2024年より国家資格「登録日本語教員」が施行された。いま、これまでの日本語教師や日本語を教える以外の支援に携わってきた人びとは新たなキャリア選択を迫られている。本書では、日本語を教えるとは? 教師とは? という根源的な問いから、かつて日本語教師を志した5人へのインタビューをライフストーリー研究と複線径路等至性アプローチ(TEA)の両輪で解析。客観的キャリア=職業としての日本語教師ではなく、一人ひとりに個別的で多様な生き方、すなわち主観的キャリアとしての日本語教師像に光を当てる。
まえがき
1. 本研究を始めたきっかけ
2. 本研究の今に至る経緯
序章 本書の背景と目的・課題
1. 本書の背景
2. 日本語教師とは
3. 日本語教師の社会的経済的不安定さとキャリア形成
4. 日本語教師の社会的経済的不安定さとボランティアの関係
5. 本書の目的と課題
6. 本書の認識論と研究方法
7. なぜ2種類の質的研究法を用いるのか
8. 本書の全体構成
第1章 日本語教育におけるキャリア研究
1. キャリア理論
2. 日本語教師の専門性
3. 日本語教育は何をめざすのか
4. ボランティアと日本語教師のキャリア形成
5. 日本語教師のキャリア形成に関する先行研究
6. 考察
7. まとめ
第2章 日本語教師の多様なストーリー(調査・分析1:ライフストーリー)
1. ナラティブとは
2. ライフストーリーとは
3. 本研究になぜライフストーリーを用いるのか
4. 調査・分析方法
5. Aさんのストーリー
6. Bさんのストーリー
7. Cさんのストーリー
8. Dさんのストーリー
9. Eさんのストーリー
10. 5人のライフストーリーの社会的文化的背景とキャリア形成
11. まとめ
第3章 日本語教師のキャリア形成プロセス(調査・分析2:複線径路等至性アプローチ)
1. 背景と目的
2. 記号論的文化心理学
3. 複線径路等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach: TEA)
4. 本研究になぜTEAを用いるのか
5. 調査概要
6. 分析結果
7. 考察
8. まとめ
第4章 結論
1. 本書のまとめ
2. 研究課題への回答
3. 本書の結論
4. 本書の意義と今後の課題・展望
引用文献
引用資料
図目次
表目次
初出一覧
謝辞
索引
現代ドイツの宗教科と倫理・哲学科との関係及びその変容を分析。倫理・道徳教育にみられる多様性と連携の構造を詳細に解明する。
約70年ぶりに公用文作成の手引が新しくなったことを受け、現代日本語の多様な表記の実態に迫る論文集。句読点、括弧、LINEのスタンプ、仮名づかい、改行等、幅広いテーマを網羅し、データに基づいた分析で表記研究の新たな地平を切り拓く。日本語学の研究者のみならず、教育工学、自然言語処理の研究者など、幅広い読者層必携の一冊!
執筆者:井伊菜穂子、石黒圭、市江愛、岩崎拓也、落合哉人、柏野和佳子、胡佳芮、砂川有里子、田中啓行、本多由美子、三谷彩華、宮城信、横野光
まえがき
第 1 章 日本語力が向上すると段落はどう変わるか 石黒圭
第 2 章 接続詞の表記の実態と選択要因 井伊菜穂子
第 3 章 「ニアタッテ」は仮名で書くか、漢字で書くかー複合助詞における動詞の表記に注目して 本多由美子
第 4 章 日本語教育学分野における研究論文の要旨の表記の実態ー文字種比率と符号・記号の用いられ方 三谷彩華
第 5 章 小中学生のかぎ括弧の使い方 砂川有里子
第 6 章 子どもはいかに言葉を選ぶか? 宮城信
第 7 章 日本語教科書の形容詞並列文に読点は必要なのか 市江愛
第 8 章 大学生はローマ字入力の入力方式をどのように選んでいるのか 田中啓行
第 9 章 読みやすさに関わるテキストの非言語的要素の調査 横野光
第 10 章 「やさしい日本語」ガイドラインにおける表記方法の実態と課題 岩崎拓也
第 11 章 LINE においてスタンプはどのように用いられてきたか?若年層における 2010 年代の使用実態をめぐって 落合哉人
第 12 章 表記ゆれの実態と国語辞典の表記情報との比較 柏野和佳子
第 13 章 二重表記の歌詞における出現傾向とその時代的変化 胡佳芮
索引
執筆者紹介
言語、英語、文化、学習者…さまざまな多様性を念頭に、新たな英語教育の指針である「国際共通語としての英語」を基本から実践まで丁寧に示す。-英語教育の新たな地平が見えてくる1冊。
2巻は陸の生態系に目を向けて、水田・熱帯雨林・高山・地中など、それぞれの生態系を解説。生物たちのおもしろい生態や生態系にかかわる重要な役割などについても紹介する。また、動物による食害、感染症の媒介などの問題点についても取り上げる。
日本の諸都市を初め、中国、イギリス、カナダ、そしてデンマーク、モンゴル、さまざまな場所で、住まうことの豊かさを求める市民の暮らしと活動を伝える。
「1 参加型まちづくり」「2 子育てしやすいまちづくり」「3 高齢者が暮らし続けられるまちづくり」「4 少数民族等の文化を生かしたまちづくり」「5 人口減少と持続可能なまちづくり」の5つの柱から、地域での暮らしを重視した「まちづくり」のあり方を、興味尽きない図版、写真を多数駆使して考える。
地球温暖化、原子力発電、安保三文書の改訂、少子高齢化など、都市計画の制約条件が変化する日本から、地域空間とそこで営まれる人々の暮らしを研究対象とする地域居住学の可能性を問う。
「自律性」と「多様性」をキーワードに、具体的トピックスやデータを織り込みながら、個人・企業・社会の視点から体系的・実践的に解説する好評テキストの新版。
調べ学習に最適! 地球の平和や自然環境を守るための国際条約について学ぶシリーズ。
第2巻は「生物多様性条約」「世界遺産条約」など、
地球環境を守り生物の多様性を未来へ残すための国際条約や取り決めを紹介する。
「多様性=ダイバーシティ」という言葉は「SDGs」よりも古くからある言葉ですが、海外に比べ日本ではこの概念があまり浸透していません。ジェンダー、LGBT、人種差別、発達障がい等への差別や考え方の違いを越えて個性が共生する社会を目指すには、どのような取り組みが必要なのかを様々な事例から解説。「多様性」を理解することで差別や争いのない未来を目指すためのシリーズです。
「多様性」ってどんなこと?(全4)
ダイバーシティとSDGs
ちがうからたのしい・ちがうからできること
ジェンダーフリーってなんだろう?
ニューロダイバーシティってなんだろう?
多文化コミュニティに焦点を当てた綿密なフィールド調査をもとに、具体的なエピソードや事例を通じて、文化的・言語的に多様な背景のある子どもたちのニーズに応える多文化保育の理論を実践的に検証し、さらに進化させるための新たな道筋を探る。
英語は現在、世界中の多くの国で話されている。しかし、それぞれの国で話されている英語は同じではない。それどこれか、英国内や合衆国内であっても、地域によってさまざまな点で大きな違いがあることが知られている。語彙や文法などはもちろん、発音にも大きな違いがある。
本書はその「発音」に注目し、それぞれの特徴を論じたものである。
もちろん、そのことを扱った研究書は今までにも少なからず世に出ているが、本書は過去に例のない統一された調査方法による実地調査を敢行し、それぞれの発音の違いを具体的に明らかにしている。
PACプロジェクトと呼ばれるこの調査は継続中であり、またそのような調査方法であるため扱われている地域は限られているが、示唆するものは大きく興味深い。原著はフランス語で書かれているため、日本語版の刊行は日本の英語関係者にとっては意義のあるものと言えるだろう。
なお、原編著者の承諾のもと、一部の章を省くなどの抄訳となっていることをお断りしておく。調査の際に録音された音声データと分析結果のデータも提供される。
はじめに
第1部 序論
第1章 音韻論
第2章 音声学と国際音声字母(IPA)
第3章 PACプロジェクト
第2部 容認発音(RP)と一般アメリカ英語(GA)
第4章 容認発音(RP)-イギリスの標準的英語
第5章 一般アメリカ英語(GA)
第3部 グレートブリテンとアイルランド
第6章 標準スコットランド英語(SSE)
第7章 アイルランド英語
第8章 ウェールズ英語
第9章 ウェストミッドランズのブラック・カントリー英語
第10章 マンチェスター英語
第11章 ロンドン英語
第4部 北アメリカとジャマイカ
第12章 ボストン英語
第13章 テキサス英語と南部英語
第14章 カナダ英語
第15章 ジャマイカ英語
第5部 その他の地域
第16章 オーストラリア英語(AusE)
第17章 ニュージーランド英語(NZE)
第18章 ナイジェリア英語
第19章 インド英語
付録
生物多様性について、小中学生を対象にわかりやすく解説するシリーズ。国際的な調査データや身近な自治体や企業の事例で、客観的・具体的な学習に役立ちます。第3巻では食物連鎖や地産地消など「食べものと生物多様性」について知り、私たちが出来ることを考えます。
日中の書道史の碩学が、近年の新たな研究成果に基づき、古代から近代まで、自由で伸びやかな日本独自の文字文化の歩みとしての書道史を新視点から描きなおす。
生物多様性について、小中学生を対象にわかりやすく解説するシリーズ。国際的な調査データや身近な自治体や企業の事例で、客観的・具体的な学習に役立ちます。第4巻では気候風土や都市と地方など「住むところと生物多様性」について知り、私たちができることを考えます。
動物の多様性に関する30のテーマを、図を豊富に用いて、わかりやすく解説。動物界の多様性の全貌を把握するために、より理解が深められるよう、従来の一般的な教科書とは構成を逆にして、ヒトが属する脊椎動物から海綿・平板動物へと解説。
1巻は、生き物の進化や生態系のしくみなど、必要な基礎知識をたっぷり収録。さらには、温暖化や狩猟などが生態系にあたえる影響のように、わたしたち人間と生態系のかかわりについても解説する。生物多様性をまもるための条約など、世界の動向についても紹介。
・グローバル化が進むこの世の中で、国際化する社会に対応し、国際的な観点で、ものを考えることができる人間をどのように育んでいくべきか、図画工作・美術の学習を通して、そのような人間を育てるためにどうしたらよいかをこの本を通して考えていきます。
・1章は概論、2章はその実践例18題材が掲載されています。
・この本を読んだ先生ご自身がグローバル市民を育む授業づくりができるようになることを目指しています。
はじめに
1.グローバル市民の育成を考える
01 「グローバル市民を育てる」とは
02 21 世紀の美術教育はどこに向かうのか
COLUMN 「持続可能な開発のための2030アジェンダ」ができるまで
03 美術が果たす教育的・社会的な意義とは何か
04 グローバル市民の育成に向けた図工・美術の授業づくり
COLUMN 戦後の児童画による国際交流の先駆け
2.実践例
国際交流授業の進め方
実践例01 何をして 何を話しているのかな -お面づくりで異文化交流ー
実践例02 ヌンガー族の六つの季節のお面
実践例03 クリーチャーGO!スタート文化交流
実践例04 身のまわりに生息するクリーチャー
実践例05 ぼくたちのシンボルツリー
実践例06 インディアナの木を縫う
実践例07 言葉と思いを形や色に -世界の友達へ字のない手紙ー
実践例08 藍染めの抽象文字
実践例09 音楽を墨で表そう
実践例10 音から広がる世界 -International Art Museum へようこそー
実践例11 自画像でつながる
実践例12 「あなた」と出会う
実践例13 光で表す物語 -統一感とコントラストを意識してー
実践例14 伝えようわたしたちのふるさと
実践例15 こだわりの色 わがしや◯組
実践例16 世界遺産アートカードゲーム
実践例17 アディンクラ・シンボル版画
実践例18 平和につながる図工 -全校ピースライト製作を通してー
オンライン展示の活用
海外とつなぐ国内外の教育機関
「文化大使」としての教育者の役割を考える
付録
資料1 文化芸術教育のためのユネスコ・フレームワーク
資料2 ユネスコのグローバル市民教育
資料3 アメリカの美術教育に関する資料
資料4 オーストラリアの美術教育に関する資料
おわりに
生物多様性について、小中学生を対象にわかりやすく解説するシリーズ。国際的な調査データや身近な自治体や企業の事例で、客観的・具体的な学習に役立ちます。第2巻では衣服の大量生産と廃棄、3Rの取り組みなど「着るものと生物多様性」について学びます。
海で誕生した生命が陸に広がる足がかりにした海辺には、今でも多様な生きものがくらしています。しかし一方では、砂浜や干潟の消滅、打ち寄せられたごみなどによって汚染が進んでいます。海辺の生きものの多様性をさぐるとともに、海の環境の大切さについて考えます。
[第1章]海辺の地形と環境……岩でできた磯海岸/干潟や砂浜/激しい変化をくりかえす海岸 [第2章]磯にくらす生きもの……岩にくっついて生活/磯にくらす貝の仲間/貝殻をすてた貝の仲間/潮だまりの小さな世界/磯に咲いた花/迷いこんだ浮遊体/海に落ちた星?/ヨロイを着たエビやカニの仲間/いつも家探しのヤドカリ/磯にくらす魚、やってくる魚 [第3章]砂浜や干潟の生きもの……潮干狩りと干潟の貝/砂浜や干潟の貝のくらし/干潟でダンスをするカニ/そのほかの干潟のカニと砂浜のカニ/森にくらすアカテガニ/陸上生活をめざす海の生きもの/干潟は海のたいせつな浄化装置