古代の文明が植物によって生みだされたとしたら、どうだろう。近代社会を生みだした産業革命の原動力となったものが、ある植物であったとしたらどうだろう。世界一の大国であるアメリカの隆盛の陰に、ある植物があったとしたらどうだろう。アメリカの南北戦争やイギリスと清とのアヘン戦争の陰に、ある植物の存在があったとしたらどうだろう。人類の歴史は、植物の歴史でもある。本書では、そんな植物から見た世界の歴史をのぞいてみたいと思う。
毎日5分だけ文章を味わえば、人生が変わる!「本を読む時間がない」「集中できない」と嘆くあなたに朗報! 累計70万部超の「情報整理の達人」が教える、書く力と話す力を同時に伸ばす「すごいリーディング」
「タイパ(タイムパフォーマンス)が悪い」からと読書を敬遠する人が増えている。だが、本に限らず何かをじっくり読むと、知識以上に得られるものは多い。なにより「言葉を扱う能力」が劇的に向上する。それは著者自身が経験し、証明してきたことでもある。本書では、新聞記者、編集者、作家として20年にわたり「文章」を扱ってきた著者が実践し続ける、「スマホと距離を置く方法」や「自分に大切な文章だけを頭に残す方法」などを公開(その数、じつに231!)。本に線を引いたり、新聞を切り抜いたりして印象に刻むなど、一見するとコスパが悪そうな「習慣」ばかりだが、あなたの人生にきっとプラスになる。読む力が落ちていると言われる現代人に向けて、“丁寧に読む面白さと気持ちよさ”を教えてくれる。「近ごろ読書不足だから、ちょっと読んでみようか」といった気持ちで、ぜひ本書を手に取ってほしい。
受難(パシヨン)を越えて、求めよ、自由をーー。
『熱源』で直木賞を受賞した著者による、新たな到達点!
禁教下における“最後の日本人司祭”となった小西マンショの人生を軸に、異文化同士の出会いと摩擦、争いの中での“希望”を描いた圧巻の歴史小説。
キリシタン大名・小西行長の孫で、対馬藩主・宗義智の子として生まれた彦七(のちの小西マンショ)の運命は、関ヶ原の戦さによって大きく変わった。離縁された母・マリヤとともに彦七は長崎へ。キリシタンへの迫害から逃れてきた、小西家の遺臣らの世話になりながら成長していく彦七だったが、彼には小西家再興の重圧がのしかかっていく。キリスト教が禁じられ、信徒たちの不安が高まるなか、彦七はある重大な決断を下すのだが……。
“受難の時代”を生きる者たちの魂の叫びが刻まれた、著者渾身の長編小説。
◎目次
序章 主の孫
第一章 天国の門
第二章 出日本
第三章 求めよ
第四章 走る群雲
第五章 受難(パシヨン)
終章 世の終わりまで
小さなことへの喜びや楽しみ。
それこそが、自分。
メアリー・ポピンズの映画に出てくる歌「お砂糖ひとさじで」。そこでは、小さな工夫で日常がどれだけ楽しくなるかが歌われる。ひとさじのお砂糖で、苦い薬も飲めるようになるーーそんなふうに気持ちを軽くしてくれる、魔法の呪文のようなエッセイ。お気に入りのアイテムやちょっとした発見、ずっと変わらず好きなこと、新たに好きになったもの、時には疑問や怒りも。あらゆるもので日々は織り成されている。
『PHPスペシャル』の好評連載を書籍化。
〈目次より〉
・服を買わなくても平気だった
・お茶の時間を取り戻す
・私、参加してる!
・秘密の森に分け入って
・心躍るジャンクフード
・ファンシーに夢中
・読書は心にいい
・運命のペンとノート
・副反応のシルバニア
・敏感肌の冒険
・必要なものですんで!
・リップモンスターを探して
・それもまたよし
・タクシーへの怒り
・オックスフォードの晩餐
・セボンスターとパンとバラ
手紙、原稿、論文…日常生活の中で、文章を書かねばならない場面は多い。知的で味わい深く、自分の考えをうまく伝える文章を綴るには、何を心がければよいのか。本書は、エッセイの名手として知られる著者が、書く前の準備、上手な文章にするための心得、手紙のコツなど、文章上達のための基本を披露する。書くことへの苦手意識がいつの間にかなくなる、親身のアドバイス満載の書。
激動の時代を迎え、ビジネスマンたちは、生き残りをかけた闘いを繰り広げているが、何か満たされない感じや空回りばかりしている感じにさいなまれている。会社に守ってもらいたいという願望や過去にしがみつきたいという衝動に囚われているビジネスマンも少なくない。自分の生き方、自分の生かし方がわからない日々は、あまりに心もとないのだ。確かに現在、生き方の手本を見つけるのは難しい。自分を生かすための知恵がエニアグラムだ。エニアグラムは、二千年以上の歴史をもつ非常に神秘的な人間学だ。そしてその高度な知恵は、現在まで生き続け、現代人に譲り渡された。エニアグラムがめざすのは、あなたが、よりよく生き、あなたの能力や個性を最大限に生かすための知恵を提供することにある。本書は、あなたが新しい生き方を実現するための地図にすぎない。「こっちへ行くより、あっちのほうがいいですよ」と提案する地図だ。しかもとてもよくできた「あなたの人生の地図」だ。
「如来」と「菩薩」の違い、見分け方を知っていますか?人々の心に不思議なやすらぎをもたらす仏像。阿弥陀如来、弥勒菩薩、不動明王、梵天など、その多種多様な姿について、写真・イラスト満載で形状や特徴を詳しく解説。あわせて、それぞれの像に込められた意味、エピソードなどもわかりやすく紹介。
もうすぐ21世紀である。携帯電話、インターネット……など、世の中は、日々、便利な物で埋め尽くされて行く。しかし、そんな中にあって、私たちの人生は、本当に「生きやすく」なっただろうか。刻々と移り変わる現実の中で、かえって生き惑っていないだろうか……。本書は、そのような疑問を抱く人々に、自分本来の価値を見つめ直す機会を与えるために書かれた、ベストセラー『生きがいの創造』に続く人生論である。▼本書の読者であるあなたは、案内役である著者が計画した道のりにしたがって、「本当の自分を探し出す旅」に出る。著者の案内に、時には共感し、時には疑問を感じ、時には反発しながら、あなたは、どんどん自分自身の本質を発見して行く。という構成になっている。▼世界の先達による、人生についての深い考察によって生まれた、数々の珠玉の知恵、言葉をひもときながら、わかりやすく説き明かす、悩める人必読の、人生論の決定版である。
●序章 生きがい論の基本原理 ●第1章 自然環境との関係 ●第2章 現実と真理の本質 ●第3章 人間性の本質 ●第4章 人間行動の本質 ●第5章 人間関係の本質 ●終章 本書を世に問う理由
「考える」ことを考える哲学絵本。
スポーツは公正にして公平な監視下での争い。勝ちと負けしかないその世界で、常に勝ち続ける者たちがいる。では勝者と敗者の境界線は、どこでどのように引かれるのか?「勝っているときこそ選手を代える」「教えないことこそ指導」こうした逆説的に聞こえる言葉にこそ、勝者の真理が潜んでいる。野茂、イチロー、トルシエ、森祇晶、三原脩など一流の選手・指導者と日本シリーズON対決などの名勝負の分析を通して、勝者の実像に迫っていく。スポーツの名将・名選手に学ぶ「勝つ!」思考。
「自分が本当にやりたい『仕事』はいったい何なのか?」ということについて、答えを出せず悩む人は数多い。「今の仕事は自分に合っていないんじゃないか?」、「もっといい仕事が他にあるんじゃないか?」などと堂々巡りしているのは、気分も重いし、人生にとって決して得策ではない。そこで、本書では、さまざまな事例をもとに、とりあえずの考え方・行動法をやさしく伝授する。文庫書き下ろし。
本所深川を舞台に繰り広げられる、せつなく、妖しく、心温まる、江戸人情捕物ばなし。「鰹」「白魚」「柿」など、季節を彩る「初もの」に、事件解決の鍵が…。岡っ引き・茂七親分の推理が冴えわたる!単行本・文庫に未収録の一編「糸吉の恋」を掲載。
いかにして、福田和也は、かくもたくさんの本を読み、たくさんの文章を書けるのか。その技術と秘訣をあまねく教える。
さまざまな人生の岐路に立った時、人の言葉ではなく、いつか見た風景に励まされたりすることがきっとある。多くの未発表写真と魂を揺さぶる言葉の数々。新編集でよみがえる星野道夫の世界。
ゴールセッティング効果、ロールモデル効果、スクランブル効果など…。20の実践手法であなたのチームが今すぐ活性化する!新時代のマネジャー必読の書。
自分には自分に与えられた道がある。それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。ことばの宝石箱。
脳死者は臓器摘出時に激痛を感じている可能性がある。家族の呼びかけに反応することがある。妊婦であれば出産もできる。一九年間生き続けている者もいるー。一般には知られていない脳死・臓器移植の真実を白日の下にさらし、臓器提供者の側から、「死」とは何か、「人間の尊厳」とは何かをあらためて問い直す。一九九七年に「臓器移植法」が成立して以来、脳死・臓器移植は既成事実となった感が強いが、脳死を人の死とする医学的な根本が大きく揺らいでいるのだ。脳死・臓器移植問題に関する決定版。
かわいい簡単造形もいっぱい!初めてママも安心、簡単レシピ!お弁当のアイデアがいっぱい。