1995年初頭、突然関西を襲った天変地異阿鼻地獄の中で次々と起こる不可解な事件-。第8回鮎川哲也賞受賞作。
夢の中の殺人が封じ込めた真実へ私を誘う。極上のサスペンス作品集。
かすかに聞こえる悲鳴、しのび寄る足音、背後に感じる悪意の気配…戦慄があなたを襲う。
これを最後と決めていた航海を終えて、江田繁は9カ月ぶりに帰国した。しかし、港には、婚約者内野綾子の出迎えの姿はなかった。綾子は、数日前に会社を辞め、住んでいたマンションまで引き払って姿を消していたのだ。裏切りか、誘拐か、必死に綾子の足跡を辿る江田は、ある日、正体不明の男たちに襲われた…。おとなの恋を縦糸に、覚醒剤密造グループの暗躍を横糸に、練達の筆が巧みに織り上げる異色のラブ・サスペンスの世界。
財閥の御曹司・財川一郎が、新婚旅行先の伊豆で何者かに撲殺された。Vサインのダイイング・メッセージを遺して…。新妻の多津子は、発見者の青年・水木時彦の容姿が一郎と瓜二つであることに驚愕し、奸計をめぐらした。水木を一郎の身代わりに仕立て、夫が相続するはずだった財川財閥の莫大な遺産を乗っ取ろうというのだ。
第一人者の力作から単行本未収録の幻の名作まで、粒揃いの鉄道ミステリー傑作選第2弾。
恋愛やSEXのトラブルから死んだ人間が、恐ろしい性霊となって、いま人々を襲う!-自殺したセクハラ社員が無人の倉庫でOLにイタズラし、引っ越したばかりの部屋では鏡の向こうから女が夫婦の夜の生活を覗き込み、旅先でナンパした美女は数カ月前に殺された亡霊だった…。日常生活に忍び込んだ怨霊たちの異常行為を、なまなましく告白した恐怖の体験告白集。
本書は一口でいってしまえば、四つのホラー小説についての誕生秘話である。そもそも、これらの作品の誕生の契機となったのは、ある繊細な神経をもった人物の悪夢であった。その悪夢は作品の中に具現化され、やがてそれ自体の生命を獲得してゆく。われわれはここに、これらのホラー小説がこれほどまでにわれわれのこころをとらえて放さないのはなぜなのか、その謎を解くカギを見出すことができるだろう。BBC放送が制作し、NHKで放映され、視聴者を震感させた恐怖のメッセージ。
人身売買ブローカーから逃てきたタイ人女性トウイを、ふとした縁で、ホストクラブのトップホストの有光は自分の部屋にかくまってやる。しかし、彼女は何者かに拉致され、二ヵ月後、死体となって発見された。一方、所沢市内の大学へ通う女子大生が、突然、消息を絶った。そしてもう一人の女性が矢踪した。殺害事件の捜査に乗り出した棟居刑事は-。