人々に降りかかる災厄を打ち払う「祓いの楽人」オシアン。その名は伝説の祓いの楽人と同じであり、その人間離れした音楽の才を妖精の女王ニアヴに愛され、妖精のあいだにしか伝わらないはずの数々の歌を全て口伝えに授けられたとされる人物だった。オシアンは、相棒のブランとともに世界中を旅し、この世に未練を残した魂や悪鬼、「愛を歌うもの(ガンコナー)」たちを、彼の竪琴が奏でる調べで救っていく…。ケルト民話と著者の独特の世界観が作り上げる、切なく、悲しいファンタジーミステリー。
日活映画の素晴らしい共演者たちと『キューポラのある街』への深い思い。原点となったラジオとの縁。『動乱』から『北のカナリアたち』へ続く北の大地での映画出演。ラグビー、乗馬、水泳など趣味のスポーツ。原爆詩朗読に込めた平和への祈り。先輩たちとの交流。手紙の思い出。母のかたみをはじめとする大切なきものがたりー。時代の風を受けながら、トップを走り続ける女優の今を綴るフォトエッセイ集。
星見市で暮らす歌が好きな女子高生・長瀬麻奈。ひとつのライブをきっかけに、彼女はトップアイドルを目指し輝きだすーー。「星降る奇跡」長瀬麻奈のキセキを描く、『IDOLY PRIDE』公式外伝コミック開演!
グローバル化が進む中で我々の食と農をめぐる問題は大きな転換期を迎えている。環境破壊を引き起こさない持続可能な開発を目指すには、どのようなアプローチが必要なのか。歴史的な展開から視野に入れるべき分野まで、開発の基本となる枠組みを概説する入門書。
「グローバル時代の食と農」シリーズの刊行にあたって
日本の読者へのメッセージ
謝辞
序文
第1章 暮らしに注目すること:アプローチの展開を振り返る
暮らしに注目する考え方
持続可能な農村の暮らし
キーワード
核心の問題
第2章 暮らし、貧困、ウェルビーイング
暮らし方が生み出すもの:概念上の基礎
暮らし方が生み出す成果を測る
不平等の評価
多次元的な計測基準と指数
誰に関する指標が重要なのか?
貧困の動態と暮らしぶりの変化
権利、エンパワメント、不平等
結論
第3章 暮らし(生計)の分析枠組みとその先にあるもの
人びとの暮らしの背景(context)と戦略
暮らしを営むための資産、資源、資本
暮らしの変化
政治と権力
枠組みの構成要素は何か?
結論
第4章 アクセスとコントロール:制度、組織、政策のプロセス
制度と組織
アクセスと排除とを理解すること
制度、慣習、行為主体
相違、認識、意思表示と発言権
政策のプロセス
ブラックボックスの中身を明らかにする
第5章 人びとの暮らし、環境、持続可能性
人間と環境:動的な関係
資源の不足:マルサスを越えて
平衡状態にない生態系
適応の仕方としての持続可能性
生計と生活様式
持続可能性のポリティカル・エコロジー
持続可能性の再構築:政治と交渉
第6章 人びとの暮らしと政治経済学
多様なものの統一性
階級、人びとの暮らし、農業の動態
国家、市場、市民
結論
第7章 的確な問いを立てる:拡張された暮らし分析のアプローチ
政治経済学と農村の暮らしの分析:6つの事例
明らかになったテーマ
結論
第8章 暮らしの分析のための方法
方法の組み合わせ:分野の縦割りを越えて
人びとの暮らしの評価を実際に利用するうえでのアプローチ
人びとの暮らしの政治経済学的分析に向けて
先入見を問い質す
結論
第9章 「政治」を中心に据え直す:暮らしの観点に対する新たな挑戦
利害関心の政治学
個々人をめぐる政治学
知識をめぐる政治学
エコロジーをめぐる政治学
新たな暮らしの政治学
訳者解説
参考文献
大好評青春オムニバスストーリーの最新刊が登場!
『白峰さんと一緒にいたい』
白峰あやかに対して、普段から平静ではいられなくなってしまった黒沢ゆりね。
そんな中で清蘭学園生徒会長選挙が公示され、生徒会役員の虎山ひかりと龍海なぎさは会長を目指し熾烈な争いを繰り広げていた。しかしそんな二人にはある秘密が……!
そして周囲に立候補を勧められた白峰は、改めて黒沢と自分との距離感について考えることに。
少女とキスの物語は、この夜の果てに淡く輝くーー…。
第二次世界大戦中、本当にあった【少女×戦闘機】!!“全員、女”--世界初の女子飛行連隊が、ソビエト連邦に発足した。かつて、ウクライナの空は私たちの遊び場だった。第二次世界大戦中のソ連では少女たちが自ら愛する人のために飛び出していった。--女であることが足枷になる戦場へ。実在した女性パイロットたちの史実を元に紡ぎだす、青春歴史スペクタクル!
第二次世界大戦版、ロミオとジュリエット!第二次世界大戦中、ソ連で実在した【全員、オンナ】の飛行連隊を元に描く青春歴史スペクタクル開戦!ウクライナの田舎町に住むロシア人少女・ナージャは、恋愛未満の幼馴染と空戦ごっこをしたり、マリーナ・ラスコーヴァに憧れる普通の女の子だった。--1941年6月22日バルバロッサ作戦によって家族と友達を失うまでは。大きな時代の渦の中、生き別れた幼馴染と擦れ違う‥‥。
二十五年前に家族を捨てて出ていった父親が突然戻ってきた。妻と娘夫婦が経営する八ヶ岳の麓の園芸店へ。
二十歳下のイタリア人女性と恋仲になり一緒に暮らしていたが、彼女が一人で帰国してしまったというのだ。
しかし娘たちはとっくに大人になり、妻にはすでに恋人がいた。
次女の遥は叫ぶ。「許さないから。絶対に。出てってよ。早く出てって!」
長女の真希は苛立つ。「大恋愛して出ていったのなら、二度と戻ってこないのが筋ではないのか」
妻の恋人・蓬田は夜ごと彼女からの電話を待つ。「俺はまるで女子高生みたいだな」
そして妻の歌子は思い出す。夫との出会いの場所に咲き乱れていた花のことを。
家族とは。夫婦とは。七人の男女の目線から愛を問い直す意欲作。
【著者略歴】
井上荒野(いのうえ・あれの)
1961年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。
89年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞。
2004年『潤一』で第11回島清恋愛文学賞を受賞。
08年『切羽へ』で第139回直木賞を受賞。
11年『そこへ行くな』で第6回中央公論文芸賞を受賞。
16年『赤へ』で第29回柴田錬三郎賞を受賞。
18年『その話は今日はやめておきましょう』で第35回織田作之助賞を受賞。
まま母と二人の義理の姉にこき使われても明るく暮らす16歳の少女エラ。お城から舞踏会への招待状が届くが、まま母の意地悪でエラは留守番。悲しみに暮れる彼女に、美しい妖精が魔法をかけてーー。輝く宝石と煌めくドレス、珍しいご馳走、不思議な道化、無邪気なダンス、極上の砂糖菓子、そして王子のキス。夢のように魅惑的な言葉で紡がれた、ときめきと幸せが溢れだす永遠のシンデレラ物語。
品行方正、成績優秀の秀才少女・白峰あやかは、中等部から高等部に進学。『今までと同じ自分』であり続ける……はずだった!?天才少女・黒沢ゆりねとの出会いから、彼女の世界は一変する…?!
憲政史上初の女性党首・首班指名を受けた土井たか子、史上唯一の自民党総裁候補小池百合子。しかしいまだ首相はおろか女性衆議院議員は一割未満だ。男性中心の政治を変えようとしたマドンナ旋風そして「政界女風見鶏」、最も首相に近かった二人の対照的な軌跡から、コロナが炙り出した日本政治の弱点に切り込む。
序 章 「惜しい」二人──対照的な軌跡を追う
第1章 神戸大空襲を生き延びて──戦後憲法を生きる少女
第2章 法学者から衆議院議員へ──公害と安保と国籍法
第3章 政治好きの「父の娘」──エジプト帰りのキャスターから政界へ
第4章 「やるっきゃない」憲政史上初の女性党首──「女の時代」の「おたかさん」
第5章 「山が動いた」マドンナ旋風と女性初の首班指名──燃え上がる戦後世代女性の情念
第6章 社会党躍進の陰で忍び寄る困難──冷戦終結の激動の中で
第7章 連立与党の衆議院議長として──三権の長に就いた初の女性
第8章 社民党党首、そして落選──逆風と果たせなかった党内改革
第9章 権力に寄り添う「政界女風見鶏」──日本新党から新進党、そして自民党へ
第10章 防衛大臣をへて自民党総裁選出馬──ついに権力を争う主体へ
第11章 小池都知事誕生──不遇の国政を捨てた勝負師の勘
第12章 運命の「排除」発言、そして炎上する疑惑──期待を踏みにじった「緑のたぬき」
第13章 コロナ禍と五輪──誰が人々の不安をすくい上げるのか
終 章 私たちは女性リーダーを育てることができるか──弱者の声を政治の声とするために
謝 辞
参考文献