あなたは「顔移植」を知っていますか?銃創、火傷ー失われた顔を取り戻すための方法は、「顔移植」だけー。手術を受けた女性たちの苦悩と希望を昇華させた、短編と著者初の戯曲。さらに「顔移植」の歴史や可能性を医師と作家、ふたつの視点から考察したレポートを収録。
次代を担う作家12人が、“春樹ワールド”を独自に昇華して創作した短篇競作集。各著者による書き下ろしコラム「村上春樹、そして私」を併載。
忙しさの中で見落としている「贈り物」をあなたへ。第1回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞、『カフーを待ちわびて』の著者が贈る、珠玉のショートストーリー。
仕事に追われるすべての人へ。もっと「自分は自分」で生きていい。会社、お金、生活「のための」人生をやめるヒント。
中国政府が遺伝子操作で秘密裏に生み出していたデザイナーベビー。彼らは「ギフテッド」と呼ばれる天才で、スパイとして各国に送り込まれていた。しかし、中国政府の方針転換により命を狙われることとなった彼らは「ギフト」と名乗り日本への亡命を宣言。警視庁SATの伊吹警部はCIAの美人捜査官ミランダとともにギフトを追うが…第9回アガサ・クリスティー賞を受賞した著者による国際諜報&ハードアクション大作。
なにもあきらめなかった住まいづくり16の家族とパパママハウスの物語。
母は死に場所を探して娘の部屋にやってきた。夜の街が生んだ才能・鈴木涼美のデビュー中編。第167回芥川賞候補作。
鎌倉で辻説法をしていた僧侶・日蓮は、やがて他宗派への攻撃を強め「立正安国論」を唱える。幕府が法華経を用いなければ、国内の災害が続き他国からの侵略を受けると予言したのだ。日蓮に仕えていた見助は、その耳目となって予言を確かめるため、九州の対馬に一人で赴くことに…。
「良い」アートって何?どう鑑賞すればいいの?アーティストとして生きるには?…大衆の人気、権威たちの評価、マーケット論理などが渦巻く現代のアートワールドを、ターナー賞アーティストが手引きする軽妙で痛快なインサイダーガイド!
妻が家を空けた夜。カンビールを取り出し、はらがへった、さてツマミは何にしよう?-そんなときは勘とイキオイだけが頼りの料理のはじまり、はじまり。玉ねぎともやしはいいやつだ。フライパンだってやるときはやる。男の料理だ、なめんなよ。古今東西うまいサケと肴のあれこれと、食の風景にまつわる素朴なつぶやきがたっぷり詰まったシーナ節全開の絶品「旨い物」エッセイ。
W・バロウズ、A・ギンズバーグら、ビート世代の肉声で綴る、ビート・ジェネレーションの旗手で、『路上』の作家、ジャック・ケルアックの生涯(ハートビート)。
本書は、ほとんど毎日新幹線を利用する著者が、特にその中でも利用回数が多い東海道新幹線の車内でひらめいたこと、あるいは車内や車窓で発見したことを中心にまとめた。また出張などで利用された時に役立ちそうな新幹線乗りこなし術もふんだんに盛り込んでいる。
「物理実験書」のイメージを変えたバイブル的本書が再登場。奇想天外で、本質にせまる実験の宝庫。元祖おもしろ実験。