“あのきざな男をぜったいぎゃふんと言わせてやるわ!”映画評論家のアマンダ・バタワースはその鋭い批評力を買われて、地方の小さなテレビ局からセントルイスのKCNX局へと引き抜かれた。しかも、そのセクシーな魅力で人気抜群の評論家カイル・フォックスが映画紹介をつとめる『シアター・トーク』の相手役としてだ。だが、才能、容姿の点でカイルには劣らないと思われるアマンダにも唯一弱点があった。それは、一見したところセクシーとはほど遠い、時代錯誤のお堅い女だと見られてしまうことだった。そんなアマンダをからかうように、カイルは初顔合わせのすんだすぐあとで彼女にいきなりキスをした…。
セーラはひたすら逃げていた。年の離れた大実業家の夫は、結婚後すぐに暴力をふるうようになった。何も知らない母を心配させたくなくて、セーラはそんな生活にもずっと耐えてきた。ある夜夫と口論になり、彼は誤って階段から転落する。動かない彼を見て怖くなり、セーラはそのまま逃げ出したのだ。あとさきのことなど何も考えられなかった…。レンタカーで北へと走ったが、車が故障し、電話を借りようとセーラは近くの家に入っていった。だが、その家の主人らしき男性を見てはっとする。見たこともないくらいセクシーで魅力的な人。男性のことなど二度と信じたくはないのに。さらに驚いたことに、彼は一夜の宿を提供すると申し出た。
遊園地の戦隊ものショーで麗しき悪役を演じる光里は、その綺麗な容姿に反して苦労人。大学時代の先輩が残した借金を背負ってデザイン事務所でアルバイトもしている。そんな光里の前にヒーローの新メンバーとして柴田という大学生が現れた。なぜか光里に異常なまでの執着を見せるこの柴田。歓迎会の夜、他のメンバーが雑魚寝している隣の部屋で、光里はいきなり押し倒され、あまつさえ犯されてしまうっ!!悔しさと怒りに震える光里に、不遜に笑む柴田は『感じやすいじゃん、あんた』って。
若手検事・篠崎真澄は宿怨の思いを抱き続けていた代議士を内偵していた。ある日、代議士失脚の証拠を握る傲慢不遜な極道の男・藤堂に、篠崎は強引に体を奪われてしまう。藤堂もまた代議士に怨みを持っており、その周辺を嗅ぎ回る篠崎を排除しようとしたのだ。体の関係を盾に取られ、脅迫され、犯され続けても心は決して屈しないと篠崎は争い続ける。しかし、男の仕掛けてきた罠に嵌まり、飢えるような欲望を満たされて、篠崎は淫らな快楽に溺れてゆく。-裏社会を生きる男と美貌の検事のハードテイスト・ラブ。
東京株式市場は一九八〇年代後半、ニューヨークを抜き世界一となった。それはバブルであり崩壊すべき状況だった。著者はそれに気づき奮闘するのだが…。有力機関投資家のストラテジスト(投資戦略家)だった著者が、当時の証券会社、機関投資家、上場企業や、さらには政治家、官僚、マスコミの問題点までを指摘。歴史を正確に記録することが未来のために必要だと信じる著者の、事実に基づいたノンフィクション。
これは2人の物語。-今、1人の女が愚かな男たちに飽き飽きし、メトロへ出る。巷では、1人の男が退屈な日々に飽き飽きし、メトロでロマンチックを探す。デザイナーズ・チームによる、ギフト・ストーリー。それはシンプルで、アンバランスな遊び。
婚約者を見送りに行った空港で、いきなりフェイスは見知らぬ男性から「ミリー」と呼びかけられた。人違いだと言っても、彼は諦めない。あまりのしつこさに、フェイスは逃げるように立ち去ったが、数日後、彼は再び現れて言った。「きみと僕が知り合いだった証拠を見せてあげる」突きつけられた一枚の写真に写っていたのは…(『過去をなくした天使』)。大邸宅で住みこみの庭師をしているアンバーは、週末の客を見て驚いた。ロッコー彼は一年半前、アンバーがマスコミにふたりの関係を暴露したと勘違いして彼女を捨てた。アンバーが妊娠しているとも知らずに…。ロッコは彼女をスパイだとののしり、解雇するよう家主に忠告すると言う。アンバーは慌てて彼の部屋へ向かった(『届かなかったプロポーズ』)。
アレクサンドラは、幼いころ生き別れた兄から突然送られてきた荷物を見て、首をかしげた。いったいなぜ、今になってこんなものを?そのとき、玄関のドアをノックする音が聞こえた。ドアの向こうには、見知らぬ配達人が立っている。しかも、間違って届けられた荷物を返せというのだ。本能的に危険を感じたアレクサンドラは、荷物をつかむと、ベランダから飛びだした。これで、だいじょうぶ。安堵する彼女の背後に、今度は別の危険を感じさせる男性が密かに忍び寄った。
あらゆる男を魅了するバーテンダー・ファロンの副業はビジネス愛人。親の破産以来、「世の中、すべて金」というのがファロンの信条だ。なのに、最近ミョーな奴が気になりだした。とあるピンチを救ってくれた、売れない画家の悠史。ずっとカウンター越しに彼の口説き文句を聞き流してきたが、本気でファロンに恋してるらしい。「俺はただ、君に傷ついてほしくないんだ」穏やかな悠史の言葉に、余計なお世話とあしらったファロン。でも、うっかり交わしたキスで、意外なほど悠史の存在を意識してしまい…。
大人も子どもも楽しい身の回りのクイズが37問。本の最後に得点表つき。30点をめざしてチャレンジ。
収録語数500語、作文にも役立つ表現力をアップ。絵さがし遊びなど、ページを何度でもめくりたくなるしかけがいっぱい。絵本を読むように、たくさんのキャラクターのストーリーが楽しめる。小学校低学年〜中学年向き。