殺人の容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。彼のアリバイを証明できる唯一の人物ー正体不明の美人スノーボーダーを捜しに、竜実は日本屈指のスキー場に向かった。それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と命じられた所轄の刑事・小杉。村の人々も巻き込み、広大なゲレンデを舞台に予測不能のチェイスが始まる!どんでん返し連続の痛快ノンストップ・サスペンス。
自転車通勤歴7年のヒキタは、妻と一人息子を養う38歳のサラリーマン。テレビ局のディレクターとして仕事三昧の日々を送っている。そんなヒキタの趣味は銭湯巡り。会社帰りや散歩の途中で見つけた銭湯でほっと一息つくのが何よりの楽しみなのだ。東京都内に残る銭湯の魅力を「自転車ツーキニスト」こと疋田智が、小説風エッセイでご紹介。庶民文化研究の第一人者、町田忍博士の蘊蓄コラムが付録についた、憩いの銭湯読本。
平成元年より謎の風水師として全国2848ケ所の温泉調査と入浴にて独自の温泉風水学を確立。ラジオ・講演・風水気功講座にて日本初12支(エト)による開運法を伝授。
人気テレビ番組「水曜どうでしょう」のディレクター陣がかつての旅を振り返りつつ、北海道の温泉宿で、アフリカ編の出発前後で語り合った対談を収録した「完全版」。番組のこと、お互いのこと、大泉洋&ミスターのこと…。2020年の新作についても語った対談も文庫特別収録!
探し物が得意なアズサは夏休みに帰郷し、元バイト先を訪れる。この世とあの世をつなぐ登天郵便局では、死者が成仏せずに消える事件が頻発!彼らは生前“罪を洗い流す温泉”を訪れていた。懐かしい同僚たちから頼まれたアズサは温泉の在り処を探すが…。大ヒット『幻想郵便局』の続編を文庫書下ろしで!
旧制第一高等学校に入学した川端康成(1899-1972)は、1918(大正7)年秋、初めて伊豆に旅をして、天城峠を越えて下田に向かう旅芸人の一行と道連れになった。ほのかな旅情と青春の哀歓を描いた青春文学の傑作「伊豆の踊子」のほか、祖父の死を記録した「十六歳の日記」など、若き川端の感受性がきらめく青春の叙情六篇。
「『もてなしの心』と言いますが、旅館はお客さんが来てからもてなすんじゃあないですよ。その前に、全体がもてなしの風景になっとらんといかんわけです。そこにお客さんがやってきて、感動するんですよ。口先ばっかり『もてなしの心』で対応しようとしても、お客さんは喜んでくれません」-いま全国でもっとも注目を集める観光地・黒川温泉の再生ノウハウを、「山の宿新明館」館主・後藤哲也が、「温泉教授」こと松田忠徳に語り尽くす。景観造りや宿造り、風呂造り、そして人づくりを、どういうビジョンに基づき、どういう方法で成し遂げたのか。その秘密に迫る。
近畿、黄海・北陸、中国・四国、九州の4つのエリア別85湯、165軒。
自然主義小説家・田山花袋はまたジャーナリストで無類の旅行好き。手甲脚絆、日に十数里もゆく昔の旅と全国の温泉を美辞麗句抜きで素朴に記す。風景・湯量・宿・人情をなつかしく綴る紀行文は今日温泉を巡る者にもよき伴侶となるだろう。
ゲームやコミック、TVアニメなどで女性を中心に人気を得た『遙かなる時空の中で』シリーズの企画CD。シリーズ3作品のドラマやキャラクター・ソングが厳選収録されている。
年々減少している混浴できる温泉は、現在700湯ほど。混浴温泉が本来持つ爽快感、安堵感、高揚感、非日常感など古来から僕ら日本人の祖先が感じて浸かったであろう混浴温泉ならではの魅力を純粋に楽しめる湯処を紹介。
日本造形大学建築学部の教授・京極要平は、無二の親友で京都の老舗青果商「八百俣」の主人・木俣次郎と旧交を深めるため有馬温泉の旅館「陶泉御所坊」を訪れた。次郎の家族と、要平の助手・鷹山奈々子を交えた宴が開かれた翌朝、次郎が「御所坊」別館の庭で死亡しているところを発見される。さらに、次郎と取引のあった「檜山農園」の社長・檜山健一が姿を消した。京野菜の偽装問題が事件の鍵を握っていると睨んだ要平は、専門分野である旅館建築の知識を駆使し、真相に迫る。登場するのは、すべて実在する日本の名旅館。奇跡のコラボレーション企画、始動。
「『なぜ、山に向かうのか』。そうです、下山後の酒と温泉があるからです」。本書では体力的負担が少なく、技術的な困難さをあまり伴わない山歩きを勝手に「B級」山歩きと命名。なかでも首都圏からアクセスしやすい中央線沿線を中心に、主に日帰り可能な15の山をセレクト。酒と温泉を楽しみに、野鳥や花とふれあいながら歩きたい大人向け山ガイド。
ひとつの温泉地に宿泊してゆっくり…というのもいいが、鉄道での移動を楽しみながら途中下車して温泉に入り、ご当地グルメを楽しむという旅もいいもの。旅に精通した著者が、「鉄道駅構内か駅前、または徒歩5分以内で行ける温泉」を前提とし、そのなかから地域性・利便性・泉質・料金などを考慮して選んだ57の施設をピックアップ。温泉のみならず、館内の付属施設や周辺グルメ、アクセスとなる鉄道や周辺の観光スポットにも触れ、鉄道+温泉の楽しみ方を紹介する。