自分の“セクシュアリティ”について考えることをきっかけに、セクシュアルマイノリティとは何か、自分らしく生きるとはどういうことかを伝える絵本です。
日本語を考えることは、日本人を論じること。知的発見に満ちたロングセラー。日本語が、世界に稀な特徴を持っていることを知っていますか? 日本語を話す人=日本人という事実上の単一言語国家であり、侵略された経験がない日本人は、いかなる言語を育んできたのか。言語社会学の第一人者が、言葉と文化への深い洞察をもとに、日本語観、外国観、そして私たちの自己像を考える。時代を経ても色褪せぬ論考。
人間のもつ創造の本質とは何か、科学と人間の関係はどうあるべきか、科学の進歩は人類に何をもたらすのか。
ゆきづまるかに見える科学文明の打開の道を模索し、人間の創造性の発現に光を見いだそうとする。日本人として初めてノーベル賞を受賞した湯川博士が、物理学に関心をもつ人だけでなく、ひろく一般の人たちに向けて、いまなお鋭い問題提起をあたえる書。
1、人間と科学
科学文明の中の人間、科学と人間性
2、創造者としての人間
模倣と独創、科学者の創造性、創造性と自己制御、学習と研究、創造性の尊重、天才と機械
3、科学の進化
科学とは何か、学問の自由と大学の理念、科学的志向について、東洋的志向、科学的思索における直観と抽象、発展途上における中間子論、中間子以後三十年、自然認識の現段階、物理学の老化と若返り、素粒子論に関する成人学校について。
解説 井上 健
第1部 性非行の理解と治療教育
1 「触りたい、のぞきたい」と思ってしまうあなたへ
2 「性非行」に対応する大人たちに知っておいてほしいこと
3 性問題行動および性非行への対応の基本
第2部 非行少年の回復の現場から見えてきたこと
4 子どもを犯罪の被害者にも加害者にもしないために
5 少年犯罪、その鏡に映るいくつものこと
6 愛着・暴力・セクシュアリティ
7 児童自立支援施設について思うこと──心理教育プログラムの導入を通して
第3部 性犯罪・性暴力の理解と介入
8 性犯罪と嘘
9 性暴力行動の評価と介入
第4部 犯罪行動を変えるために
10 アセスメントからケースフォーミュレーション
11 犯罪者はどんな人たちか?
12 加害行動変化のための治療教育
13 治療共同体による薬物依存離脱プログラム──ある官民協働刑務所の試み
14 トラウマティック・ストレスからみた犯罪行動──その理解と治療教育
おわりに
初出一覧
社会の変化に対応していく能力?多様な価値観に応じる力?を算数・数学教育において明らかにし、どう教育していくのかを考察した。
序 章 価値多元化社会に生きる子ども達のためにー本研究の課題と目的及び方法ー
第1章 算数・数学教育における価値観に関わる研究について
第2章 社会的オープンエンドな問題を用いた授業における構成要素の考察
第3章 社会的オープンエンドな問題を用いた授業に表出する社会的価値観の特性の考察
第4章 社会的オープンエンドな問題を用いた授業に表出する多様性の実態の明確化
第5章 授業実験の枠組みによる多様な価値観に取り組む力の検証
終章 本研究の総括と課題
参考・引用文献
巻末資料
本書は、タイ、韓国、ロシアなどの各国の、行政、あるいは企業が、自然災害へのリスク を中心に、どのように事前に評価し備えているのかをまとめている。
特に冒頭で、被害を受けてもそこから素早く回復し、また全般的なリスク対応力を 高めるとして近年注目されているレジリエンスについて解説。各国への事業進出の際、各章の個別論への取組に加え、レジリエンス強化を図ることで、リスク対応力が向上するだろう。
長州ファイブ、アインシュタイン、工部大学校、重力波検出、ニュートリノ…科学界の第一線で活躍しつづけてきた著者が、社会の趨勢や制度の変化のなかで時代に寄り添いながら生きてきた「科学」の姿を描き出す。
「日本語」はどのように形づくられ、また語られてきたのかー。近世から近代日本にかけての日本語の成立に対する歴史的な視点、そして、それとともにたえず編制され続けてきた「思想の言語」をとらえなおし、「日本語とはなにか」という問題を論じる意欲作。
●補聴器の基本的な概念を,ハードウェア,ソフトウェアからカウンセリングまで網羅して詳しく解説した決定版.デジタル技術など最新知見や情報が大幅に盛り込まれた原著第2 版を完訳.
●写真や図表を多用しながらわかりやすく懇切に解説.各章ごとに概要をまとめて冒頭に掲載しており,また本文中の重要な箇所には色を付けるなど,ポイントが理解しやすいように工夫.
●耳鼻咽喉科医,言語聴覚士,認定補聴器技能者など,補聴器に関わる方すべてに推奨したい一冊.
第1章 補聴器を理解するために
第2章 補聴器の構成部品
第3章 補聴器のシステム
第4章 電気音響的特性の測定
第5章 補聴器のイヤモールド,イヤシェル,カプリングシステム
第6章 補聴器に使用される圧縮システム
第7章 指向性マイクロホンとアレー信号処理
第8章 高度な信号処理
第9章 補聴器装用候補者についての評価
第10章 補聴器の処方
第11章 補聴器の選択と調整および検討
第12章 補聴器の微調整とトラブルシューティング
第13章 補聴器装用者への教育とカウンセリング
第14章 聴覚リハビリテーション効果の評価
第15章 両耳装用とフィッティング
第16章 乳幼児・幼児への補聴とその周辺
第17章 CROS型・骨導型・埋め込み型補聴器
パソコンやデジカメを使った授業実践例が満載!ICTリテラシーを身につけよう。第2版でさらにバージョンアップ!
なぜ私たちは子どもに絵を描かせてきたのかー児童の「感受性」と「創造性」の起源を問う。
新項目として寄生虫検査を追加!検査材料別検査法を見直し、検出菌の表を充実!薬剤耐性菌のメカニズムおよびその検査法のUpdate!抗菌薬の体内動態についてわかりやすく解説!微生物検査の基本操作、アウトブレイクの定義を追加!学生さんにも臨床家にも使いやすい、必携の1冊。
品質経営の実例とTQM実践のノウハウが豊富に盛り込んである。単に様式を示すだけでなく、実例・具体例を記述した実務的な帳票にしてある。どの産業分野、どの業種、どの製品にでも適用できる。デミング賞を受賞したエクセレンス企業の事例を示してある。エクセレンス経営モデルの実際がビジュアルにわかる。
ピュイゼ理論では、視覚的、触覚的にも食べ物を理解させ、味が「丸い」「ごつごつしている」「サクサクしている」など、味を頭の中に食べ物の言葉を思い浮かべて意識させることで、子供が食べ物と仲良くなることを目指している。図や絵なども掲載されているため、お母さんやお父さんも手に取りやすい食育に関する子育て本となっています。「味覚の目覚め10回コース」を日本向けレシピに大幅改訂。
敗戦直後、ソ連占領下における赤軍兵士によるレイプと中絶・性病の蔓延。社会主義学校への転換と社会主義的人格を目指す教育。「快楽」としての性や同性愛の位置づけとAIDS問題。DDR(東ドイツ)における性をめぐる状況の変化と性教育の歩みを、中心的な教科である「生物」教科書と教授プランの分析を通して描き出す。SED(ドイツ社会主義統一党)支配の下、限界はありながらも、セクシュアリティと性教育の局面において社会主義的民主主義を求める闘い“進歩的な性教育、ホモセクシュアル運動など”が、SEDの独裁体制を平和裏に打倒する上で果たした役割を評価する著者の東ドイツという国家像に迫る試み。
ポピュリズムや排外主義が世界を覆うなか、他者の痛みを分かち合い、お互いが支え合える社会はどうすれば可能か。気鋭の学者らが討議を重ね、労働、環境、生活保障、教育、地域社会、政治、財政の視点から、人間らしい社会への道筋を具体的に構想する。