花粉症やぜんそく・アトピーなどアレルギー症状を自力で撃退するための食べもの、飲みもの、簡単動作などの知恵集めました。
成人の「10人に1人」は何らかのアレルギーがある。本書は、そんな成人に限定した食物アレルギーの診療の指南書である。大好評の既刊本『小児食物アレルギーQ&A』と同様に、食物アレルギー診療のメッカ、国立相模原病院でのメソッドを数多く取り入れている。1成人食物アレルギーの基本的知識、2診断、3個別の病態の診断と対処、4診療での注意点という構成で、これまでの成人の食物アレルギーの臨床経験から、一般にあまり知られていなくても診療を進めていくうえで重要な事項を適宜“Clinical Pearl”として掲載。臨床現場の成人の食物アレルギーに関する疑問は、この1冊で解決できる!
アレルギー、アトピー性皮膚炎に悩む方にこの本をおすすめします。甲田先生が本書で説明されている考え方の根本は、あれこれのアレルギー源に対処するやり方ではなくて、自然治癒力を高めて、アレルギーなどをひきおこさないような体質に変えていくことによって治していこうとする点です。病気の外部要因を排除することも大切ですが、同時に内部の要因をなくすことがもっと重視されてよいのではないでしょうか。同じような環境でも、アレルギーを起こす人も起こさない人もいるのですから……。
また、本書で「甲田療法」は自分で自分の病気を治すことが基本だと述べています。医・薬に依存するのではなく、自分のあやまった考え方や生活のあり方を「反省」して、正しい生活のあり方を具体的に実践する力量をつけなさいと甲田医師はよびかけています。アレルギー・アトピー性皮膚炎に苦しまれている方々が、本書に示されているようなチェックポイントで生活を正して、一日も早い、そして根本からの治療に成功されることを祈念しながら・・・・・・。 阪南大学教授 杉尾 敏明 本文むすびより
・ 咳の鑑別診断には,持続期間や痰の有無を基本に各疾患に特徴的な病歴を熟知することが重要である。
・ 3 週以内の急性咳嗽では急性上気道炎や感染後咳嗽が多く,3 〜8 週の遷延性咳嗽では感染後咳嗽が最多とする報告とそうでないものとがある。
・ 慢性咳嗽(8 週以上)では,本邦では咳喘息,胃食道逆流症(GERD),副鼻腔気管支症候群(SBS)などが主な原因となる。SBS とCOPD(喫煙による慢性気管支炎)は湿性咳嗽,その他の原因では乾性咳嗽を呈することが多く,鑑別のポイントとなる。但し例外も少なくない。
・ 病歴を中心に,可能な範囲で行う検査所見と合わせて治療前診断(疑い診断=目星)をつける。治療前診断に特異的な治療の有効性により確定診断(治療後診断)する。
・ 中枢性鎮咳薬(従来のいわゆる咳止め)は無効例が少なくないこと,生体防御としての咳を抑制し特に高齢者では誤嚥のリスクを増すこと,仮に有効でも各疾患の病態に効いているわけでなく診断をマスクしてしまうことから,原則として使用は控える。
総論
1 遷延性・慢性咳嗽の治療前診断(病歴、臨床検査など)…………… 新實 彰男
2 遷延性・慢性咳嗽の治療後診断(特異的治療)……………………… 原 丈介
3 鎮咳薬・喀痰調整薬………………………………………………… 尾長谷 靖
各論
4 感染性咳嗽・感染後咳嗽……………………………………………… 宮下 修行
5 咳喘息…………………………………………………………………… 松本 久子
6 GERD/ 機能性消化管疾患… ………………………………………… 金光 禎寛
7 副鼻腔気管支症候群…………………………………………………… 金子 猛
8 後鼻漏・アレルギー性鼻炎…………………………………………… 田中 裕士
9 難治例とその治療(P2X3 受容体拮抗薬を中心に)… ……………… 斎藤 純平
10 患者ニーズとQoL に配慮した咳嗽診療……………………………… 亀井 雅
対話形式で学校給食における食物アレルギー対応の注意点や保護者への関わり方などの基本がよくわかります。
東京昭島市にある保育園、わかくさ保育園で実際に提供されている給食のなかから、特定原材料7品目の食物アレルギーに対応したレシピ集です。本書では、卵・乳・小麦・えび・かに・そば・落花生の7つの食品を使用していません。これらの材料を使わなくても、バラエティに富んだ、おいしい料理が作れます。
アレルゲンとなる食品をなるべく使わない和食中心のレシピがいっぱい。通常メニューとアレルギー対応食を同頁に掲載。可食量・熱量・タンパク質量・カルシウム量付きで、日常の献立と組み合わせて使える! 保育所でアレルギー対応食を実施するときにも役立ちます。
除去食がこわい!新米ママからスローフードな食生活を楽しみたいすべての方へ。この本には除去食は必要ないご家族にも楽しんでいただけるよう、伝統的な和食だけでなく、スローフードの考えにかなった各国の料理をアレルギー流にアレンジして載せています。症状が改善した後にも続けやすいように、一般の店でも手に入りやすい食材を使ってまとめました。
アレルギー疾患はなぜ増えた?アレルギーはどのようにしておこるのか?アレルギーの原因となるダニ対策の秘訣は?マンガでわかりやすく解説。
2002年の建築基準法改正はシックハウス対策のためでしたが、室内汚染はほとんどなにも改善されず、逆に悪化する傾向です。しかもシックハウスを回避し、改善するための建材として注目されてきた、エコ建材や自然素材・天然素材までもが、アレルギー疾患や化学物質過敏症の人にとっては、症状を悪化させる要因になっています。
初版より10年近くが経過しましたが、問題はより深刻になっています。本書は最新情報をもとに、有害建材・一般住宅の危険性を含め、自然素材やエコ建材やエコ住宅の問題点、室内汚染を回避するための方法と対策、いざというときの対象法、空気清浄器や代替品、アレルギーを起こす物質を封止する方法などについて、わかりやすく解説します。患者の目線にたったはじめての建築本です。
1 シックハウスは何も解決していない
2 エコ建材・自然素材を再度検証する
3 アレルギーがある人・ニオイに敏感な人の住まいづくり
おいしくってバランスよい料理を、安全・安心につくって食べるには? この巻では、調理の計画と準備からはじまって、調理の基本や食卓の準備とあとかたづけまで、調理の流れを写真と図でわかりやすく説明します。
包丁や火のあつかいの注意、衛生的に調理するための基本動作、そして食物アレルギーのある人と調理・食事をするための基礎知識や献立のくふうもしっかり解説しています。
もくじ
自分たちで調理をしてみよう/楽しくつくって楽しく食べよう/調理の計画を立てよう/バランスのよい食事/食中毒を予防する/食物アレルギーを知ろう
調理の準備をしよう/調理の前にしておくこと/調理に使う道具/材料のはかりかた/包丁のあつかいかた
さあ、調理を始めよう/材料を洗う/下ごしらえ/いろいろな切りかた/火のあつかいと火加減/いろいろな加熱調理
食たくの準備とあとかたづけ/食たくの準備をしよう/食事が終わったら
アレルゲンチェック表
最新研究で分かった、食物アレルギー予防のポイントや
治療のコツ、家庭でのケアも掲載したアレルギー対策の決定版!
日本では、3歳までに16.5%の子どもが食物アレルギーと診断されており、
アトピー性皮膚炎やぜんそくの子どもも多く存在します。
本書は、日本で最大の小児科病院である
国立成育医療研究センターのアレルギー科で、
日夜、多くのアレルギー疾患をもつ子どもたちの
治療にあたる医師たち自らが執筆しています。
同病院は、多くの子どものアレルギー治療に成功するとともに、
研究分野でも日本のアレルギー医療をリードする病院でもあります。
食物アレルギー予防についての研究を行い、発症率を8割も減少させるなど、
目覚しい成果をあげています。
世界中で行われた研究の結果、現在、アレルギーの出発点として
もっとも重要だと考えられているのが、皮膚のケアです。
食物アレルギーの引き金としても注目されるアトピー性皮膚炎の
効果的な治療法はもちろん、
ぜんそくをコントロールする方法や、食物アレルギーの予防と治療、
また、近年、増加している新生児・乳児消化管アレルギーなども
網羅した、アレルギー対策の決定版です。
家庭や学校での生活で気をつけること、
よくある素朴な疑問への答えなども掲載しています。
お子さんのアレルギー治療に悩む方、
これからお子さんを育てるにあたり、予防法を知っておきたい方、
そして、医療関係者や保健関係者にもおすすめの一冊です。
2015年刊「食物アレルギーの現状とリスク低減化食品素材の開発」の普及版。発症メカニズムと高度なアレルゲン検出法と評価系、食品産業での対応、エビデンスの高い機能性食品素材と食物の低アレルゲン化技術を解説している。
砂糖、白米、パン…糖質を減らすだけで8割の花粉症が改善!40年来のアトピーが消えた!最新栄養医学でわかった免疫力を高める食べ方。