赤沼さんは日本の民生電子機器輸出の草分けであり、本書は戦後機械輸出の曙の時代の苦労などが生き生きとつづられた貴重な記録である。
一人の日本人青年が青春の彷徨の末にボランティアとしてたどりついたバンコク。難民、環境破壊、貧困など東南アジアの矛盾が凝縮する都市スラムには目ざましい活動を続けるプラティープ女史の姿があった。二人はやがて恋におち結婚。そして暗転、92年5月、民主化を求めるデモと流血の弾圧の中へ…。真の国際協力とは何かを考えさせる貴重な記録。
安全管理会社イダプロダクツ主宰者の井田一郎に、妖艶な未亡人・奈良晶子が身辺警護を依頼した。事業家だった夫の巨億の富を相続した晶子は、資産を狙う右翼団体・国義士団から非道極まる脅迫を受けていた。井田は国義士団の動きを探り、背後に米国巨大企業の日本進出計画があることを掴む。だが、手段を選ばぬ敵により晶子は拉致されてしまうー。
1072年9月、独立直後のバングラデシュの人々と息長い協力関係を築きたいと願う若者たちによってシャプラニールは誕生した。そして、一つの村に拠点を定め、村人たちと一緒になっての「自立にむけての援助」の模索が始まった。
心ふるえるキャンパスの出会い。卒業までの残された時間、燃えあがる恋。愛と仕事のはざまではりさけそうな想い、そして結婚。女性のもっとも輝く一瞬一瞬をビビッドに描く。
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