日本では年間約3万台から5万台の車いすが使われなくなり捨てられています。しかし、世界には、車いすが高くて買えない人がたくさんいます。ものづくりが得意な日本の工業高校生たちによって修理された車いすが、多くのボランティアによってさまざまな国に届けられています。車いすを通した心温まる交流を描いた実話。小学校中学年以上向き。
火山活動、海流の作用による干潟や海食崖、断層やリアス式海岸など地殻変動による地形。地震や台風・豪雨の災害。離島や海岸線の絶景。湧水や石炭などの大地の恵み。地質学者が30年にわたって撮り続けた大地のかたち。
戦闘機×美少女ロマンの旗手、野上武志が描く空の乙女たち。「紫電改のマキ」「第三飛行少女隊(SHIROBAKO)」「月の海のるあ」など未発表作品を含むイラスト約140点を収録。
小さな路地に隠れるようにある防具屋「シャイニーテラス」。店の女主人ソラは、訪れる客と必ずある約束をかわす。それは、生きて帰り、旅の出来事を彼女に語るというもの。ソラは旅人たちの帰りを待つことで世界を旅し、戻らぬ幼なじみを捜していた。ある日、自由を求め貴族の身分を捨てた青年アルが店を訪れる。この出会いがソラの時間を動かすことになりー。不思議な防具屋を舞台にした、心洗われるファンタジー。第16回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞作。
エリルとリトの友人ターニアとユークが、精霊祭に現れた魔物を倒した後昏倒。なかなか目覚めない二人を心配するエリルだが、そこにユークの親類らしき女性がやってくる。やたら学園の内情に詳しく、リトとしか連祷できないエリルに興味津々な彼女は、突然ターニアの抱える秘密を告げてきて!?憧れの女に年下男子の想いは届くのか!?-全ての謎が明かされる最終巻!
天才少年リトとだけ“連祷”できた落ちこぼれのエリルは、恋に目覚めた彼から毎日熱烈なアプローチを受けていた。そのうえ“精霊祭”の“旗手”に選ばれるという信じられない事態に!!ところがそこへ、リトの兄が急きょ学園を来訪。エリルのために将来を決める弟が心配な彼は「絶対にリトを好きにならないでくれ」と言ってきて!?年下男子の思いが大決壊中の第2弾!
フェイワンと龍聖の亡き後、新たな竜王として目覚めた二人の息子シィンワン。彼のもとに召喚されたのは、素直で一生懸命な高校生のリューセー(王妃)。二人は一目で互いに惹かれ愛し合う。しかし、シィンワンの龍聖は偉大な先代リューセーと自分を比較して自信を無くしてしまう…!?若き竜王と伴侶の運命の恋。出産・子育て、そして、エルマーン王国に忍び寄る不吉な影…!継がれゆく竜族の系譜、家族の物語。タンレンとシュレイの恋を描く「森閑たる情炎」も書き下ろし。
平凡な高校生の青は、実はラノベ新人賞の下読みのエキスパートだ。そんな彼は、ある日応募原稿の中に、同じクラスの氷ノ宮氷雪の作品を見つける。“氷の淑女”と呼ばれる孤高の少女が、フォント変えや顔文字だらけのラノベを書いて投稿している!?驚く青だが、その後ひょんなことから彼女の投稿作にアドバイスをすることに。評価シートに傷つく氷雪をあたたかく導き、世界観、キャラ設定、プロットと、順調に進んでいくが…。爽やかな青春創作ストーリー!
時代を超え、子どもから大人まで愛されている谷川俊太郎の作品。著者の原点であり、存在することの圧倒的な孤独を描く『二十億光年の孤独』、若者の生きる喜びと不安が、ひとりの女性への愛へと結実していく『六十二のソネット』、写真詩集として刊行された『絵本』など、一九五〇年代〜一九六〇年代に刊行した詩集のなかから著者が厳選し、代表作を網羅した自選詩集。自問自答形式の「あとがきに代えて」を新たに収録。
アインシュタイン、小泉八雲…クローデル、マルロー、レヴィ=ストロース…知の巨匠たちは、いかに魂の次元で日本文明に傾倒し、霊性時代の再来を予感したか。身をもって東西間に生きた著者渾身の畢生作。日仏同時出版!
ホラー映画好きの優等生・智佳は、抑圧する父親に反発し、日帰りのひとり旅を決行するが、東京への長距離バスで同じ高校のお馬鹿なギャル・優亜と偶然乗り合わせてしまう。それまで話したこともなかった優亜のつらい過去を聞かされた智佳は、彼女のためにリベンジの計画を練るが…。R-18文学賞受賞作ほか、智佳と優亜がそれぞれの道を切り開くまでー希望への疾走を描く、鮮烈なデビュー作!偶然居合わせた女子高生ふたりの“たった一日の冒険”。
くろねこのロクは、くいしんぼう。まいにち六けんの家でごはんをもらっています。夏休み、ロクはかいぬしたちとスコットランドのいなかにでかけることになりました。森で出会った、野生の山ねこは、ここにはごちそうがたくさんあるといって、案内してくれます。ロクも、ロブスターをつかまえようとしたり、ウサギを追いかけたりしますが、なかなかうまくいきません。「あーあ、町ねこは、だめだなあ!」とあきれられてしまいました。ところが…?美しい自然のなかで、山ねこといっしょに、大冒険をする町ねこの姿を、イギリスの人気画家がいきいきと描きます。小学校低・中学年〜
帰国子女の栄美は桜の美しさを楽しむ余裕もなく、不安いっぱいで日本の高校での初日を迎えた。幸いにも友達ができ、気になる男の子とも仲良くなれたものの、やがて辛い別れを経験することに…。時は流れ、大学生となった栄美の前に現れたある人との出会いをきっかけに、高校時代の思い出はまったく別の形を見せてゆくー。『慟哭』の著者が仕掛ける、忘れられない青春ミステリ。