医療と介護の一体改革が叫ばれるなか、2014年に医療介護総合確保推進法の公布、医療介護提供体制の構築など、新たな制度の確立が進みつつある。これに伴い、各都道府県、二次医療圏では地域医療構想の策定、各自治体・地域では地域包括ケアシステムの構築が急がれている。限られた医療介護資源のなかで質の高いサービス実現には、広範囲な医療介護連携が求められる。本特集では、さまざまな先進事例を紹介しながら今後の方向性を探る。
医療と介護の一体改革が叫ばれるなか、2014年に医療介護総合確保推進法の公布、医療介護提供体制の構築など、新たな制度の確立が進みつつある。これに伴い、各都道府県、二次医療圏では地域医療構想の策定、各自治体・地域では地域包括ケアシステムの構築が急がれている。限られた医療介護資源のなかで質の高いサービス実現には、広範囲な医療介護連携が求められる。本特集では、さまざまな先進事例を紹介しながら今後の方向性を探る。
巻頭言
山田 隆司
医療介護総合確保推進法と医療・介護の提供体制の整備について
田中 広秋
地域包括ケアシステムにおける地域リハビリテーション
米満 弘之
梼原町における地域包括ケア 地域ぐるみで支えるネットワーク
内田 望
在宅医療における多職種連携・協働を成功させるために
石橋 幸滋
地域連携における総合診療医の役割
吉村 学
地域における多職種教育 「在宅医療推進のための
地域における多職種連携研修会」および「地域医療学実習」
山中 崇・松本 佳子
地域包括ケアシステムを円滑にするための
ICTの活用方法と情報連携のあり方
高橋 肇
■対談
東京都の地域医療 地域包括ケアをどう提供していくか
尾崎 治夫 × 山田 隆司
●Data mania[16]
医師、歯科医師、薬剤師調査 × 患者調査
柿木 哲也
●アーキテクチャー × マネジメント[16]
社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部 大阪府済生会中津病院
小菅 瑠香
●ケースレポート 地域医療構想と民間病院[4]
社会医療法人社団陽正会 寺岡記念病院
-コモンズ創設の試みとスローメディシンの実践
松田 晋哉
●赤ふん坊やの地域ケア最前線!-全国各地の取り組みに出会う旅[8]
群馬県沼田市・田中 志子
●医療・病院をめぐる文献ガイド[7]
サルコペニアとフレイルについて知る文献
浦野 友彦
●(新連載)病院勤務者のためのDPCデータ解析入門[1]
連載の目的と概要
松田 晋哉
現在、大規模かつ長期にわたるコホート研究が数多く実施されている。これらは健康政策の方向性を決定し、見えない保健ニーズを具現化するために重要な役割を果たしている。代表的なコホート研究の意義と成果を共有し、そこで保健師が果たす役割を確認したい。
現在、大規模かつ長期にわたるコホート研究が数多く実施されている。これらは健康政策の方向性を決定し、見えない保健ニーズを具現化するために重要な役割を果たしている。
代表的なコホート研究の意義と成果を共有し、そこで保健師が果たす役割を確認したい。
■コホート研究はどのような役に立っているのか
わが国のコホート研究の意義
岡村 智教/桑原 和代
■多目的コホート研究(JPHCスタディ)の成果と保健所の役割
津金 昌一郎/澤田 典絵
■コホート研究における保健所の取り組みと役割
小林 良清/安藤 直子
■NIPPON DATA 80/90/2010からの成果と展望
循環器疾患基礎調査の追跡研究
三浦 克之
■エコチル調査の意義と地域での子育て支援
愛知ユニットセンターの取り組みを中心に
上島 通浩/小栗 朋子/加藤 沙耶香/榎原 毅
■結核のコホート検討会と保健師の服薬支援
永田 容子
■「久山町研究」と地域住民の健康づくり
55年にわたる疫学研究から保健活動、そしてまちづくりへ
角森 輝美
■PHOTO
フレイルを予防し、いつまでも元気に!
養父市による「毎日元気にクラス」の取り組み
■Pick Up
フレイル予防教室「毎日元気にクラス」の取り組み
フレイルを先送りし、健康で安心して暮らせるまちをめざして
吉田 由佳/野藤 悠
■研究
特定保健指導積極的支援利用者の1年後の体重減少に影響を与える
個人特性の検討
岸 知子/鵜川 重和/村本 あき子
中村 正和/津下 一代/玉腰 暁子
■調査報告
私立女子大学生が大学入学までに受けた保健教育の
実態と知識、行動との関連
濱田 朋美/田城 孝雄
●【新連載】聞き書き 保健師ものがたり(特別区編)・1
佐々木峯子さん(前・足立区保健師)に聞く(1)
生活を知ることの大切さを知り保健師へ
木村 哲也
●ナカイタ発 保健師へのつぶやき・34
チームで考える住民からの暴言・暴力
中板 育美
●統括保健師の日々・4
統括保健師としての5年間(3)
「横須賀市保健師活動指針」の策定と統括の思い
濱野 芳江
●現場の疑問に答える 地域づくり型保健活動Q&A・4
「問題を分けて考える」とはどういうことですか?
岩永 俊博
●ニュースウォーク・216
「かかりつけ」という関係
白井 正夫
●研究室からのメッセージ・134
高知大学医学部看護・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
●巻頭言
新専門医制度下における精神科研修医教育
-精神科医に求められる感性をどう身につけるか
鷲塚 伸介
●研究と報告
精神障害者の家族ピア教育プログラム(家族による家族学習会)が家族の
エンパワメントに与える効果ープログラム実施者と受講者の効果の比較
二宮 史織・他
統合失調症患者の機能的予後に関連するWAIS-IIIの指標について
菊池 章・他
●短報
血液透析導入後に気分障害を発症し電気けいれん療法(ECT)を施行した1例
大賀 健市・他
ECTによりカタトニアが改善した13歳の自閉スペクトラム症患者の1例
池田 伸・他
措置入院となったWilson病による器質性精神障害の1例
黒岩 小百合・他
●資料
精神科新規入院者における入院長期化のリスク要因
-精神科救急入院患者レジストリを用いた分析
杉山 直也・他
●紹介
代償的認知トレーニング(Compensatory Cognitive Training;CCT)
日本語版の紹介
松井 三枝・他
メタ認知トレーニング日本語版(MCT-J)満足度調査票の開発
細野 正人・他
●私のカルテから
プロラクチノーマを併存したうつ病患者の治療経験
-うつ症状と高プロラクチン血症に対するaripiprazoleの効果
山岡 宣行・他
正義感を伴う強い怒りを呈した双極性障害の2症例
大野 京介
●動き
「The 9th International Congress of the Asian Society Against Dementia」
印象記
上村 直人
セールスの取引の金言は、これまで長きにわたりABC、“Always Be Closing(必ずまとめろ契約を)”だった。本書が提示するのは、新たなABC-同調(Attunement)、浮揚力(Buoyancy)、明確性(Clarity)だ。どんな件名だと、相手はメールを開封してくれるだろうか?24種類と6種類のジャムを並べたとき、どちらがより売れるだろうか?答えはすべて、新たな3原則が教えてくれる!『モチベーション3.0』のダニエル・ピンクが伝授する、“売らないセールス”の極意!
芸術系大学が市民・地域産業・公共団体との連携・協働から、新しい時代の地域イノベーションを生み出している。東京藝術大学、金沢美術工芸大学、京都市立芸術大学、京都造形芸術大学などの事例を丹念に取材した労作。
20世紀初頭に合衆国で誕生し、その後さまざまな民主主義国家で実施されることになった「社会科教育」-。全米教育委員会(NEA)が世界に先駆けて発表した「市民性教育」の重要性を説く二つの報告書を翻訳し、後の社会科教育への影響について論じる。
大人になろうとするすべての若者たちに、どのような教育を提供するか。多様な進路を実現する教育改革の軌跡。
会計事務所から、日本を元気に。第3回のテーマはCS(顧客満足度)