かつて多くの謎に包まれていた鳥類の季節移動ーー渡りーーは,ジオロケーター,衛星追跡などの最新技術により,渡りゆく鳥たちの足取りを詳細に追うことが可能になった.鳥たちの渡り経路の解明から保全まで,第一線で活躍する研究者たちが鳥の渡り研究の最前線を紹介!
序 章 進展著しい鳥の渡り研究(樋口広芳)
第I部 渡りの経路
第1章 ハクチョウ類・ガン類・カモ類の渡り(嶋田哲郎)
第2章 タカ類の渡り(土方直哉,時田賢一)
第3章 小鳥の渡り追跡(小池重人)
第4章 海鳥類の渡り(山本誉士)
第5章 野外観察から明らかになる鳥の渡り(久野公啓,佐伯元子)
第6章 レーダーによる鳥の群れ追跡(田悟和巳)
第II部 環境利用と生活史
第7章 渡り経路の連結性(島崎彦人)
第8章 渡りと生活史(山口典之)
第9章 渡りと気象(山口典之)
第10章 渡り鳥の生理機能(黒沢令子)
第III部 保全と管理
第11章 渡り鳥の保全をめぐる諸問題(澤 祐介,シンバ・チャン)
第12章 渡り鳥と感染症(森口紗千子)
終 章 これからの鳥の渡り研究(樋口広芳)
あとがき(樋口広芳)
Migration Ecology of Birds
Hiroyoshi HIGUCHI, Editor
・NAFLD/NASHの診療ガイドラインは、2014年に日本消化器病学会の編集で協力学会として日本肝臓学会の協力を得て作成された。
・しかしその後、疾患概念、病態、画像診断法、治療方法に関してさまざまな新たな知見が報告されており、このたび改定の運びとなった。
・生命予後に関わる肝線維化、肝硬変の効率的な拾い上げ方法、非ウイルス性肝疾患を基盤とする肝細胞癌が近年増加しており、そのスクリーニングの必要性も唱えられている。
■ NAFLD/NASHの診断と治療 -ガイドラインの改訂点と問題点
・はじめに
・NAFLD/NASHの疫学と今後の予想
〔key word〕非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、有病率、肥満、非肥満、疫学、小児
・NAFLD/NASHとメタボリックシンドローム、心血管イベント
〔key word〕メタボリックシンドローム、心血管イベント、動脈硬化
・NAFLDの非侵襲的肝線維化診断と消化器内科専門医への紹介方法
〔key word〕肝線維化、Fib-4 index、NFS、VCTE、MRE
・NAFLD/NASHの現状の治療方針
〔key word〕非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、減量、運動療法、GLP-1アゴニスト、SGLT2阻害薬
・NAFLD/NASHの新規治療薬とその展望
〔key word〕非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、創薬、臨床試験
・NAFLD/NASHの予後と発癌、そのスクリーニング体制の問題点
〔key word〕肝癌、スクリーニング、予後
●TOPICS
神経精神医学
・COVID-19感染拡大下の自殺予防
内分泌・代謝学
・ACE2機能の新知見ーーACE2発見から20年経って
輸血学
・洗浄血小板「日赤」に続くものーー副作用のない輸血を求めて(第2弾)
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・7.救急医療現場における胃アニサキス症(食歴を尋ねよう)
〔key word〕胃アニサキス症、急性腹症、上部消化管内視鏡検査
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・6.カルニチンの作用および欠乏症ーーカルニチン2分画検査の解釈
〔key word〕カルニチン、脂肪酸代謝、カルニチン2分画検査
●フォーラム
子育て中の学会参加
・3.病理医の視点からーー日本病理学会の取り組みとともに
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・災害医療活動の目的は防ぎえる災害による死亡を低減することにある。災害により発生した患者の救命が注目されてきたが、東日本大震災以降、災害により医療継続困難になった患者の救命も重要な目的と指摘された。
・できるだけ多くの傷病者にできるだけ早く安定化治療・根本治療を行うこと、入院患者への医療を継続することが必要である。この2つの目標を果たすためにも、まず病院の機能保持・拡充を行うことが重要である。
・本特集では災害医療対応の最前線として、病院支援の考え方が整理された過程を紹介し、体制の確立のために必要な情報、物資支援や病院避難、復興支援などの活動、COVID-19対応の実際について、最新の知見を紹介する。
■ 災害医療対応の最前線 -近年の災害対応からの教訓
・はじめに
・日本の災害医療対応の変遷
〔key word〕災害医療、災害派遣医療チーム(DMAT)、災害拠点病院、災害医療コーディネーター、広域災害救急医療情報システム(EMIS)、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震
・被災地情報を集約する情報システムの最前線ーーSIP4DとD24H
〔key word〕基盤的防災情報流通ネットワーク(SIP4D)、災害時保健医療福祉活動支援システム(D24H)、情報システム、災害支援、支援チーム
・災害時診療情報管理の最前線ーー災害診療記録/J-SPEED
〔key word〕災害診療記録、J-SPEED、J-SPEED+、J-SPEEDオフサイト解析支援チーム、Emergency Medical Team Minimum Data Set
・医療機関へのライフライン支援最前線
〔key word〕ライフライン、医療機関、補給、広域災害救急医療情報システム(EMIS)
・病院避難の最前線
〔key word〕病院避難、建物倒壊、耐震化、被災病院の行動指針、ハザードマップ
・災害時における診療所復興支援ーー困りごと解決型支援を目指して
〔key word〕診療所復興支援、寄り添い型支援、リスト化
・新型コロナウイルス感染症のクラスター対応と災害対応は違うのか?--ALL Hazard対応に向けて
〔key word〕災害派遣医療チーム(DMAT)、PCR、コロナウイルスクラスター対応チーム(C-CAT)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
●TOPICS
小児科学
・先天性心疾患に対するカテーテルインターベンションの進歩:卵円孔開存と未熟児動脈管開存
加齢医学
・加齢とエピジェネティクス:新しい取り組みーーエピジェネティック時計
神経精神医学
・多文化間精神医学ーー在日外国人や海外在留邦人のメンタルヘルス支援
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・8.糞線虫症(渡航歴や居住歴、いつ・誰に・どのように聞きますか?)
〔key word〕糞線虫、自家感染、過剰感染症候群、奄美・沖縄諸島、渡航歴・居住歴
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・7.アミノインデックス
〔key word〕アミノ酸分析、アミノインデックス、がんスクリーニング
●フォーラム
日本型セルフケアへのあゆみ
・11.新型コロナウイルスの検査について知っておきたいこと
子育て中の学会参加
・マンパワーの子育て:育児は母親限定ではないーーリハビリテーション科医の視点から
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
日向坂46が「週刊朝日」の表紙に初登場!
ハッピーオーラ溢れるカラーグラビア&インタビューも
5枚目のシングル「君しか勝たん」をリリースするアイドルグループ・日向坂46のフロントメンバー5人が本誌の表紙とカラーグラビア&インタビューに初登場します。ジメジメした空気も瞬時に晴れやかになるような、ハッピーオーラあふれる姿をカメラがとらえました。スペシャルインタビューで語られた「おひさま」(ファン)たちへのメッセージも必見です。
アイドルグループ・日向坂46の丹生明里さん、小坂奈緒さん、加藤史帆さん、金村美玖さん、河田陽菜さんのフロントメンバー5人へのスペシャルインタビューが実現。新曲のタイトルは、好きな対象を褒め称える流行語「◯◯しか勝たん」を盛り込んだものですが、これにちなんで、インタビューではメンバーそれぞれの「◯◯しか勝たん」の対象は何なのかを語っていただきました。また、昨年からのコロナ禍の影響で、今までの握手会から「オンラインミート&グリート」という、オンライン上での個別トーク会へとスタイルが変わったファンたちとの交流についても、5人がどんな気持ちで臨んでいるのかが語られます。将来について尋ねられると、加藤さんは「ザ・国民的アイドルになりたいです」と断言。大きな夢に向けて成長著しい5人の「今」をとらえたインタビューになりました。
その他の注目コンテンツは、
●ワクチン接種遅れる中…インド株「水際対策」ダダ漏れの実態
インドで最初に見つかったとされる新型コロナウイルス変異株が、東京、大阪などでも確認されました。すでに市中感染が始まったとみられていますが、肝心の入国者に対する水際対策は、実は“ダダ漏れ”との指摘があります。5月9日から15日までの入国者2万2589人のうち、約3割にあたる6000人以上が位置情報アプリでの所在確認ができないなど、様々な問題点が浮かび上がりました。さらに、“感染症ムラ”が主導する変異株検査体制の問題点など、多方面を取材しました。
●池江璃花子を支えた「希望」とは…不安な時代を「突破力」で超えてゆけ! 注目の11人を総力取材
コロナ禍の中、何かと暗いムードが続く日本。そんな時代でも、持ち前の「突破力」を発揮して困難を乗り越えるスターたちの姿に迫りました。白血病を乗り越え五輪代表を勝ち取った池江璃花子さん、研ナオコさんがYouTubeでの動画投稿を始めるきっかけとなった志村けんさんへの思い、M-1史上最年長で決勝戦に進出しブレイクを果たしたお笑いコンビ・錦鯉、“アパ不倫”のどん底から復活を遂げた袴田吉彦さん、「白毛は弱い」の定説を覆した競走馬ソダシ……つらい時代を突破するエネルギーをもらえる11人(と1頭)のストーリーをお届けします。
●100万円が最大2250万円に? 老後資金を増やして子も孫も助かる長期投資術
コロナ禍で残業代など給料が下がる家庭が増えています。と聞くと、孫を持つ祖父母が気になるのは、その孫にかかるお金のことではないでしょうか。「今や将来に役立つように援助したい」と思う祖父母が、仮に今、「100万円」の貯金があるとしたら、何ができるのでしょうか。自分の財産を親族らに与える「贈与」の仕組みや、長期投資を通じて教育資金を増やす方法など……かわいい孫への援助の仕方をあれこれ探りました。
●貯蓄トップ1位はあの県! 全国データ徹底比較で見えたお金の「県民性」
「財布のヒモがかたく、営業しにくい地域だ」「あの人と食事するとお金がかさむ」──。たまたま感じたのかもしれませんが、気候や風土など育った土地柄とキャラクターが結びつくことも多いのではないでしょうか。そこで、統計データをもとに、お金に関する「県民性」を探ってみました。貯蓄が2300万円でトップなのは、“ハデ婚”で知られるあの県。他にも、負債が少ない県、月の教育費が唯一2万円を超える県など……あなたの地元はデータで見るとどんな「県民性」を持っているのか、是非確かめてみてください。日向坂46が「週刊朝日」の表紙に初登場!
ハッピーオーラ溢れるカラーグラビア&インタビューも
5枚目のシングル「君しか勝たん」をリリースするアイドルグループ・日向坂46のフロントメンバー5人が本誌の表紙とカラーグラビア&インタビューに初登場します。ジメジメした空気も瞬時に晴れやかになるような、ハッピーオーラあふれる姿をカメラがとらえました。スペシャルインタビューで語られた「おひさま」(ファン)たちへのメッセージも必見です。
アイドルグループ・日向坂46の丹生明里さん、小坂奈緒さん、加藤史帆さん、金村美玖さん、河田陽菜さんのフロントメンバー5人へのスペシャルインタビューが実現。新曲のタイトルは、好きな対象を褒め称える流行語「◯◯しか勝たん」を盛り込んだものですが、これにちなんで、インタビューではメンバーそれぞれの「◯◯しか勝たん」の対象は何なのかを語っていただきました。また、昨年からのコロナ禍の影響で、今までの握手会から「オンラインミート&グリート」という、オンライン上での個別トーク会へとスタイルが変わったファンたちとの交流についても、5人がどんな気持ちで臨んでいるのかが語られます。将来について尋ねられると、加藤さんは「ザ・国民的アイドルになりたいです」と断言。大きな夢に向けて成長著しい5人の「今」をとらえたインタビューになりました。
その他の注目コンテンツは、
●ワクチン接種遅れる中…インド株「水際対策」ダダ漏れの実態
インドで最初に見つかったとされる新型コロナウイルス変異株が、東京、大阪などでも確認されました。すでに市中感染が始まったとみられていますが、肝心の入国者に対する水際対策は、実は“ダダ漏れ”との指摘があります。5月9日から15日までの入国者2万2589人のうち、約3割にあたる6000人以上が位置情報アプリでの所在確認ができないなど、様々な問題点が浮かび上がりました。さらに、“感染症ムラ”が主導する変異株検査体制の問題点など、多方面を取材しました。
●池江璃花子を支えた「希望」とは…不安な時代を「突破力」で超えてゆけ! 注目の11人を総力取材
コロナ禍の中、何かと暗いムードが続く日本。そんな時代でも、持ち前の「突破力」を発揮して困難を乗り越えるスターたちの姿に迫りました。白血病を乗り越え五輪代表を勝ち取った池江璃花子さん、研ナオコさんがYouTubeでの動画投稿を始めるきっかけとなった志村けんさんへの思い、M-1
・近年、各種免疫疾患における分子標的薬や、癌における免疫療法の有効性が確立し、免疫応答が関与する疾患とその治療法への関心が高まっている。
・しかしながら個々の疾患の病態解明はまだまだ不十分であり、分子標的薬は疾患集団全体を対象としてみた場合には有効だが、一定数の治療不応例が存在するという事実がある。
・本特集では免疫疾患の病態への最新のアプローチについて、また最近進歩の著しい、免疫疾患における免疫応答に迫る解析手法について解説する。
■ 難治性免疫疾患ーー病態解明と新規治療戦略
・はじめに
●免疫疾患の病態へのアプローチ
・免疫疾患の遺伝素因
〔key word〕自己免疫疾患、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、横断的オミクス解析、ポリジェニックリスクスコア(PRS)
・腸内細菌と腸管免疫系、自己免疫疾患
〔key word〕腸内細菌叢、腸管関連リンパ組織(GALT)、M細胞、自己免疫疾患、食物アレルギー
・中枢性免疫寛容
〔key word〕中枢性免疫寛容、胸腺上皮細胞、自己抗原、制御性T細胞(Treg)、AIRE
・免疫代謝を通して自己免疫疾患を理解する
〔key word〕免疫代謝、解糖系、酸化的リン酸化、ミトコンドリア、自己免疫疾患
・ゲートウェイ反射による自己免疫疾患の制御とニューロモデュレーション医療の可能性
〔key word〕ゲートウェイ反射、IL-6アンプ、神経ー免疫連関、炎症反射、ニューロモデュレーション医療
・マクロファージ研究によって解き明かされてきた難治性免疫疾患の実体
〔key word〕病態特異的マクロファージ、肺線維症、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、関節炎、シングルセル解析、生体イメージング
・T細胞分画と免疫疾患病態
〔key word〕免疫疾患、T細胞分画、獲得免疫
・自己免疫疾患におけるB細胞の役割と新規治療戦略
〔key word〕自己免疫疾患、B細胞、関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、免疫代謝
●免疫疾患に迫る解析手法
・免疫疾患における機能ゲノム解析
〔key word〕expression quantitative trait loci(eQTL)、エピゲノム、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、機能ゲノム解析、ImmuNexUT
・免疫疾患におけるプロテオーム解析
〔key word〕自己免疫疾患、自己抗体、自己抗原、プロテオーム解析、病態解明
●疾患
・関節リウマチ
〔key word〕関節リウマチ(RA)、生物学的製剤、JAK阻害薬、抗シトルリン化ペプチド抗体(ACPA)、滑膜線維芽細胞
・全身性エリテマトーデスの病態と新規治療戦略
〔key word〕全身性エリテマトーデス(SLE)、自己免疫疾患、獲得免疫、自然免疫、分子標的薬
・全身性強皮症
〔key word〕全身性強皮症(SSc)、臓器横断的基本病態、臓器別病態修飾因子、遺伝子発現様式に基づく病型分類、Precision medicine
・炎症性筋疾患
〔key word〕皮膚筋炎(DM)、多発性筋炎(PM)、封入体筋炎、抗合成酵素抗体症候群、免疫介在性壊死性筋症(IMNM)
・高安動脈炎の遺伝学的・免疫学的メカニズム
〔key word〕高安動脈炎、IL-12、HLA、CD8陽性T細胞、自己抗体
・ANCA関連血管炎の病態理解に基づく治療戦略
〔key word〕抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎、B細胞、T細胞、NETosis、ImmuNexUT
・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の病態と治療戦略ーー好酸球増多症に焦点を当てて
〔key word〕好酸球増多症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)、インターロイキンー5(IL-5)、抗好中球細胞質抗体(ANCA)、B細胞
・シェーグレン症候群(SS)に対する分子標的治療薬の開発
〔key word〕シェーグレン症候群(SS)、自然免疫、獲得免疫、生物学的製剤、分子標的低分子化合物
・IgG4関連疾患ーー病態解明と新規治療法の開発に向けて
〔key word〕IgG4関連疾患、リツキシマブ、アバタセプト、個別化医療
・ベーチェット病
〔key word〕ベーチェット病、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、亜型解析、レジストリ研究
・成人スティル病
〔key word〕成人スティル病、マクロファージ活性化症候群、サイトカイン、IL-6阻害薬
・体軸性脊椎関節炎の病態と新規治療戦略
〔key word〕強直性脊椎炎(AS)、TNF-α、IL-17A
・自己炎症性疾患
〔key word〕自己炎症性疾患、インフラマソームパチー、インターフェロノパチー、レロパチー、抗IL-1製剤
・乾癬
〔key word〕乾癬、生物学的製剤、サイトカイン
・アトピー性皮膚炎の病態と治療戦略
〔key word〕アトピー性皮膚炎(AD)、皮膚バリア機能、かゆみ、Th2型免疫応答
・多発性硬化症診療の進歩
〔key word〕多発性硬化症(MS)、進行型MS、視神経脊髄炎、腸内細菌
・気管支喘息
〔key word〕気管支喘息、好酸球、好中球、ウイルス感染
・原発性免疫不全症候群/原発性免疫異常症
〔key word〕原発性免疫不全症候群(PID)、原発性免疫異常症(IEI)、次世代シークエンサー、個別化治療、ラパマイシン
・免疫チェックポイント阻害薬に伴う免疫関連有害事象
〔key word〕免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、免疫関連有害事象(irAE)、自己免疫疾患
・HIV感染症に関連しない免疫再構築症候群
〔key word〕免疫再構築症候群(IRIS)、薬剤性過敏症症候群(DIHS)、免疫関連有害事象(irAE)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
アルコールがもたらす医学的諸問題をアップデートし、今後の方向性を展望する最新知見と情報を解説!
●アルコールが関わる医学的問題は基礎医科学から、身体疾患と精神科領域に広がる臨床医学まできわめて広範な領域を含む。アルコール医科学・医療の諸分野の最近の進歩は瞠目するものがあり、また学際領域からも新たな知見が生まれ、他にも広く波及する新しい概念とアイデアを涵養している。
●一方、アルコール関連問題はますます社会的問題としての意義を増しており、飲酒運転や女性・若年者・高齢者の飲酒問題など、医療と社会・経済的問題とが不可分の関係にある。
●そこで本書では、アルコール医学・医療の最新の展開、基礎医学、アルコール性身体疾患、アルコール依存症、女性・未成年者・高齢者と飲酒問題、アルコール関連問題への取り組み、という主題ごとに小項目を置き、テーマの多様性を反映した多彩な分野のエキスパートに、“最新のエビデンスを最新の視点のもとに解説いただいた。
座談会
1.アルコール健康障害対策基本法施行から6年─アルコール医療はどのように変わったか
総論:アルコール医学・医療の最新の展開を知る
2.アルコール関連問題におけるわが国の状況と世界の動向
KeyWord アルコール関連問題,アルコール依存症,生活習慣病のリスクを高める飲酒,障害調整生命年(DALY),持続可能な開発のための2030アジェンダ
3.アルコール健康障害対策基本法─制定から6年,新たな動きの数々
KeyWord アルコール健康障害対策基本法,第2期アルコール健康障害対策推進基本計画,継続支援モデル事業,SBIRTS
4.アルコール生命医科学:現状と今後の展望
KeyWord アルコール関連肝疾患(ALD),細胞死,腸内マイクロバイオーム,ハームリダクション,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
アルコールの基礎医学
5.アルコールの疫学─わが国の飲酒行動の実態とアルコール関連問題による社会的損失のインパクト
KeyWord 飲酒,アルコール関連障害,アルコール依存症,疾病による損失
6.アルコールの法医学─事故・犯罪・異状死
KeyWord 血液中アルコール濃度,法医学,異状死,事故死,犯罪死
アルコール性身体疾患
7.アルコールと身体疾患─総論
KeyWord アルコール,アルコール代謝酵素,身体疾患
8.アルコール関連脳神経障害
KeyWord ウェルニッケ脳症(WE),ビタミンB1,コルサコフ症候群(KS),アルコール関連認知症
9.アルコール性肝障害の診断と治療の進歩
KeyWord アルコール臓器障害,糖鎖欠損トランスフェリン,肝硬変,ハームリダクション,ナルメフェン
10.アルコールと膵臓疾患
KeyWord 急性膵炎,慢性膵炎,アルコール
11.アルコールと循環器疾患
KeyWord アルコール性心筋症(ACM),遺伝的要因,心臓MRI,冠動脈疾患,高血圧
12.アルコール飲酒とがん─エビデンスの現状
KeyWord アルコール飲酒,がん,コホート研究,プール解析,用量反応関係
アルコール依存症
13.脳はいかにしてアルコール依存に陥るか?
KeyWord 報酬系,neuroadaptation,グルタミン酸,ドパミン,内因性オピオイド
14.アルコールの精神作用と依存症の臨床
KeyWord アルコールに対する反応,アルコール依存症,遺伝因子,環境因子,中間表現型
15.依存症とハームリダクション
KeyWord ハームリダクション,物質依存,依存症治療,公衆衛生政策
女性・未成年者・高齢者と飲酒問題
16.女性とアルコール関連問題
KeyWord 依存症,若年発症,重複障害,胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD),胎児性アルコール症候群(FAS)
17.未成年者の飲酒問題─20歳未満の飲酒の弊害
KeyWord 未成年飲酒,脳の発達,急性アルコール中毒,健康への影響
18.高齢者と飲酒問題─アルコール関連認知症を合併したアルコール依存症
KeyWord 高齢者,アルコール依存症,アルコール関連認知症,ウェルニッケ・コルサコフ症候群
19.アルコール使用障害とDV・子ども虐待
KeyWord アルコール使用障害(AUD),ドメスティックバイオレンス(DV),子ども虐待(CA),統合的な治療
アルコール関連問題への取り組み
20.行政の取り組み
KeyWord アルコール健康障害対策基本法,アルコール健康障害対策推進基本計画,行政
21.アルコール使用障害への早期介入プログラム
KeyWord 多量飲酒,アルコール依存症,飲酒量低減,ブリーフインターベンション(BI),HAPPY
22.アルコール関連問題における多職種・多機関連携とSBIRT
KeyWord アルコール依存症,連携医療,早期介入,SBIRT
23.職域におけるアルコール関連問題とその対策
KeyWord 職場,アルコール,プレゼンティーズム,健康経営,両立支援
24.飲酒が関連する交通事故と飲酒運転への対策
KeyWord 飲酒運転,認知,行動
アルコール医学・医療の理解に必要な最新基礎知識
25.アルコール性肝障害のキーワード
・グルタミン酸受容体のひとつであるNMDA受容体は精神疾患の病態に深く関わっていることが知られている。NMDA受容体遮断作用を有するケタミンをヒトに投与すると、統合失調症と酷似した臨床症状を惹起する。
・このことから、統合失調症のNMDA受容体機能低下仮説が提唱され、多くの研究者に支持されている。また、NMDA受容体抗体による精神症状発症もこの仮説を支持している。
・本特集では、わが国において第一線で精神疾患とNMDA受容体について研究をされている基礎から臨床の先生方に執筆いただく。専門外の方にも精神疾患におけるNMDA受容体の最新情報を理解できると信じている。
■ NMDA受容体と精神疾患
・はじめに
・NMDA受容体サブユニットの構造と機能ーー 生理機能と精神疾患への関与
・統合失調症におけるNMDA受容体とガンマオシレーション異常
・NMDA受容体とミスマッチ陰性電位
・精神疾患の病因における抗NMDA受容体抗体
・統合失調症の病態におけるNMDA受容体の役割と新規治療薬の展望
・気分障害の病態におけるNMDA受容体の役割と新規治療薬の展望
・心的外傷後ストレス障害の病態におけるNMDA受容体の役割と新規治療薬の展望
●TOPICS
循環器内科学
・心血管系システムとβ3受容体
神経内科学
・脳神経内科におけるオンライン診療ーー現状と可能性
神経精神医学
・暴力への対応ーー司法精神医療の実践から
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・9.蟯虫症(コンバントリンを投与しても陰性化しません。どうすればよいでしょうか?)
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・8.質量分析装置による薬毒物検査
●フォーラム
日本におけるワクチン不信を巡る謎
・1.19世紀後半から1920年代までのワクチンの位置づけ
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・“病は気から”ということわざにも示されるように、神経系と免疫系がなんらかの形で影響を及ぼし合っていることが古くから経験的に知られていた。
・神経ー免疫相互作用のメカニズムが分子レベルで解明されるようになったのは、今世紀に入ってからのことである。今日に至るまで自律神経系と免疫系の相互作用のメカニズムに関する知見が蓄積されてきた。
・本特集が、自律神経系と免疫系の機能連関についての最新の知見を読者の先生方と共有する機会を提供し、わが国における研究者コミュニティーの裾野を広げる一助となれば幸いである。
■ 自律神経と免疫 -ここまでわかった神経ー免疫相互作用のメカニズム
・はじめに
・ゲートウェイ反射による組織特異的な炎症の制御
〔key word〕ゲートウェイ反射、IL-6アンプ、組織特異的炎症性疾患、交感神経、迷走神経
・交感神経による免疫細胞動態の制御
〔key word〕交感神経、アドレナリン受容体、免疫細胞動態、免疫応答、日内変動
・自律神経による自然リンパ球の制御
〔key word〕自然リンパ球、2型自然リンパ球、2型炎症応答、β2アドレナリン受容体(β2AR)
・中枢神経障害による免疫系の変容
〔key word〕脊髄損傷、脳梗塞、免疫、自律神経
・心臓恒常性と心疾患における自律神経ーー免疫連携
〔key word〕自律神経、神経ー免疫、心筋梗塞、恒常性
・腸ー肝臓ー脳相関による炎症制御
〔key word〕脳腸相関、自律神経系、迷走神経、抗原提示細胞(APC)、制御性T細胞(Treg)
●TOPICS
血液内科学
・炎症性微小環境から迫る骨髄異形成症候群の病態
アレルギー学
・脳内報酬系の活性化はアレルギーを緩和する
医用工学・医療情報学
・医療機関における勤務環境改善・働き方改革とIT
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・11.旋毛虫症(食歴を尋ねよう)
〔key word〕旋毛虫症、熊肉、トリヒナ、Trichinella spp.
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・10.造血器腫瘍の遺伝子検査:臨床的意義と測定原理
〔key word〕造血器腫瘍、遺伝子関連検査、診断、予後、微小残存病変
●フォーラム
日本におけるワクチン不信を巡る謎
・3.1950〜1980年代の日本における信頼の動きーーポリオ、百日咳、MMR
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。もなっている。
・本特集では、まず日常診療で最も遭遇する腰椎や膝関節などの局所、中枢である脊髄での痛みの機序を解説いただく。また、イメージングを用いた細胞レベルでの痛み機序も徐々に解明されている。
・多くの画像の進歩があり、関節、神経、筋肉では構造だけではなく痛みを捉えようと生理的な評価を可能としている。人工知能(AI)を用いることで同等か、それ以上の診断価値があり、より痛みの評価に用いられている。
・痛みに対する薬物療法の有効性、とくに高齢者で注意を要する鎮痛剤の有害事象は常に念頭に置くべきである。感染、骨粗鬆症による椎体骨折、転移性腫瘍による痛みへの最近の話題と、治療は常に考慮しなくてはならない。
■ 痛み -慢性痛研究の最近の話題と将来展望 7月第1土曜特集
・はじめに
●痛みの機序
・慢性腰痛の発生機序、現在の診療指針、そして将来の治療戦略
〔key word〕慢性腰痛、椎間板変性、腰痛診療ガイドライン、ロコモティブシンドローム、脊椎
・変形性膝関節症の痛みの機序
〔key word〕変形性膝関節症(膝OA)、痛み、軟骨下骨、滑膜炎、神経成長因子
・脊髄後角
〔key word〕脊髄後角、神経回路、グリア、神経障害性疼痛
・骨由来の痛みを引き起こす病態の可視化
〔key word〕Modic change(MC)、骨シンチグラフィ、生体イメージング
●画像診断
・脊髄神経の画像診断の進歩
〔key word〕MRI、MR neurogaraphy、拡散テンソル画像(DTI)、T2 mapping、脊髄神経
・多裂筋の画像診断ーーMagnetic resonance spectroscopyによる定量的解析
〔key word〕慢性腰痛、Magnetic resonance spectroscopy(MRS)、多裂筋、脊柱・骨盤アライメント、椎間板変性
・ AIを用いた骨粗鬆症性椎体骨折の自動検出
〔key word〕骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)、深層学習、自動検出
・肩の画像診断における進歩と最近の話題
〔key word〕腱板断裂、筋内脂肪浸潤、MRI、surface registration法、四次元CT
・エコーガイド下頚椎神経根ブロックの実際
〔key word〕頸椎神経根ブロック、運動器超音波、横突起
●診断と評価
・非特異的腰痛の診断と難治性腰下肢痛の治療効果判定法
〔key word〕腰痛症、非特異的腰痛、腰椎椎間関節症、筋筋膜性腰痛、椎間板性腰痛、Numerical Rating Scale(NRS)、最小重要差(MCID)
・腰痛における骨粗鬆症や筋減少症の関わり
〔key word〕腰痛、骨粗鬆症、筋減少症、脊柱変形
・関節リウマチの診断と痛みの現状と展望
〔key word〕関節リウマチ(RA)、感受性、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、炎症性疼痛、非炎症性疼痛
●治療
・痛くて当たり前?--CLAPによる“痛み”の少ない新しい感染治療
〔key word〕continuous local antibiotic perfusion(CLAP)、骨軟部組織感染症、局所抗菌薬療法、ゲンタマイシン、感染と痛み
・骨粗鬆症性椎体骨折の治療にエビデンスはあるのか?
〔key word〕骨粗鬆症、椎体骨折、治療
・痛みを伴う転移性骨・軟部腫瘍の最近の話題
〔key word〕転移性骨・軟部腫瘍、がん性疼痛、骨転移キャンサーボード
・運動器障害・疼痛に対するロボットリハビリテーションーーHybrid Assistive Limb(HAL®)を中心に
〔key word〕運動器障害、運動器疼痛、腰痛、ロボットリハビリテーション、Hybrid Assistive Limb(HAL)
・慢性疼痛に対する遠隔認知行動療法
〔key word〕心理社会的アプローチ、認知行動療法(CBT)、telemedicine、videoconference-CBT、統合的CBTプログラム、stepped-careモデル
・ 脊椎由来の神経障害性疼痛に対する薬物治療の最近の話題
〔key word〕神経障害性疼痛、薬物選択、ガバペンチノイド、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)、呼吸抑制
・整形外科でよく処方される鎮痛薬による薬剤性臓器障害の回避ーー高齢者における薬物鎮痛療法の“影”を中心に
〔key word〕鎮痛薬、薬剤性腎障害、薬剤性肝障害
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●わが国の慢性腎臓病(CKD)患者は1,330万人と推計され、国民の8人に1人が罹患する国民病である。
●これまでは安静が基本とされていたが、最近の研究の知見により、腎臓リハビリテーション・運動療法が生命予後改善のみならず新たな治療としての可能性をもつことも指摘され、「運動制限から運動療法へ」のコペルニクス的転換を果たした。
●本特集は、腎臓リハビリテーションの現状と課題や、ガイドラインの解説、保存期の患者や透析患者に対するリハビリテーションの実際まで、各分野の第一人者が最新の知見に基づき解説。
【目次】
オーバービュー:腎臓リハビリテーションの現状と課題
腎臓リハビリテーションガイドライン
コラム:運動の腎臓保護効果
保存期CKD患者に対する腎臓リハビリテーション
コラム:透析患者に対する電気刺激による筋力増強訓練
CKD透析患者の腎臓リハビリテーション
コラム:腎臓リハビリテーションに関する診療報酬
■新連載
新型コロナウイルス感染症とリハビリテーション医療
1.COVID-19患者へのリハビリテーション医療と感染対策のアップデート
リハビリテーションと薬剤
1.リハビリテーションと薬剤管理のキホン
■連載
巻頭カラー 見て学ぶ 脳卒中診察手技
6.失調症状
ニューカマー リハ科専門医
村田和樹
リハスタッフが知っておくべきプレゼン(学会発表・講演)のコツ
2.プレゼンテーションを成功に導くために
ヘルステックとリハビリテーション医療
2.VR技術のリハビリテーション医療への応用
リハビリテーション職種が知っておくべき臨床統計:基礎から最新の話題まで
10.回帰モデルでできることと多変量解析の変数選択
重度障害、重複障害に対する私のリハビリテーション治療経験
12.極度低栄養状態の重症嚥下障害に対して集約的リハビリテーションで改善が得られた一例
リハビリテーションスタッフがかかわるチーム医療最前線
5.奈良県立医科大学附属病院における周術期管理・プレリハビリテーションのチーム医療
心に残ったできごとーリハビリテーション科の現場から
リハビリテーション医療を受ける目線から
臨床研究
脳卒中患者の回復期リハビリテーション病棟退院時における歩行自立をロジスティック回帰分析を用いて予測した報告のレビュー
歯科補綴治療を中心に,国内外を問わず第一線で活躍する臨床家の先生方による論文,ケースプレゼンテーションなどをお届けする補綴専門誌,インプラント,審美修復などの治療に加え,ジルコニア,CAD/CAMなどの新材料,新器材に関する情報をビジュアルにお伝えします.
昨年来より新型コロナウイルスに対する感染対策として緊急寄稿1〜3報をお伝えしてまいりました.本号,次号では「COVID-19 アップデート 変異ウイルスを知り,ワクチンで備える」をお届けします.日々変わり続けるウイルスの実態とそれに対するあり方に加え,歯科医師はこれまでの「コロナを防ぐ立場」から「コロナ予防(ワクチン接種など)の一翼を担う立場」になる可能性など,めまぐるしく変わる社会情勢と歯科医師の置かれた立場など,「変異ウイルスとワクチン接種」に焦点を絞って解説いただきます.
【目次】
緊急寄稿 歯科医院における新型コロナウイルス感染症対策 第四報 患者,スタッフ,そして自院を守るために知っておくべきこと・取り組むべきこと COVID-19アップデート 変異ウイルスを知り,ワクチンで備える
口腔内スキャナー 私の臨床活用法(6)〔最終回〕
新連載 補綴・審美修復治療に活かす! 歯科ボツリヌス療法ー基礎知識の整理と臨床応用の実際(1)
リレー連載 コバルトコーヌス クリニカルケースプレゼンテーション(3)
特別企画 次世代プレスセラミックスシステムによる審美修復の可能性(8)
シリーズ企画 臨床におけるCAD/CAMジルコニアセラミックスレストレーションの強度と精度を考察する(5)〔最終回〕
歯科医院のための内科学講座(39)
Dental Statistics
・わが国は超高齢化社会を迎え、糖尿病や動脈硬化症の増加に伴い、下肢にさまざまな足病を抱え、自力歩行困難な患者が急増している。
・慢性の足病を抱える患者群ではサルコペニアが進行し、重症下肢虚血にまで病態が及べばフレイル予備軍となり、下肢大切断を余儀なくされると自力歩行不可で介護を要する。
・難治性創傷に悩む患者も多く、多職種・多診療科での横並びでの診療体制とフットケアを主体に、患者の歩行・生活を守るチーム医療確立が喫緊の課題である。
■ フットケア・足病医学
・はじめに
・循環器内科医による足病管理
〔key word〕糖尿病、末梢動脈疾患、血行再建、チーム医療
・腎臓内科医(透析医)の視点から
〔key word〕慢性腎臓病(CKD)、サルコペニア、血管石灰化、レオロジー、protein energy wasting(PEW)
・血管外科の立場から
〔key word〕血行再建後歩行機能、血行再建後潰瘍治癒、血行再建後生命予後
・大学病院初の「足の疾患センター」における足病診療の取り組みと形成外科の役割
〔key word〕足病、形成外科、チーム医療、創傷管理
・看護師の立場から
〔key word〕特定行為研修、創傷管理、血糖コントロール、フットケア
・足病チーム医療における理学療法士の視点
〔key word〕包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)、歩行、理学療法、チーム医療
・作業療法の立場から
〔key word〕作業療法、日常生活活動(ADL)、フットケア・足病医学
・義肢装具士の立場から
〔key word〕義肢装具士、フットウェア、インソール、靴、足病変
・“地域”の視点から
〔key word〕フットケア、地域医療、生活支援
●TOPICS
脳神経外科学
・スポーツ頭部外傷の現状と対策
細胞生物学
・筋ジストロフィー関連心筋症でみられるゴルジ異常と微小管過重合
免疫学
・新型コロナウイルス感染症における液性免疫の異常ーー胚中心およびBcl6陽性濾胞性ヘルパーT細胞の減少
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・13.腸アニサキス症(腸閉塞を診たら食歴も尋ねよう)
〔key word〕アニサキス、腸閉塞、食歴聴取、血清診断
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・12.長時間ビデオ脳波モニタリング
〔key word〕ビデオ脳波モニタリング、てんかん、発作時脳波、発作症候、難治性てんかん
●フォーラム
子育て中の学会参加
・5.産婦人科領域ーーキャリアアップのための支援とは?
・新型コロナワクチンの公平な供給ーーCOVAXファシリティの取組み
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・タンパク質の発現・精製技術の発達、構造解析のためのハードウェア・ソフトウェアの発達によって、構造情報の蓄積スピードが猛加速し、それを利用したライフサイエンス研究は枚挙に暇がない。
・構造解析情報の急速な増加、そこから先の計算機シミュレーションによる解析に加えて、定量性を扱う生化学、その基礎となる物理化学、有機化学が重要になってきた。
・ビッグデータを使った戦略を立てつつも、検索エンジンではでてこない、基礎的だが必須のデータの獲得に地道に挑み前進することが必要である。
■ 構造生命科学による創薬への挑戦 8月第1土曜特集
・はじめに
●構造解析から創薬へ
・タンパク質立体構造に基づいた抗ウイルス薬の創製戦略
〔key word〕Structure-based drug design(SBDD)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、SARSコロナウイルスー2(SARS-CoV-2)、X線結晶構造解析、クライオ電子顕微鏡解析
・グルコースー6-リン酸脱水素酵素異常症の構造基盤
〔key word〕G6PD異常症、NADPH、溶血性貧血、構造解析
・構造から捉えた、エンドセリンB型受容体標的薬の動作原理
〔key word〕エンドセリン受容体、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)、X線結晶構造解析、肺動脈性肺高血圧(PAH)
・Toll様受容体をターゲットとする創薬
〔key word〕Toll様受容体(TLR)、自然免疫、リソソーム
・フラグメント創薬(FBDD)のための溶液NMR実験法
〔key word〕溶液核磁気共鳴(NMR)、タンパク質、リガンド、フラグメント創薬(FBDD)、相互作用解析
・複合体構造に基づく薬物設計による新規抗菌薬リード開発への取り組み
〔key word〕薬剤耐性菌、MraY、GPT、構造活性相関研究
・GPCRの構造解析研究
〔key word〕Gタンパク質共役型受容体(GPCR)、構造解析、アミン受容体
●タンパク質工学から創薬へ
・タンパク質工学から創薬へーースマートドラッグの実現に向けて
〔key word〕タンパク質工学、スマートドラッグ、ドラッグデリバリーシステム(DDS)、刺激応答性DDS
・指向性進化法による高親和性ACE2創出とCOVID-19創薬展開
〔key word〕指向性進化法、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、変異株、エスケープ変異、ACE2
・タンパク質の化学修飾ーー基礎研究と抗体医薬品開発への展開
〔key word〕アミノ酸残基のpKa、抗体薬物複合体(ADCs)、化学修飾
・機能性サイトカインの医薬への展開とDDSへの応用
〔key word〕ファージ表面提示法、腫瘍壊死因子(TNF)-α、高分子バイオコンジュゲーション、プロテオーム創薬
・立体構造から眺めるSARS-CoV-2中和抗体
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、中和抗体、立体構造、バイオインフォマティクス、タンパク質工学
・二重特異性がん治療抗体の機能的な構造の理解に向けたあゆみ
〔key word〕低分子二重特異性抗体、配向性、がん細胞傷害活性、原子間力顕微鏡、電子顕微鏡単粒子解析
・高機能化抗体医薬品の開発に向けたIgG抗体部位特異的修飾法
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、アフィニティペプチド、クロスリンカー、PET
●計算機から創薬へ
・計算機から創薬へ
〔key word〕In silico創薬、構造多様性、分子認識、機械学習、富岳
・ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC)
〔key word〕人工知能(AI)、ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC)、深層学習
・TargetMineによる生物学的知識の発見
〔key word〕統合データ、データウェアハウス、創薬、オミックスデータ解析
・分子シミュレーションと創薬
〔key word〕分子動力学、スーパーコンピュータ、インシリコ創薬、構造生物学、富岳
・天然変性タンパク質と創薬
〔key word〕液ー液相分離(LLPS)、構造アンサンブル、毒性オリゴマー、フォールディングと共役した結合(coupled folding and binding)
・協調的2アミノ酸残基同時変異体の相互作用解析による新規抗体のStructure-Based Design
〔key word〕Structure-based antibody design、抗原・抗体相互作用、抗体変異体モデル、協調的変異、in silico affinity maturation
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●本誌が2016年9月号で「認知症患者のリハビリテーションと社会参加」特集してから約5年。この間に新オレンジプランをはじめ、各種ガイドラインが改訂された。
●また、超高齢社会であるわが国は、予防・治療・リハビリテーションのすべてにおいて世界を先導する役割を果たすことが期待されている。
●その背景を踏まえ、本特集では認知障害のリハビリテーションに関する最新情報を、わが国のトップランナーが解説する。
【目次】
認知症と軽度認知障害(MCI):現状と課題
オレンジプラン,新オレンジプランから認知症施策推進大綱へ
認知症のリハビリテーション
MCIのリハビリテーション
動物モデルから見た認知症に対するリハビリテーションの可能性
■連載
巻頭カラー 見て学ぶ 脳卒中診察手技
7. 筋緊張
リハビリテーションスタッフがかかわるチーム医療最前線
6.島根大学病院リハビリテーション科における周術期リハビリテーション活動ー食道がん術前集中リハビリテーションを中心にー
ヘルステックとリハビリテーション医療
3. MR技術のリハビリテーション医療への応用
ニューカマー リハ科専門医
佐藤知香
新型コロナウイルス感染症とリハビリテーション医療
2. 重症COVID-19患者における急性期リハビリテーション治療と機能障害
リハビリテーションと薬剤
2.多剤内服(ポリファーマシー)
リハビリテーション職種が知っておくべき臨床統計:基礎から最新の話題まで
11. 生存時間解析
リハスタッフが知っておくべきプレゼン(学会発表・講演)のコツ
3.症例プレゼン1:基本はまずはアウトプット:自分の外を意識するー前編
心に残ったできごとーリハビリテーション科の現場から
国立身体障害者リハビリテーションセンター時代の津山直一先生と初山泰弘先生の足跡とリハマインドについて