私設図書館『江北図書館』は、かつて北國街道木之本宿として栄えた人口約1万人の町にある。明治35年、地元出身の弁護士が「郷里の若者に読書の機会を」と私財を投じて開設した文庫を前身に、明治39年に地域の人々の協力を得て設立され、以来120年に渡り地域で支えてきた。いまも住民たちの交流の場、情報発信拠点としてあり続ける図書館の魅力を「歴史」「建物」「蔵書」を中心に紹介。図書館を愛する住民たちが史料を紐解き、蔵書を調べて編纂した。第4回野間出版文化賞特別賞受賞。
私たちの町のちいさなふるい図書館
ポートレート
1古本市
2おはなし会
3コンサート
4みんなでおそうじ
5歴史散策
江北図書館のあゆみ
1杉野文彌と図書館
2杉野文庫から江北図書館へ
3先駆的図書館として
4図書館存続の危機を乗り越えて
5さらなる試練の先に
ようこそ 江北図書館へ
レトロな図書館の装飾
江北図書館の時をかける書架
江北図書館の読書案内
江北図書館で読み解く地域史
江北図書館の史料紹介
共助のはじまり「伊香相救社」
特別インタビュー 養老孟司先生
江北図書館物語〜おばあちゃんの魔法のつえ〜
これからの江北図書館
私たちのちいさなふるい町並み
アクセス・営業案内
ご寄付・ご支援のお願い
2018年 書協・図書館報告集 第104回全国図書館大会第18分科会記録
2018年の全国図書館大会第18分科会(日本書籍出版協会主催)にて、交わされた議論の全記録を掲載した唯一の記録報告書。
登壇者の報告からパネルディスカッション、会場アンケートの全回答も掲載している。
本書では、地域における新たな読書促進活動事業を試みる図書館と書店の協働事例を紹介し、図書館と書店のコラボレーション事業が、どのように読書活動を醸成させ、さらには書店の売上げ・地域経済の活性化に貢献させるのか、その実態を垣間見ながら、その可能性と課題を考察する。
図書館・書店・出版を統一的に捉え、議論する、今までにはなかった画期的な討論を通して新たな図書館像・出版文化について考える必読の一冊。
【目次】
1.本報告集発刊にあたって、
2.報告記録
あいさつ(成瀬雅人 原書房社長/日本書籍出版協会副理事長 図書委員会委員長)
主旨説明(星野渉 NPO法人 本の学校理事長/文化通信社専務取締役)
【パネリスト報告】
小尾きよこ「『やまなし読書活動促進事業』事業内容と県立図書館の取組み」
宮川大輔「『やまなし読書活動促進事業」における書店の役割」
河手由美香「『やまなし読書活動促進事業』における行政の関わり」
上條史生「本を読む人を増やす取組ー地元書店との連携による活動」
中島康吉「塩尻図書館が出来て思うこと」
3.パネルディスカッション「テーマ:図書館と地域書店・出版社との連携ー出版文化を支え、地域の読書活性化をめざして」
(付録資料)
参考資料一覧、会場アンケート
【目次】
1.本報告集発刊にあたって、
2.報告記録
あいさつ(成瀬雅人 原書房社長/日本書籍出版協会副理事長 図書委員会委員長)
主旨説明(星野渉 NPO法人 本の学校理事長/文化通信社専務取締役)
【パネリスト報告】
小尾きよこ「『やまなし読書活動促進事業』事業内容と県立図書館の取組み」
宮川大輔「『やまなし読書活動促進事業」における書店の役割」
河手由美香「『やまなし読書活動促進事業』における行政の関わり」
上條史生「本を読む人を増やす取組ー地元書店との連携による活動」
中島康吉「塩尻図書館が出来て思うこと」
3.パネルディスカッション「テーマ:図書館と地域書店・出版社との連携ー出版文化を支え、地域の読書活性化をめざして」
(付録資料)
参考資料一覧、会場アンケート
「本は死にません。だって、みんな、
本を愛していらっしゃるでしょう?」
近未来の図書館を舞台に贈る、本と人の奇跡の物語
書籍初収録短編を含む待望の文庫化!
世界情勢の変化と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。そんな時代に、本を利用者に無料で貸し出す私立図書館があった。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、さえずり町のサエズリ図書館。今日もまた、本に特別な想いを抱く人々がサエズリ図書館を訪れる──。書籍初収録短編を含む、本と人の奇跡を描いた伝説のシリーズ第1弾、待望の文庫化。著者あとがき(単行本版、文庫版)=紅玉いづき
■目次
第一話「サエズリ図書館のカミオさん」
第二話「サエズリ図書館のコトウさん」
第三話「サエズリ図書館のモリヤさん」
第四話「サエズリ図書館のワルツさん」
番外編「ナイト・ライブラリ・ナイト 真夜中の図書館のこどもたち」
究極のステイホーム文学集、誕生!
『絶望名言』『絶望図書館』の名ガイドがおくる、「部屋から出られない人々」のためのアンソロジー。
30年余のロングセラー。
『図書館学基礎資料』を全面改訂,2016年『図書館情報学基礎資料』と改称して新たに刊行した資料集。
「現代図書館情報学シリーズ」(全12巻,2014年完結)を補う基本的な資料およびACRONYMS,基本用語解説,図書館・図書館情報学小年表等で構成。各種図書館関係者や図書館司書・図書館情報学を学ぶ人のための必備・必携書である。
第5版では関係法令の最新改正に対応し内容を大幅に更新。用語解説も現在の社会環境を鑑み見直しを図った。
1 関係法令
2 図書館に関する宣言・綱領など
3 ACRONYMS(頭字語・略語)
4 基本用語解説
5 その他資料
6 図書館情報学に関するレファレンスブックス
7 図書館・図書館情報学小年表
前著「2016年増補版」の刊行後に相次いだ法令の改正に対応を図り,新しい法律を追加し,さらに図書館政策では学校図書館や大学図書館にも踏み込んで記述を厚くするなど,「新訂版」として大幅な加筆を施した。
副題に示すとおり,一書全体は教育・文化・自由を支えるという視点で貫かれている。
第1章 図書館法の逐条解説
第2章 図書館に関する法令(図書館法以外)
1.学校図書館法
2.国立国会図書館法
3.大学設置基準
4.身体障害者福祉法
第3章 図書館サービスに関連する法令 -1
1.子どもの読書活動の推進に関する法律
2.文字・活字文化振興法
3.個人情報の保護に関する法律
4.障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律
5.視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律
第4章 図書館サービスに関連する法令 -2:著作権法
1.著作権法の存在理由
2.著作物
3.権利
4.保護期間
第5章 図書館政策
1.はじめに
2.公共図書館
3.学校図書館
4.大学図書館
参考文献
小学生たちの大ベストセラー「最強王図鑑シリーズ」が、図書館用のデラックス版になって登場。テーマは、「水中&空中」。A4サイズのワイド版だから、大迫力! ハードカバーの堅牢製本だから傷まない。「戦い」を通して動物に興味をもつ小学生多数。
東京子ども図書館は、2024年1月31日に財団設立50周年を迎えました。設立準備から現在までの当館のあゆみを年ごとに辿ります。行事やイベントの記録だけではなく、館内の日々の活動や、スタッフの様子もお伝えできるような、写真のたくさん入った、アルバムのような冊子です。写真のほか、その年の主な出来事や、新刊書影、松の実文庫、児童室、資料室の日誌からの抜粋なども載せました。
はじめに(張替惠子)/活動の源流 1955年〜/1971年度〜1980年度/1981年度〜1989年度/1990年度〜1999年度/2000年度〜2009年度/2010年度〜2019年度/2020年度〜2024年度/50年のあゆみ かぞえて、たして、ならべてみると……/印刷物、カレンダー大集合/グッズあれこれ/年表/東京子ども図書館 歴代役員と評議員
全国に存在する地方紙、タウン誌・フリーペーパー、地方書店・図書館が苦境を迎える中、自らの生き残りと地方市民の情報発信の役割を担うための先駆的な取り組みを報告する。
まえがき─地方メディアをめぐる今日の状況
第1部 今、地方紙で何が起きているか
─紙媒体の終焉とデジタル化に向けて─
第1章 存続に向けた地方紙の模索
─地域のデジタルプラットフォームへの移行を目指して
第2章 地方紙による市民との関係づくり
─新たなローカルジャーナリズムの可能性
第3章 廃刊が続く地域紙とフリーペーパーの苦境
─生き残りに必要なビジネスモデル構築
第2部 地方出版・書店は生き残れるか
─出版不況の中での存続に向けて─
第4章 地方出版の現状と展望
─市場が縮小する中での各出版社の動向
第5章 タウン情報誌の現状と展望
─存続に必要な取り組みと課題
第6章 地方書店の存続に向けて
─地域の読書環境を維持するために
第7章 地方書店·古書店の多様な取り組み
─新たな書店のビジネスモデルとは
第3部 地方図書館はどうなるのか
─地域の新しい公共の場に向けて─
第8章 地域づくりの拠点としての地方図書館
─その現状と課題
第9章 様々な地方図書館の取り組み
─過疎地の図書館から県立図書館まで
第10章 サードプレイスとしての私設図書館
─本のある地域の居場所
第11章 地域の記録の保存のために
─公文書館、視聴覚センター・ライブラリーの役割
あとがきにかえて─地方メディアはこれからどの方向に向かうのか
大阪府箕面市の5人の教師へのインタビューをとおして教師自身の「語り」から授業実践における学校図書館の“はたらき”の意味や可能性、司書と教師の“協働”の課題を探る。
何度でも読みたい!ちょこちょこ読めて大満足!新感覚の短編シリーズができました!--「短編小学校」は、ある学校の、あるクラスに通う子どもたちを主人公にした、短編集です。1話読み切りで、どの話から、だれの話から読んでもOK! だけど、全部読み終わってみると……あの子の「すき」がだれかにつながっていたり、だれかの「すき」は、意外なところにたどり着いたり。……あなたの「すき」は、いま、どんな感じですか?
専門図書館職員を対象にそのキャリア形成と人材育成の状況を明らかにし、修得した知識・技術を担保し得る認定のしくみを検討する。
専門図書館は日本に1600機関以上存在するが、経済環境や情報通信技術が変化するなか、親機関の事業目的や使命の達成に寄与し得る資料情報の提供を通して意思決定を支援することが求められている。専門図書館職員の実情を把握した上で、そのキャリア形成と人材育成のあり方、ならびに知識・技術の認定を可能とする制度を検討する。
まえがき
第1章 序論:専門図書館職員の育成を検討するにあたって
1.1 本書の背景と目的
1.2 本書の研究課題と研究方法
1.3 先行研究
1.4 用語の定義
1.5 本書の構成
第2章 専門図書館職員の職務を構成する知識・技術
2.1 本章の目的と方法
2.2 質問紙による職務の実施状況調査
2.3 聞き取りによる職務の実施状況調査
2.4 本章のまとめと考察
第3章 職務経歴から捉えた専門図書館職員のキャリア形成のプロセス
3.1 本章の目的と方法
3.2 聞き取りによる専門図書館職員のキャリア分析
3.3 分析結果
3.4 本章のまとめと考察
第4章 専門図書館職員のプロフェッション性
4.1 本章の目的と方法
4.2 プロフェッションに関する先行研究からの示唆
4.3 プロフェッションとは
4.4 組織内プロフェッションとは
4.5 企業内専門図書館職員の組織内プロフェッション性
4.6 本章のまとめと考察
第5章 組織の側から捉えた専門図書館職員の人材育成
5.1 本章の目的と方法
5.2 質問紙による人材育成の状況調査
5.3 聞き取りによる人材育成の状況調査
5.4 本章のまとめと考察
第6章 専門図書館職員の認定資格制度
6.1 本章の目的と方法
6.2 資格を取り巻く状況
6.3 専門図書館職員に関連する認定資格
6.4 専門図書館職員の認定資格制度の検討
6.5 本章のまとめと考察
第7章 結論:専門図書館職員に必要となる知識・技術の特性
7.1 本書の総括
7.2 本書の成果
付 録
あとがき
索 引
その子に合った読書のカタチを提供する、学校における読書バリアフリーの事例をフルカラーで豊富な写真とともに紹介!
この1冊で、読書バリアフリーとは何か、学校で推進するためのポイント、学校図書館の具体的な読書バリアフリーの事例、学校現場にあわせたQ&Aまで、読書バリアフリーを始めるための一歩がわかる!
第39回うつのみやこども賞を受賞した著者による新シリーズ、第二弾!
ドキドキして最後はほっこり。共感できる子が、きっとみつかる4つの物語。
「親友が自分からはなれていってしまいそう」
不安になっていたセリの前にあらわれた「なんとかなる本」に、「なんとかして!」とさけんだらーー。
気づくとそこは、不思議な図書館。
「一級コトバ使い・樹本図書館の司書 ヨウヒ」と名乗る女の子に事情を話すと、
「たいていのことはコトバの力をかりれば、なんとかなります。」
と、「満欠(みちてはかける)」というコトバの術をかけられた。
それは、自分の気持ちが「月」になって目の前に浮かび、
その時の気持ちに合わせて満月になったり欠けたりする術だった……。
【「一人がこわいさんと満欠(みちてはかける)のコトバ」】
ほかに、「楽してかわいくなりたいさんと顔書(かおにかく)のコトバ」
「あれもこれもムダさんと語飛(かたるがとぶ)のコトバ」
「ほめられたいさんと良所(よきところ)のコトバ」の計4編を収録。
2015年に初版,2017年に補訂版を刊行し,さらにその後の法情報をめぐる新たなツールや情報源を盛り込んだ第2版が完成しました。法律に関する情報は,単なる知識ではなく,私たちが社会生活を営む上でさまざまな影響を与え,また取引や交渉における権利や義務に関係する「生きた情報」です。しかし,法情報の種類や存在形式は複雑で,そのリサーチは簡単ではありません。本書は法情報についての知識とリサーチのテクニック,多様な資料の使い方をわかりやすく解説しています。それと同時に,単なる検索マニュアルではなく,法律学習の入門書としてもご覧いただける工夫をこらしています。今回の改訂では,法情報の意義とアプローチに関するベースとなる考え方を堅持しつつ,各章とも全体的な見直しを行いました。
はじめに
1章 法情報の世界
2章 法体系
3章 法令の条文を探す
4章 法令の解説資料を探す
5章 通達・告示等を探す
6章 法律はどうつくられるかー立法過程から立法情報を探す
7章 行政機関が発する法情報を探す
8章 判例とは
9章 判例を探す
10章 判例評釈を探す
11章 審決・裁決等を探すー準司法的手続
12章 法分野の人物・図書館・書店情報
第2版あとがき
索引
2023年1年間の図書館にかかわる事象を記録し,あわせて関連資料を収録しています。
構成は,図書館界の動向を,都道府県・館種・問題別に概観した「図書館概況」,図書館関係統計と資料・書誌を収録した「図書館統計・資料」の2章です。
【1 図書館概況2023】
総括的に1年をレビューする「図書館概況総説」に続いて,各県別・館種別・問題別にそれぞれの視点から2023年を振り返ります。
「記録でみる図書館概況」は,全国各地からの情報を集積・加工して編んだ,〈図書館年間史〉〈各地各図書館の動き〉〈新しい図書館〉〈各地の研究集会〉〈図書館関係受賞者・物故者〉で構成されています。
【2 図書館統計・資料2023(1図書館統計 2図書館関係資料 3図書館関係書誌)】
資料編では,2023年に改正等がされた図書館にかかわる法規類をはじめ,図書館や関係団体・諸機関・住民運動団体などが発表した要望,声明,決議,答申,報告などの文書で重要なものを下記のカテゴリーで収録しました。
○国の施策にかかわる資料 ○学校図書館 ○大学図書館 ○国立国会図書館 ○図書館運営の改善 ○図書館の自由 ○障害者サービス ○住民運動 ○著作権・出版等 ○新型コロナウイルス感染症関連
最年少で「魔術師」に合格した王立図書館の才女エクシア。
実技も知識もばっちりなのに、「上級魔術師」に昇格するための試験で2度目の不合格を言い渡されてしまう。
「必要な資質が欠けている」と言い渡され悩んでいるところ、図書館の案内を求める男に出会うが、なんと彼はこの国の第一王子・アイヴァンで…!?
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
初学者から研究者まで幅広く役立つ図書館情報学の専門用語辞典として版を重ねてきた。7年ぶりとなる第5版に向けての改訂作業・用語解説の見直しは、情報技術および学術情報流通を取り巻く環境の絶え間ない変容の中で進められた。基礎的な概念、図書館情報学教育、図書館運営、目録、分類・件名、索引・情報検索、資料・メディアのそれぞれに関する専門用語と図書館情報学にかかわる人名や団体名など、約1,800項目を収録している。
・はじめに
・編集の経緯
・編集委員一覧
・執筆者一覧
・凡例
・用語解説(五十音順)
・欧和対照表