おそばがだいすきなてんぐがいました。おそばがすきですきで、てんぐはそのうち自分でそばを打つようになりました。「そばうちてんぐ」とよばれ、はじめは山神さまや山のなかまにごちそうしていましたが、それではものたりません。てんぐはすこし「じまんや」でもあったのです。もっとたくさんの人に自分の打ったおいしいそばを食べてもらいたくて、とうとうなみ木通りでそばやをはじめることになりました。ひとりで読むなら3年生から。
幼なじみに叶わない片想いをしている未央のクラスに、イケメンだけどチャラい仁が転校してきた。はじめは反発しあうが、両親の不仲や失恋でボロボロになった未央のそばにいてくれたのは、仁だった。過去に失った記憶にまつわる悲しい真実を乗り越え、やっとふたりは結ばれる。しかし、彼に残された時間はわずかで…。悲しみの結末に号泣の物語。
新聞記者はよく「新聞には一次情報が記されている」という。だが、これは「噓」である。実際に紙面を見れば、政府からマスコミ用の二次資料をもらい、せいぜい有識者に取材して入手したコメントを載せている程度だからだ。他方で近年、自らインターネット動画の番組を立ち上げて意見や情報を伝える専門家が増えている。有識者が直接、発信するのが本物の「一次情報」。人から聞いた話を伝えるのは、あくまで二次情報にすぎない。新聞やテレビは独自の情報をもたず、結果として各社、大差ない記事や番組が横並びになる。受信料と系列支配に依存し、惰性でニュースを流すNHK、新聞の既得権を喝破する。「『公共放送にCMは入れられない』は噓」「テレビの広告費を超えたインターネット」「消費者が納得できる受信料はせいぜい月200〜300円」「財務省の政策PRと見紛う報道」「全体主義国家に甘いマスコミ」。すべての偽善と欺瞞がここで暴かれる。
カイエ・ソバージュ第4巻刊行!
「宗教的思考」の3万年を語りつくす
内部視覚、瞑想、夢の時間(ドリーム・タイム)……
「宗教的思考」の根源はどこにあるのか?
精霊(スピリット)が超越を生む。高神から唯一神へ。
<精神の考古学>が、神々の基本構造をあざやかに解き明かす。
(本書の内容)
●脳の森の朝
●はじめての「超越」
●神(ゴッド)にならなかったグレートスピリット
●自然史としての神(ゴッド)の出現
●神々の基本構造(1)--メビウス縫合型
●神々の基本構造(2)--トーラス型
●心の巨大爬虫類
●未来のスピリット
はじめに カイエ・ソバージュ(Cahier Sauvage)について
序章 スピリットが明かす神(ゴッド)の秘密
第1章 脳の森の朝
第2章 はじめての「超越」
第3章 神(ゴッド)にならなかったグレートスピリット
第4章 自然史としての神(ゴッド)の出現
第5章 神々の基本構造(1)-メビウス縫合型
第6章 神々の基本構造(2)-トーラス型
第7章 高神から唯一神へ
第8章 心の巨大爬虫類
終章 未来のスピリット
転生者(ストレンジャー)であるユキトが営む名代辻そば異世界店は、旧都アルベイルで人々の胃袋と心を満たし続けていた。
続々とメニューが増え、ますます活況を見せるツジソバには、今日も今日とて新たな客が訪れる。
大陸にその名を轟かせる剣豪、魔族の国の王女である龍人族の少女、霊峰と呼ばれる地に住まうエルフ、ツジソバ従業員チャップの弟、『拳聖』の称号を持つ鮫のビースト、逃亡中の身となったウェンハイム皇国の貴族ーー。
ツジソバの一杯には、彼らの生き方を、人生の目的を、そして運命をも変えていくような力があった。
そんな不思議な一杯が織りなす人間模様を描く珠玉のグルメファンタジー、待望の続刊をどうぞご賞味あれ。
天国にお散歩に行った男の子は、大好きなおかあさんとまたお話ししたいと願う。おかあさんもまた、男の子ともう一度話したいと願っていた。するとある夜、空から糸でんわが降りてきた。おかあさんが糸でんわを手にすると男の子の声が聞こえてきた。そして男の子とおかあさんの、おしゃべりが始まるーー。
“こども”とは、どんな存在でしょうか? 私は歯科医師という職業を通して“こども”という存在と触れ合う機会が増えました。そして“こども”という存在に未来のワクワクや楽しみを感じるようになったとき、“我が子”を授かりました。兄弟や姉妹に憧れていた一人っ子育ちの私は、やがて3人の男の子の母となりました。そしてあるとき、1つのきっかけから絵本を描きたいと思うようになったのです。そのきっかけとは、三男の突然の他界でした。この絵本の主人公は、天国へお散歩に行った男の子です。その男の子が、大好きなおかあさんとまたお話をしたいと願い、おかあさんもまた、男の子と話したいと願っていました。するとある夜、空から糸でんわが降りてきました。その日から、男の子とおかあさんのおしゃべりが始まります。今どんなところにいて何をして過ごしているのか、お散歩中に出会ったおともだちの話、家族の想いなどを話すのです。このお話で伝えたいこと。それは、「見えなくてもそばにいるよ」のメッセージが常にこどもたちから送られているということです。そして彼らは、いつだって家族や大切な人のすぐそばにいて話しかけています。時には、お気に入りのぬいぐるみを抱えながら、あるいは家族との思い出を胸に抱きながら。我が子が天国へお散歩に行ったとき、きっといつも雲の上から見てくれているんだろうなあと思いながらも、「そばにいるんだ」と信じられるようなメッセージが聴きたい。この絵本は、そんなメッセージを受け取ったとしたら、家族にちょっぴり楽しみが増えるかもしれない、あるいは心から前向きに生きられるかもしれない。そんな想いで描きました。
息子「俺、離婚することにしたから。今日からここに住むわ」
母「ええっ!? 離婚!?」
後期高齢母と初老の息子。突然始まった二人暮らし、そして二人旅。笑いと涙のハイエイジ・エンターテインメント!
75歳、両親が遺した鎌倉の家に一人暮らしの晴恵。
一人息子の達彦は、大学進学をめぐる意見の食い違いから「死ね、クソババア!」と捨て台詞を残して家を出て以来、ほとんど音信不通。
終活を意識し始めた晴恵の元に、55歳になった達彦が突然、非の打ちどころのない嫁を捨てて帰ってきた!
離婚原因は? これからどうするつもり? 聞きたいことは山ほどあるのに言い出せないまま始まった母子生活。
おっかなびっくり息子の胸の内を探り、嫁を訪ねて探偵よろしく事情を聞くが埒はあかずーー
そんな中、ひょんなことから息子と二人で九州旅行に行く羽目に。後期高齢者の母と初老の息子、果たしてその行く末は。
母と息子のドタバタ、高齢者あるある、そして最後はほろりと泣ける
すべての親子に贈る物語
ずっと真夜中でいいのに。1st フルアルバムがいよいよ登場。
1stミニアルバム「正しい偽りからの起床」が”CDショップ大賞2019”入賞。
2ndミニアルバム「今は今で誓いは笑みで」がオリコンウィークリーアルバム総合チャート1位を獲得。
そしてFUJI ROCK FESTIVAL’19 に出演、初となるLIVE中継に約30,000人が同時視聴、ツイッタートレンド入りし話題となる。
■潜潜話(読み方:ヒソヒソバナシ)"ずとまよ第1章" を網羅する、これまでのシングル曲+新曲7曲を含む全13曲収録。
10月からは初の全国ツアー “潜潜ツアー”が開催される。
「お前みたいな庶民出の格下聖女なんて正妻にふさわしくないんだよ」--聖女として長年国を支えるも家柄のため冷遇されてきたリリアーヌ。挙句、婚約者と他聖女の裏切りに遭い国外れに追放されてしまう。途方に暮れるも、彼女の周りに色鮮やかな精霊たちが姿を現す。実はリリアーヌは全ての精霊に愛される大聖女だったのだ。さらには竜国の王太子に拾われたことで、リリアーヌは大聖女として規格外な力を遺憾なく発揮していき…! リリアーヌが隣国で幸せな第二の人生を満喫する一方、大聖女だけでなく精霊をも失った祖国は窮地に立たされており…。
早春の夕刻、日本橋は木原店の一膳飯屋「塩梅屋」には、常連の喜平、辰吉、勝二が揃った。主の季蔵が、大食通極望子の料理山海珍味帖による白梅酒を召し上がりませんか?という文を出していたのだ。季蔵が用意したお酒を堪能しながら、見事な梅園を幾つも持つ両替屋・晴野屋の話などに、花が咲いた三人だった。その数日後、梅干し料理の献立を考えていた季蔵の元に岡っ引きの松次がやってきた。晴野屋に、大山天狗の名で、跡取り息子を拐かす、という文が届いたというー。美味しい季節の料理と、大切に思うひとへの愛、冴えわたる季蔵の推理。大ベストセラーシリーズ、充実の最新刊。
拐かされた王女と指のない世話役の男、ふたりの声なき囚われの時間。
平凡な女性とストーカーで変質者の男の10分間。末期癌と宣告された最愛の妻との半年間。
公開即100万PVを記録した『大好きな妻だった』を含む計7篇の作品を収録し
224ページの大ボリュームで、待望の書籍化。
■収録作品
『その時がきたら』
『10分後に警察は来た』
『初夜はつつがなく』
『よかったね』
『楽園』
『悪くはねえけど』
『大好きな妻だった』
「いま」がわかる職業案内。精神科医、看護師、公認心理師、臨床心理士、カウンセラー、ソーシャルワーカーから心の謎に迫る研究者までー最前線に立つ24人、奮闘の記録。
1:アザミ嬢のララバイ
2:時代
3:夜風の中から
4:こんばんわ
5:わかれうた
6:ホームにて
7:化粧
8:世情
9:おもいで河
10:タクシードライバー
11:ルージュ
12:りばいばる
13:かなしみ笑い
14:蕎麦屋
15:ひとり上手
16:あした天気になれ
17:悪女
18:誘惑
19:横恋慕
20:ファイト!
21:あの娘
22:ひとり
23:孤独の肖像
24:つめたい別れ
25:あたいの夏休み
26:見返り美人
27:やまねこ
28:涙 -Made in tears-
29:御機嫌如何
30:仮面
31:あした
32:with
33:トーキョー迷子
34:誕生
35:糸
36:浅い眠り
37:二雙の舟
38:ジェラシージェラシー
39:最後の女神
40:空と君のあいだに
41:旅人のうた
42:永遠の嘘をついてくれ
43:たかが愛
44:愛情物語
45:命の別名
46:瞬きもせず
47:地上の星
48:ヘッドライトテールライト
49:銀の龍の背に乗って
50:命のリレー
51:帰れない者たちへ
52:宙船(そらふね)
53:一期一会
54:昔から雨が降ってくる
55:本日、未熟者
56:Nobody Is Right
57:I Love You,答えてくれ
58:闘りゃんせ
59:愛だけを残せ
60:荒野より
61:恩知らず
62:産声
63:麦の唄
64:愛と云わないラヴレター
65:慕情
66:人生の素人(しろうと)
甘い物語だけでは終わらない……。
大人だからこそ、愛し方や関係性はさまざま。
交錯する複雑な思いが、心揺さぶるーー。
今年4月に発売され、人気を博した
社会人百合短編集シリーズの第二弾。
新規の作家陣も交えた、ビターな百合物語をご堪能あれ。
【執筆作家】
irua/桐山はるか/くるくる姫/くわばらたもつ/こるせ/
佐喜ハジメ/鈴木先輩/瀬尾みいのすけ/瀬田せた/はるかわ陽/
久川はる/ぴゃあ/みかん氏/みずあそう/みみどり/由姫ゆきこ
外科医の理に、不倫を疑われた臨床心理士の千早。
でも私が好きなのは貴方。
切ない気持ちを持て余していると激高した彼に強引に抱かれてーー。
軽蔑されているはずが言葉とは裏腹な優しい愛撫。
劣情に塗れた剛直で奥を突かれれば、身も心も悦びでいっぱいに。
「君を前にすると、俺はいつもおかしくなる」
突然の溺愛モードに戸惑うけれど!?
強引な美男子と甘く切ない恋。
なぜ醤油ではなくソースだったのか? 発祥はいつどこで? 謎を解くカギは「関税自主権」と「東武鉄道」にあった! 全国1000軒以上の焼きそばを食べ歩いてきた男が、多数の史料・取材と無限の焼きそば愛でソース焼きそばのルーツに迫る興奮の歴史ミステリー