変わりゆく法制度、変わらない脅威。50年ぶりの結核予防法改正に、臨床現場はどう対応しているか。世界最大の感染症に対峙する「定本」第4版。
本書では放射線診断を学ぶものがマスターしなければならない基礎的な知識を取り扱っている。胸部単純撮影、CT、MRIなど臨床的問題を解決するための異なった画像診断手法を総合的にまとめた。各章には多数の表と囲み(Box)があり、疾患の臨床的特徴、病理、画像所見など本文で述べられていることの要約が示されている。
本書は、最近の胸部CTの知見を整理し、わかりやすく解説することを目的にしている。特に、最新の画像を用い、読影の実際、読影のコツ、鑑別診断を示した。また、疾患そのものに関するポイント、診断上陥りやすい点についても記述した。
第2版では、各臓器について網羅的に疾患を挙げ、画像が美しい症例を呈示選択した。上部消化管は咽頭5項目、食道58項目、胃62項目、十二指腸48項目の計173項目が掲載されている。複数の臓器に病変が存在する疾患は、それぞれの臓器の所見を呈秀するとともに、他臓器との関連、疾患の説明が主に記載される臓器を明示した。
著者はこれまで40年間にわたって爪疾患について、その変形の発生機序、原因、治療法に関して研究を行ってきたので、それらを中心として爪の基礎的な知見ならびに現在の爪疾患に関する臨床的知見をまとめてみることにしたものである。特に、わが国において発表された多くの先人の基礎的データはできるだけ収録している。
神経内科領域では,免疫性神経疾患を中心に「個別化医療」の考え方が進み,患者1人1人の予後や薬剤反応性を予想したうえでの治療がのぞまれている.本書では日進月歩で進む免疫性神経疾患について約100人の専門家が最新知見を解説.総論では神経免疫学の基礎・バイオマーカーの測定法と解釈・治療法や治療薬について言及し,各論では多発性硬化症をはじめとする約50の神経疾患について詳述している.
1.免疫を知る?神経免疫学の基礎
II.免疫を測る?バイオマーカーの測定法と解釈
III.免疫を治す?治療薬・治療法
IV..免疫性神経疾患の病態と治療を学ぶ
Topics ここが知りたい
消化器内科学分野のエキスパートによって厳選された、直近2年間を中心に国内外で発表された最新の文献レビューです。
広く消化器内科学関連の最近のトピックスを把握でき、専門医だけでなく、専門医を目指す方にも必携の1冊です。
I章 消化管(上・下)
1 胃食道逆流症
2 食道表在癌に対する診断と治療
3 進行食道癌に対する集学的治療
4 Helicobacter pylori 関連疾患の現状と今後
5 早期胃癌に対する診断と治療
6 進行胃癌に対する薬物療法
7 十二指腸非乳頭部腫瘍に対する内視鏡診断と治療
8 十二指腸乳頭部腫瘍に対する内視鏡的診断と治療
9 小腸腫瘍に対する診療の進歩
10 潰瘍性大腸炎に対する診療の最前線
11 クローン病に対する診療の最前線
12 大腸ポリープに対する内視鏡診断と治療法
13 早期大腸癌に対する診断と治療
14 進行大腸癌に対する治療の最前線
15 消化管癌に対する免疫療法のトピックス
16 好酸球性消化管疾患に関する話題
17 過敏性腸症候群に関するトピックス
18 腸内細菌と消化管疾患
19 消化管出血の現状と今後の展開
20 ベーチェット病と非特異性多発性小腸潰瘍症
21 慢性便秘症に関する話題
22 AIを用いた内視鏡診療
23 高齢者に対する癌治療
24 消化管神経内分泌腫瘍に対する集学的治療
II章 肝
25 B型肝炎の創薬
26 B型肝炎ウイルス感染と肝免疫
27 C型肝炎ウイルス治療の現状と課題
28 C型非代償性肝硬変の抗ウイルス治療
29 アルコール関連肝疾患の最近の知見
30 NAFLDの最近の動向
31 期待されるNAFLD/NASH治療
32 門脈圧亢進症に対する集学的治療
33 非侵襲的肝線維化評価法
34 非代償性肝硬変に対する薬物治療(再生・抗ウイルス治療を除く)
35 肝硬変に対する再生医療
36 肝細胞癌に対する薬物療法
37 肝癌診療におけるバイオマーカー
38 がんゲノム医療時代の肝細胞癌
39 免疫関連有害事象における肝障害
40 自己免疫性肝疾患のup to date
41 ACLF基準の今後の課題
42 うっ血肝のマネジメント
43 腸内細菌と肝疾患
44 肝疾患とサルコペニア
III章 胆・膵
45 急性膵炎
46 慢性膵炎
47 自己免疫性膵炎
48 胆膵領域における超音波内視鏡診断の進歩
49 胆道ドレナージの最前線
50 消化管再建症例における胆管結石治療
51 IPMNの発癌機序の解明
52 膵癌早期診断のための取り組み
53 膵胆道癌の早期診断バイオマーカー
54 膵胆道癌における個別化医療の現状
55 膵神経内分泌腫瘍に対する集学的治療
56 がんゲノム医療時代のEUS-TA
57 超音波内視鏡下瘻孔形成術の現状と課題
58 胆膵癌の緩和ケア
本書は現在の遺伝子診断の最前線の知識を集約したのみでなく、このガイド書により、実際に遺伝子診断の診断手技を1つ1つ自らの手で実践できるよう企画された、新しい遺伝子診断書である。
泌尿器科の医師が本音のところを散文的に書いた本。翌日施行する検査法、診断法あるいは薬物療法について、ちょっと勉強しておきたいと思った時に、寝床に疲れた身体を横たえたままで、読んでもよく分かる内容で、また今日行ったことについての反省をするための参考資料ともなる。
心エコーで必要となる操作法、読影法、評価法などについて、コラムやメモなどを多用して解説したガイドブック。