社会言語学、精神分析など言語とフェミニズムをめぐる昨今の研究を整理し、言語決定論の可能性と限界を説いて、新しく統合的言語学による解放を示す。
女性問題に関わる用語や概念の混乱を正すためシステム論を適用した初めての試み。フェミニズムは、また新しい武器を手にした。
男と女の新しい関係とは。時代を挑発し続ける著者が全力投球したフェミニズム理論の総決算。
日本の女性解放運動史上類稀な理論家であり、戦前・戦後を通して働く女性のために闘ってきた山川菊栄。当時、交流のあった関係者の証言と各分野の専門家の分析・解析からなる「山川菊栄の人と思想」を知る一冊。
アメリカというダイナミックな文化に展開する最近のフェミニズム批評を、文学批評の流れの中にたどるアンソロジー。いま、フェミニズム批評が見えてくる。
星野流“流行予知科学”が展望する最新マーケティングのためのニュートレンド20!
フェミニズムの境界線を書き替えるオール語り下し対談。向こう側とこちら側から「ベルリンの壁」を掘り崩しあった、感動の対談記録。
近代から現代への女性の社会状況、表現の文化の変遷を明確に分析し、性差の制度と思考を超えたポスト・フェミニズムの可能性を予言する画期的なエッセイ。
働きすぎのマザコン社会、ニッポン。おしつけがましい〈男らしさ〉をオリて、人間らしく暮らすにはー。男性学の論客から日経連会長まで、男のいいぶん25本立て。
「女の立場」に固執することは、もはや不毛である。性の平等を指向する普遍的価値観へ、いま発想の転換を促す。
ウーマンリブから三十年。男社会の壁に挑んだ女たちが切り拓いた苦闘の道。しなやかなイブたちは時代をどう変えたか。フェミニズム最新リポート。
近世の公娼制度、戦時下の従軍慰安婦、現代アジア諸国への性侵略を生み出してきたものはなにか。家庭内離婚、セクシュアル・ハラスメント、若者の恋愛恐怖症から母子相姦、連続幼女殺人まで、愛と性を欠落させた日本の性風土の歴史的構造を究明する。
「助けて」路地の奥から聞こえた叫び。うら若き男性が三人の女にレイプされている。会社帰りに暴行事件にまきこまれた青年いさぎは、まるで“女のように”強い男に助けられる。たくましい女性と結婚して楽しい家庭をきずき、〈男の花道〉で命をまっとうしてますらお神社に英雄として祭られるのが男の幸せ…。徹底した女性優位社会に疑問を感じたいさぎはその男にすすめられるままに、メンズ・リブ運動に身を投じるが。