本書は、「真珠湾」に到るまでの、第二次大戦初期のアメリカ経済の実態を分析したものである。
二十数年にわたるお茶の水女子大学の社会教育学講座の研究活動の具体的成果をまとめた一七人の著作。内容は社会教育の理論に関するもの、歴史に題材を求めたもの、実践に係わるもの、日々の生活の中での学びを主題とするものに分類される。
小学生向けの、ことわざや学校で習う慣用句を収録した辞典。五十音順に配列し、巻末に「体のことわざ・慣用句」も収録。「たのしくわかることばの辞典」シリーズの第2巻。
本書前半のふたつの章は、一般的利潤を前提とする生産費説としてリカードの価値論を理解しようとするものである。後半ではリカードの貨幣理論について論じた。議論の節々にはマルクスへの断片的な反発がこめられている。
民主主義はその存続を市場に負っているわけではなく、むしろ巨大な社会的諸勢力間の力の均衡の歴史的に特殊な形態に負っている、ということである。本書ではこのような仕方で、現在民主主義の内部から、そして民主主義の手段によって、支配の境界線ーこの境界線は更なる解放と民主化の可能性を阻害するものであるーがどのように引かれているのか、その輪郭を描き出してみた。
諸問題シリーズ『価値論・方法論の諸問題』、『商業資本論の諸問題』に続く第3部-。著者の商業信用論、銀行信用論、資本結合論に対する批判・異論への反論と近年盛んに行われている商品貨幣説批判に対する反批判を収録。
「老い」をめぐる生と死の観念の変容、ジェンダー、健康、医学、政治、経済、社会保障制度等、多様な視点から、その社会的構築性に、今再検討の光をあてる。
本書は、カナダの財政再建と行政改革を扱っている。どのようにカナダが改革を行ったかを、連邦(第一部)、連邦から州への財政移転(第二部)、州(第三部)に分けて検討した。第13回(2002年)カナダ首相出版賞審査員特別賞受賞。
本書の目的は、公的金融の本来の役割である民業補完機能とは何かということを明示し、それにもとづいて将来の公的金融のあるべき姿を可能な限り具体的に描いてゆくことである。
2枚組ベスト・アルバムの続編。16年間の活動の中でリリースした56曲のシングルと216にも及ぶアルバム収録曲の中から本人たち自らのセレクト。隠れた名曲やファン待望の楽曲が満載の2枚だ。
ムッソリーニは真のファシストではなかった?!ではいったい、誰が本当のファシストだったのか…1919年3月23日、ミラーノの小ホールで「イタリア戦闘ファッシ」が結成された。イタリア=ファシズム運動の誕生である…。大胆緻密な史料解読によって「原初のファシズム」の思想と行動の実相に迫る。
国境をこえて移動するブラジル人のトランスナショナルな生活世界と共生の現実に迫る!日本の代表的なブラジル人集住地(群馬県太田・大泉地区、豊橋市、浜松市)で現実に進んでいる地域社会構造と地域住民の生活の変容を総合的に分析する。
国境をこえて移動するブラジル人のトランスナショナルな生活世界と共生の現実に迫る!在日ブラジル人の長期滞在化、日本で生まれる子どもたちの増加などの変化をふまえ、在日ブラジル人の子どもの教育と保育のあり方、日本人との関係がどのように変化しているかを、ブラジル政府の在日ブラジル人に対する教育支援を含めて検討する。
国境をこえて移動するブラジル人のトランスナショナルな生活世界と共生の現実に迫る!ブラジルの日系人が多く住む地域(サンパウロ市、スザノ市福博村、東アマゾン・トメアスー)を対象にして、すでに20年近くに及ぶ「デカセギ」現象がもたらした影響と「デカセギ」現象の変化について、明らかにする。
本書は、革命前夜のイギリスに発生し、革命に参加しつつ、教団を結成するまでに浸透した宗教的セクト、とりわけ、ジェネラル、パティキュラーのバプテスト両派の研究である。