本書は、東京子ども図書館が刊行している「おはなしのろうそく」という小さなお話集の5と6を合本したものです。子どもたち自身が手にとって読めるように、活字も大きくし、漢字にはふりがなをつけ、さし絵もふやして、読みやすくしてあります。
背すじがゾーッとするようなたのしいお話。
あいっておもちゃみたいにこわれたりまがったりしない?…そしたらなおせるの…?!えいえんにかがやきつづけるふかい愛のおはなし。
これはね、ある夏の夕方。マイケルとハンナが、おばあちゃんからきいた、おはなしです。「むかーし、むかし。豆みたいに、小さくなった、三きょうだいが、『かたつむりハウス』を、みつけたんだってさ」『かたつむりハウス』って、なあに?その子たちは、そこで、なにを、したの?さあさあ、ゆかいなおはなしの。はじまり、はじまり。
せかいってなあに?だれのためにあるの?森のおくでクマのこがママに、あつい草原でライオンのぼうやがパパに、海の中でクジラのこがかあさんに、ききました。せかいは…。
このほんいっさつで…すぐにオタマジャクシがカエルになるまでそだてられちゃうよ。
フワフワのしっぽ、カリカリのトースト、ペタペタのハチミツ。みんなも、ちっちゃなウサちゃんといっしょにさわって、あそんでね。
本書は、こどもたちと一緒に、読み、楽しみ、考えるためのものです。まず、本をひらく前に、こどもたちにとっての、お行儀いいことと、悪いことをたずねてみましょう。そして、本を読んだ後、「おぎょうぎ悪いことしちゃったのは、いつだっけ」という、4ページと同じ質問をし、その答えをもとに話し合ってみましょう。さらに、その時のまわりの人の反応や、後から自分の行動をふりかえって感じたことなどを、思い出してみましょう。
本書は、低学年のこどもたちが、いじめについて考えるための入門書です。いじめへのさまざまな対処の仕方を紹介しています。さまざまないじめについて、ケースに応じた、対処の仕方を話し合いましょう。
4人の人びとが、ぐうぜん公園に集まりました。ごうまんな婦人に、失意の男の人、さびし気な少年、そして、出会う人みんなを明るい気持にさせる、元気いっぱいの女の子。4人はおのおの、ひとつの出来事を、自分の見方で語ります。つまり、私達は、4人の登場人物の性格が投影された、4つの物語を聞くことになるのです。また4人の心情は、季節や背景の変化としても描き分けられています。さまざまなしかけを織りこみ、多くの示唆と芸術性に富んだ絵本です。読み返すたびに新しい発見があるでしょう。
リリはおとうとのドードがしんぱい。だってみんなとちがうんだもの…。フランスの「幼年期と染色体異常を考える21世紀の会」の提唱で、創られたお話。
ザラとジギーとゾエは、ちいさなまじょの3人ぐみ。まほうのもりの「大なべ荘」にすんでいます。3人がひらく大パーティって、どんなのかな。
ひっこししてきたアンディは、ともだちをたくさんつくるつもりでした。でも、どのこも、きにいりません。マージーは、やかましいし、バーニーは、ぼんやりすぎるし、シャーロットは、はずかしがりや。ともだちのできないアンディはひとりぼっち。そこで、アンディは…。
『おやすみなさいおつきさま』が出版されて2年後、マーガレット・ワイズ・ブラウンとクレメント・ハードは、ふたたび共同で絵本を作りました。それが、この『ぼくのせかいをひとまわり』です。あのうさぎくんの、身近な世界がえがかれています。“おおきなみどりのへや”の外、小さなうさぎくんの世界をたのしんで。