水晶のようにひんやりと透明でありながら、
暖かな優しさにも満ちた、涙を誘う魔術音楽
SACDハイブリッド盤。グリーグ自身の楽器はピアノでしたが、ノルウェーの民俗弦楽器ハルダンゲル・フィドルを聴きながら育った彼の音楽は非常に弦楽器的で、弦楽オーケストラの豊麗な響きで奏されると、痺れるほど魅力的な世界となります。水晶のようにひんやりと透明でありながら、暖かな優しさにも満ちた、涙を誘う魔術と効果音楽と申せましょう。2011年に初来日して聴衆の度肝を抜く完璧なアンサンブルを示したオーストラリア室内管、トニェッティの独奏とともに弦楽合奏の美しさを満喫させてくれます。(キングインターナショナル)
【収録情報】
グリーグ:
1. 弦楽四重奏曲第1番ト短調 Op.27(トニェッティ編)
2. 2つの悲しい旋律 Op.34
3. 恋愛詩 Op.43-5(トニェッティ編)
4. ホルベルク組曲 Op.40
オーストラリア室内管弦楽団
リチャード・トニェッティ(ヴァイオリン、指揮)
録音時期:2010年10月
録音場所:シドニー、ユージン・グーセンス・ホール
録音方式:デジタル
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
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ヘンデルのイタリア時代の室内カンタータ集
ヘンデルは、1706年ごろから1710年にかけてイタリアを旅して周りました。この旅では最初のカンタータ『時と悟りの勝利』を作曲、彼が手がけた初めてのイタリア・オペラ『ロドリーゴ』も上演し、実りの多い創作活動の時代だったといわれます。ローマ滞在中、パトロンの宮殿では音楽を中心にした集まりが毎週のように開かれ、ヘンデルはそのため独唱と通奏低音のためのカンタータを約70曲書いています。このジャンルは当時のイタリアでもてはやされ、ロマンティックな姿に描かれるアルカディア地方の牧人たちの情熱の愛と恋が主要なテーマにとられていました。『アルカディアの恋愛ごと』をタイトルとするこのアルバムでは、ヘンデルの室内カンタータの5曲が演奏されます。
ソプラノのディテ・マリー・ブレイ[1985-]はノルウェー最古の音楽家の家系に生まれました。ノルウェー国立音楽大学で学び、ソリスト、アンサンブル歌手としてバロック、クラシカル、現代音楽の分野で活動しています。メゾ・ソプラノのマリアンネ・ベアーテ・シェラン[1975-]は、透明感のある声、深い解釈、表現力などが評価され、スカンディナヴィアを代表する歌手のひとりとみなされ、バッハ・コレギウム・ジャパンのコンサートへの参加でも知られます。通奏低音のクリスチャン・ショス[1980-]は近年めざましく活動。ノルウェーの古楽アンサンブル「バロッカネルネ」、デンマークの「コンチェルト・コペンハーゲン」、スイスの「アンサンブル・メリディアーナ」などのアンサンブルに参加、2015年からノルウェー国立音楽大学のフェローとして、 ヘンデルの通奏低音カンタータにおけるチェンバロ伴奏をリサーチするプロジェクトに携わっています。(輸入元情報)
【収録情報】
ヘンデル:独唱と通奏低音のためのカンタータ集
1. ニーチェはどうしてる? どう思ってる? HWV.138
2. 心の平和を奪ったのは誰? HWV.90
3. いろいろな思いのあるなかで HWV.115
4. わたしの美しい神から遠く離れていると HWV.127A
5. ルクレツィア『おお、永遠の神々』 HWV.145
ディテ・マリー・ブレイン(ソプラノ:1,2,4)
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(メゾ・ソプラノ:3,5)
クリスチャン・ショス(チェンバロ)
使用楽器:Christian Fuchs, 2016 after an anonymous Italian (Florentine) model c.1680, housed in the Handel house in Halle, Germany
録音時期:2019年1月17-20日
録音場所:オスロ、ソフィエンベルグ教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
制作・録音:ヨルン・ペーデシェン
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70年代後半から80年代に活躍したアイドル歌手の、全シングル盤AB面を完全収録。高見知佳は、78年「しんでれら」でデビュー。84年の「くちびるヌード」が大ヒットした。
2009年9月2日リリースの3rdアルバム。「今」「君想う花」「新恋愛」の8〜10thシングルを含む、熱い魂がみなぎる楽曲を収録。“優、勇、友、遊、誘、雄、YOU……”とさまざまな「U」を詰め込んだ渾身の一枚だ。
シンガー・ソングライター、アツミサオリのメジャー・ファースト・アルバム。オーガニックなサウンドとポップで切ないメロディがひとつになった「あい」、フォーク・テイストの旋律のなかで“大人未満”の不安定な気分を描いた「びいだま」という2曲のシングルを収録。
2010年3月10日発表の5thアルバム。同年2月リリースの先行シングルと同タイトルの本作は、その名のとおりハッピーになれるようなナンバーを詰め込んだ一枚。「ランデヴー」「COSMIC BOX」ほかを収録する。
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75〜92年のアルバムからユーミンと杉真理の提供曲(作詞のみ、作曲のみを含む)を集めた2枚組。荒井由実の自演もある[1](7)(16)、[2](3)などは、このグループの音楽が醸す上品なイメージが山本潤子の明瞭な発音と透明感のある声質に由来することをよく伝える。
「小説とは何か」という問いを導きの糸として、『ボヴァリー夫人』を読む。各章は「小説というもの」をめぐる素朴な疑問から出発して物語を読みすすみ、最後に文学作品の生産と消費の形態を歴史的な視点から概観するという方向で、全体が構成されている。