体腎炎(GN)、自然免疫、獲得免疫、補体、モノクローナル免疫グロブリン
●診断と評価
・CKD診療を拓くガイドラインーー実践的活用
〔key word〕慢性腎臓病(CKD)、ガイドライン、地域医療連携
・腎機能の評価ーークレアチニンとシスタチンC
〔key word〕クレアチニン、シスタチンC、eGFR(推算糸球体濾過量)
・腎障害をいかにみつけるかーー各種バイオマーカー
〔key word〕腎機能、糸球体障害、尿細管障害、早期発見、新規バイオマーカー
・腎臓病研究のBigdataリソースーーJ-CKD-DB project, J-Kidney Biobank
〔key word〕データサイエンス、データベース、バイオバンク、慢性腎臓病(CKD)
・AI診療支援ーー画像、病理、診断と治療支援
〔key word〕AI(人工知能)、機械学習、深層学習
●主な疾患と治療
・急性腎障害(AKI)の分類と管理
〔key word〕Onconephrology、critical care nephrology、WRF(worsening renal function)、紅麹含有サプリメント、急性腎疾患(AKD)
・慢性腎臓病(CKD)の重症度分類に応じた治療戦略
〔key word〕慢性腎臓病(CKD)、蛋白尿、推定糸球体濾過量(eGFR)、生活指導、抗CKD薬
・ネフローゼ症候群をきたす糸球体疾患の治療と新薬開発
〔key word〕ネフローゼ症候群、ステロイド、リツキシマブ、イプタコパン
・Pulmonary renal syndromeの病態と治療
〔key word〕Pulmonary renal syndrome、抗好中球細胞質抗体(ANCA)、ANCA関連血管炎(AAV)、糸球体基底膜(GBM)、抗GBM病、ステロイド、免疫抑制療法
・IgA腎症診療のパラダイムシフト
〔key word〕IgA腎症、糖鎖異常、免疫複合体、補体、分子標的薬
・多発性嚢胞腎をめぐる治療と新薬
〔key word〕常染色体顕性多発性嚢胞腎(ADPKD)、トルバプタン、エンボスフィア
・腎性貧血の病態と治療
〔key word〕腎性貧血、エリスロポエチン(EPO)、HIF-PH阻害薬
・慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル異常(CKD-MBD)の病態と治療
〔key word〕慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル異常(CKD-MBD)、高リン血症、骨粗鬆症、二次性副甲状腺機能亢進症
●基礎研究のフロンティア
・腎臓病学を変える革新的オミクス技術ーーシングルセル・空間オミクス解析の最前線
〔key word〕シングルセル解析、空間オミクス解析、マルチオミクス解析
・腎臓再生の実現に向けた研究開発の進展と課題
〔key word〕腎臓再生、オルガノイド、キメラ腎臓、異種腎臓、バイオ人工腎臓
・腎疾患における創薬ターゲット分子の同定とスクリーニング
〔key word〕シングルセルRNA-seq(scRNA-seq)、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、CRISPRスクリーニング、腎オルガノイド、創薬
●進化する治療と技術革新
・腎臓病治療薬の臨床試験の未来
〔key word〕臨床試験、eGFR(推算糸球体濾過量)、蛋白尿、試験デザイン、エンドポイント
・次世代薬の展望ーーSGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬
〔key word〕SGLT2阻害薬(SGLT2i)、GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)、慢性腎臓病(CKD)
・次世代薬の展望ーーミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MR拮抗薬)とアルドステロン合成酵素阻害薬(ASi)
〔key word〕ミネラルコルチコイド、アルドステロン、コルチゾール、蛋白尿
・抗炎症・抗線維化薬の開発動向と臨床応用
〔key word〕慢性腎臓病(CKD)、線維化、炎症、エンドセリン受容体拮抗薬(ERAs)
・腎移植の最前線ーー免疫制御・ドナー戦略・異種移植の進歩
〔key word〕腎移植、ヒト白血球抗原(HLA)、キメラ抗原受容体(CAR)-制御性T細胞(Treg)、NRP(normothermic regional perfusion)、異種移植(xenotransplantation)
・人工腎臓の展望ーー現行治療と携帯型・装着型人工腎臓・バイオ人工腎臓システム
〔key word〕血液透析(HD)、HDx(expanded HD)、携帯型人工腎臓、装着型人工腎臓、バイオ人工腎臓システム(BAK)
・遠隔医療と腎疾患管理
〔key word〕遠隔医療(telehealth)、オンライン診療、デジタルヘルス、治療アプリ、telenephrology
●特殊な集団における腎疾患
・小児の腎疾患と成長・発達への影響
〔key word〕小児、腎疾患、成長障害、慢性腎臓病(CKD)
・高齢者における腎機能低下と治療の工夫ーー最新ガイドラインに基づく実践的サマリー
〔key word〕慢性腎臓病(CKD)、高齢者、フレイル、QOL(生活の質)
・オンコネフロロジー領域の革新
〔key word〕オンコネフロロジー(Onconephrology)、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法、がん薬物療法、腎移植
●社会的側面と今後の課題
・保存的腎臓療法(CKM)--患者QOLと腎不全医療
〔key word〕末期腎不全、保存的腎臓療法(CKM)、共同意思決定(SDM)、緩和ケア
・わが国の腎臓病対策における地域連携・患者支援の実際
〔key word〕腎疾患対策検討会報告書、地域保健医療連携、慢性腎臓病(CKD)、CKD対策協力医、腎臓病療養指導士、腎代替療法の選択
●終章
・腎臓病学の未来:研究と臨床の橋渡しに向けてーー自律神経と腎臓病
〔key word〕自律神経、腎臓、基礎研究、免疫、炎症
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
1型糖尿病診療・研究の進歩や課題について、各分野のエキスパートが最新知見を紹介!
●インスリンが発見されてから 100年が経過し、その間にインスリン製剤や投与法の開発、膵・膵島移植療法の開発、1型糖尿病の病態や成因を解明するための研究など、世界中でさまざまな取り組みが行われてきた。
●わが国においても、日本人1型糖尿病の発症・進展様式における多様性に基づき、急性発症1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病、劇症1型糖尿病のサブタイプが確立され、成因や病態に関する知見が積み重ねられた。
●本特集では、1型糖尿病診療・研究の進歩や課題に関する現状や取り組みについて、広範囲にわたって各分野のエキスパートが最新知見を紹介している。
【目次】
総論
1.わが国の1型糖尿病研究の歴史と展望
2.1型糖尿病の疫学
3.日本人1型糖尿病の発症・進展様式における多様性
治療技術の進歩
4.インスリン製剤のUPDATE
5.カーボカウント最前線
6.CGMの進化と有用性
7.インスリンポンプ療法の進歩
8.1型糖尿病に対するSGLT2 阻害薬併用療法を安全に活用するために
9.膵・膵島移植の現状と展望
診療上の課題
10.緩徐進行1型糖尿病の管理
11.1型糖尿病合併妊娠の管理─指標をもって治療を行う
12.低血糖の病態と対処法
13.COVID-19と1型糖尿病
14.1型糖尿病診療におけるトランジション
15.糖尿病キャンプと患者会活動─心理社会的支援の重要性
病態研究
16.日本人1型糖尿病のデータベース─TIDE-J研究を中心に
17.1型糖尿病の遺伝素因
18.劇症1型糖尿病研究UPDATE─irAEも含めて
19.1型糖尿病の病態と診断における膵島関連自己抗体の意義
20.1型糖尿病モデル動物を用いた成因研究
21.1型糖尿病における膵島特異的細胞性免疫
22.膵組織所見から1型糖尿病の成因を探求する
23.1型糖尿病とグルカゴン分泌調節異常
治療研究
24.バイオ人工膵島の可能性
25.膵β細胞再生医療の可能性─脂肪由来幹細胞の有用性
免疫は“外”を相手にしているだけではない。
“内”に対する応答も含めて再考することで、謎多き免疫応答・生命現象に迫る!
●生体の免疫系システムは、病原体などの多様な非自己を認識できる一方、自己への応答性をも有している。しかし、自己応答性は必ずしも有害とは限らない。自己反応性のリンパ球には、生体にとって有益な自己“保護性”細胞も存在することがわかってきているのである。
●自然免疫・獲得免疫を問わず、自己成分に対する免疫応答には少なからず“功”の要素を含んでいる。このような視点から免疫学をみることで、免疫システムによる自己認識の再定義を行い、いまなお謎が多い自己寛容の普遍原理解明を目指す。
【目次】
自己認識機構の解明と機能的理解
免疫システムにおける自己認識機構の解明に向けた有機化学的取り組み─可視光応答性光触媒を利用した近接依存性ラベリング技術
マクロファージによる細胞膜リン脂質の感知機構
免疫受容体が認識する代謝物リガンドの網羅的探索に向けた解析システムの開発
薬物により自己への認識様態を変化するHLAとそれが持つ特徴的な細胞内挙動
リソソーム核酸蓄積病から学ぶ自己指向性免疫応答
自然免疫応答における自己・非自己RNAの認識
無脊椎動物Toll受容体による非自己と自己に対する免疫応答
RNA修飾破綻による自己指向性免疫応答
腸内細菌を自己として認識するγδT17細胞による宿主ー腸内細菌共生関係構築
MAIT細胞による共生細菌由来代謝産物の認識とその生理的意義
脳組織Tregと抗原提示細胞
CAR-T細胞機能における内在性リガンド反応性TCRの功罪
免疫とグライコーム─グライコームの1細胞解析技術
自己認識を起点とした恒常性維持・疾患発症機序の解明
遺伝性炎症性疾患から紐解く自己タンパク過剰蓄積を感知する分子機構の解明─免疫プロテアソーム機能異常によりもたらされる自己炎症性疾患の病態解明に向けて
自己成分変動に伴う自然免疫細胞産生経路の変化とその生理的意義
LAG-3によるself-pMHCII認識を起点とした恒常性維持機構の解明
細胞内核酸センサー経路の異常活性化を起因とする自己炎症性疾患
T細胞の自己認識の生理的意義とその理解
制御性T細胞の組織恒常性維持機能における抗原特異性の役割
Tリンパ球の恒常性維持における自己反応性の新たな役割
T細胞による自己・非自己認識の相克─ゆらぐ自己,曖昧な自己
腫瘍死細胞由来分子による免疫制御機構
無菌的組織損傷による自然免疫活性化とその意義─ショウジョウバエを用いた解析
白血球レセプター複合体の自己指向性免疫学
死細胞クリアランス不全がもたらす炎症慢性化機構の解明
ショウジョウバエ腫瘍モデルから紐解く自然免疫によるがん制御
NK細胞の自己・非自己認識機構の制御によるがん免疫療法
共生細菌によるIgE自然抗体の産生制御
自己免疫性皮膚炎における病原性Th17細胞の生存機構
T細胞が認識する肥満特有の自己指向性免疫の解明
皮膚バリア機能とアシルセラミド代謝─表皮バリア脂質の代謝異常を免疫システムは認識するか?
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●間質性肺疾患(ILD)は、肺の間質に炎症や線維化をきたす疾患群であり、特発性肺線維症(IPF)をはじめとした特発性間質性肺炎や、膠原病関連ILD、過敏性肺炎など原因や病態が多様な疾患を含む概念です。これらに共通する特徴として、疾患の進行に伴い、慢性的な呼吸機能低下、呼吸困難、食欲不振、身体活動量の低下などをきたすことがあり、低栄養やサルコペニアの併発がしばしばみられます。
●栄養障害はさまざまな呼吸器疾患において、呼吸困難の増強、QOLの低下や生命予後の悪化と関連することが明らかになりつつあります。ILD患者における栄養管理は標準化はなされておらず、医療現場では各施設の医師や管理栄養士の経験や個別対応に頼らざるを得ないのが現状です。
●本特集では、ILDにおける栄養療法の現状と課題を整理し、ILD患者の基礎病態から栄養状態の評価法、具体的な栄養療法介入の実践例、さらに多職種連携による包括的なアプローチまで、多角的な視点から各分野のエキスパートに解説をいただきました。呼吸器内科医、管理栄養士、リハ科医師など、それぞれの立場からの知見を共有することで、臨床に直結する実践的な内容をお届けします。
【目次】
特集にあたって
間質性肺疾患の診断と治療
間質性肺疾患に対する包括的介入の重要性
間質性肺疾患における栄養障害と病態、予後との関係─サルコペニア,フレイルを含めて
間質性肺疾患の栄養障害の特徴と栄養評価法
間質性肺疾患の栄養障害に対する栄養治療の実際
間質性肺疾患の包括的管理における運動療法と栄養療法の役割
間質性肺疾患急性増悪の病態─急性呼吸不全と全身性異化亢進がもたらす栄養治療の課題
間質性肺疾患増悪と栄養管理
栄養管理に活かしたい! 漢方医学入門(1)
漢方医学で理解する消化吸収と栄養状態
スポット
職域でのオリーブオイル・ナッツの摂取・地中海式食事様式の指導が食事内容の変化、体組成に及ぼす影響
朝食欠食はなぜ起こる?-朝食欠食者における食欲の特徴
ズームアップ
国内外の既存データベースから見た健康食品の重症健康被害の実態
Column
日本の管理栄養士・栄養士たちのグローバルチャレンジーJICA栄養士隊員の活動を通じて(8)
モンゴル国での活動を通じて
○×例でわかる! 説明スキルアップ講座(2)
説明スキル(1) はじめに概要を伝える
未知なる発酵食を訪ねてーフィールドワークからみる食と文化(2)
こだわりの調味料納豆
ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
東洋大学大学院 健康スポーツ科学研究科 栄養科学専攻
連載
栄養支援に活かす! 行動医学・メンタルヘルス実践アプローチ(8)
リバウンド防止対策 あの手この手
EBN実践につなげる! 栄養疫学研究最新トピックス(13)
子どもの食事を“測る”評価ツール
-8日間食事記録との比較による妥当性の検証
みんなで学ぶ 栄養管理のための臨床推論ケーススタディ(14)
重度低栄養状態で栄養開始した後に急速な浮腫を生じた症例
これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(21)
管理栄養士は病態に対応した経腸栄養剤を理論的に理解しなければ!(5)
-呼吸不全用経腸栄養剤と耐糖能異常用経腸栄養剤
こんだてじまん
じまんの一品誕生日御膳(永生病院)
●この10〜15年の間に、がんゲノム領域の研究はめざましい進展を遂げた。その技術・知識の臨床応用として、わが国では2019年に固形がんを対象とした遺伝子パネル検査が医療保険の適用対象となり、日常臨床でがんゲノム医療の提供が開始されている。
●一方で、造血器腫瘍における遺伝子パネル検査の開発やゲノム医療体制の構築は大きく立ち遅れていたが、2024年3月には造血器腫瘍を対象とした遺伝子パネル検査の販売承認申請が行われ、ついに造血器腫瘍におけるゲノム医療が実現されようとしている。
●本特集ではがんゲノム医療におけるエキスパートパネルの進め方をはじめ総論を解説したのち、代表的疾患について、それぞれのゲノム異常とその臨床的有用性について述べる。
【目次】
1.がんゲノム医療におけるエキスパートパネルの進め方
2.造血器腫瘍におけるゲノム異常に基づく治療薬アクセス
3.造血器腫瘍におけるゲノム異常による造血幹細胞移植の適応判断
4.クローン性造血と多様なヒト疾患の関係性
5.生殖細胞系列素因を伴う骨髄系腫瘍におけるゲノム異常と臨床的有用性
6.急性骨髄性白血病におけるゲノム異常と臨床的有用性
7.骨髄異形成症候群におけるゲノム異常と臨床的有用性
8.骨髄増殖性腫瘍におけるゲノム異常と臨床的有用性
9.造血器腫瘍におけるスプライシング因子変異の役割と治療標的
10.形質細胞様樹状細胞関連腫瘍におけるゲノム異常
11.組織球腫瘍におけるゲノム異常と臨床的有用性
12.ダウン症候群関連骨髄増殖症のゲノム異常と臨床的意義
13.B細胞性急性リンパ性白血病におけるゲノム異常と臨床的有用性
14.T細胞性急性リンパ性白血病におけるゲノム異常と臨床的有用性
15.びまん性大細胞型B細胞リンパ腫におけるゲノム異常と臨床的有用性
16.ゲノム異常に基づく濾胞性リンパ腫の病態理解とその臨床応用
17.ホジキンリンパ腫の遺伝子異常と臨床的意義
18.T/NK細胞リンパ腫のゲノム異常と臨床的有用性
19.成人T細胞白血病・リンパ腫におけるゲノム・エピゲノム異常と臨床的有用性
20.多発性骨髄腫におけるゲノム異常と臨床応用
肺の線維化を中心に疾患分類が見直された、
間質性肺疾患の最新の研究成果と治療について解説!
●間質性肺疾患に関する研究は、主に形態学による疾患分類が中心となり、治療に結びつき、患者に恩恵を与える成果は得られない時代が長く続いた。
●しかし、基礎研究の進歩により、「慢性炎症によって線維化が起こる」とする概念から「繰り返す肺胞上皮細胞の障害によって、特定の素因を持ったホストでは、その修復過程で線維化が起こる」とする概念への転換が起こった。
●診療においては、肺の線維化を軸とした疾患分類の見直しが行われ、各ガイドラインが整備されつつある。本特集では、このパラダイムシフトをもたらした肺の線維化に関して、最新の研究成果と治療について解説している。
【目次】
研究
1.CD4陽性T細胞と肺の線維化
2.疾患特異的マクロファージの機能的多様性
3.細胞多様性と肺線維症
4.特発性肺線維症における上皮細胞、線維芽細胞老化の役割
5.肺の組織幹細胞から考える肺疾患
6.ヒトiPS細胞由来肺胞オルガノイド技術を基盤とした間質性肺炎への橋渡し研究
7.新規動物モデルを用いた肺線維症の発症機構の解明
8.薬剤による間質性肺炎・肺線維症とマイクロRNA
診療
9.間質性肺疾患のレジストリー研究とMDD診断─現状と課題
10.『特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き2022』(改訂第4版)のポイント
11.過敏性肺炎─国際診断ガイドラインとわが国の診療指針
12.『膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針』の今後
13.間質性肺疾患における呼吸リハビリテーション
14.間質性肺疾患における緩和医療
15.間質性肺疾患合併肺がんの診療
【注目されるびまん性肺疾患】
16.Pleuroparenchymal fibroelastosis(PPFE)
17.肺胞蛋白症
18.Birt-Hogg-Dube症候群(BHDS)─肺嚢胞・気胸を中心に
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●2001年に始まった高次脳機能障害支援モデル事業から25年が経過し、診断基準の策定、全国調査、リハビリテーション治療手順の構築を経て、「地域支援ネットワークの構築」まで発展した。
●高次脳機能障害は、注意・記憶・遂行機能障害など多様な後遺症を伴い、社会復帰には、生活期における継続的なリハビリテーションと地域支援体制が不可欠である。
●本特集では、厚生労働省は令和6年度より創設した高次脳機能障害支援者養成研修に関し、各分野からその目的、内容、期待する点を解説していただいた。
【目次】
特集にあたって
高次脳機能障害支援者養成に関する研修の概要
医学的リハビリテーション
失語症・コミュニケーション障害
制度活用・地域連携
小児への支援
新連載
神経・筋疾患治療の最前線
1.筋萎縮性側索硬化症 Amyotrophic Lateral Sclerosis
連載
リハなひと
リハビリ当事者 横山和也さん
巻頭カラー デジタルフロンティア:次世代技術の展望
7.スマートフォンアプリを活用した行動変容支援
“こんなときどうする?” リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決! 令和版
リハビリテーション科専門医取得後のキャリアアップ編(4)臨床と研究をつなぐ大学院進学戦略
ニューカマー リハ科専門医
古閑丈裕
最新版! 摂食嚥下機能評価ースクリーニングから臨床研究まで
19.Eating Assessment Tool(EAT-10)
おさえておきたい転倒・転落予防の基本知識と現場での応用
15.転倒・転落予防と地域サポート
Muscle Health-多職種連携で拓く包括的介入の最前線
3.悪液質: AWGC2023 基準の臨床応用
知っておきたい! がんサポーティブケア
12.がん患者のアピアランス(外見)ケア
支援機器の現在と未来ー普及に向けた取り組み
5.入浴支援機器
回復期リハビリテーション病院・チームでキャリアアップー私たちの院内研修
7.装具・車椅子管理
リハビリテーション関連学会に行ってみよう!
7.日本小児リハビリテーション医学会
臨床研究
回復期リハビリテーション病棟に入院した脳卒中患者のFIM改善を従属変数とした重回帰分析のレビュー:2019年11月からの5年間に掲載された19論文
臨床研究
地域生活を送るうえで65歳問題に直面した視覚障害単一障害者の2例
・食事から摂取したエネルギーのうち消費されなかった余剰分は、本来、中性脂肪として皮下や腹部の脂肪組織に蓄積される。しかし近年、心臓周囲や血管周囲、肝臓、筋肉などにも脂肪が蓄積することがわかってきた。
・脂肪貯蔵臓器ではないこれらの臓器・組織に蓄積した脂肪は異所性脂肪とよばれる。異所性脂肪は動脈硬化や心不全、心房細動など、心血管疾患の発症や重症化、治療反応性と関連することから注目されている。
・本特集では、異所性脂肪と心血管疾患の関連を、第一線で研究している研究者に解説いただく。異所性脂肪が心血管疾患に与える影響の理解に役立ち、新たな心血管疾患の治療方法の開発に結びつくことを期待する。
■異所性脂肪と心血管病
・はじめに
・血管周囲脂肪組織による血管リモデリングへの影響ーー冠動脈バイパス術における血管周囲脂肪組織の性質
〔key word〕血管周囲脂肪組織(PVAT)、動脈硬化、冠動脈バイパス術(CABG)、大伏在静脈グラフト、No-touch法
・心臓周囲脂肪と冠微小循環
〔key word〕心臓周囲脂肪、冠微小循環、画像診断
・循環器疾患の治療標的としての心臓周囲脂肪
〔key word〕心不全、冠動脈疾患、薬物治療
・心外膜脂肪組織と不整脈
〔key word〕心房細動、心房線維化、心外膜脂肪組織
・非アルコール性脂肪性肝疾患と心血管疾患
〔key word〕脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、心血管イベント、メタボリック症候群
・筋肉内脂肪と心不全
〔key word〕心不全、筋肉内脂肪、臓器連関
・腎周囲脂肪の臨床的意義ーーメタボリックシンドロームや慢性腎臓病との関連性
〔key word〕腎周囲脂肪、メタボリックシンドローム、肥満関連腎症(ORG)、2型糖尿病
●TOPICS 癌・腫瘍学
・悪性神経膠腫に対する免疫チェックポイント阻害療法
●TOPICS 病理学
・WHO脳腫瘍分類 第5版の概要
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(13)
・ナッジのその先へーー金銭的報酬との組み合わせ、モバイルヘルス、習慣形成
〔key word〕行動経済学、ナッジ、行動変容、身体的活動、健康
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(3)
・ゲノム情報の特性を考慮した遺伝カウンセリング
〔key word〕ゲノミクス、次世代シークエンス、あいまい性、多様性、臨床的有用性
●FORUM 世界の食生活(3)
・ブランド化した真っ赤なキムチ
●FORUM 数理で理解する発がん(4)
・条件付確率とベイズの定理
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・プレコンセプションケアは、妊娠転帰の改善だけでなく、将来の母子の健康増進にも寄与する概念である。その対象は、妊娠希望者に限らず、生殖可能なすべての世代に広がっている。その一方で、男性、子ども、思春期の若者、精神疾患や障害のある方、性的マイノリティの方への対応が十分でないなど、課題も多い。
・本特集では、この概念を「性と生殖に関する正しい知識と適切な医療の提供により、個人の尊厳を守り、健やかな生活を送るためのサポート」と位置づけ、各分野の専門家が、多様な背景を持つ人々への包括的なアプローチを含めた具体的な実践を紹介する。
■プレコンセプションケアの現状と課題
・はじめに
・産科合併症既往がある女性へのプレコンセプションケア
〔key word〕プレコンセプションケア、産科合併症既往、次回妊娠への準備
・内科的慢性疾患に対するプレコンセプションケア
〔key word〕プレコンセプションケア(PCC)、妊娠、内科的慢性疾患
・精神疾患を抱える女性へのプレコンセプションケア
〔key word〕プレコンセプションケア、先天異常、共同意思決定
・知的障害者に対するプレコンセプションケア
〔key word〕知的障害、性教育、合理的配慮、自己決定
・プレコンセプションケアにおける妊娠と薬
〔key word〕プレコンセプションケア、薬の安全性の評価、情報提供
・男性へのプレコンセプションケア
〔key word〕APA(advanced paternal age)、酸化ストレス、エピジェネティクス
・LGBTQに対するプレコンセプションケア
〔key word〕LGBTQ、トランスジェンダー、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス&ライツ
●TOPICS 医用工学・医療情報学
・医療DXの価値向上に向けた設計
●TOPICS 救急・集中治療医学
・集中治療患者の状態悪化を人工知能で予測するーー機械学習モデルを用いたリアルタイムの診療支援
●連載 臨床医のための微生物学講座(24)
・RSウイルス
〔key word〕RSウイルス、細気管支炎、パリビズマブ、喘鳴、接触感染
●連載 緩和医療のアップデート(19)
・救急・集中治療と緩和ケア統合の現在と今後の展望
〔key word〕コミュニケーションスキル、ケアのゴールの話し合い、withdraw
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(11)
・免疫とグライコームーーグライコームの1細胞解析技術
〔key word〕グライコーム、糖鎖、免疫、1細胞
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(25)(最終回)
・死因究明の実践8
●FORUM 数理で理解する発がん(15)
・ライト・フィッシャーモデルの期待値・分散と固定確率
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・“誰一人取り残さない健康づくり”を掲げ、「健康日本21(第三次)」は、性差や年齢、ライフコースを踏まえた健康づくり、自然に健康になれる社会環境の構築、そして多様な主体による健康づくりを展開している。
・さまざまな組織・企業が健康づくりを起点に動き始めているが、医療面では、予防は行政機関、治療は医療機関という制度上の壁に由来するのか、予防医学と臨床医学との溝が埋まらない。
・本特集では、健康日本21(第三次)の策定に関わった専門家が担当領域を解説したうえで、医療者にどのようなアクションを期待するか、そのメッセージを伝える。
■健康日本21(第三次)の健康づくり戦略ーー医療者へのメッセージ
・はじめに
・循環器病
〔key word〕循環病、高血圧、ポピュレーションアプローチ、LDLコレステロール(LDL-C)、ハイリスクアプローチ
・糖尿病ーー予防と治療の切れ目ない対策で健康寿命延伸を目指す
〔key word〕健康日本21(第三次)、糖尿病、メタボリックシンドローム、アクションプラン
・健康日本21(第三次)におけるがん領域の健康づくり戦略ーー医療者へのメッセージ
〔key word〕がん対策推進基本計画、がん一次予防、がん検診、ロジックモデル
・たばこ対策
〔key word〕健康日本21(第三次)、たばこ規制枠組条約、ロジックモデル、アクションプラン、アドボカシー
・健康日本21(第三次)と健康的な食事・食環境
〔key word〕適正体重、野菜、果物、食塩、食環境
・健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023--概要とポイント
〔key word〕身体活動、運動、座位行動、筋力トレーニング、ガイドライン
・こころの健康ーー心理的苦痛の軽減を通して健康寿命の延伸を目指す
〔key word〕健康日本21(第三次)、こころの健康、心理的苦痛、トラウマインフォームドケア(TIC)、心のサポーター
・睡眠・休養
〔key word〕睡眠、睡眠時間、睡眠休養感、健康づくりのための睡眠ガイド2023
・ライフコースアプローチを踏まえた健康づくり
〔key word〕ライフコースアプローチ、女性の健康、子どもの健康
・高齢者の健康ーー5つの健康課題と社会的つながり
〔key word〕社会的つながり、ライフコースアプローチ、社会参加、社会的処方、地域包括ケアシステム
●TOPICS 移植・人工臓器
・人工赤血球がひらく移植臓器保存の技術革新
●TOPICS 免疫学
・B細胞受容体によるカルシウムシグナルが制御する胚中心B細胞ポジティブセレクション
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(25)
・ショウジョウバエ腫瘍モデルから紐解く自然免疫によるがん制御
〔key word〕がん、ショウジョウバエ、自然免疫、細胞間相互作用
●細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(11)
・培養自家骨膜細胞を用いた顎骨再生医療の臨床実用化における課題と取り組み
〔key word〕培養骨膜細胞(CPC)、顎骨再生、歯科インプラント、歯周病、咬合機能回復
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(2)
・高齢者虐待(医療ネグレクト)
〔key word〕高齢者虐待、医療ネグレクト、意思決定能力、四原則
●FORUM 戦争と医学・医療(13)
・731部隊に所属した医学研究者の論文分析による戦争犯罪の検証
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●経頭蓋磁気刺激(TMS)は、脳の活動性を非侵襲的に調節し、運動機能や高次脳機能の回復を促す治療法として急速に発展しており、リハ医療における基礎理解と実践的知識の重要性が高まっている。
●TMSは、運動経路の評価に用いる神経生理検査としての側面と、脳皮質興奮性の調整による治療的介入としての側面をもち、脳卒中後の麻痺や高次脳機能障害、疼痛など多様な病態への応用が進み、ガイドラインでも推奨される治療として認知されるに至った。
●本特集では、TMSの基礎的な作用機序から、脳卒中後の運動障害、高次脳機能障害、多様な病態に対する最新の臨床応用、安全な実施方法・注意点に至るまで、第一線の研究者・臨床家が包括的かつ実践的に解説している。
【目次】
特集にあたって
経頭蓋磁気刺激(TMS)のパラメータ:初学者のためのガイド
中枢性運動麻痺(上肢)に対する経頭蓋磁気刺激療法
中枢疾患の歩行障害に対する経頭蓋磁気刺激療法
パーキンソン病に対する反復経頭蓋磁気刺激治療の治療効果
高次脳機能障害(失語・半側空間無視)に対する反復性経頭蓋磁気刺激療法(rTMS療法)
慢性疼痛に対する反復経頭蓋磁気刺激治療
コラム:経頭蓋直流電気刺激(tDCS)と経頭蓋磁気刺激(TMS)の比較
新連載
医療機関における運転指導
1.交差点はなぜ右折事故が多いか
AIと医療DX
1.リハビリテーション医学におけるAIと医療DX
連載
巻頭カラー デジタルフロンティア:次世代技術の展望
8.アシスティブ・テクノロジーの最新動向と普及への課題
最新版! 摂食嚥下機能評価ースクリーニングから臨床研究まで
20.筋力(舌圧,握力)
ニューカマー リハ科専門医
新谷可恵
神経・筋疾患治療の最前線
2.パーキンソン病
Muscle Health-多職種連携で拓く包括的介入の最前線
4.サルコペニア:GLIS/AWGS2025基準の臨床応用
支援機器の現在と未来ー普及に向けた取り組み
6.食事支援
“こんなときどうする?” リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決!令和版
リハビリテーション科専門医取得後のキャリアアップ編(5)留学
回復期リハビリテーション病院・チームでキャリアアップー私たちの院内研修
8.臨床倫理
リハビリテーション関連学会に行ってみよう!
8.日本ペインリハビリテーション学会
学会報告
第9回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会〜Let's unite toward our dreams〜
臨床研究
要因が有意になるか否かは重回帰分析の説明変数によって変わり得る
「どのような病態にどのような再生医療が適切か?」を考える時代を迎えた今日、
再生医療の臨床展開を領域横断的に俯瞰できる一冊。
●製造販売承認された再生医療等製品は20品目を超え、保険収載が着実に進んでいる。
●2000年からの“再生医療1.0”では自己由来細胞・シート技術の応用が進み、2015年からの“再生医療2.0”では他家由来細胞、ES細胞・iPS 細胞、オルガノイドの応用が進んできた。これからの“再生医療3.0”では、産学官連携による国際標準化戦略やエクソソーム応用まで、さらなる新展開が期待される。
●間葉系間質(幹)細胞12稿、組織幹細胞・シート・オルガノイド4稿、ES細胞・iPS細胞8稿の計24稿を通じて、多様な領域・疾患における国内の再生医療の開発・応用状況を幅広く解説。
【目次】
第1章 間葉系間質(幹)細胞
自己骨髄間葉系幹細胞を用いた脳脊髄疾患などの治療
自己完結型肝硬変再生療法に至る基礎的研究から治験まで
前立腺癌術後腹圧性尿失禁に対する自己脂肪組織由来幹細胞投与による再生医療の取り組み
脂肪幹細胞を用いた末梢動脈閉塞症に対する治療効果
肝硬変に対する間葉系幹細胞を用いた肝再生治療─基礎研究から臨床への展開
クローン病に対する瘻孔治療─アロフィセルを中心に
滑膜由来間葉系幹細胞を用いた変形性膝関節症の治療
間葉系幹細胞の磁気ターゲティングによる関節軟骨再生治療の開発
変形性膝関節症に対する脂肪由来細胞治療
間葉系幹細胞の免疫調整能を応用した難治性腎疾患治療
培養自家骨膜細胞を用いた顎骨再生医療の臨床実用化における課題と取り組み
脂肪組織由来多系統前駆細胞の自己移植による歯周組織再生
第2章 組織幹細胞・シート・オルガノイド
表在性十二指腸腫瘍に対する新規術式の開発─内視鏡+腹腔鏡手術+細胞シート医療=?
炎症性腸疾患と再生医療
当院における細胞シート移植術後リハビリテーションの取り組み
歯根膜由来間葉系幹細胞シートを用いた歯周組織の再生
第3章 ES細胞・iPS細胞
尿素サイクル異常症に対する胚性幹細胞製品の臨床試験
パーキンソン病に対する細胞移植治療
心不全に対する再生医療の現状と展望
iPS細胞由来の再生心筋細胞移植による重症心不全治療法の開発
角膜再生医療の最先端
網膜色素変性症に対するiPS細胞由来網膜オルガノイドシート移植治療─現状と最近の研究について
脊髄損傷に対するヒトiPS細胞由来神経幹/前駆細胞移植療法の新たな治療戦略
ヒトiPS細胞、キメラ技術、異種臓器を用いた次世代医療開発への挑戦
・1型自然リンパ球(ILC1)、2型自然リンパ球(ILC2)、3型自然リンパ球(ILC3)の3つのサブセットがそれぞれ独自に同定・研究され、最終的に自然リンパ球(ILC)という分野が創出されてから10余年が経過した。
・ILCの組織常在性は広く認識されるようになり、着目するILCが存在する組織、微小環境ごとの解析が行われることで、ユニークな表現型や反応性を持つILCが次々と報告されている。
・欧米に比較すると日本はILC研究者が少ないといわれてきたが、ILC研究に携わるオールジャパンの研究者が本特集に集い、ILCの基礎とユニークさを伝えるきっかけになれば幸いである。
■第1土曜特集 自然リンパ球の生理と病理
・はじめに
・ILCの分化ーーその起源と運命決定制御
〔key word〕自然リンパ球(ILCs)前駆細胞、運命決定、転写因子、IL-7、Notchシグナル、ILC-poiesis
・組織特異的なILCの多様性
〔key word〕組織特異性、自然リンパ球(ILC)、多様性、ILC局在
・1型自然リンパ球の多様性と生体内微小環境
〔key word〕ナチュラルキラー(NK)細胞、1型自然リンパ球(ILC1)、分化、多様性、微小環境
・ILC2と循環器疾患
〔key word〕インターロイキンー33(IL-33)、好酸球、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、肺動脈性肺高血圧症(PAH)
・微小環境変化を敏感に感知するILC2--脂質メディエーター、ホルモン、神経伝達物質によるILC2の機能制御
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、脂質メディエーター、ホルモン、神経伝達物質
・ILC2の抑制機構
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、可塑性、抑制機構
・ILC2と疲弊
〔key word〕疲弊様ILC2、活性化による細胞死、慢性アレルギー炎症
・ILC2によるアレルギー性疾患の発症機構
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、上皮バリア、インターロイキンー33(IL-33)
・ILC2と寄生虫感染
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、寄生虫、原虫、蠕虫、免疫、サイトカイン、2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)
・ILC2と肥満
〔key word〕自然リンパ球(ILC)、2型自然リンパ球(ILC2)、肥満、脂肪組織、腸管
・気管支喘息におけるILC2の役割
〔key word〕気管支喘息、2型炎症、フェノタイプ、エンドタイプ、ステロイド抵抗性
・治療標的としてのILC2の可能性
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、ILC2標的治療、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー
・感染防御に働き恒常性維持に重要な自然リンパ球
〔key word〕3型自然リンパ球(ILC3)、粘膜バリア、細菌叢、自然リンパ球(ILC)、感染防御
・ILC3による腸管上皮細胞のフコシル化誘導
〔key word〕3型自然リンパ球(ILC3)、フコシル化、腸管神経系(ENS)
・ILC3と代謝性疾患
〔key word〕腸管免疫、慢性炎症、インスリン抵抗性
・消化管ILCと消化器疾患
〔key word〕炎症性腸疾患(IBD)、自然リンパ球(ILC)、寄生虫、IL-22、神経免疫連関
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・日本では2019年6月から“がん遺伝子パネル検査”が公的医療保険の適用となり,いよいよがんゲノム医療の本格的開始となった.
がんは遺伝子病であり,その浸潤・転移能などの特性が知られている.
・がん組織では正常組織固有の“構造”が喪失し,その喪失具合と“がん”の悪性・進展具合は密接に関連している.がん細胞は種々の細胞や基質と相互作用し,自分に有利な環境を作り出していくと思われる.
・本特集では,がんの多様性をがん間質の視点から研究されている先生方に最新の研究データと考えをまとめていただく.がん間質の役割に興味を持つ機会になれば幸いである.
特集 がんの多様性を司るがん間質のバイオロジーー新たな診断・治療法の創生につなぐ
医学・医療におけるシミュレータの進歩と普及(30)
健康寿命延伸に寄与する体力医学(18)
地域医療の将来展望(3)
TOPICS
FORUM
・血栓止血や凝固と聞くと、苦手意識を持ってしまうだろうか。
・血栓止血を専門とする医師は全国的に見ても決して多いとは言えないのが現状であるが、血栓止血関連疾患の患者数は少ないわけではない。脳梗塞や心筋梗塞といった広く知られた疾患のみならず、悪性腫瘍に関連するトルーソー症候群、播種性血管内凝固(DIC)など、血栓止血異常が生命予後に大きく関わる症例が度々みられる。
・本特集では、現場の課題に応えるべく、血栓止血疾患に遭遇した際の検査の選び方や結果の読み解き方を基礎から臨床応用まで幅広く解説し、また、血友病に対する遺伝子治療や、iPS細胞由来の血小板製剤の開発などのテーマも紹介する。
■第5土曜特集 止血・血栓・凝固の最新知見ーー研究と臨床を繋ぐ
・はじめに
・止血と血栓の違い
〔key word〕止血、血栓、ウィルヒョウの三徴
●血栓止血関連検査
・血小板の機能と検査法
〔key word〕血小板、血栓止血、血小板機能、検査
・フォン・ヴィレブランド因子の機能と検査法
〔key word〕フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、止血、血小板、フォン・ヴィレブランド病(VWD)
・血液凝固因子と凝固制御因子の機能と検査
〔key word〕凝固因子、凝固制御因子、凝固検査
・線溶因子の機能と検査
〔key word〕プラスミン、プラスミノゲンアクチベータ(PA)、プラスミノゲンアクチベータインビビター(PAI)-1、α2-アンチプラスミン(α2-AP)、トロンビン活性化線溶阻害因子(TAFI)
・補体疾患における補体系と血小板・凝固・線容系のクロストークと補体検査法
〔key word〕発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)、遺伝性血管性浮腫(HAE)、補体、クロストーク
・血栓止血疾患における遺伝子検査
〔key word〕血栓止血疾患、血栓性素因、出血性疾患、遺伝子検査、プレコンセプションケア
・血栓症の画像診断
〔key word〕血栓症、肺動脈塞栓症、造影CT、MRI
・血栓症の病理診断
〔key word〕動脈硬化症、吸引血栓、静脈血栓症、がん関連血栓症、羊水塞栓症(AFE)
●血栓止血疾患における新規治療
・輸血治療のイノベーションの達成に向けてーーiPS血小板製剤の問題点
〔key word〕血小板、iPS細胞、巨核球、マスターセル、乱流
・バイスペシフィック抗体医薬
〔key word〕血友病A、第8因子(F8)、バイスペシフィック抗体、エミシズマブ
・血友病に対する遺伝子治療
〔key word〕血友病、遺伝子治療、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター、レンチウイルスベクター
・血栓症と核酸アプタマー創薬
〔key word〕血栓症、核酸アプタマー、中和剤
●出血性疾患ーー病態の解明と診断、治療の進歩
・免疫性血小板減少症(ITP)の病態、診断、治療の進歩
〔key word〕免疫性血小板減少症(ITP)、抗血小板自己抗体、IPF%、トロンボポエチン(TPO)
・先天性血小板機能異常症
〔key word〕先天性血小板機能異常症、血小板無力症、放出異常症
・血友病ーー最近の治療の進歩
〔key word〕血友病、インヒビター、半減期延長型製剤、非凝固因子製剤、遺伝子治療
・先天性凝固因子欠乏症(血友病以外)--rare bleeding disorders(RBD)
〔key word〕RBD(rare bleeding disorders)、血友病類縁疾患、血漿由来製剤、遺伝子組み換え製剤、新鮮凍結血漿(FFP)
・フォン・ヴィレブランド病
〔key word〕フォン・ヴィレブランド病(VWD)、フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、凝固第8因子(F8)
・後天性血友病ーー診療ガイドライン(2017改訂版)以降の進歩と課題
〔key word〕後天性血友病、血液凝固第8因子インヒビター、免疫抑制療法(IST)、エミシズマブ
・自己免疫性後天性凝固因子欠乏症ーー後天性血友病以外
〔key word〕インヒビター、凝固因子、クリアランス抗体、自己抗体、出血
・出血性線溶異常症ーーPAI-1欠乏症、α2-PI欠乏症、TM/TAFI異常症
〔key word〕出血、線溶促進、線溶抑制因子機能不全、クロット溶解アッセイ
●血栓性疾患ーー病態の解明と診断、治療の進歩
・敗血症に伴う播種性血管内凝固(敗血症性DIC)--好中球細胞外トラップ(NETs)の役割、血栓性微小血管症(TMA)との早期鑑別診断
〔key word〕敗血症、播種性血管内凝固(DIC)、血栓性微小血管症(TMA)、好中球細胞外トラップ(NETs)、フォン・ヴィレブランド因子(VWF)
・播種性血管内凝固ーー造血器疾患
〔key word〕造血器腫瘍、播種性血管内凝固(DIC)、診療ガイドライン、抗凝固療法、リコンビナントトロンボモジュリン製剤
・固形がんに伴う播種性血管内凝固の病態・診断・治療と今後求められるもの
〔key word〕播種性血管内凝固(DIC)、慢性DIC、固形がんの多様性、基礎疾患の予後、QOLの向上
・先天性血栓性血小板減少性紫斑病
〔key word〕血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、先天性TTP、ADAMTS13遺伝子変異、フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、新鮮凍結血漿(FFP)、遺伝子組み換えADAMTS13
・免疫性血栓性血小板減少性紫斑病の診断と治療の進歩
〔key word〕免疫性血栓性血小板減少性紫斑病(iTTP)、ADAMTS13、フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、カプラシズマブ
・志賀毒素産生性腸管出血性大腸菌関連溶血性尿毒症症候群
〔key word〕志賀毒素(Stx)、血性下痢、急性腎不全、補体制御、血漿交換
・非典型溶血性尿毒症症候群ーー抗補体治療時代の治療方針を考える
〔key word〕補体、血栓性微小血管症(TMA)、抗C5抗体薬
・抗リン脂質抗体症候群のアップデートーー新しい分類基準を中心に
〔key word〕抗リン脂質抗体症候群(APS)、APS分類基準、動静脈血栓症、妊娠合併症、抗リン脂質抗体(aPL)
・ヘパリン起因性血小板減少症
〔key word〕ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)、HIT抗体、機能的検査
・遺伝性血栓性素因ーー遺伝性アンチトロンビン欠乏症、プロテインC欠乏症、プロテインS欠乏症
〔key word〕アンチトロンビン(AT)、プロテインC(PC)、プロテインS(PS)、静脈血栓塞栓症(VTE)、抗凝固療法
●疾患・治療に伴う凝固異常
・がん関連血栓症ーーがん治療関連血栓症の一次予防
〔key word〕がん関連血栓症、がん治療関連血栓症(CTAT)、予防的抗凝固療法、直接経口抗凝固薬(DOAC)、Khoranaスコア
・骨髄増殖性腫瘍に伴う血栓症と出血
〔key word〕真性多血症(PV)、本態性血小板血症(ET)、血栓症、出血、後天性フォン・ヴィレブランド症候群(AVWS)
・循環器疾患に伴う後天性フォン・ヴィレブランド症候群
〔key word〕フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、ずり応力、血管異形成、大動脈弁狭窄症(AS)、機械的補助循環
・発作性夜間ヘモグロビン尿症に伴う血栓症と抗補体薬
〔key word〕発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)、抗補体薬、血栓症(TE)
・慢性骨髄性白血病に対するチロシンキナーゼ阻害薬と血栓性有害事象
〔key word〕慢性骨髄性白血病(CML)、チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)、心血管障害、動脈硬化
・移植関連血栓性微小血管症
〔key word〕造血幹細胞移植、移植片対宿主病(GVHD)、肝類洞閉塞症候群(SOS)、移植関連血栓性微小血管症(TA-TMA)、補体阻害薬
・CAR-T細胞療法に伴う凝固異常
〔key word〕キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞、プラスミノーゲン活性化インヒビター1(PAI-1)、凝固障害、フィブリノーゲン
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連凝固異常と血栓症
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、凝固異常、血栓、血栓形成機序、血栓症予防
・ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症(VITT)と凝固線溶異常
〔key word〕ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症(VITT)、血小板減少を伴う血栓症、抗PF4抗体、播種性血管内凝固(DIC)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。