日本で初めて出た「性教育の絵本」第2弾!! おかあさんから生まれてきたのに、なぜ僕たち、おとうさんにも似ているの? そんな疑問に答える絵本。著者の北沢杏子は、日本の性教育の先駆者。第1弾『なぜなの ママ?』では、赤ちゃんが生まれるまでの正しい知識が、楽しい絵と文章で描かれていました。第2弾となる本作『なぜなの パパ?』では、男女の性の特徴、愛と結婚、受精のしくみ、遺伝、出産、そしてパパの育児における役割などが、わかりやすく描かれています。
なかなか絵本ではスポットが当たりにくい「パパ」の役割。
この絵本を読めば、きっとパパの存在の大きさに子どもたちも気づくはず。
子どもたちが「パパとママから」生まれたと実感できる一冊です。
巻末には「お母さん・お父さん・先生がたへ」子どもの疑問に答えるためのアドヴァイスも収録。
ぜひ、ご家庭で楽しく正しい性教育を!
※本書は、1988年・アーニ出版刊『なぜなの パパ?』を再編集し、新装復刊するものです。
創造性が育つ世界最先端の教育。標準化・画一化から創造性の育成へ。世の中の革命的変化に向き合うための「教育革命」の最前線!
豊富な資料にもとづいて展開されるこれからの性教育論。
子どもに語る前に大人のための「性教育」
岡崎 勝(小学校教員)/宮台真司(社会学者)
■■1時間目 そもそも「性教育」って、なんですか?
●学校の「性教育」に期待できるか?
三つの柱は「身体の仕組み」「人権教育」「性愛」/親の関心が高いのは「性犯罪・性暴力」/「性愛」の経験値が低い、教員や親たち
●教員にも親にも「性教育」の資格はない。その理由は……?
一九八〇年代、「新住民化」で変わった生活環境/公園で焚き火ができた時代/昔の子どもたちが外遊びで学んだこと/「身体でつながる感覚」が生まれるとき/「性交」にも必要な「コール&レスポンス」の態勢/「セックスは作業」となった現在
●性的退却が進んだいま、失われているのは?
「性の過剰」さがあったころ/先輩や同級生、変なおじさんとの関係のなかで/親や教員は絶対に教えられないこと
「性教育」では得られないものは?
学校で「性」を学ぶことが退却につながる?/大切なのは「知識」よりも「動機づけ」/ポジティブな「動機づけ」が得られるかどうか
■■2時間目 「性」とは、なんだろう? 「愛」とは、なんだろう?
●「性愛」の劣化を防ぐことはできるのか?
親が「性」を教えようとすることの悪循環/親は「愛」を子どもに学ばせる存在/「社会」に適応すると「性愛」は劣化する/「性愛」「友愛」に必要な「贈与」の構え
●親もダメ、教員もダメ。子どもたちを導くことができるのは?
トラブルやリスクを避けたい大人たち/日本の親はもともと子育てのノウハウを知らない/「言葉・法・損得の外への開かれ」を促すには/「同じ世界を生きている」と思える条件/「コンテンツ教育」と「パントマイム教育」/体験を伝える「旅芸人方式」で/「性」と「愛」を伝えるときには/ワークショップの入口が「性」であるべき理由
●「性」に関して、法や条例は有効?
「性」問題に対する厳罰主義/援交ブームから起こった条例制定/かつて当たり前だった教員と生徒の交際/いまの民主制で解決できないのは/新住民が民主主義で地域を壊す/「友愛」と「性愛」を欠いた尊厳はない/五〇年間の長い「空っぽ」/「社会」の代わりをする「世間」が消えた/法律や条例を変えても日本はダメ/「友愛」と「性愛」の劣化を「性愛」から切り開く/「性愛」の能力と関係する「友愛」と「公共的関心」
●「危険」を子どもに、どう知らせる?
子どもに疑うことを教えるのが「性教育」?/「性愛」の経験は知識では補えない
●「性愛ワークショップ」本当に学ぶべき、その中身は?
セックスを通じて「絆をつくる」/「アメーバになる」ことで「愛」を育む/性交の「アフォーダンス」と日常の「ミメーシス」/「愛の意味論」を理解する/「損得を超える構え」の入口は損得/〈前…
第1部では、各項目をアイウエオ順に整理し、説明。第2部は、相互に関連性のある詳しい記述から成り、恋愛や性生活に関する事柄を、生物学、人間の感情、法律学の面から見たり、お互いに影響し合う要素という面から見たりしながらていねいに紹介。
健康教育の「本筋」は何か。誰がどこでどのように力を発揮するかー現場の悩みに答える新しい保健教育の指針。
敗戦直後、ソ連占領下における赤軍兵士によるレイプと中絶・性病の蔓延。社会主義学校への転換と社会主義的人格を目指す教育。「快楽」としての性や同性愛の位置づけとAIDS問題。DDR(東ドイツ)における性をめぐる状況の変化と性教育の歩みを、中心的な教科である「生物」教科書と教授プランの分析を通して描き出す。SED(ドイツ社会主義統一党)支配の下、限界はありながらも、セクシュアリティと性教育の局面において社会主義的民主主義を求める闘い“進歩的な性教育、ホモセクシュアル運動など”が、SEDの独裁体制を平和裏に打倒する上で果たした役割を評価する著者の東ドイツという国家像に迫る試み。
危険性を身近に感じとるためには、「危険体感教育訓練」の実施が有効とされています。ただ、外部の施設を利用するとなると、作業員の移動にかかる時間や費用、日程調整などの問題があります。そこで本書では、建設現場にある資材・機材や建設機械を用いて実施できる危険体感教育訓練を写真やイラストを用いてわかりやすく22事例紹介しました。建設現場作業員の危険感受性の向上を目的とした教育訓練にご活用ください。
一人ひとりの姿を通して見えてくる豊かな性。親、教師、ボランティアにはなにができるか?“性”にかかわる課題をヒューマンな視点でなげかける。
本書は第?部「いっぱいあってな」,第?部「教育」,第?部「介入」,第?部の「LGBT」の4部構成から成り立っています。
第?部「いっぱいあってな」では,人の性体験には大きな自由度と多様性があることを,各世代の人々の語りを通して紹介します。それは,経験してきた具体的な性体験, その実態,これをしっかり踏まえた上でないと,教育にせよ介入にせよ,現実味を失ってしまうからです。
第?部「教育」では,配慮を必要とする人たちが持っている性に対する知識の現状を紹介し,何をいつ教えるのかを,教材を使った具体的な実践方法やQ&Aを通して紹介します。
第?部「介入」では,男性の性的逸脱行動の実際と介入・対応方法と,女性の性的逸脱行動とそれへの対応を事例を挙げて紹介します。
第?部「LGBT」では,LGBTの人との面接で留意すべき事項を中心に,極めて質素で地道な対処法の道筋を提示していきます。
付録として,ダウンロードして使える「性のユニバーサルデザイン学習表」等を収載。
第1部 いっぱいあってな
第1 章 性体験の多様性
第2 章 百花繚乱事変
第2部 教育
第1 章 性教育の本気度
第2 章 何をいつ教えるのか
第3 章 実践と教材教具
第4 章 一回性の性教育
第3部 介入
第1 章 教育と介入
第2 章 性差
第3 章 男性の性的逸脱行動
第4 章 男性への対応
第5 章 女性の性的逸脱行動とそれへの対応
第6 章 性教育再編
第4部 LGBT
第1 章 おさらい
第2 章 それがどうした
第3 章 感性
第4 章 同性愛の性差
第5 章 支援
付録
徹底して子どもの現実に迫り、子どもへの関わり方・援助方法、性教育のポイントを明解に語る。年齢別・テーマ別性教育と科学的な基礎知識、具体的な場面を想定したQ&A、コラムなど、いま必要な内容を網羅。
現代エリートの持病「大脳新皮質シンドローム」が日本人をダメにする!ソニーの研究者として40余年を勤めた著者が、科学者の立場から提言する教育の新たな形。
「御婦人の方は人に色々良い感じを与えたいと思う。そして衣裳を着飾ってみたり、上から化粧をしてみたりする人がありますけれども、いくら化粧をしましても、良き衣裳を着飾りましても、自分自身の全体から立騰る雰囲気、或はそこから波及してくるところの精神的波というものが、不完全な、浄らかでない不潔な不快なものである限りに於て吾々は人に良き感じを与える事は出来ないのであります。ですから、吾々は自分自身の「心」をして先ず高貴なる音楽を奏でる心たらしめなければなりません。」(本文より)
第 九 章 深切行について
第 十 章 空想的人類愛より実際的人類愛へ
第十一章 レビューの精神分析
第十二章 家族全体を健康にする方