日本人の食事摂取基準(2020年版)や新しい管理栄養士国家試験出題基準,また改定された法規などに準拠した内容.健康・栄養施策の変化や社会に求められている管理栄養士像に対応するために全面的に見直した.各章末の練習問題は確実に理解できるよう,また国家試験の準備に役立つようにしている.
1.栄養教育の目的,目標
2.栄養教育のための理論的基礎
3.栄養教育マネジメント
4.妊娠・授乳期の栄養教育の展開
5.乳幼児期の栄養教育の展開
6.学童期・思春期の栄養教育の展開
7.成人期の栄養教育の展開
8.高齢期の栄養教育の展開
9.傷病者の栄養教育の展開
10.障がい者の栄養教育の展開
巻末資料
てんかん診療において精神科医が果たす役割は想像以上に大きい。にもかかわらず、担い手は少ない。しかし、脳の疾患とこころの病との境界線を引く作業は精神科医が磨くべき診断技術であり、臨床実践である。豊かなてんかんの臨床実践を通じて、意識にまつわる様々な病を考察し、精神科医の身につけるべき作法を語る。
近年、精神科等を受診する児童思春期患者が急増しており、医療現場ではその対応に苦慮している。本書はそうした子どもと関わる必要に迫られている専門職に向け、児童思春期精神医学の基本と最新のトピックスについて、その道のスペシャリストが入門書として書き下ろしたものである。学生および研修医を含む若い精神科医や小児科医はもちろん、臨床心理士、看護師、作業療法士などの医療従事者を対象に、平易に書かれていること、またDSM-5の基準に従っている点も大きな特徴と言えよう。子どもの臨床は、病気の最中は大変だけれど、大人と比べて間違いなく良くなる。そんなエキサイティングな臨床を目の当たりにできる「児童精神医学のススメ」の書でもある。
第1章 居眠りの効用
1 居眠りをしない子どもたち
2 居眠りの大切さ
3 休み上手になる
4 昼寝の勧め
第2章 子どもたちは変わったのか
1 キレル子どもたち
2 身体という異物
3 刎頸の友
4 子どもの姿
5 ふつうの大人と出会う
第3章 思春期という危機
1 僕は人格障害?
2 思春期という危機
3 愛情の限界ー境界性人格障害
第4章 この子は病気?
1 叱られることとほめられることー注意欠陥/多動性障害
2 こころの傷ー外傷後ストレス障害
3 勝つことと負けること
4 病気というメガネをはずすーアスペルガー症候群
第5章 親という幻想
1 完璧な親という幻想
2 程よい母親
3 家出の勧め
第6章 居場所探し
1 それぞれの場
2 安心できる居場所
3 ひきこもりの質
4 動きながら考える
第7章 ネット上の居場所
1 ケータイのパワー
2 ケータイのデメリット
3 ネット上の居場所
第8章 ミルトン・エリクソンへの旅
1 エリクソンと私
2 フェニックスへ
3 岩山に登れ
4 エリクソンの旅
第9章 病名で呼ばないで
1 「問題」ではあるが「病気」ではない
2 病名のもつ意味
3 病名そのものがもつ問題
4 ありのままの子どもを見る
第10章 支えること
1 支えることとは何か
2 人生を楽しむのが最大の薬
3 時間の流れと空間の広がりの中で
4 人生のスパイス
5 人生を、今、生きている
おわりに
看護師のための母性看護の入門書です。そもそも母性看護とは時代と共に変化が大きく曖昧なところが多い分野です。胎児・新生児はもちろん、青年期の生理や妊娠、出産や産後、育児、閉経と女性の健康を多様な側面からとらえます。つまり女性のライフスタイルの多様化や変化に合わせてQOLの向上を図るための幅広く深い学問です。
本書では母性看護で日常的に問題となる事例を厳選し、思春期の心身、成熟期女性の心身、親となる女性と家族、更年期女性の心身、母性看護における看護過程をイラストや図表を使って解説しています。
実例とともに、冷え性看護や周産期医療も解説しており、日常の看護での困ったに対する強い味方となります。
chapter1 母性看護とは
chapter2 思春期女性
chapter3 成熟期女性
chapter4 親となる女性と家族
chapter5 更年期女性
chapter6 母性看護における看護過程
chapter1 母性看護とは
chapter2 思春期女性
chapter3 成熟期女性
chapter4 親となる女性と家族
chapter5 更年期女性
chapter6 母性看護における看護過程
薬の使い方から合併症,小児から高齢者までこれで解決! 1冊で役立つ外来の味方
プライマリ・ケアの現場において,様々な疾患・患者に対応しなくてはならない医師に実用的な情報を提供すべく,糖尿病の基本や合併症から妊娠糖尿病や二次性糖尿病まで幅広くまとめた必携の一冊.
著者の経験をもとにしたコラムも収載されており,糖尿病診療についてさらに知識を深められるものになっている.
入門編 糖尿病についての基礎知識
1 必須事項
2 外来における2型糖尿病診療の基本診療パターン
基本編 糖尿病診療実践のための基本
1 1型糖尿病治療のためのアウトライン
2 小児・思春期の糖尿病
3 高齢者の糖尿病
4 治療方針決定の基本
5 食事療法と栄養指導
6 運動療法と運動指導 / リハビリテーション
7 経口血糖低下薬
8 GLP-1 受容体作動薬
9 インスリン療法
10 患者による自己管理の指導と基本
11 糖尿病の合併症とその治療
12 主な合併症治療薬
13 糖尿病患者の他科受診:どんなときに紹介するとよいのか?
14 糖尿病に関連する特殊な糖代謝異常疾患の治療薬
応用編 一歩進んだ糖尿病マネジメント
1 一歩進んだ糖尿病治療
2 特殊な対応が必要な場合
3 二次性糖尿病
4 重症度の高い合併症がある患者のサポート
5 糖尿病の救急診療
6 対応に苦慮する症例をどうするか?
コラム
1型糖尿病とBCGおよび経口血糖低下薬
GLP-1 の膵臓に対する作用和文等幅
水素のおなら和文等幅
糖質制限食
糖尿病患者の海外旅行
アルコール性低血糖症
経口血糖低下薬併用療法に関する Tips
糖尿病治療と重症低血糖
ステロイドと経口血糖低下薬
インスリン分泌不全・インスリン抵抗性を外来診療で診るポイント
インスリン自己免疫症候群
インスリン投与量の調節についての Tips
糖尿病患者にみられるけいれん
ワルファリン療法と糖代謝・骨代謝
糖尿病と骨代謝
糖尿病による合併症としての関節障害
概日リズムと糖尿病
閉塞性睡眠時無呼吸症と2型糖尿病
糖尿病と後天性血友病A
アメリカの外来糖尿病治療の概要
患者に教えてもらういろいろな糖尿病対策
糖尿病と腸内細菌叢
古くて新しいメトホルミン
心不全とSGLT2阻害薬
長期間放置されていた糖尿病とその合併症
筆者の上海での診療経験から
トラムセット®,プレガバリンおよびデュロキセチンと精神症状
糖尿病診療のこれから
最新の治療動向と研究成果をまとめた学会監修によるレファレンス・ブック。7年ぶりの増補全面大改訂!がん治療医と生殖医療を専門とする医師はじめ、看護師・心理士など、すべての専門医療スタッフ必携!
本書は、一貫して家族・夫婦臨床の現場に携わってきた著者の集大成ともいうべき技法指導書である。思春期・境界例の事例を交えて、初回面接と見立て、ロールシャッハ・テストを用いたアセスメントなど、日常臨床における治療のコツを詳しく解説している。さらに特筆すべきは、夫婦面接の事例を数多く取り上げ、ジェノグラムやロールシャッハ・フィードバック・セッション(RFBS)を駆使しての治療的取り組みを詳細に論じていることである。家族・夫婦療法面接を現場で実践するための優れた解説書である。
子どもの食と栄養のテキスト。(まえがき)食は生きることの基本であり、その重要性はますます注目されています。我が国では2005年に食育基本法が制定され、食に関心を持ち、必要な知識を活用して食生活を営むことが、広く国民に奨励されることとなりました。食育基本法が制定される前年には、「楽しく食べる子どもに〜食育に関する指針〜」が保育所に示されました。我が国の食育に対する取り組みは、保育所から始まったと言っても良いでしょう。
食育は生涯を通じて重要ですが、とりわけ乳幼児期の食生活のあり方は重要であると言われています。なぜならば、この時期に生涯にわたる食習慣の基礎が形成・定着するからです。この時期に良好な食習慣を身につけることは、生涯にわたる健康に寄与しますが、課題のある食習慣が身についてしまうと、成人期における生活習慣病などの原因になることが指摘されています。
胎児期から2歳までの約3年間の栄養状態は、子どもの発育・発達のみならず、成人後の慢性疾患リスクや将来の経済状況にまで、影響を及ぼすことが報告されています。さらに小学校就学までの時期は、栄養状態だけでなく、生活習慣・家族関係・コミュニケーション能力の発達・学力にまで影響を及ぼすことがわかっています。このように、乳幼児期の食生活のあり方・食習慣は極めて重要です。その大切な時期を過ごす保育所、幼保認定型こども園、幼稚園で実施される食育は益々重要となり、食育の担い手となる保育者の役割は大きくなっています。
食育基本法制定後には、保育や幼児教育の場でも、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、幼稚園教育要領に、食育推進の項目が追加されました。それにより、保育施設では多職種の全職員が保護者と連携しながら、専門性を活かしながら多角的に栄養・食生活支援を行うこととなりました。
保護者と連携し、子どもの食習慣をつくる支援を担う職種として、身近な存在である保育士・幼稚園教諭の役割は最も重要となります。したがって保育士や幼稚園教諭には、子どもの食生活の課題や健全な食生活を創造する食に関する幅広い知識と技術が必要とされます。
本書は保育士養成課程で学ぶ、子どもの食と栄養の基本的な知識と実践にかかわる必須内容を、コンパクトにまとめています。各章の内容は、指定保育士養成施設の指定及び運営の基準に基づき、保育の対象の理解に関する科目「子どもの食と栄養(演習・2単位)」に対応するよう構成されています。さらなる学びに必要な情報については、資料の入手先を示すリンクを示しました。本書を活用し、保育者に必要な食と栄養の知識を身につけていただきたいと願います。
不登校、リストカット、引きこもり、統合失調症、発達障害、PTSDなど心身の成長期に好発しやすい精神障害の病理とケアを知る。
頭の中の一生を解き明かす。脳と知能の専門家である著者が、脳の誕生から幼児期における知能の発達、思春期、成人期を経て、老年期に起こる老化までを詳しく解説。年齢とともに人間の脳や知能がどのように変化していくのかを、最新の神経科学や発達心理学の知見を交えて読み解く。
世界トップレベルを誇る日本の周産期医療,先進的な婦人科医療の魅力を伝える基準書.シリーズのはじめとして,全巻刊行される各分野の基礎となるべく企画。特に時間的・空間的にダイナミックに変化する生殖臓器(月経,妊娠,閉経)を理解するため,解剖イラストを多数収載.
1章 視床下部ー下垂体ー卵巣系のしくみ
2章 生殖に関連するホルモン:キスペプチン/GnRH/ゴナドト口ピン/プロラクチン/インヒビン,アクチビン,フォリスタチン/メラ卜ニンと性機能/性ステロイドホルモン/甲状腺,副腎と性機能
3章 卵胞・卵の形成・成熟:卵胞の発育と閉鎖,排卵機構/卵の成熟/黄体の形成と退行,妊娠黄体
4章 子宮内膜の変化
5章 配偶子の機能と分子機構:精子形成と分化,受精能獲得/受精の分子機構/胚発生の分子機構/受精卵の移送と卵管内環境
6章 着床
7章 性分化
8章 思春期
9章 閉経と生殖腺・全身の変化:卵巣と卵の老化/周閉経期の内分泌的変化/閉経に伴う脂質代謝・心血管系・骨の変化
糖尿病診療や療養指導の現場で感じるいまさら聞けない教科書には載っていない様々な疑問に対し,朝日生命成人病研究所を中心としたベテランの医師・医療スタッフが,Q&A形式で明快に解答.知っていると差がつくコラムやホットなトピックスも多数収載.わかりやすい説明で,臨床現場での実践のレベルアップが図れる.付録として,フットケアの記録用紙や糖尿病食の献立例なども収載.
1:春の予感ーI’ve been mellow
2:赤い風船
3:思春期
4:木綿のハンカチーフ
5:まちぶせ
6:UFO
7:ひまわり娘
8:グッドバイマイラブ
9:タッチ
10:木枯らしに抱かれて
11:時をかける少女
12:プレイバック Part2
13:せんせい
14:セカンドラブ(セカンド・ラブ)
15:やさしい悪魔
16:セーラー服と機関銃
17:オリビアを聴きながら
18:瞳はダイヤモンド
神田橋條治の薫陶を受け、長らく臨床の現場に身をおいてきた、真の臨床家である著者の集大成。「治療者の迷いや困る能力」「あいまいさを愛する能力」などに思考をめぐらせ、増井法ともいわれる独自の臨床理論を示した今までの貴重な論文を収録する。ある一人の心理臨床家の成長記録としても読めるユニークな論集。
序 (村山正治)
VI フォーカシング研究
はじめに/ 焦点づけ訓練の手引(エルフィー・ヒンターコップ・増井武士訳)/体験過程治療におけるFocusing“焦点づけ”技法についてーーーーーFocusing Manualの作成/(増井武士・村山正治)/Dr.ジェンドリンと増井とのデモンストレーション/Focusingの臨床適用に関する一考察ーーーーーーーー適用の方向づけとしてのモデルや型に縛られたものとそれらから自由なもの/集団を対象にしたフォーカシングの工夫/フォーカシングとその臨床/フォーカシング(focusing)/フォーカシングとその技法/フォーカシングの臨床適用に関する考察ーーーーーーーその新しい視点と将来的な課題について/フォーカシングの臨床的適用/体験過程療法とフォーカシングーーーーーーーその相互性をめぐって/E・T・ジェンドリン フォーカシング
VII イメージ研究
はじめに/ 「イメージ研究事始め」として/------シンボルと体験としてのイメージの治療的統合への探索過程ーーーーー/イメイジ・セラピー/イメージ・セラピーでの一セッションーーーーーー患者のイメージ報告と治療者の治療的思惑を中心に/イメージ・セラピーの基礎的方法/ドラマ・イメージ/イメージ体験を基にしたイメージ・セラピー
VIII リサーチ論文
はじめに/ 子供の精神症状についての一連の有症率リサーチ/-------その「病気」判定と発達的要因や症状展開の意外性に向けてーーーーーー/青少年の関係年慮および類似症状について(阿部和彦・増井武士)/恐怖不安症状の性差と加齢による有症率について/------思春期の「大変さ」の再認識ーーーーーー/恐怖不安の身体症状の発達的特徴とその臨床/カウンセリングでの関係認知分析リサーチでの収穫/-----カウンセリングの本質としての相互の「わかりあい」の世界の重要性の再確認ーーーー/フォーカシング体験における前言語性とその点検の必要性ーーーーー“フォーカシング・チェック”の試み(増井武士・池見陽・村山正治)/医学教育における人間尊重のための体験学習の試みーーーーーー共感能力と他者への尊重能力の促進方法とその効果(池見陽・増井武士)/産業カウンセリングの実態と私見ーーーー職場の悶えを聞き続けてーーーーーー
子どもの食にかかわる基本的な文書を記載。最新の動向に沿い,統計と資料を刷新。日本食品標準成分表2020年版に対応した第5版。
さまざまな栄養素と食品,健康の維持・増進のために必要な食生活の基礎知識について,わかりやすく解説した半期用のテキスト.大学入学後の1年生が学ぶのに適した内容を取り上げているので,栄養を専門としない学生でも興味をもって学ぶことができる.生活科学分野をはじめ一般教養の教科書としても適している.
1.私たちの食生活と健康
2.炭水化物ーその体内での働き
3.たんぱく質ーその体内での働き
4.脂肪ーその体内での働き
5.ビタミンとミネラルーその体内での働き
6.おいしくつくるための調理
7.食品の機能性
8.乳・幼児期の食生活と健康
9.学童期,思春期の食生活と健康
10.成人期の食生活と健康
11.妊娠期の食生活と健康
12.高齢期の食生活と健康13.健康づくりと食生活
13.健康づくりと食生活
14.環境,食生活と安全
15.食文化