試験全範囲にわたりよく出るパターンの問題を掲載。充実解説+過去問題。
本書は、理系専攻の大学初年度一般教育課程向けの物理化学の基礎的内容を学習するための新たな教科書として編集したものである。
本書は、長年にわたりこの分野の教科書として定評のある柴田茂雄著の『物理化学の基礎』(共立出版)をベースにして、その記述内容を精選し、さらに演習・例題の遂行を重視する現代教育で用いるべく、応用的な例題をふんだんに盛り込んでいるため、物理化学の基礎的内容を自学自習する人たち向けの参考書としての使用にも適している。なお,本書を教科書として使用する大学教員には、章末の全演習問題の詳細解答集を提供する。
1章 原子の構造
1.1 電子の発見
1.2 ラザフオードの実験と原子模型
1.3 水素の原子スペクトルとボーアの原子模型
1.4 光電効果と光子
1.5 原子内の電子と電子の波動性
1.6 量子力学とシュレディンガー方程式
1.7 水素類似原子の原子軌道
2章 元素の周期的性質
2.1 元素の周期表
2.2 原子中の電子の量子状態
2.3 原子パラメータと周期性
2.4 酸化数
3章 分子の構造
3.1 共有結合
3.2 分子軌道法
3.3 結合次数
3.4 共有結合の極性
3.5 分子の形
4章 原子・分子・イオンの粒子間力と物質の三態
4.1 理想気体
4.2 マクスウエル・ボルツマンの速度分布
4.3 実在気体の状態方程式と液化
4.4 結晶と無定形固体
4.5 イオン結晶
4.6 共有結合性結晶
4.7 金属結晶
4.8 分子結晶
5章 化学熱力学
5.1 系と状態
5.2 熱力学第一法則
5.3 気体の体積変化と仕事エネルギー
5.4 気体の熱容量
5.5 エネルギー収支と反応熱
5.6 理想気体の等温変化と断熱変化
5.7 カルノーサイクル
5.8 熱力学第二法則とエントロピー
5.9 熱力学第三法則と標準エントロピー
5.10 ギブズエネルギーとヘルムホルツエネルギー
5.11 化学ポテンシャル
6章 相平衡と化学反応平衡
6.1 水の状態図
6.2 1成分系の相平衡
6.3 液体および固体の蒸気圧
6.4 圧力と固体の融点
6.5 多成分系における相平衡と相律
6.6 2成分系の相平衡
6.7 溶液の蒸気圧降下,沸点上昇,凝固点降下
6.8 溶液の浸透圧
6.9 溶液の化学ポテンシャル
6.10 ギブズエネルギーと化学平衡
6.11 平衡定数
6.12 標準生成ギブズエネルギー
6.13 平衡の移動
7章 電解質溶液と電池
7.1 電離説
7.2 イオンの水和
7.3 電解質水溶液の電気伝導率
7.4 イオンの移動度と輸率
7.5 電池と半電池
7.6 参照電極
7.7 電池の起電力
7.8 電池内反応のギブズエネルギー変化と起電力
7.9 実用電池
8章 反応速度論
8.1 反応速度の表し方
8.2 濃度と反応速度
8.3 反応速度と温度
定評ある“Basic Transport Phenomena in Biomedical Engineering”第4版の翻訳。医工学で重要な生体内での移動現象を,具体例を用いて基礎から丁寧に解説。〔内容〕熱力学/体液の物性/物質移動/酸素の移動/薬物動態/体外装置/組織工学と再生医療/人工臓器/
わたし、運命を信じます。
伊織、17歳。
幼い頃、みなし児として引き取られた那波家で過酷な扱いを受けていて、それを見かねた雄一に引き取られた。
ある日、雄一と伊織のアパートに那波家の長女・裕子が引っ越して来るが、彼女は毒殺され、伊織は犯人の疑いをかけられてしまう。
佐々木丸美の小説を原作した、斉藤由貴の初主演映画。
監督の相米慎二は第1回東京国際映画祭ヤングシネマ部門のグランプリを『台風クラブ』で受賞したばかり。
特徴的な演出で斉藤由貴の眩しい魅力をスクリーンに映し出した。
<収録内容>
・画面サイズ:ビスタサイズ
・音声:日本語モノラル(オリジナル)ドルビーデジタル
・字幕:バリアフリー日本語字幕
▽特典映像
・予告編
・スチールギャラリー(静止画)
<キャスト>
斉藤由貴
榎木孝明
世良公則
矢代朝子
レオナルド熊
河内桃子
<スタッフ>
原作:佐々木丸美
監督:相米慎二
脚本:田中陽造
音楽:ハウス・プロジェクト
©1985 TOHO CO., LTD.
本書はエネルギー問題に焦点を合わせ、生活水準を変えずに化石燃料の消費量を減らす方法として、化学的発電方法である燃料電池、特に高温作動の固体酸化物燃料電池(Solid Oxide Fuel Cells,SOFC)を主題として取り上げる。
「エントロピー」の誕生は難産だった。熱の動力をめぐるカルノー以来の苦闘をへて、熱力学はやがて第1法則と第2法則を確立し、ついにエントロピー概念に到達する。マクロな自然の秘密を明るみに出したそのエントロピーとは何か。「エネルギーの散逸」とのみ捉えられがちな誤謬を正しつつ議論は進む。第3巻は熱力学の完成とその新たな展開。マクスウェル、トムソンらの寄与とクラウジウスの卓抜な総合化、さらにギブズの化学平衡論により制約因子としてのエントロピーの本性が明らかとなってゆく。論文・書簡を含む多くの原典を博捜して成った壮大な熱学史。格好の熱力学入門篇。全3巻完結。
建築技術専門雑誌「建築知識ビルダーズ」で評判の高かった人気特集を再編集。
高断熱住宅=エコハウスを設計・施工する際に浮かび上がる断熱・気密・換気・空調の疑問に、
長年にわたって高断熱住宅を設計・施工・研究してきたエキスパートが回答します。
日々考えていたエコハウスや高断熱住宅に関するもやもやが解決すること間違いなしの1冊です。
バイオマスエネルギーは、設備の設置・維持管理・燃料製造・運搬・販売など多くの雇用を生む。疲弊する地域経済にとって、持続的な恩恵をもたらす効果がある。
溶融塩は、高温安定性、酸素や水蒸気との低反応性、水と同程度の粘性、高いイオン伝導度や熱伝導度に優れた材料である。使用温度に合わせたいろいろな融点の溶融塩を提供できるため、原子力、水素、太陽熱、電力を結びつけることを目的に、原子炉の高温冷却材や太陽熱蓄熱材、高温作動燃料電池電解質材料、水素製造用熱媒体など多方面への利用可能性が期待されている。また、フッ化物塩や塩化物塩だけでなく、硝酸塩や硫化物塩の酸素酸塩などの多様な塩の組み合わせにより、多様な性質を発現する可能性に満ちた材料でもある。
本書では、溶融塩物性値の予測と整理をはじめ、金属材料腐食性を解決する酸化還元制御の基礎を説明するとともに、原子炉概念においては溶融塩燃料を使用した新たなモジュラー炉設計が進み、溶融塩の利用可能性が一段と広がっていると考え、ウランあるいはトリウム溶融塩原子炉を利用した水素製造をはじめ、太陽熱蓄熱装置や乾式燃料再処理への利用、溶融塩高速炉を使用したマイナーアクチニド核種の核変換処理による放射性廃棄物中の長寿命核種低減など、溶融塩に関する国内外の最新の研究成果を取りまとめたものである。
エネルギー工学を目指す学生や技術者が、溶融塩をより広く効果的に利用していくうえで好個の参考資料となるであろう。
1章 科学における化学(1.1 半分の半分の半分の最後は分子/1.2. 化学で取り扱うスケール/他)
2章 原子(2.1 分子をつくる材料/2.2 物質を分類してみると/2.3 原子を解体してみると/他)
3章 元素と周期表(3.1 元素を整理して理解する/3.2 元素の周期性を見つける/3.3 周期表)
4章 原子と原子のつながり(4.1 原子は8個の電子を獲得しようとする/4.2 プラスとマイナスの電気で結びつく結合/他)
5章 モルと化学反応式(5.1 小さな粒子をひとまとまりにして扱うときに便利な量/5.2 1モルの粒子を基準にする/他)
6章 濃度の表しかた(6.1 なぜ溶液について考えるのか/6.2 水溶液に関係する用語/6.3 溶液の濃度/他)
7章 酸化と還元(7.1 「燃える」と「錆びる」は酸化反応/7.2 酸化と還元を定義する/7.3 酸化数/他)
8章 物質の性質と状態(8.1 物質の三態変化/8.2 三態変化と温度/8.3冷たいと温かいと熱い/他)
9章 気体の性質(9.1 圧力とは/9.2 気体の圧力と体積の関係/9.3 気体の体積と温度の関係/他)
10章 化学反応と熱エネルギー(10.1 化学反応式と熱化学方程式/10.2 発熱反応と吸熱反応/他)
11章 化学反応と化学平衡(11.1 反応が起こるために必要なエネルギー/11.2 速く進む反応と遅く進む反応/他)
12章 水と溶液(12.1 地球上に最も豊富にある液体/12.2 どれくらい溶けるのか/他)
13章 透析と浸透圧(13.1 いろいろな溶液と半透膜/13.2. コロイドと懸濁液/13.3 透析と医療)
14章 酸および塩基とpH(14.1 酸と塩基の定義(その1)/14.2 酸と塩基の定義(その2)/他)
15章 放射線と放射能(15.1 原子核の崩壊/15.2 放射線の種類と半減期/15.3 核エネルギー/他)
<コラム> 分子模型があると化学の理解が進む/原子の大きさを拡大すると…/周期表はどこまで覚えればいいのか/生命に必要不可欠な元素/他
付録:有効数字/当量と当量濃度/容量オスモル濃度
物理学を熱愛してやまないガモフ博士がその歩みを克明に跡づけ、将来を展望しつつ案内する知の歓びがいっぱいの科学の世界。
忘れてしまった物理・化学の知識が効率的に復習できる
【本書の特徴】
・さまざまな分野で登場する可能性の高い物理・化学の
公式・定理を解説しています
・物理・化学を必要としている人が効率的に
要領よく学び直すことができます
・充実した索引を活用し、リファレンスとしても利用できます
・各項目に「教養」「実用」「受験」それぞれの
重要性を星5段階で示しています
・その知識が実生活の中でどのように活用されているかがわかります
現代において物理・化学の知識は
あらゆる分野で必要不可欠なものになっています。
最近では理系・文系の垣根も崩れ、エンジニアなど、
さまざまな分野で高校物理・化学程度の素養が求められています。
しかしながら、いざ学び直そうと思っても、
参考書は厳密に解説し過ぎており、
学習に時間がかかってしまいます。
そのため、本書では、忘れてしまった
物理・化学の知識を効率的に復習したい人のために、
重要な公式などに絞って学習し直すことができます。
〈本書の構成〉
Part 1 物理編
Chapter 01 力学・熱力学
Chapter 02 波動
Chapter 03 電磁気学
Chapter 04 量子力学
Part 2 化学編
Chapter 05 理論化学
Chapter 06 無機化学
Chapter 07 有機化学
21世紀という時代における機械工学の全体像を魅力的に鳥瞰する。自然環境や社会構造にいかに関わるかという視点も交えて解説。〔内容〕機械工学とは/材料力学/機械力学/機械設計と機械要素/機械製作/流体力学/熱力学/伝熱学/コラム
1. 機械工学とは
1.1 機械および機械システムとは
1.2 機械工学の役割
1.3 単位系
2. 材料力学
2.1 力をうける物体が静止しているための条件
2.2 引張りと圧縮
2.3 応力とひずみの性質
2.4 せん断とねじり
2.5 はりの曲げ
2.6 柱の座屈
2.7 機械に使用されている材料
2.8 強度設計の基本
2.9 演習問題
3. 機械力学
3.1 リンク機構
3.2 機械のつり合わせ
3.3 機械振動と制振
3.4 演習問題
4. 機械設計と機械要素
4.1 機械設計の基礎
4.2 ね じ
4.3 ば ね
4.4 軸および軸継手
4.5 軸 受
4.6 動力伝動装置
4.7 演習問題
5. 機械製作
5.1 機械製作の流れ
5.2 鋳 造
5.3 塑性加工
5.4 溶 接
5.5 熱処理
5.6 切削加工
5.7 砥粒加工
5.8 特殊加工
5.9 精密測定
5.10 演習問題
6. 流体力学
6.1 流体の基本的性質
6.2 静止流体の力学
6.3 管路内流れの力学
6.4 管 路
6.5 流速と流量の計測
6.6 演習問題
7. 熱力学
7.1 熱力学の第一法則
7.2 熱力学の第二法則
7.3 ガスサイクルと内燃機関
7.4 蒸気の性質
7.5 蒸気サイクル
7.6 演習問題
8. 伝熱学
8.1 熱伝導
8.2 熱通過と対流伝熱
8.3 放射伝熱
8.4 演習問題
9. 参考文献
10. 演習問題解答
11. 索 引
過去問をベースとした頻出分野別構成。
「研究開発の俯瞰報告書」は、研究開発戦略センター(CRDS)が、政策立案コミュニティーおよび研究開発コミュニティーとの継続的な対話を通じて把握している当該分野の研究開発状況に関して、研究開発戦略立案の基礎資料とすることを目的として、CRDS独自の視点でまとめたものです。
機械製作のための除去加工法について解説した教科書。好評の旧版を最近の進歩をふまえて改訂。〔内容〕切削加工法/生産技術としての切削/切削工具/特殊な切削法/砥粒加工と砥粒/研削加工法/ホーニングと超仕上げ/ラッピング/他
1. 加工法の外観
2. 切削加工法
問題
3. 切削加工の基礎
問題
4. 生産技術としての切削
問題
5. 切削工具
問題
6. 特殊な切削法
問題
7. 砥粒加工と砥粒
問題
8. 研削加工法
問題
9. 研削加工の基礎
問題
10. ホーニングと超仕上げ
問題
11. ベルト研削とバフ加工
問題
12. ラッピング
問題
13. 粒の衝突による加工
問題
14. 熱的除去加工
15. 化学的・電気化学的除去加工
問題
16. 参考文献
17. 索引