暗闇の空間に明滅する数多くの小さな光たちー近年、環境問題が我々の身近な問題になってきたのと同時に、ホタルへの関心がものすごい高まりを示している。本書では、この魅力的な昆虫の生態や生息環境から、飼育の方法、そして保護の話題に至るまでを、最新の知見を交えて、ビジュアルに紹介していく。自然環境を考える上での身近な指針にもなりうる「ホタル読本」の決定版。
NPOについての法制度的研究、公共政策的研究、経営学・経済学的研究を中心に、その活動実態と社会的意義を明らかにする研究が盛んにおこなわれている。今日では、NPOをつうじての市民参加や社会組織としての可能性に注目する政治学的研究や社会学的研究も活発化している。本書では、これらの研究分野のなかで未開拓といえる教育学的視点からNPOのもつ教育力に注目し、NPOがこれからの生涯学習社会にどのような役割を果たしうるか、また市民活動の担い手となる人材の養成・活用をおこなっているかという点をめぐって、共同研究による実態分析と理論的考察を試みる。
人事制度を業績改善に役立てたいという企業は多いと思います。しかし、単に制度を作り導入するだけでは、目的を達成することはできません。社員の能力を向上させ、業績改善を実現しようとするならば、経営者自身が制度をいかに活用し、運用していくかについての明確なイメージを持つことが不可欠です。本書ではこれらの視点から、中小企業における成果主義人事制度設計の仕方はもちろん、効果的な運用方法や教育への活用についてわかりやすく解説します。
こんな社会だから、こんな教育なのか。こんな教育だから、こんな日本なのか。教育だけでなく社会が変わらないと基本的な問題は解決しない。脱思考停止を目指してー。
透析治療が長期化するにつれ、また糖尿病性腎症に由来する腎不全患者が増加し、患者の高齢化が進むにつれて、様々な慢性合併症が深刻化している。慢性合併症と、糖尿病性腎症に関する知見を大幅に加えた改訂増補版。
「靴が鳴る」「背くらべ」「月の砂漠」「めだかの学校」「汽車」…。今では教科書から消えてしまった唱歌たち一曲一曲に込められた作詞・作曲家たちの足跡をたどり、その情念やエピソードを発掘。唱歌・童謡が日本人共有の文化財産であることを再認識し、歌い継ぎたい日本の心を記す。『産経新聞』連載時から反響をよび、その後の「唱歌・童謡ブーム」のきっかけとなった書、待望の文庫化。
「英語学習は早く始めれば始めるほどよい」。いや、「英語は中学生になってからでも十分間に合う」。
英語教育界の第一線で活躍する論客たちが教科化の流れが加速しつつある<小学校英語>をさまざまな角度から議論し、提言する。
はじめに
1 公立小学校での英語教育の意義
小学校英語活動の現在から考える 松川禮子
公立小学校での英語教育
ー必要性なし、益なし、害あり、よって廃すべし 大津由紀雄
Who's afraid of teaching English to kids? 唐須教光
小学校英語教育、言語政策、大衆 和田 稔
早期英語教育をどうする 安井 稔
2 国際理解教育と英語教育
国際理解教育の一環としての外国語会話肯定論
ー競争原理から共生原理へ 冨田祐一
小学校英語教育
ー異文化コミュニケーションの視点から 鳥飼玖美子
3 言語教育の現場から
小学校への英語導入について 直山木綿子
母語での言語技術教育が英語の基礎となる 三森ゆりか
公立小学校に英語教育を導入する前に
ー思考の論理表現教育のすすめ 福澤一吉
4 語学教育を考える
只管朗読と「必要悪」としての英語 國弘正雄
語力教育とは何か 安西祐一郎
幼稚園選びから大学受験まで。子供を東大生にした母親たちの巧みな誘導術と「合格の法則」。
介護士(ケアワーカー)の教育研修は、まだまだ確立されていない。
本書は、著者の長年の現場経験を豊富に盛り込み、その教育研修の体系化を試みた。
各教育研修ステップごとの教育内容を具体的に提示し、看護師教育のプリセプターシップを紹介。
また、人間性を磨くための感性教育などの導入手順や実践例を紹介した。
事例研究では、日々の実践に役立つようテーマごとに詳細な事例を収録。
なぜ、何を、どのように金融特区を実現させるか。金融の最先端・現場のプロたちが語る沖縄・名護の未来像。
内外のIT政策や企業の成功事例の分析を基に様々な視点から沖縄のIT産業の課題と可能性についてまとめたのが本書である。
競争のない多様な学校、学校を選ぶ親の権利、教師の授業の自由ー日本の教育を蘇らせる為に。
マサチューセッツ州初代教育長マンが、州の教育費削減案に抗し、教育の価値を金銭に換算して見せた時、新たな功利主義的教育観が誕生した。教育による労働者の資質・収入の向上、それに伴う一国の富の増進と階級闘争解消の効果等、教育の経済的生産性を公共性向上の裏づけに置くマンの教育観は、その後の米国教育思想のみならず、アメリカン・ドリームの原点とも言えよう。教育の公共性が問われる今、その思想の全貌と今日的意義を一次資料を通じ分析・考察した労作。