ロンドンから始まるミステリツアーは、ミス・マープルの住む村へ、ポワロの活躍する街へ。
思わずビックリ!この目を疑う楽しい鉄道シーンの数々。
一九五四年、初めて欧米にわたった著者は、すぐれた作家や図書館員に出会う。以来、心の友となったそれらの人々を再訪する旅、ポターやファージョンの世界が息づく自然を訪ねる旅、児童文学の国際会議への旅と、いく度か外国旅行を試みる。その体験をまとめた本書には、著者の思索と心の軌跡がみごとに刻み込まれている。
旅行雑誌『旅』を二十年以上にわたって編集した名編集長・岡田喜秋が、一九六〇年から一九八〇年の間に書き記した「旅心」の書。心にふれあう旅、季節との出会い、そして人生の途上にある旅を描いたエッセイは、半世紀のときを経た今でも色あせることはない。『日本百名山』の著者である深田久弥との交流を描いた「深田久弥の山と死」は登山者必読。
自らを「大島の百姓」と称し、生涯にわたり全国をくまなく歩きつづけた宮本常一。その歩みは同時に日本民俗学体系化への確かな歩みでもあった。著者の身体に強く深く刻みこまれた幼少年時代の生活体験や美しい故郷の風光と祖先の人たち、そして柳田国男や渋沢敬三など優れた師友の回想をまじえながら、その体験的実験的踏査を克明かつ感動的に綴る。宮本民俗学をはぐくんだ庶民文化探究の旅の記録。
本書は、オーストラリアの歴史家・ブレイニーがコンパクトにまとめた世界史。アフリカを出発した人類が各地に散らばり、いかに暮らし、働き、技術を磨いたのか。ヨーロッパを相対化しつつ、著者ならではのユニークな視角で、世界の大きな流れをいきいきと描き出す。随所にちりばめられる軽妙な比喩とユーモアも味わい深いダイナミックな通史。
ビザの煩雑さ、移動手段、衛生面や治安に対する不安など、かつて、インドや中央アジアへのひとり旅はハードルが高かった。だが、旅がしやすい地域となったいま、この地を再び訪れると、若い頃にはわからなかった人情や歴史の深さに心がひきつけられる。混み合う列車の旅でインドの人々の優しさに気づき、シルクロードのバザールでは、悠久の時の流れに思いを馳せるー。肩肘を張らずに次なるアジアへ、シニアならではの旅に出かけよう。
古代の姿を後世に伝える神話の数々。文献解釈を中心に研究が重ねられてきたこれまでとは異なり、著者自身が神話に語られる舞台を訪ね歩き、古代日本の真の姿を浮き彫りにする。令和年号の出典元でもある『万葉集』からの解釈や偽書の書評、研究中の思い出などを新たに加え、文庫版として再編集。
日本全国19の街、65軒を紹介。BS11の人気番組がハンディな1冊に!写真満載、オールカラー版。
ハワイに行きたい!高砂淳二が切り取った愛しのハワイ、美しき地球。
「たいした将来の見通しもなく会社を辞め、とりあえず旅行しまくりたいと考えた浅薄なサラリーマンのその後」を描いた、出たとこ勝負の旅エッセイ。
20系・14系・24系客車を使用した“ブルートレイン”25列車と客車寝台特急57年のあゆみ。
人気急上昇のウラジオストクやポルトガル、台湾、タイ、ベトナムなどのご近所アジアとヨーロッパ。そして憧れのキューバ、メキシコまで旅作家・小林希が訪れた魅惑の13ヶ国!