「国のかたち」とはいかにして見直されるべきか。建国二百年で、辺境の小国から超大国となったアメリカ。その国柄を表す最高法規・合衆国憲法は、自主独立の精神を今なお堅持している。だが、その運用をめぐっては様々な論議の連続であった。連邦と州での権限争い、奴隷制度をめぐる南北の対立、二度の世界大戦や冷戦下での言論の自由…。国のあり方そのものを揺るがす時代の要請に対し、憲法はいかに解釈・修正されてきたのか。ロイヤーであり、駐米公使も務める著者が、憲法を通じて合衆国の歴史を物語る。
幸も不幸もすべて心が決めているーー。東郷平八郎から山本五十六、松下幸之助、稲盛和夫まで、各界のリーダーに多大なる影響を与えた哲人・中村天風。▼日露戦争の後”死の病”にかかった中村天風は、アメリカ、ヨーロッパ、インドと世界の3分の2にわたる求道遍路を続け、カイロでヨガの大聖者カリアッパ師に出会う。師の言われるままについていったヒマラヤの奥地で二年数か月に亘る修行を積んだ中村天風は、ついにヨガの奥義を会得、心身統一法という天風哲学を確立する。▼本書はその天風哲学の神髄を紹介し、日常で実践できる方法論を解説したもの。「楽しかったことを思って眠りにつく」(消極的精神を掃除する法)「消極的な言葉は使わない」(元気になる言葉を使う法)「寝際に鏡に写る自分に向かって将来像を言う」(天風流自己暗示法)など、心を鍛える方法が満載のこの一冊、読んだその日からあなたの人生は変わる。▼『中村天風 銀の言葉』を改題。
●序章 天風哲学の魅力 ●1章 天風哲学の「幸福の条件」 ●2章 積極的人生「天風哲学」の軌跡 ●3章 天風哲学の日常的実践 ●4章 天風哲学「成功実現」の極意 ●5章 盛大なる人生を求めて
「経済一流、政治は三流」の国の舵取りを担うべきリーダーとは?首相選びでは、つい人気やイメージが先行しがちだが、真に求められる資質とは、高い見識や行動力、使命感に他ならない。本書は、一国の指導者としていかに業績をあげたかという視点で、歴代総理56人の仕事を丹念に検証・再評価する。さらには、学歴、海外経験、閣僚実績といった経歴から、能力や人物像を振り返る。国益のために「君子豹変」した首相。前評判に反して期待はずれで終わった首相。名宰相を生み出すための正しい首相の選び方を考察。
『博士の愛した数式』の著者、小川洋子の作家デビューから10年の間に綴られた初期エッセイ集。金光教の教会の離れで暮らした子供時代、学生時代の思い出、アンネ・フランクへの思い、子育て、そして家族、取材や旅行で訪ねた町の思い出…。何気ない日常生活を描く静謐な文章のなかに、作家が生み出す不思議な世界観を垣間見ることができる。言葉の石を一個一個積み上げたような珠玉の54編。
不条理や裏切り、社会の嘘や戦争の悲惨、女の虚栄心に男の支配欲…実際に世界を歩けば、この世は「ろくでもないこと」ばかり。しかし、そこにこそ人間の真実がある。だから、おもしろい。「外人嫌いはあって当然」「暑くて泳げない国がある」「いざとなると力しか解決の方法がない」-。作家として、日本財団会長(当時)として、クリスチャンとして、世界の果てまで旅した著者だから語れる深遠な言葉の数々。ガイドブックには書いていない粋な旅。目線を変えるだけで、日本人として凝り固まっていた頭がやわらかくなる。
「突然人が変わったように暴力をふるう」「誰かが促さないと何もしようとしない」「言われたことをすぐに忘れてしまう」-脳梗塞や脳出血、交通事故などで脳を損傷した後、さまざまな問題を引き起こす高次脳機能障害。しかし一見、障害とはわからないため、医療や福祉の専門家でもこの障害に対する理解は十分でない。高次脳機能障害とは何か?全国で三十万人にものぼる患者をどのように支援すべきなのか?正しい評価と診断、家庭と社会の適切な対応によって、症状は必ず改善する。
五時間で仕事を片づけられる人と、同じ仕事が八時間かけても終らない人の違いはどこにあるのか。その答えはじつにシンプルだ。できる人は仕事を効率化する術を知っているが、できない人はその方法を知らないのである。本書では、スピード時代に通用する仕事術を五つのカテゴリーに分けて紹介した。どれも仕事で成功している人たちが実践している方法である。
ネーミングとは、ただ単に、「響きがよくてカッコイイ」だけの名前をつける行為ではない。「伝えたい人」に、価値や物語を伝えるためのマーケティング手法ーそれこそがネーミングである。本書は、体験マーケティング手法を確立した著者が、独自のノウハウをもとに、売れるネーミングの成功法則を解き明かす。商品や会社、店の名前だけでなく、販促物にまで応用が可能。成功事例も失敗事例も満載の、ライブ感あふれる一冊。
昔話・おとぎ話に隠された意外な真実にびっくり。さあ、眠れぬ十三夜のはじまりはじまり。
右を見ても左を見ても、世のなか「○○主義」、「○○イズム」が溢れている。政治体制(民主主義など)、芸術の表現(ロマン主義など)、性癖や趣味(サディズムなど)、人事制度(成果主義など)…。誰もが一度は耳にしたことがあるこれらの言葉の意味を、正しく説明できますか?保守主義と原理主義はどう違う?民主主義と独裁制が矛盾しない?構造主義って何?本書は、知っているようで知らない「主義・イズム」を、根本からやさしく解説。哲学から時事問題まで、あらゆる教養の基礎になる一冊。
モチーフつなぎの魅力は、かぎ針と1本の糸があれば、どこでも持ち出して編めること。そして、最初は小さなモチーフでも、編みためていけば、やがて大きな作品が完成するし、つくる愉しみや完成の喜びも感じられることです。はじめてモチーフを編む方は、1つ1つのモチーフが少々いびつになってしまうかも知れませんが、大丈夫。つなぎ合わせてしまえばバランスよくなるから、安心してトライしてください。
最近の実証研究によれば、プロのファンドマネジャーによる運用実績の平均は、株式市場の平均より劣るという。知識も情報も豊富なプロが、素人に勝てない株式投資とは何なのか?「株は情報の勝負ではない」「頭脳の勝負ではない」「金持ちが勝つゲームではない」「努力しても上達しない」-必要なのはセンスだけなのだ。先駆的なファイナンス研究によって完全に書き替えられた新しい株式市場像を紹介。“株式市場で勝つ”という視点から、株式投資という“ゲーム”の仕組みと戦略を徹底的に考える。
まめうしくんと一緒に「あいうえお」で遊んでみましょう。子どもが初めてふれる文字を、みんなで声に出しながら学ぶ絵本です。文字を意味ではなく、語感で楽しむことが言葉への興味を持ってもらうことにより役立ちます。
無視されることの悲しみ、けがばかりするくやしさ…。公式戦経験ゼロで主将に選ばれ、カリスマ清宮監督の後を継ぎ早稲田を優勝に導いた「日本一、オーラのない監督」のすごい青春。
『古事記』と『日本書紀』を知らない人はいまい。しかし、『古事記』や『日本書紀』に書かれている内容を、「知っている」と胸を張れる人はどれほどいるだろう?「日本はいかにして誕生したのか?」、じつは「記紀」と呼ばれるこの二冊こそ、この疑問に答える一級の史料であり、その意味で日本人なら常識として知っておきたい書物でもあるのだ。初心者にも理解しやすい「記紀」入門の決定版。
日本は人口減少社会に突入し、景気もパッとしない。でも、ビジネスの眼を世界に広げてみれば、好景気で活気に溢れた国がたくさんある。そんな国で商売はできないものか。日本の商品は、世界から羨望のまなざしで見られていることをご存知か。国内市場を相手にしていると先行き不安があるが、世界を相手にすると思えば明るい展望が開けてくる。本書は、海外に行かずに、しかも英語はできなくても、あなたのアイデア次第でビジネスを成功させる実践の書である。
ちょっとした習慣のなかに、あなたをキレイにする秘訣がある。女性の支持を多数集めるカリスマ・セラピストが教える美しくなるヒント。
近年、急激に増加してきている親依存、自分大好き、幼稚で攻撃的、なおかつ仕事ができないという「シュガー社員」たち。その未熟かつ傍若無人な振る舞いが、多くの企業を悩ませている。本書は、そんなシュガー社員に打ち勝つための秘策を、「採用時」と「採用後」の二つの状況に分けて解説。「問題のある社員を採用しない方法」「しつけの仕方」「労働環境の整え方」など、経営者やマネージャー、人事担当者が知っておきたいノウハウを一挙公開。
日本人は「物事をはっきり言わない」「自主性がない」などと非難されることが多い。だが韓国出身の比較文化学者である著者はいう。むしろ曖昧だからこそ、日本は世界有数の安全で豊かな国になれたのだ。これからは世界全体に、調和がとれた人間関係、環境への順応性を生み出す「曖昧力」が求められる時代になるだろう。では、日本人の曖昧さはなぜ生まれたのか?微妙な歪みを愛する美意識の源泉とは?日本庭園の世界観や、旅好きの国民性の由来などにも迫る。拓殖大学の超人気講義を紙上再現。
未来は決まっているものではなく、自らの意志と行動によって変えることができるー。本書は、米国屈指の精神科医・ワイス博士が綴った、未来を拓くための真実のドラマ。「ポールは、来世でもアリスンと愛し合うことを知り、アリスンの闘病生活を助けるために現在の生活を一変させた」など、未来世を知ることは、傷ついた人生の癒しとなる。“運命を変える”究極のスピリチュアルレッスン。