一人当たりのGDPで日本を抜きアジアで最も豊かな国とされるシンガポール。一九六五年にマレーシアから分離独立した華人中心の都市国家は、英語教育エリートによる一党支配の下、国際加工基地・金融センターとして発展した。それは表現・言論の自由を抑圧し、徹底的な能力別教育を行うなど、経済至上主義を貫いた“成果”でもあった。本書は、英国植民地時代から、日本占領、そして独立し現在に至る二〇〇年の軌跡を描く。
近いうちにこの切っ先が、私の手の内で何人かの血を吸うであろう……。
Q大附属病院に入院をしていた「私」は、レントゲン室に勤務する異母弟から余命宣告をされる。
理不尽な運命を豪快に笑い飛ばした「私」だったが、生命が尽きるまでに成し遂げなければならない使命があった。
「私」は背広の内ポケットに家伝の短刀を忍ばせると、恐ろしい復讐の旅に出るのであった。
狂人は笑う
縊死体
難船小僧(S・O・S BOY)
焦点を合わせる
斜 坑
幽霊と推進機
爆弾太平記
冥土行進曲
解説 谷口 基
胸が締めつけられる。鼓動が速まる。理由もなく涙があふれるーーそんな瞬間、私たちは決まって「言葉にならない」と口にする。そのとき、身体は言葉より先に答えを出している。
本書は、音楽と脳を専門とする著者が「感動」という最もあいまいで、最も普遍的な体験の正体を最新科学で解き明かす。
内臓、行動、そして「腹が立つ」「頭にくる」といった言葉に宿るメタファーーー感動が立ち上がる三つの経路を解き明かし、AIとの対比から、人間だけが持つ「感動」のメカニズムを浮かび上がらせる。
【目次】
第一章 感動は身体のどこで起きているのか
ーーボディ・マップという方法
第二章 内臓から起こる感動
ーー「胸」で感じる音楽、「腹」で感じる音楽
第三章 行動から起こる感動
ーー悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか
第四章 概念から起こる感動
ーー「頭にくる」「むかつく」「腹が立つ」の違い
第五章 AIは感動するのか
ーー身体と言語をめぐって
第六章 科学では語りえない感動
ーー人はなぜ下手な歌にすら感極まるのか
「目の綺麗な人だな」
「ずんぐりむっくりだ」
私たちは日々、人の顔かたちや服装、ふるまいや体型を前に、自他の違いを感じる。
なぜ人は他者の身体を美しい/醜いと思うのか?
美醜を感じる正体とは?
感性のはたらきを知ることは、人間の本質を見ることである。
本書は身体をめぐる感性の歴史を一望して掘り下げる。
気まぐれでやっかい、曖昧な私たちを愛するために。
未完成な人間の未来を照らす、新しい美学入門。
【目 次】
はじめに
違いについての学問 バラバラになる社会 身体を介して他者に出会う 本書の構成
第1章 美学、「私の中の他者」との出会い
下位の認識能力 眼を閉じ、耳をふさぐデカルト ライプニッツによる認識の分類 識別できるが説明できない 日常は「渾然」「曖昧」だらけ 過去の経験と「傾き」 私の中の他者 より良く/善く感じるための学問 ソマティック・マーカー仮説将来のシナリオの評価 生物学的次元と社会的次元のからまりあい
第2章 感性、このやっかいであなどれないもの
無関心性(没関心性) 関心まみれの出会い 身体の評価=人物の評価? サイズ、形、動き、色、匂い、服装 口笛でヴィヴァルディ 自分の身体にくつろげない 感性の保守性 鏡としての感性 法律の限界 権利ではなく魅力で ふくらはぎに見惚れる 感性の逸脱 差別化と他者化 自然化される趣味
第3章 醜による他者化
科学と哲学 ルネサンスの豊満な女神 「人種」の創造 ホッテントット・ヴィーナス 見世物小屋=他者化の装置 プロテスタント的禁欲主義 「健康リスク」と「私らしさ」のあいだ歴史のレンズを通して見ている 醜とは何か
第4章 美による差別化
遅れてやってきた運動 彼らとは違う「私たち」 トニ・モリスン『青い眼がほしい』 醜さのマント ディックとジェーン「二重のまなざし」に殺されないために アフリコブラの輝き 象徴としてのアフロヘア 画面を埋め尽くす文字 黒人の美学日本語の「美学」のニュアンス
第5章 逸脱する感性
規範的感性と逸脱的感性 再認=既知への取り込み 知覚=未知の発見 個別性との出会い 知覚は自由に展開していく 対象に降伏(surrender) 慣習にあらがう能動性 見方が市民権を得るまで 山の「醜さ」 つるつるでゆがみのない球 天文学の衝撃無秩序で複雑で無限の世界 崇高さの発見 グランド・ツアー 日誌や手紙のライブ感 正義のプロセス/エロス的プロセス
第6章 エロスから愛への進化
きよしさんの指隠し撮影 「感染」の倫理性 スタイルとは何か 自然にはスタイルはない 表出ではなくパターン 選択なぜこのやり方なのか? 基準のゆらぎをうけとめる 愛への進化 アイデンティティ・ポリティクスを降りる
おわりに
参考文献
兼好は鎌倉時代後期に京都・吉田神社の神職である卜部家に生まれ、六位蔵人を経て左兵衛佐として天皇に仕えた後、出家して徒然草を著した。--現在広く知られる彼の出自や経歴は、兼好歿後に捏造されたものである。筆者は同時代史料をつぶさに調べ、兼好の足跡を辿るとともに、徒然草の再解釈を試みた。鎌倉、京都、伊勢をゆく兼好の視点から、中世社会に新たな光を投げかける。
懐かしい面々に別れを告げ、クメルスンを発ったロレンスとホロは、ノーラが暮らすクスコフを目指していた。
目的は、エーブの依頼で、牧羊犬不足のウィンフィール王国へ犬を届けること。
だが、クスコフへ近づくにつれて街道から人影は消え、各地から集まった領主たちが互いに激しく睨み合っている。
事情を聞けば、教会改革を巡り、町はふたつの勢力に分断され、さらに対立を恐れて商人も寄りつかず、深刻な食料不足に陥っているという。
そんな町で助司祭となり、領主たちの争いに困り果てたノーラは、旧友の二人にある“密輸”を持ちかけーー。
長編書き下ろしで贈る、賢狼と元行商人の幸せであり続ける物語、第8弾!
607年、日本は隋の煬帝に「日出ずる処の天子」で名高い書状を送る。以後、対等の関係を築き、中国を大国とみなすことはなかったーー。こうした通説は事実なのか。日本はアジア情勢を横目に、いかなる手段・方針・目的をもって中国と交渉したのか。本書は、倭の五王の時代から、5回の遣隋使、15回の遣唐使、さらには派遣後まで、500年間に及ぶ日中間の交渉の軌跡を実証的に、「常識」に疑問を呈しながら描く。
日本が直面する大きな課題の一つに移民がある。すでに欧米各国では社会問題になっているが、これまで日本では大々的に論じられてこなかった。しかし、近年は少子高齢社会の進展や産業界からの要請、排外主義の昂揚など多くの論点が浮上している。本書は、実証的な研究を下敷きにして、日本の移民をめぐる問題を包括的に論じる。さまざまな分野にまたがる移民問題の実態を描く。
第17回小説現代長編新人賞受賞後第一作!
猫がごろごろと喉を鳴らす理由を、皆さんはご存じですか?
実は、テレパシーで他の猫と交信している真っ最中なのですーー
宵、きせき、シュトレン、めい子の4匹は別々の家に引き取られた四姉妹。今日も元気にごろごろ喉を鳴らし、テレパシーで会話中。しかし、いつも明るいめい子の様子がおかしい。飼い主夫婦が離婚の危機にあるようだ。猫の自分には引き留めることができないと途方に暮れるめい子の元に現れたのはなんと宵だった! なぜならお姉ちゃんだから!
猫と猫、猫と人の絆を描く、猫視点ハートフルドラマ!
◎お得な500円クーポン付き
◎超便利!電子書籍付き
関東・甲信越エリアの温泉宿を一挙掲載!
友人や家族とのお出かけ、両親へプレゼント旅行など、お泊り先選びに大活躍間違いなし!の温泉宿ガイド決定版です。
【巻頭特集】
● ニュー&リニューアルオープン の温泉宿セレクション
・ラグジュアリーな温泉宿
・オーシャンビューの宿
・癒されおこもり宿
・個性派デザイン宿
・山あいの風呂自慢の宿
【本誌掲載】
●充実の、温泉地&宿&風呂データを収録!
◎温泉地データ
各温泉の問合せ先、所在地、泉質、泉温度、効能、源泉数、温泉・日帰り入浴施設・足湯の数まで掲載
◎宿データ
各宿の築年数や客室数、食事は部屋食か専用個室か食事処スタイルか、禁煙ルームの有無も記載
◎風呂データ
・各宿の風呂について自家源泉風呂・露天風呂・貸切風呂・客室温泉風呂・客室露天風呂の有無をアイコンで表示
・各宿の温泉について源泉100%風呂、かけ流し風呂、放流・循環ろ過・加温加水風呂 の有無をアイコンで表示
・客室と浴場のバリアフリー情報も掲載
【主な掲載エリア・温泉】
●箱根・湯河原エリア
箱根湯本温泉・強羅温泉・仙石原温泉・芦ノ湖温泉・湯河原温泉ほか
●伊豆エリア
熱海温泉・伊東温泉・下田温泉・修善寺温泉・土肥温泉ほか
●山梨・富士エリア
石和温泉・湯村温泉・下部温泉・富士河口湖温泉郷ほか
●長野エリア
蓼科温泉郷・上諏訪温泉・下諏訪温泉・白骨温泉・別所温泉・湯田中渋温泉郷・野沢温泉ほか
●新潟エリア
越後湯沢温泉・月岡宮温泉・赤倉温泉・瀬波温泉ほか
●群馬エリア
草津温泉・万座温泉・四万温泉・水上温泉郷・伊香保温泉ほか
●栃木エリア
那須温泉郷・塩原温泉郷・鬼怒川温泉・中禅寺湖温泉・日光温泉ほか
この世の不幸などこわがることはない。 あなたが今、 人生のどん底にあろうともそれが永遠に続くことはない。悩みや苦しみを真に乗り越える方法一「消えてゆく姿で世界平和の祈り」について易しく、 明快に説く。
ホームページ作成サービス「ジンドゥー」の、「ジンドゥークリエイター」コースの無料プランを利用した、ホームページの作成方法を紹介しています。
休職は、めずらしいことではありません
メンタルヘルス不調を理由とした休職が増加傾向にある一方、
「会社を休むこと」には多くのビジネスパーソンがためらいを感じてしまうことも事実。
数々の企業と実例を見てきた医師が語る、
「正しく、適切で、安全な」休み方とは?
休職が頭をよぎったことがある方、実際に休職中の方、また企業の総務・労務担当者も必読です。
「健康診断」は,病気のサインがないかどうかを調べ,生活習慣を見直すきっかけをあたえてくれる大事な検査です。
しかし,健診結果表には「γ-GTP」や「AST」などの略号と数値がたくさん並んでおり,読み解くのは容易ではないでしょう。
本書では,検査項目の内容や検査の方法,また,その結果から何がわかるのかを,北村聖・東京大学名誉教授にやさしく解説していただきました。まずは気になる項目を,ご自身の健診結果と照らしあわせ,改善のためのアドバイスを参考にしてみてください。
また,異常値が出たときに考えられる病気や,放置すると大病に発展する「生活習慣病」のしくみとその予防方法についても解説しています。本書が,みなさんの健康管理をはじめるきっかけになれば幸いです。
この本の特長
1 検査結果を読みこなそう
検査結果の新しい読み方
検査数値一覧表
基準値とは
臨床判断値とは
検査精度
2 検査数値をチェックしてみよう
γ- GT(γ- GTP)
AST・ALT
ALP
ビリルビン
LD(LDH)
アミラーゼ
カルシウム
赤血球
白血球
血小板
血液凝固
血糖・糖負荷試験
ヘモグロビンA1c
赤血球沈降速度・CRP
血圧
心電図
コレステロール
アルブミン・総タンパク
尿酸
尿素窒素・クレアチニン
尿検査
糞便検査
甲状腺ホルモン
肝炎ウイルス
腫瘍マーカー
自己抗体
BMI・腹囲
CK
血清タンパク分画
動脈血ガス分析
鉄代謝
遺伝子検査
Column1 性別・年代別にかかりやすい病気
3 検査でわかる病気
人体のしくみと疾患
糖尿病
脂質異常症
高血圧症
自己免疫疾患
がん
感染症
脳と神経の病気
肺の病気
心臓の病気
甲状腺の病気
胃の病気
肝臓の病気
胆嚢の病気
膵臓の病気
大腸の病気
腎臓の病気
骨の病気
血液の病気
Column2 歯周病
Topics がんの血液検査
4 生活習慣病の脅威から身を守ろう
生活習慣病とは何か
死の四重奏 1〜4
喫煙
生活習慣の改善 1〜2
あとがき
近年のグローバル化、情報化、少子・高齢化等への変化が加速的に進む現代社会において、志高く未来を創り出していくために必要な資質・能力を子どもたちに確実に育む学校教育の実現を目指した新学習指導要領の基本方針は、「社会に開かれた教育課程」の実現を目指して、学びの姿を考える「カリキュラム・マネジメント」の実現や「主体的・対話的で深い学び」の視点からの学びの実現等にある。このことを踏まえ、特別活動において目指す資質・能力は、「人間関係形成」、「社会参画」、「自己実現」の三つの視点を手掛かりとしながら、教科横断する共通目標である「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」の三つの柱の資質・能力の育成を図ることが明確化され、このことは特別活動の目標に具体的に示された。特別活動は、社会の変化に対応できる汎用的な資質・能力の基盤となるので、新学習指導要領の趣旨を踏まえて、今後一層「21世紀を生き抜く力をもった子どもたち」の視点から指導に当らなければならない。
本書は、小・中・高等学校の新学習指導要領に準拠した内容で執筆しており、特別活動の理論と実践を系統的に理解できるようにしている。また、多くの実践事例や資料の掲載は、研究や指導に資することができる。執筆者は、長年、特別活動の理論と実践を探究し、また、日本特別活動学会員でもある8名が特別活動の特質を踏まえた内容で執筆を担当した。
未だ意を尽くせない部分もあるが、本書が教育関係者のお役に立つことができれば幸甚である。
本書は,教育・学校心理学の最新の教科書です.心理学の知見を学びながら,教育場面に生かしていく方法を概観できる構成になっています.学校教育の制度的側面と発達,学習のメカニズム,動機づけと学習,学習支援と学習の評価,知能のアセスメントといった項目に加えて,適応やメンタルヘルス,発達障害への理解と支援の実際についても学んでいきます.心理・教職志望者必読の一冊です.
発達と教育/学習のメカニズム/動機づけと学習/学習支援と学習の評価/知能のアセスメント/不登校/いじめ/暴力と非行/スクールカウンセリング/子供のメンタルヘルス/知的障害と学習障害,境界知能/自閉スペクトラム症/注意欠如・多動症/特別支援教育の実際
結婚のあり方が大きく揺らいでいる。
離婚・再婚、選択的夫婦別姓、共同親権、同性婚、パートナーシップ、事実婚、生殖補助医療、養子縁組……。
リベラル派と保守派に分断され、個々の論点についてすれ違う議論がなされがちななか、本書では共同性、性愛関係、親子関係の3点で議論を整理し、一貫した視点から本質とこれからを見通す。
結婚をめぐる自由化がもたらす「しんどさ」も指摘する。
本質を知りたい人のための羅針盤。
「豊かな社会」に蔓延する無気力ーーそれは、生存への脅威やどうしようもなく襲いかかる苦痛から解放されただけでは、「効力感」、つまり意欲的に生き生きと環境に働きかける態度は生まれないことを物語る。本書は、心理学における研究実験成果をひろく紹介しつつ、自律性の感覚、他者との交流、熟達のもつ意義など、さまざまな角度から、効力感形成の条件を掘りさげる。さらに、社会や教育のあり方と効力感との関係を検討する。ロングセラーの版を改め、読みやすくした。
小笠原諸島の南端に位置する硫黄列島。このエリアには複雑な日本近代史が刻み込まれている。南方地域への進出を鼓吹する言説(南進論)の盛り上がりにより、農業入植地となり、日米の戦いでは凄惨な戦場となった。その後は軍事基地として利用され、島民たちは島で暮らせない状況が続いている。その知られざる軌跡を位置づける試み。