歴史を語るには、もはや気候変動を無視できないー日本列島の多様性から、近世の飢饉史を捉えなおす。
植物の進化と繁栄は、かつて想像されていた以上にダイナミックに、地球の景観や気候をつくりかえていた!陸上植物の出現にはじまる“緑の地球”の5億年の変遷を、最新の科学的知見をつぶさに参照しながら描きだす。
森林の世界が一目瞭然でわかるアトラス!100を超える地図と多数のグラフやデータとともに、世界各地の森林の多様性を語り、生物多様性の損失をふせいで、より持続可能な森林の管理を可能にするためのさまざまな課題と保護を明らかにする。
空気、海洋、氷河、気象、土壌、生命…地球上のあらゆる抗議者が声を上げている。人間ー自然、グローバルーローカル、右派ー左派…「近代」的二分法を問い直す。「テレストリアル」的政治の獲得に向けた思考実践。名著『虚構の「近代」』の著者による、覚醒的緊急アピール。
ハンチントンの古典的名著本邦初訳。改訂版で明らかになった「気候と文明」論の真髄。
人類が直面する最大の難題、地球温暖化。排出量の分配は?次世代への義務は?過去の排出責任は?社会の大転換が求められる今、哲学・倫理学の重要論点を掘り下げる。本邦初の「気候正義」論集!
2050年、勝ち残るための処方箋。
CGコードでも対応が迫られるTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)による開示の基本事項からシナリオ分析、排出量測定、今後の動向まで解説!
本書では、17世紀になされた最初の科学観測からどのようにして気候学の分野での太陽の特別な役割が明らかにされてきたのかを解説する。太陽という光り輝く天体が地球に与える影響を述べているのである。一方、現在の地球温暖化に対しても、多面的に検討している。温室効果が増しているのか、あるいは太陽活動が強くなっているのか。二つの要因が、たまたま同時に起きて近未来の気候に影響を及ぼすのであろうか…?
世界には、さまざまな場所があり、多様な人々が暮らしている。そして、そんな各地の人間の暮らしは気候、地形、植生など色々なものの影響を受けている。ふだんは気づかなくとも、私たちの生活は自然と密接に結びついているのだ。「世界一美しい」ナミブ砂漠はなぜ赤いのか?ヨーロッパでオープンカフェが好まれるのはなぜなのか?本書では、気候区分ごとに世界各地の自然環境と人々の暮らしを解説。五〇か国以上を訪問した著者による楽しいエピソードや写真も満載で、世界を知る楽しさが沸き起こる一冊。
アメリカの環境法政策をリードしてきたカリフォルニア州の取組みとその制度的背景、同国の気候変動に関する訴訟動向の分析・考察を通じて、気候変動対策の在り方を問い直す。
5000万年前の超温暖期、260万年前から始まった氷河時代、日本は、熱帯から寒帯まで様々な気候を経験してきた。地球規模の気候変動に翻弄されながらも、ヒマラヤ山脈の誕生によるモンスーンの開始と、日本海の形成による対馬暖流の流れ込みが、梅雨と多雪をもたらし、水と緑に恵まれた日本の気候をかたちづくった!
ニューヨークが、フロリダが、ルイジアナが沈没する!温暖化と海面上昇がもたらした崩壊の風景。常識を覆す「人新世」の恐るべき現実。ピューリッツァー賞一般ノンフィクション部門最終候補(2018年)。全米アウトドア・ブック賞受賞(2018年)