多様性 の検索結果 標準 順 約 2000 件中 1301 から 1320 件目(100 頁中 66 頁目) 
- 医学のあゆみ フェロトーシス(鉄依存性細胞死) ─そのメカニズムの解明と,治療への応用 290巻2号[雑誌]
- 2024年07月12日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
・プログラム細胞死であるフェロトーシスは、がん、神経変性疾患、虚血再灌流障害などとの関連が報告されていることもあり、近年、急激な勢いで研究が進捗している。
・分子メカニズムが解明され、フェロトーシスは、鉄によって生じる膜の多価不飽和脂肪酸の過酸化が惹起する脂質ラジカルがトリガーとなる細胞死であることが明確となった。
・しかし、フェロトーシスは生理的機能を含めて未解明な問題が多く、膜脂質の過酸化から細胞死に至る経路も未解明である。本特集の読者がフェロトーシスに興味を持ち、研究に参画されることを期待したい。
■フェロトーシス(鉄依存性細胞死)--そのメカニズムの解明と、治療への応用
・はじめに
・酸化脂質とフェロトーシス惹起
〔key word〕脂質過酸化反応、酸化脂質、分子イメージング、構造解析
・フェロトーシスとセレン代謝
〔key word〕セレン、セレノシステイン、セレンタンパク質、GPX4(glutathione peroxidase 4)
・二価鉄検出プローブを使ったフェロトーシス研究
〔key word〕蛍光プローブ、イメージング、二価鉄、フェントン反応
・GPx4研究からみた脂質酸化を介する細胞死ーーフェロトーシスとリポキシトーシス
〔key word〕グルタチオンペルオキシダーゼ4(GPx4)、フェロトーシス、リポキシトーシス、シャペロン介在性オートファジー(CMA)、ユビキチン化
・フェロトーシスの細胞間拡散とフェロトーシス細胞由来抗老化シグナルモデルーーフェロトーシス細胞からの分泌シグナルの多様な機能
〔key word〕フェロトーシス、細胞死拡散、BACH1、FGF21、抗老化シグナル
・フェロトーシスの制御によるがん治療への応用
〔key word〕細胞死、グルタチオンペルオキシダーゼ4(GPX4)、フェロトーシスサプレッサータンパク1(FSP1)、過酸化脂質
・虚血再灌流障害とフェロトーシス
〔key word〕水素、グルタチオン(GSH)、MRP1(multidrug resistance-associated protein 1)、脂質過酸化連鎖反応
・フェロトーシス抵抗性と発がん
〔key word〕フェロトーシス抵抗性、発がん、鉄ニトリロ三酢酸
・アントラサイクリン心毒性におけるフェロトーシス
〔key word〕フェロトーシス、アントラサイクリン、心毒性、ミトコンドリアDNA(mtDNA)、アミノレブリン酸
●TOPICS 泌尿器科学
・前立腺癌の新規体外診断薬S2,3PSA%
●TOPICS 環境衛生
・下水情報活用ーー下水調査結果に基づく感染陽性者数予測
●連載 臨床医のための微生物学講座(17)
・EBウイルス
〔key word〕伝染性単核症(IM)、EBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症(EBV-HLH)、慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)、移植後リンパ増殖性疾患(PTLD)、EBウイルス関連悪性腫瘍
●連載 緩和医療のアップデート(12)
・緩和ケア研究アップデートーー同領域の研究手法の工夫と今後の課題
〔key word〕緩和ケア、臨床研究、研究デザイン
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(4)
・薬物により自己への認識様態を変化するHLAとそれが持つ特徴的な細胞内挙動
〔key word〕ヒト白血球抗原(HLA)、薬物過敏症、β2ミクログロブリン、副作用、小胞体
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(18)
・死因究明の実践1
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 医学のあゆみ 質量分析イメージング法を用いた創薬・医学研究─時空間マルチオミクスの力 2023年 287巻9号 12月第1土曜特集[雑誌]
- 2023年12月01日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
・質量分析イメージング法を主題とした医学・創薬研究について、質量分析イメージング法の基礎から応用、海外動向に至るまでを俯瞰し、同技術の可能性と課題について、専門家が最新の成果と将来展望を紹介している。
・工学、理学、薬学、農学、医学分野から、質量分析イメージング法の基礎理論、対象分子のイメージングの可能性、栄養素の吸収・代謝機構、臨床応用例やリアルワールドデータにおける本技術の役割と可能性を解説。
・質量分析技術および画像統計解析の進展についても、機器開発の現場から国内外の動向を含め各分野のエキスパートが解説している。本特集が、わが国における本解析技術の進展の一助となれば本望である。
■第1土曜特集 質量分析イメージング法を用いた創薬・医学研究ーー時空間マルチオミクスの力
・はじめに
・質量分析イメージング法の原理と応用
〔key word〕質量分析、イメージング、マトリックス支援レーザー脱離イオン化法(MALDI)、エレクトロスプレーイオン化法(ESI)
・メタロミクスに向けた高速・高感度イメージング
〔key word〕元素イメージング、元素・分子の同時イメージング、レーザー質量分析法、メタロミクス
・マイクロダイアリシスとメタボロミクスの統合
〔key word〕マイクロダイアリシス(微小透析プローブ)、グルタチオン、質量分析、フェロトーシス
・質量分析イメージング法によるリピドームアトラスの創出
〔key word〕脂質多様性(リポクオリティ)、リピドームアトラス、空間リピドミクス、ノンターゲットリピドミクス、質量分析インフォマティクス
・食品因子の腸管吸収の質量分析イメージング法
〔key word〕食品因子、腸管吸収、質量分析イメージング(MSI)、ポリフェノール、ペプチド
・循環器疾患領域の質量分析イメージング法
〔key word〕ファブリー病、動脈硬化、大動脈瘤、虚血性心疾患、薬物動態
・腎疾患領域の質量分析イメージング
〔key word〕質量分析イメージング(MSI)、腎アミロイドーシス、膜性腎症、IgA腎症、レーザーマイクロダイセクション法
・質量分析イメージング法を用いた肝臓の空間マルチオミクス解析
〔key word〕質量分析イメージング法(MSI)、肝小葉、細胞内と血管内、死後変化、時空間解析
・眼科領域での質量分析イメージング法
〔key word〕フックス角膜内皮ジストロフィ(FECD)、角膜内皮、デスメ膜、マトリックス支援レーザー脱離イオン化法(MALDI)、質量分析イメージング(MSI)
・アミロイドβの毒性配座理論に基づくオリゴマーモデルの合成と構造機能解析
〔key word〕アミロイドβタンパク質(Aβ)、オリゴマー、毒性配座、イオンモビリティー質量分析法(IM-MS)
・神経変性疾患のプロテオミクス
〔key word〕神経変性疾患、タウ、αシヌクレイン、質量分析、質量分析イメージング、バイオマーカー
・神経免疫疾患のヒト脳プロテオーム解析
〔key word〕多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)、実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)、normal appearing white matter(NAWM)、MALDI-IHC
・虚血性脳卒中におけるプロテオミクスとアドレノメデュリンの役割
〔key word〕虚血性脳卒中、脳梗塞、プロテオミクス、アドレノメデュリン(ADM)
・アミロイドーシスと質量分析イメージング
〔key word〕アミロイドーシス、ATTRアミロイドーシス、診断、コンゴーレッド染色
・薬物性肝障害研究における質量分析イメージング法の応用例
〔key word〕薬物性肝障害(DILI)、薬物動態、質量分析イメージング法(MSI)
・質量分析イメージング法を用いたイムノメタボリズムの可視化と疾患解析
〔key word〕イムノメタボロミクス、質量分析イメージング法(MSI)、全個体解析、UMAP(uniform manifold approximation and projection)、疾患バイオマーカー
・質量分析イメージング研究の海外動向
〔key word〕IMSIS(international mass spectrometry imaging society)、海外動向、アメリカ質量分析学会(ASMS)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 医学のあゆみ 生体イメージングの最前線─絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開 2023年 286巻5号 7月第5土曜特集[雑誌]
- 2023年07月28日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
・生体イメージングを支える光学技術や、見たい対象・現象を可視化するためのプローブ技術、見た現象から情報を抽出するための画像解析技術などにおいて絶え間なく多角的な技術革新が進められた。
・こうした技術革新により“見えなかったものが見えるようになる”ことで、神経、免疫、がんなどをはじめ、多種多様な生命現象の本質が解明されて、生体イメージング分野はここ十年で最も前進した分野の一つとなった。
・本特集では、生体イメージングの最新の技術開発から、それらを駆使した最先端の生命科学研究(基礎から臨床まで)を網羅されており、各分野のトップ研究者による執筆で、重厚感のある一冊となっている。
■第5土曜特集 生体イメージングの最前線ーー絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開
・はじめに
●技術・機器の進歩
・光学顕微鏡を用いた生体蛍光イメージング技術の進歩
〔key word〕光学顕微鏡、生体イメージング、蛍光イメージング
・広視野二光子励起ライトシート顕微鏡による生物個体のライブイメージング
〔key word〕ライトシート顕微鏡、二光子励起、ベッセルビーム、ライブイメージング、小型魚類
・マウス生体内イメージングに向けたツール開発
〔key word〕フェルスター共鳴エネルギー移動(FRET)、生体イメージング、二光子顕微鏡、FRAPA(FRET-assisted photoactivation)
・蛍光タンパク質プローブによる細胞間相互作用の可視化
〔key word〕細胞間相互作用、蛍光タンパク質、split-GFP、synNotch(synthetic Notch)、ddGFP(dimerization-dependent GFP)
・生命機能を可視化するさまざまな化学蛍光プローブ
〔key word〕化学蛍光プローブ、蛍光色素、標識法
●イメージングで神経活動を解析する
・イメージングを駆使したシナプス情報伝達の解明
〔key word〕シナプス、イメージング、神経疾患、ヒト患者由来神経細胞
・広視野高速二光子励起顕微鏡FASHIO-2PMによる大脳皮質ネットワークのin vivoイメージング
〔key word〕二光子励起顕微鏡、in vivoカルシウムイメージング、大脳皮質、大規模神経活動記録、機能的ネットワーク解析
・成体脳で新生するニューロンが、睡眠中に恐怖記憶を固定化する
〔key word〕ニューロン新生、カルシウムイメージング、最初期遺伝子、超小型蛍光顕微鏡
・発達期の樹状突起刈り込みを制御するシナプス競合のメカニズム
〔key word〕樹状突起、自発神経活動、神経回路形成、シナプス刈り込み、生後発達
・神経回路機能解析のための細胞種特異的な標識と光学イメージング
〔key word〕genetic dissection、ウイルスベクター、脳機能イメージング、多光子顕微鏡
・シナプスイメージングを基軸とした精神病態の多階層理解
〔key word〕2光子励起イメージング、光遺伝学、マルチスケール、精神疾患、因果性
・ホログラフィック光学技術を駆使した神経回路研究
〔key word〕デジタルホログラフィ、ホログラフィック顕微鏡、オプトジェネティックス、二光子カルシウムイメージング
●イメージングで免疫系や生体恒常性を解析する
・骨・免疫系の生体イメージング研究
〔key word〕破骨細胞、骨芽細胞、細胞外小胞、副甲状腺ホルモン(PTH)、JAK阻害薬
・皮膚の生体イメージング研究
〔key word〕二光子励起顕微鏡、接触皮膚炎、血管透過性亢進
・蛍光イメージングにより明かされるリンパ節の動的細密構造
〔key word〕間質遊走、ストローマ細胞(細網細胞)、獲得免疫応答、リンパ球
・光変換蛍光タンパク質発現マウスを用いたin situ光ラベルを駆使した新規免疫学研究アプローチ
〔key word〕in situ光ラベル、光変換蛍光タンパク質、Kaede/KikGR、生体内細胞移動
・腸管免疫の生体イメージング
〔key word〕ライブイメージング、T細胞受容体(TCR)γδ細胞、制御性T細胞(Treg)
・腸内炎症と好中球/マクロファージのイメージング解析
〔key word〕生体イメージング、好中球、単球、マクロファージ
・臓器内“zone”による空間的に不均一な免疫制御
〔key word〕生体イメージング、空間トランスクリプトーム、シングルセル解析、肝臓、マクロファージ、空間不均一性
・血管・血栓形成のイメージング
〔key word〕in vivoイメージング、血管収縮、血管透過性、血小板血栓、凝固血栓
・生体イメージングを用いた腎疾患の病態解析
〔key word〕糸球体腎炎、生体イメージング、CD44、ヒアルロン酸、免疫細胞
・呼吸器系感染症の生体イメージングーー二光子生体イメージングでみるウイルス感染肺
〔key word〕インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、生体イメージング、二光子励起顕微鏡、好中球、血流
●新規解析・診断技術の動向
・生体イメージングの画像解析
〔key word〕バイオイメージインフォマティクス、画像解析、細胞画像処理
・生体イメージングとシングルセルオミックスの統合解析
〔key word〕in vivoイメージング、細胞動態解析、時空間トランスクリプトーム解析
・生体イメージング技術を用いた切らないがん組織診断
〔key word〕生体イメージング、がん組織診断、非標識イメージング
・生体イメージングによる切らない皮膚診断
〔key word〕ダーモスコピー、マルチスペクトルイメージング、共焦点顕微鏡、二光子励起顕微鏡、光干渉断層撮影(OCT)
・“蛍光ガイド手術”はすでに実現している
〔key word〕蛍光ガイド手術、術中蛍光イメージング、蛍光胆道造影、癌イメージング、ICG(インドシアニングリーン)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 歯界展望 小児歯科研究から見える歯科医学の未来と可能性 2024年6月号 143巻6号[雑誌]
- 2024年05月31日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
今月号の臨床と基礎の融合「小児歯科研究から見える歯科医学の未来と可能性」,基礎研究からみた小児期における口腔の発育や問題点,今後の課題と展望などを整理して議論します.
【目次】
シリーズ座談会 臨床と基礎の融合 4 小児歯科研究から見える歯科医学の未来と可能性
特別寄稿 心療内科医・精神科医に患者を依頼するときに
巻頭トピック 遺伝ー環境相互作用による口唇口蓋裂発症機構の解析
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 22・完
エンド治療Q&A 2024 6
デンタルエックス線写真読影 12
エビデンスに基づく実践的な歯周治療〜日常臨床で活用するためのTips 10
セラミックオーバーレイの臨床 2
NiTi製ハンドファイルを極める 3
お悩み解決!パーシャルデンチャー 12
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 24
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 12
内科医×歯科医の徹底対談ーご存じですか? 「肥満」と「糖尿病」の現在(いま) 6
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 18
新時代の歯周治療NEW DESIGNED PERIODONTAL THERAPY 3
歯科医療に関連する検査 3
北欧モデル スウェーデン歯科医療のホントのところ 6
「人」を「良」くすると書いて“食“〜歯科が生み出す“食”の新たな形を考える 6
TOPIC
いま,在宅歯科医療に求められていることとは〜在宅で最期まで“食べる”を支えるために 6
歯科医師の多様なキャリアパス 12
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 30
デンタル・ウェルビーイングの視点から歯科臨床を考える 3
グローバルヘルスの現場で出会った人たち 3
歯科医師に必要なビジネススキル〜経営学で歯科医師人生をもっと楽しく生きる〜 9
経済学的視点から歯科業界を読み解く 75
「顎関節症臨床医の会」だより 15
My Bookshelf〜私の本棚〜 18
ゴッホの黒猫を探せ! 6
【News & Report】
【Conference & Seminar】
- 別冊医学のあゆみ 臓器線維症を科学する 病態解明と治療法開発への展望 2021年[雑誌]
- 2021年10月28日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
臓器線維症の最新研究についてエキスパートが解説した注目の一冊!
●現在、わが国において最も対応が急がれている生活習慣病は、医療費の3割、全死亡者数の6割を占め、急速に進む超高齢化を背景に、その対策は医学的また社会的にも一層重要となっている。
●これらの罹患臓器には線維化病変が共通して認められ、肺や肝臓ではがんの発生母地ともなるため、線維化の制御は生活習慣病の進展予防に直結する重要戦略と位置づけられる。
●本別冊では多角的な視点と新たなツールを用いて臓器線維症の病態を掘り下げ、全身臓器の線維症にみられる共通性と臓器ごとの特異性を理解することで、新たな治療アプローチを模索する最新情報を紹介する。
【目次】
分子細胞基盤
1.組織障害時におけるコラーゲンネットワーク形成に関わる分子機構
2.線維症とメタロプロテアーゼ─MMP・ADAM・ADAMTS
3.コラーゲン産生細胞の起源
4.コラーゲン産生細胞の形質転換による臓器線維症治療への応用
5.疾患特異的マクロファージの機能的多様性─線維化に関わるマクロファージと非免疫系のクロストークの研究
6.気道の組織線維化の病態形成機構
病態解明とそのツール
7.遺伝子改変マウス作製技術─PITT/i-PITT法とEasi-CRISPR法
8.線維化疾患のモデル動物
9.炎症の進行過程解明のための一細胞トランスクリプトーム解析
10.マイクロ流体デバイスを技術基盤とするOrgan-on-a-chipの臓器・疾患モデルへの応用
11.エクソソーム─生体内第3の情報伝達手段が開く未来
12.バイオイメージング─非線形光学現象を利用した線維化イメージング
臓器特異性と共通性
13.肺線維症
14.心臓疾患における線維化
15.肝線維化の分子・細胞メカニズム
16.クローン病の腸管線維性狭窄に対する治療開発の展望
17.腎線維化
18.全身性強皮症の皮膚線維化の機序と治療標的
19.代謝臓器の線維症における特異性と共通性
- 医学のあゆみ 2019年 3/30号 [雑誌]
- 2019年03月29日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
・制御性T細胞(Treg)は,1980〜1990年代にかけて,免疫自己寛容の導入・維持に必須のリンパ球として研究がはじまった.本特集では,Tregの基礎研究から臨床応用まで広く研究の現状を紹介する.
・近年,Tregの発生・分化,機能の分子的基礎,転写因子とのネットワークなどが明らかになりつつある.また,単なる免疫抑制だけでなく,組織の恒常性・再生にも重要な役割を担っている可能性も示されてきた.
・Tregの強化による自己免疫疾患の治療・予防,逆にTregの減弱によるがん免疫の惹起・強化なども期待されており,研究が進められている.本特集ではこれらの最新の知見についても解説いただく.
基礎
【分化】
【機能】
【組織免疫】
【Treg の多様性】
臨床
【自己免疫】
【さまざまな疾患・病態】
- 臨床栄養 女性の低体重/低栄養症候群とは何か? 2025年9月号 147巻3号[雑誌]
- 2025年09月01日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●日本の若年女性において、「痩せ」や「細さ」が美の基準とされる傾向が根強く残っている。その一方で、低体重や低栄養に起因する健康問題が顕在化し、将来の骨粗鬆症、サルコペニア、月経異常、不妊など、多岐にわたる影響が指摘され、単なる個人の問題に留まらず、次世代の健康リスクにもつながる社会的課題となっている。
●本特集では、2025年4月に発表された「女性の低体重/低栄養症候群(female underweight/undernutrition syndrome:FUS)」の概念を軸に、糖脂質代謝、骨密度、筋肉量、産婦人科・小児科的視点、さらにはボディイメージの問題など、多様な観点から現状と課題を整理する。学際的な知見の集積を通じて、この問題への理解を深めることが期待される。
【目次】
特集にあたって
女性の低体重/低栄養ー課題と対策
女性の低体重/低栄養症候群:疾患概念提唱の背景
女性の低体重/低栄養と糖代謝異常
女性の低体重/低栄養と骨粗鬆症
女性の低体重/低栄養─産婦人科における課題
女性の低体重/低栄養─小児における痩せの現状と課題
日本人女性の体型とボディイメージ
管理栄養士にもできる! オーラルフレイル予防に向けた口腔トレーニングのすすめ〈後編〉
やってみよう! オーラルフレイル・誤嚥性肺炎予防をめざしたトレーニングー応用編
スポット
食べる順番を活用する食事療法の実用化に向けて
味覚変化症状のあるがん化学療法患者に対する経口補助飲料の試飲「ONSテイスティング」の試み
病棟のプロフェッショナルたち
順天堂大学医学部附属 順天堂医院緩和ケアチーム
Break
日本の管理栄養士・栄養士たちのグローバルチャレンジーJICA栄養士隊員の活動を通じて(3)
インドネシアでの活動を通じて
ちょこっとヨガでリフレッシュ(9)
YOGA de美活ーアンチエイジング(後編)
連載
栄養支援に活かす! 行動医学・メンタルヘルス実践アプローチ(3)
ケーススタディから学ぶ 行動変容技法(2) 刺激統制法
食塩にまつわる新知見TOPICS(3)〈最終回〉
食塩と高血圧の再考ー「体液貯留」から「水分喪失ストレス」への視座転換
EBN実践につなげる! 栄養疫学研究最新トピックス(8)
国民健康・栄養調査からみえた日本人の食事
みんなで学ぶ 栄養管理のための臨床推論ケーススタディ(9)
摂食嚥下障害を呈した大腿骨骨折術後患者の症例
臨床栄養をめぐるアルファベットストーリー(5)
E's Story〜アインシュタインのエネルギーーEinstein's Energy
これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(16)
管理栄養士は経腸栄養における微量栄養素の専門家ですぞ!
こんだてじまん
じまんの一品スタミナ丼(健康会 嶋田病院)
- 医学のあゆみ 補体revisited─抗補体療法はどこまで進んだか? 287巻10号[雑誌]
- 2023年12月08日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
・補体には感染防御に働く液性因子としての役割のほか、凝固系の活性化、免疫細胞の増殖や活性化、上皮細胞、神経細胞や骨などの臓器形成、組織の再生など“多面的”な機能を有することが明らかになってきた。
・補体の過剰な活性化は、自己免疫疾患、腎炎、心筋梗塞や脳梗塞などでの虚血再灌流障害、神経変性疾患、移植片対宿主病(GVHD)からCOVID-19重症化に至るまで、さまざまな炎症性疾患の病態形成に関わっていることが推測されている。
・2000年代には遺伝子工学的に作製された抗体による分子標的療法が可能になり、2007年にエクリズマブがfirst-in-classの抗補体薬として登場した。今特集では、“補体の魅力と抗補体薬のすべて”読者に届けられるよう、第一人者の先生方に執筆をお願いした。
■補体revisited--抗補体療法はどこまで進んだか?
・はじめにーー補体の多面性と関連疾患の多様性
・臨床に応用する補体の基礎知識
〔key word〕古典経路(CP)、第二経路(AP)、レクチン経路(LP)
・溶血性貧血
〔key word〕発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)、寒冷凝集素症(CAD)
・非典型溶血性尿毒症症候群ーー腎疾患に対する抗補体薬の過去と現在、そして未来
〔key word〕補体、抗補体療法、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)、腎疾患
・自己免疫性神経疾患
〔key word〕重症筋無力症(MG)、視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)、補体、分子標的薬、MM-5mg
・ANCA関連血管炎
〔key word〕抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(AAV)、補体代替経路、C5a、アバコパン
・自閉スペクトラム症と補体C1q
〔key word〕自閉スペクトラム症(ASD)、C1q、ミクログリア、抗C1q抗体
・新規抗補体薬の展開ーー研究の最前線
〔key word〕発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)、補体異常症、補体関連疾患、終末補体阻害薬、近位補体阻害薬
●TOPICS 神経精神医学
・交代勤務・夜勤と認知症リスク
●TOPICS 医療
・チーム医療における医療ソーシャルワーカーの役割
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(18)
・保健医療の経済学と行動経済学
〔key word〕合理性、ヒューリスティクス、認知バイアス、モラルハザード、行動ハザード
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(8)
・成人領域における遺伝カウンセリング
〔key word〕ライフイベント、血縁者間の情報共有、多診療科・多職種連携、発症前検査、予備的ガイダンス
●FORUM 世界の食生活(7)
・トルコ人の社交のハレとケーーケシュケキとトルココーヒー
●FORUM 戦後の国際保健を彩った人々(4)
・菅波茂ーー多国籍医師団AMDAの人道支援活動
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 糖尿病プラクティス 糖尿病性腎臓病:守りから攻めへーネフロン回復への号砲が鳴るー39巻2号[雑誌](PRACTICE)
- 2022年02月28日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
●糖尿病臨床の領域において腎障害は重要なテーマであるが、最近の新たな治療手法の開発により、その関心はますます高まっている。
●ことにSGLT2阻害薬やミネラルコルチコイド受容体拮抗薬に関する近年の臨床研究の成果はめざましく、腎障害に対する治療はまさに転換点を迎えているともいえる。
●本特集では、『糖尿病性腎臓病:守りから攻めへーネフロン回復への号砲が鳴るー』と題して、各分野のエキスパートが、基礎的な概念から実際の治療の方策に至るまで、広く、かつ掘り下げて論述。
●特集冒頭の特別寄稿「J-DOIT3にみるわが国の糖尿病性腎臓病の重症化予防」をはじめ、味読すべき論文が満載。
【目次】
(扉)特集にあたって
糖尿病性腎臓病:守りから攻めへーネフロン回復への号砲が鳴るー
特別寄稿:J-DOIT3にみるわが国の糖尿病性腎臓病の重症化予防
1.糖尿病性腎臓病の病態生理と薬物療法ー酸化ストレスとNrf2活性化薬
2.糖尿病性腎臓病の病態生理と薬物療法ー血行動態とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬
3.糖尿病性腎臓病の病態生理と薬物療法ー尿細管再吸収とSGLT2阻害薬
4.腎性貧血の病態生理と治療ーHIF-PH阻害薬、エリスロポエチン製剤を含めて
5.腎代替療法:最新の動向ー透析医療と移植医療
6.糖尿病性腎症の栄養食事療法ー微量アルブミン尿期・保存期・不全期(透析期)
医師・医療スタッフが行く 全国病院・クリニック訪問 ふくだ内科クリニック
患者の多様な個性を何よりも重視し、だれもが長く続けられる治療を目指す
FORUM
病因と診断
第2回 グルカゴンからみた糖尿病
合併症I-網膜症ー
第2回 糖尿病網膜症と黄斑浮腫の眼科検査と治療の進歩
合併症II-骨と糖尿病ー
第2回 骨粗鬆症の診断
薬剤
第2回 1型糖尿病におけるSGLT2阻害薬の有効活用と注意点
食事
第2回 糖尿病の食事療法「個別化に向けての取り組み」-炭水化物エネルギー比率ー
運動
第2回 運動療法の基本と実践ー各運動種目の特徴ー
検査
第2回 HbA1cのピットフォール
OVERSEAS
標準量ナトリウム摂取下での腎機能の保たれた2型糖尿病患者における2週間のダパグリフロジン投与によるナトリウム利尿効果:DAPASALT試験
SERIES 糖尿病と保険診療
第59回 女性のライフステージと糖尿病
SPOT 歴史人物の病を量る
第2回 壺井 栄とステロイド糖尿病ーあなたの瞳は大丈夫?-
糖尿病の療養指導Q&A
心不全の新しい国際定義
GLP-1受容体作動薬と喘息
STUDY 新・そこが知りたかった 糖尿病の大規模臨床試験
第2回 TODAY
ESSAY 鉄・輪だより─鉄人糖尿病ドクターによる銀輪の旅─
第23回 サンライズ瀬戸と、鳴門駅前からちょっとだけサイクリング
REPORT 子どもたち/AYA世代の糖尿病ー活動・実践ダイアリーー
[青森県小児糖尿病サマーキャンプ活動報告]子どもたちの自立に向け、これからも出会いの場を提供していこう
- 歯科技工 2019年 10月号 [雑誌]
- 2019年09月30日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
ラボワークで役立つ技工スキルに関する学術論文,チェア
サイドからのニーズに応えるために欠かせない情報,歯科
技工界の最新トピックスなど,歯科技工士の皆さんをサポ
ートする多彩なコンテンツをビジュアルな誌面でお届けし
ます.国内外の歯科治療・歯科技工に関するアップトゥー
デートな学際情報をタイムリーにお伝えします.
本特集は「すれ違い咬合に対するパーシャルデンチャーの
設計指針」です.65 歳以上の人口が全体の27.7%を占める
超高齢社会の日本において,パーシャルデンチャーの需要
が増え,残存歯数の多さからも,多様化した欠損補綴の症
例が増加することが予想されます.そして歯科技工士の方
々には,歯科医師による義歯の設計を正しく読み取り,そ
の意図を正しく理解して製作するための高いスキルが求め
られます.そこで本稿では,対応が最も困難なすれ違い咬
合の難症例に対処するための知識と設計指針を簡潔にまと
めました.明日からの日常臨床にお役立てください.
特別解説 すれ違い咬合に対するパーシャルデンチャーの設計指針
Basic Techniques Consider Frame Design(後編)
Opinion & Suggestion 生産性を高めるためのビジネスモデルを考える
特別レポート 第1 回 Creation ユーザー講演会アジア大会 in Japan に参加して
特別寄稿 台湾の歯科技工士が日本の大学院に留学して学んだこと
一般社団法人日本補綴構造設計士協会(PSD)リレー連載 新連載
アバットメントの分類・特徴と臨床での選択基準
実践ジルコニアの浸透ステインテクニック
桑田正博先生に教わる天然歯形態の捉え方
簡単!ラボ・ヨガ教室
Record
Congress & Meeting Report
Information
Others
- 別冊医学のあゆみ マクロファージの功罪ーー疾患病態誘導と制御におけるマクロファージの役割 2021年[雑誌]
- 2021年04月21日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
マクロファージが生体防御や病態形成へいかに関わるか、最新の知見と情報をもとに詳しく解説!
●マクロファージの機能は多彩である。正常組織環境へ適応して、組織恒常性を維持しているが、一方で病的組織環境の影響下では、積極的に病態形成に関わる機能も獲得する。その場合、マクロファージは全身の組織にくまなく分布しているため、関与する疾患も多岐にわたることになる。
●本書では、各組織マクロファージの第一線の基礎・臨床研究者を迎え、感染症、がん、慢性炎症を含むさまざまな病的・疾患環境で、マクロファージがいかに生体防御や病態形成に関わるか、最新の知見と情報を詳しく解説。
●新たな分子標的が見出されることで、予防や治療へ応用される未来を期待して、マクロファージと組織環境との相互作用の解明を目指した一冊。
【目次】
臓器不全
1.疾患特異的マクロファージの機能的多様性
KeyWord アレルギー,メタボリックシンドローム,線維症,疾患特異的マクロファージ,自然免疫
2.腎不全とマクロファージ
KeyWord 慢性腎臓病(CKD),マクロファージ,インフラマソーム,組織常在性マクロファージ
3.心不全とマクロファージ
KeyWord 線維化,組織リモデリング
4.肝疾患・肝線維化とマクロファージ
KeyWord 細胞死,肝線維化, Crown-like structure(CLS)
5.皮膚疾患とマクロファージ
KeyWord マクロファージ,皮膚,接触皮膚炎,ランゲルハンス細胞
6.動脈硬化とマクロファージ
KeyWord 動脈硬化,プラーク,マクロファージ
7.脂肪組織のM2マクロファージ─見直されつつあるM2マクロファージ抗炎症作用説
KeyWord M2マクロファージ,前駆脂肪細胞, TGF-β, IL-10
脳・神経
8.ミクログリアと神経障害性疼痛
KeyWord ミクログリア,脊髄後角,脳,神経障害性疼痛
9.神経変性疾患におけるミクログリア─特徴と治療標的としての展望
KeyWord ミクログリア,アルツハイマー病(AD),筋萎縮性側索硬化症(ALS)
10.脳梗塞後の神経症状回復を促す脳特異的制御性T細胞
KeyWord 脳梗塞,組織修復,制御性T細胞(Treg),セロトニン,アンフィレグリン,アストロサイト
がん・腫瘍
11.がん・悪性腫瘍におけるマクロファージ
KeyWord 腫瘍関連マクロファージ(TAM),リンパ節洞マクロファージ,がん免疫
12.IL-34とマクロファージ
KeyWord サイトカイン,インターロイキンー34(IL-34),腫瘍微小環境,腫瘍随伴マクロファージ(TAM)
感染症
13.HIV-1とマクロファージ
KeyWord 持続・潜伏感染細胞(リザーバー), tunneling nanotubes,自己分裂マクロファージ
14.結核におけるマクロファージの役割
KeyWord 免疫回避,マクロファージの性質,結核,非結核性抗酸菌症
15.マクロファージ/単球とトキソプラズマ間の寄生虫免疫学的相互作用
KeyWord トキソプラズマ, IFN-γ,寄生胞, IFN誘導性GTPase,エフェクター分子,病原性機構
自己免疫・炎症
16.炎症性腸疾患とマクロファージ
KeyWord 炎症性腸疾患,単球, Ym1
17.関節組織とマクロファージ─関節を破壊する悪玉破骨前駆細胞の同定と可視化
KeyWord 関節炎,破骨細胞,パンヌス,シングルセル解析
18.自己炎症性疾患とマクロファージ─自己炎症性病態におけるマクロファージの役割
KeyWord 血球貪食性リンパ組織球症(HLH),バイオマーカー,家族性地中海熱, iPS細胞,遺伝子多型
19.好塩基球とマクロファージによるアレルギー炎症・寄生虫感染の制御
KeyWord 好塩基球, M2マクロファージ,インターロイキン(IL)-4,アレルギー,寄生虫感染
- 医学のあゆみ 好酸球細胞外トラップと疾患 -“エフェクター細胞”の新しい視点 291巻3号[雑誌]
- 2024年10月18日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
・2008年に発見された好酸球細胞外トラップ(EETs)。生きた好酸球からのミトコンドリアDNA放出や、強い刺激による非アポトーシス細胞死(EETosis)を伴うトラップ形成など、多様なメカニズムが報告されている。
・EETs・EETosisの研究は、好中球細胞外トラップ(NETs)ほど進んでいないものの、各疾患における役割や臨床的意義の解明に向けて、国内の研究者が大きく貢献している。
・本特集では、EETs・EETosisに関する知見と、各疾患における重要性を第一線の専門家が解説する。この謎多き現象について今後の展望を考える一助となることを期待する。
■好酸球細胞外トラップと疾患ーー“エフェクター細胞”の新しい視点
・はじめに
・好酸球の細胞死と細胞外トラップ総論
〔key word〕好酸球、ETosis、細胞外トラップ(ETs)
・好酸球細胞外トラップと慢性重症アレルギー性角結膜炎
〔key word〕アトピー性角結膜炎(AKC)、春季カタル(VKC)、好酸球由来顆粒、シャルコー・ライデン結晶、ガレクチンー10(Gal-10)
・好酸球性中耳炎ーーこれまでとこれから
〔key word〕好酸球性中耳炎、難聴、2型炎症、好酸球細胞外トラップ(EETs)
・慢性副鼻腔炎における好酸球の役割
〔key word〕慢性副鼻腔炎、好酸球、細胞外トラップ(ETs)、ガレクチンー10(Gal-10)
・好酸球性唾液管炎(線維素性唾液管炎)--疾患概念と新たに明らかになった機序、そして今後の展望
〔key word〕好酸球性唾液管炎(線維素性唾液管炎)、アレルギー性耳下腺炎、ペリオスチン、Th2型炎症性疾患
・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症ーー好酸球細胞外トラップと免疫血栓
〔key word〕好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)、好酸球細胞外トラップ(EETs)、免疫血栓
・喘息と好酸球性炎症
〔key word〕気管支喘息、好酸球性炎症、ガレクチンー10(Gal-10)、EETosis
・ETosis/EETsの視点から考えるアレルギー性気管支肺アスペルギルス症/真菌症の病態と治療
〔key word〕好酸球、粘液栓、ETosis、細胞外トラップ
・水疱性類天疱瘡における好酸球特異タンパク質 ガレクチンー10の役割
〔key word〕水疱性類天疱瘡(BP)、ガレクチンー10(G10)、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)
●TOPICS 薬理学・毒性学
・臨床試験におけるプラセボ・ノセボ効果
●TOPICS 神経内科学
・免疫グロブリン製剤の使用量増加の真相を探る
●連載 臨床医のための微生物学講座(26)
・牛海綿状脳症(BSE)--無視できるリスクまでの道のり
〔key word〕牛海綿状脳症(BSE)、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)、プリオン、人獣共通感染症
●連載 緩和医療のアップデート(21)
・認知機能障害を抱える虚弱高齢者とケアパートナーに対する緩和ケアの実践
〔key word〕認知症、認知機能障害、トータルペイン
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(13)
・遺伝性炎症性疾患から紐解く自己タンパク過剰蓄積を感知する分子機構の解明ーー免疫プロテアソーム機能異常によりもたらされる自己炎症性疾患の病態解明に向けて
〔key word〕免疫プロテアソーム、JASL、中條ー西村症候群、プロテアソーム関連自己炎症症候群(PRAAS)、自己炎症、脂肪萎縮
●FORUM 書評
・『倫理コンサルテーションハンドブック 第2版』
●FORUM 戦争と医学・医療 (2)
・永年の侵略や戦禍に翻弄されたアフガニスタンの現状と対策
●FORUM 数理で理解する発がん(16)
・モランモデル
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 別冊医学のあゆみ 世界の食生活 人類学の視点から紐解く食習慣と食文化 2024年[雑誌]
- 2024年09月10日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
食卓から世界を見るー多様性と地域性が織りなす人類の食文化
本書では、1先住民族の食生活、2ユネスコ無形文化遺産の食文化、3暮らしを支える作物、の3つの観点から世界の食事を紹介する。これらの視点を通じて、食が単なる生存のための行為ではなく、満足感や幸福感をともなう文化的な営みへと発展してきた過程を明らかにする。
【目次】
先住民族の食生活
カンガルーの冷凍しっぽ─中央砂漠に暮らすアボリジニの“伝統食”
食は万病のもとか?─カナダ・イヌイット社会における食生活の変化
極北の実り─西シベリアの先住民族・ハンティの野生ベリー採集
カラハリ砂漠に暮らす先住民サンの食
ピグミー系狩猟採集民(中部アフリカ熱帯林)
生を支えるハル イッケウ(食の背骨)─日本の先住民族アイヌの食生活
台湾原住民族の食と変化
オラン・アスリの食生活
ユネスコ無形文化遺産の食文化
トルコ人の社交のハレとケ─ケシュケキとトルココーヒー
食べるために生きる?─フランスにおける美食と健康の哲学
ブランド化した真っ赤なキムチ
地中海料理の挑戦─食と健康の関係を考え直す
国民文化としてのジョージア(グルジア)のクヴェヴリ・ワイン
暮らしを支える作物
インドネシア・西ジャワ州のコメ食
サツマイモ
キヌアの魅力とアンデスにおける食文化
世界の病院食
世界の病院食─世界の病人は何を食べているのか
- 別冊医学のあゆみ 臨床医が知っておくべき免疫学のいま 2021年[雑誌]
- 2021年08月26日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
免疫の基本的な仕組みから新型コロナウイルスワクチンまで
臨床に役立つ免疫学の最新情報を解説!
編集:河本 宏(京都大学ウイルス・再生医科学研究所再生免疫学分野)
免疫の基本的な枠組みは20 世紀のうちにほぼ解明され、一時は「免疫学はもうやることがないのでは」などという声もあった。
しかし実際は21 世紀に入ってからも、免疫学は大きく発展した。たとえば自然免疫系の解明、T 細胞サブセットの発見、がん免疫療法の台頭などがあげられる。
本書では、臨床医が読んで「これは役に立つ」と感じられるよう臨床に直結する話題に絞って、免疫学の最新情報を解説する。
【目次】
・免疫応答の仕組み:自然免疫と獲得免疫の連携 (河本 宏)
・免疫学の歴史を俯瞰して現状と課題を考える (河本 宏)
・自然免疫が関与する炎症ー自然炎症と自己炎症性疾患 (改正恒康)
・自然リンパ球と呼吸器疾患 (大瀧夏子・久保田健太郎・茂呂和世)
・T細胞機能と細胞内エネルギー代謝 (山下政克)
・制御性T細胞 (大倉永也・坂口志文)
・PathogenicヘルパーT 細胞と組織炎症 (廣田圭司)
・インバリアントT細胞 (千葉麻子・三宅幸子)
・疾患特異的マクロファージの機能的多様性 (佐藤 荘)
・骨免疫学:創成から応用へ (室龍之介・高柳 広)
・生体イメージング研究により明らかになったこと (粟生智香・菊田順一・石井 優)
・腸内細菌叢とマルチオミクス解析 (加藤 完)
・神経免疫学 (内田萌菜・村上正晃)
・免疫チェックポイント阻害薬 (濱西潤三・万代昌紀)
・遺伝子改変T細胞療法 (池田裕明)
・サイトカインと抗サイトカイン療法 (原 侑紀・西出真之・熊ノ郷淳)
・自己免疫疾患発症機構に迫るMHCクラスII分子の新たな機能ー自己抗体の標的分子としてのミスフォールドタンパク質/HLAクラスII複合体 (森 俊輔・荒瀬 尚)
・近未来ワクチンーーパンデミックから生活習慣病まで (小檜山康司・石井 健)
・アレルギー疾患の発症予防 (斎藤博久)
・再生医療と移植免疫ーiPS細胞由来再生細胞を他家移植で用いたときに起こりうる免疫反応 (増田喬子・河本 宏)
・免疫不全症の新展開 (今井耕輔)
・免疫疾患とゲノム医科学 (山本一彦)
・ヒト免疫研究の重要性 (吉富啓之・上野英樹)
- 医学のあゆみ 構造生命科学による創薬への挑戦 2021年 278巻6号 8月第1土曜特集[雑誌]
- 2021年08月06日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
・タンパク質の発現・精製技術の発達、構造解析のためのハードウェア・ソフトウェアの発達によって、構造情報の蓄積スピードが猛加速し、それを利用したライフサイエンス研究は枚挙に暇がない。
・構造解析情報の急速な増加、そこから先の計算機シミュレーションによる解析に加えて、定量性を扱う生化学、その基礎となる物理化学、有機化学が重要になってきた。
・ビッグデータを使った戦略を立てつつも、検索エンジンではでてこない、基礎的だが必須のデータの獲得に地道に挑み前進することが必要である。
■ 構造生命科学による創薬への挑戦 8月第1土曜特集
・はじめに
●構造解析から創薬へ
・タンパク質立体構造に基づいた抗ウイルス薬の創製戦略
〔key word〕Structure-based drug design(SBDD)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、SARSコロナウイルスー2(SARS-CoV-2)、X線結晶構造解析、クライオ電子顕微鏡解析
・グルコースー6-リン酸脱水素酵素異常症の構造基盤
〔key word〕G6PD異常症、NADPH、溶血性貧血、構造解析
・構造から捉えた、エンドセリンB型受容体標的薬の動作原理
〔key word〕エンドセリン受容体、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)、X線結晶構造解析、肺動脈性肺高血圧(PAH)
・Toll様受容体をターゲットとする創薬
〔key word〕Toll様受容体(TLR)、自然免疫、リソソーム
・フラグメント創薬(FBDD)のための溶液NMR実験法
〔key word〕溶液核磁気共鳴(NMR)、タンパク質、リガンド、フラグメント創薬(FBDD)、相互作用解析
・複合体構造に基づく薬物設計による新規抗菌薬リード開発への取り組み
〔key word〕薬剤耐性菌、MraY、GPT、構造活性相関研究
・GPCRの構造解析研究
〔key word〕Gタンパク質共役型受容体(GPCR)、構造解析、アミン受容体
●タンパク質工学から創薬へ
・タンパク質工学から創薬へーースマートドラッグの実現に向けて
〔key word〕タンパク質工学、スマートドラッグ、ドラッグデリバリーシステム(DDS)、刺激応答性DDS
・指向性進化法による高親和性ACE2創出とCOVID-19創薬展開
〔key word〕指向性進化法、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、変異株、エスケープ変異、ACE2
・タンパク質の化学修飾ーー基礎研究と抗体医薬品開発への展開
〔key word〕アミノ酸残基のpKa、抗体薬物複合体(ADCs)、化学修飾
・機能性サイトカインの医薬への展開とDDSへの応用
〔key word〕ファージ表面提示法、腫瘍壊死因子(TNF)-α、高分子バイオコンジュゲーション、プロテオーム創薬
・立体構造から眺めるSARS-CoV-2中和抗体
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、中和抗体、立体構造、バイオインフォマティクス、タンパク質工学
・二重特異性がん治療抗体の機能的な構造の理解に向けたあゆみ
〔key word〕低分子二重特異性抗体、配向性、がん細胞傷害活性、原子間力顕微鏡、電子顕微鏡単粒子解析
・高機能化抗体医薬品の開発に向けたIgG抗体部位特異的修飾法
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、アフィニティペプチド、クロスリンカー、PET
●計算機から創薬へ
・計算機から創薬へ
〔key word〕In silico創薬、構造多様性、分子認識、機械学習、富岳
・ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC)
〔key word〕人工知能(AI)、ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC)、深層学習
・TargetMineによる生物学的知識の発見
〔key word〕統合データ、データウェアハウス、創薬、オミックスデータ解析
・分子シミュレーションと創薬
〔key word〕分子動力学、スーパーコンピュータ、インシリコ創薬、構造生物学、富岳
・天然変性タンパク質と創薬
〔key word〕液ー液相分離(LLPS)、構造アンサンブル、毒性オリゴマー、フォールディングと共役した結合(coupled folding and binding)
・協調的2アミノ酸残基同時変異体の相互作用解析による新規抗体のStructure-Based Design
〔key word〕Structure-based antibody design、抗原・抗体相互作用、抗体変異体モデル、協調的変異、in silico affinity maturation
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 医学のあゆみ 2019年 9/7号 [雑誌]
- 2019年09月06日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
・transient receptor potential (TRP)チャネルは、1989年にショウジョウバエのtrp遺伝子が同定されて以来,世界で精力的に研究され,大きな機能的多様性を有するイオンチャネルファミリーを形成することが示されてきた.
・TRPチャネル機能異常は多くのチャネル病を引き起こし,多くの後天的疾患や癌の発生においてTRPチャネルが重要な役割を果たしていることが明らかにされ,阻害薬あるいは刺激薬の有用性が大いに期待されている.
・今後,原子レベルでの構造解明の上にTRPチャネルを標的とした薬剤が開発されることが期待される.TRPチャネルと疾患との関連ももっと研究されて行くであろう.現在までのTRPチャネル研究を本特集でまとめた.
TRPC チャネル
TRPV チャネル
TRPM チャネル
項目別
- 医学のあゆみ 健康日本21(第三次)の健康づくり戦略ー医療者へのメッセージ 292巻8号[雑誌]
- 2025年02月21日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
・“誰一人取り残さない健康づくり”を掲げ、「健康日本21(第三次)」は、性差や年齢、ライフコースを踏まえた健康づくり、自然に健康になれる社会環境の構築、そして多様な主体による健康づくりを展開している。
・さまざまな組織・企業が健康づくりを起点に動き始めているが、医療面では、予防は行政機関、治療は医療機関という制度上の壁に由来するのか、予防医学と臨床医学との溝が埋まらない。
・本特集では、健康日本21(第三次)の策定に関わった専門家が担当領域を解説したうえで、医療者にどのようなアクションを期待するか、そのメッセージを伝える。
■健康日本21(第三次)の健康づくり戦略ーー医療者へのメッセージ
・はじめに
・循環器病
〔key word〕循環病、高血圧、ポピュレーションアプローチ、LDLコレステロール(LDL-C)、ハイリスクアプローチ
・糖尿病ーー予防と治療の切れ目ない対策で健康寿命延伸を目指す
〔key word〕健康日本21(第三次)、糖尿病、メタボリックシンドローム、アクションプラン
・健康日本21(第三次)におけるがん領域の健康づくり戦略ーー医療者へのメッセージ
〔key word〕がん対策推進基本計画、がん一次予防、がん検診、ロジックモデル
・たばこ対策
〔key word〕健康日本21(第三次)、たばこ規制枠組条約、ロジックモデル、アクションプラン、アドボカシー
・健康日本21(第三次)と健康的な食事・食環境
〔key word〕適正体重、野菜、果物、食塩、食環境
・健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023--概要とポイント
〔key word〕身体活動、運動、座位行動、筋力トレーニング、ガイドライン
・こころの健康ーー心理的苦痛の軽減を通して健康寿命の延伸を目指す
〔key word〕健康日本21(第三次)、こころの健康、心理的苦痛、トラウマインフォームドケア(TIC)、心のサポーター
・睡眠・休養
〔key word〕睡眠、睡眠時間、睡眠休養感、健康づくりのための睡眠ガイド2023
・ライフコースアプローチを踏まえた健康づくり
〔key word〕ライフコースアプローチ、女性の健康、子どもの健康
・高齢者の健康ーー5つの健康課題と社会的つながり
〔key word〕社会的つながり、ライフコースアプローチ、社会参加、社会的処方、地域包括ケアシステム
●TOPICS 移植・人工臓器
・人工赤血球がひらく移植臓器保存の技術革新
●TOPICS 免疫学
・B細胞受容体によるカルシウムシグナルが制御する胚中心B細胞ポジティブセレクション
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(25)
・ショウジョウバエ腫瘍モデルから紐解く自然免疫によるがん制御
〔key word〕がん、ショウジョウバエ、自然免疫、細胞間相互作用
●細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(11)
・培養自家骨膜細胞を用いた顎骨再生医療の臨床実用化における課題と取り組み
〔key word〕培養骨膜細胞(CPC)、顎骨再生、歯科インプラント、歯周病、咬合機能回復
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(2)
・高齢者虐待(医療ネグレクト)
〔key word〕高齢者虐待、医療ネグレクト、意思決定能力、四原則
●FORUM 戦争と医学・医療(13)
・731部隊に所属した医学研究者の論文分析による戦争犯罪の検証
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 医学のあゆみ 間質性肺疾患の研究と診療UPDATE 2022年 283巻1号 10月第1土曜特集[雑誌]
- 2022年09月30日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
・間質性肺疾患に関する研究は、主に形態学による疾患分類が中心となり、治療に結びつき、患者に恩恵を与える成果は得られない時代が長く続いた。
・基礎研究の進歩により、「慢性炎症によって線維化が起こる」とする概念から「繰り返す肺胞上皮細胞の障害によって、特定の素因を持ったホストでは、その修復過程で線維化が起こる」とする概念への転換が起こった。
・診療においてはこの肺の線維化を軸とした疾患分類の見直しが行われ、各ガイドラインが整備されてきている。本特集では、このパラダイムシフトをもたらした肺の線維化に関する最新の研究成果をまとめた。
■ 間質性肺疾患の研究と診療UPDATE 10月第1土曜特集
・はじめに
●研究
・CD4陽性T細胞と肺の線維化
〔key word〕免疫記憶、ヘルパーT細胞、慢性気道炎症、線維化
・疾患特異的マクロファージの機能的多様性
〔key word〕線維症、アレルギー、メタボリックシンドローム、マクロファージ、自然免疫
・細胞多様性と肺線維症
〔key word〕特発性肺線維症(IPF)、肺線維症、筋線維芽細胞(MYF)、single-cell RNA-sequencing(scRNA-seq)、上皮損傷、マクロファージ
・特発性肺線維症における上皮細胞、線維芽細胞老化の役割
〔key word〕特発性肺線維症(IPF)、細胞老化、上皮細胞、線維芽細胞
・肺の組織幹細胞から考える肺疾患
〔key word〕組織幹細胞、基底細胞、クラブ細胞、II型肺胞上皮(AT2)細胞、肺線維症
・ヒトiPS細胞由来肺胞オルガノイド技術を基盤とした間質性肺炎への橋渡し研究
〔key word〕ヒトiPS細胞、疾患モデリング、間質性肺炎、オルガノイド、肺胞上皮細胞
・新規動物モデルを用いた肺線維症の発症機構の解明
〔key word〕家族性間質性肺炎(FIP)、II型肺胞上皮細胞(AEC2)、肺サーファクタント、ネクロプトーシス
・薬剤による間質性肺炎・肺線維症とマイクロRNA
〔key word〕薬剤性肺障害、肺胞上皮細胞、上皮間葉転換(EMT)、マイクロRNA(miRNA)
●診療
・間質性肺疾患のレジストリー研究とMDD診断ーー現状と課題
〔key word〕観察研究、中央診断、レジストリー研究(登録研究)
・『特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き2022』(改訂第4版)のポイント
〔key word〕特発性間質性肺炎(IIPs)、特発性肺線維症(IPF)、診断と治療の手引き、進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)
・過敏性肺炎ーー国際診断ガイドラインとわが国の診療指針
〔key word〕非線維性、線維性、曝露評価、多分野による集学的検討(MDD)、抗原回避
・『膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針』の今後
〔key word〕膠原病に伴う間質性肺疾患(CTD-ILD)、ILDパターン、免疫抑制治療、抗線維化薬、window of opportunity(治療の機会の窓)
・間質性肺疾患における呼吸リハビリテーション
〔key word〕運動制限因子、持久力トレーニング、酸素療法
・間質性肺疾患における緩和医療
〔key word〕間質性肺疾患(ILD)、緩和ケア、アドバンスケアプランニング(ACP)、オピオイド、呼吸管理
・間質性肺疾患合併肺がんの診療
〔key word〕間質性肺疾患合併肺がん、非小細胞肺がん、小細胞肺がん、薬剤性肺障害
【注目されるびまん性肺疾患】・Pleuroparenchymal fibroelastosis(PPFE)
〔key word〕PPFE、残気率上昇、扁平胸郭、弾性線維、バイオマーカー
・肺胞蛋白症
〔key word〕肺サーファクタント、全肺洗浄術、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)吸入療法
・Birt-Hogg-Dube症候群(BHDS)--肺嚢胞・気胸を中心に
〔key word〕線維毛包腫(fibrofolliculoma)、FLCN、気胸、肺嚢胞、腎腫瘍
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 医学のあゆみ 2020年 4/25号 [雑誌]
- 2020年04月24日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
【内容紹介】
■ヒトゲノムの多様性は疾患の原因やリスクともなり,疾患の発症機序解明や治療法開発,リスク予測のために大規模研究が行われてきた.
■ ありふれた疾患やメンデル遺伝病解析のための大規模シークエンス研究が世界中で行われている.また,がん研究や治療においても,ゲノム情報は必須になりつつある.
■ ゲノムデータの解析研究のための基盤のひとつとして分子進化学,集団遺伝学は重要であると考えられる.本特集がゲノム解析を行う研究者の一助になると幸いである.
【目次】
特集 ヒトの分子進化からみた疾患の理解
老化研究の進歩(8)
TOPICS
FORUM
- 歯界展望 歯科医療における3Dプリンターの可能性 2023年10月号 142巻4号[雑誌]
- 2023年10月02日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
特集「歯科医療における3Dプリンターの可能性」では,近年さまざまな業界で注目を集めている3Dプリンターについて,歯科における適用・利用の可能性や現状などを含めて包括的に紹介します.
【目次】
特集 歯科医療における3Dプリンターの可能性
特別寄稿 新時代の防湿の到来 PTFEテープとラバーダム防湿による間接修復の新しい防湿法
臨床TOPIC 小児歯科治療における局所麻酔薬の最大推奨用量への新提案「HC/6ルール」
【連載再開】ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 16
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 4
デンタルエックス線写真読影 4
エビデンスに基づく実践的な歯周治療〜日常臨床で活用するためのTips 2
「矯正診断」を再考する〜治療ゴールの設定とその意思決定に関わる要素〜 2
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 14
お悩み解決!パーシャルデンチャー〜知っておくべき基礎知識〜 4
モノリシックジルコニアレストレーションの臨床UPDATE 10
臨床家のための疼痛コントロール CheckPoint 13・完
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 10
臨床TOPIC
歯科医療から認知症にどう取り組むべきか? 4
Patient Oriented Dentistry-行動を学び・介入する歯科医療 16
事例に学ぶ歯科保険請求 205
【新連載】歯科医師に必要なビジネススキル〜経営学で歯科医師人生をもっと楽しく生きる〜 1
歯科医師の多様なキャリアパス 4
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 22
経済学的視点から歯科業界を読み解く 67
「顎関節症臨床医の会」だより 7
WITHコロナ×AFTERコロナの時代の私たち 22
My Bookshelf〜私の本棚〜 10
Find the Cat!!〜ポンゲを探せ! 10
【News & Report】
【Conference & Seminar】