溢れ出す想い。魂がほとばしる瞬間がここにある。
家族を亡くしたあなたに明日への勇気を。悲しみに沈むあなたの心に小さな明かりをともします。カウンセラーが贈る思いやりとなぐさめとはげましの言葉。
十代で文学に目覚めてから30歳の若さで世を去るまで、常に「詩人」として生きた中原中也。彼の残した数々の詩は、溢れるような抒情味と独自のリズムを持ち、現在も多くの人に読み継がれている。本書では、共に“歌”と題され、中也自身のなかにある深い悲しみと傷ついた魂の告白がうたわれた二つの詩集「山羊の歌」「在りし日の歌」の全篇を収録。「新撰クラシックス」シリーズ第五作。
ひかれ合い、別れゆく男と女の風景。麻薬のような甘美さ、心の揺れを鮮やかに浮き彫りにする、作家中谷衣里の渾身の短編集。ひそかな喜びと切なさを合わせ持つ女性たちの“日常”を、女性ならではの知性、著者一流のタッチで綴った珠玉の作品集。
金もなければ、時間もない。でも、僕らは生きていた!昭和30年代初頭の東大駒場キャンパスを舞台に、青年期特有の苦悩や喜びを「セツルメント活動」に絡め描かれた青春ドラマの傑作。
いま初めて明らかにされる歴代リーダーの決断、「世界のソニー」をめざす苦闘、そして知られざる内幕!日米双方の多くの関係者を取材、ソニー発展の原動力と日本の国際化を探った力作ノンフィクション。
愛や意志の力をあざわらう天使の罠(ドラッグ)。希望と絶望、信頼と裏切りの果てに幸せが?生きる証しとして公開された赤裸々な往復書簡。
2000年5月13日、ローマ法王は、それまで60年近くも封印し続けてきた「ファティマ第三の予言」の秘密の一部を、世界に公表した。しかし、なぜ21世紀を控えたこの時期に、あえて公表に踏み切ったのか。また、全部ではなく“一部”なのはどういうわけか。聖母マリアの幻が、神父でも法王でもなく、ポルトガルの片田舎の少女の前に現れたのはなぜか。そして、その幻の正体とはいったい…。-これらの謎が一本の線でつながったとき、来るべき21世紀の思いもよらない真実が見えてきた。
みずみずしい自分を取り戻す「こころの手帖」。日々の思いを書き込めるノート付。
この「つらい苦しみ」の意味とは?死と向き合うことは、生きることを学ぶこと。愛する子どもの死、避けられない伴侶の死、人生の計画を、わざと無視するようにやってくる死…。インド在住のボンベイ総領事がつづった心の処方箋。