本書は、パーリ語、サンスクリット語で書かれた原始仏典の徹底的な読み込みを通して、釈尊の教えが、女性差別を当然視するバラモン教的な人間観を批判するなかから生まれ、本来、積極的に女性の宗教的救済を認める方向性をもっていたこと、真理への覚醒が誰に対しても開かれているとする平等主義の立場に立っていたことを明らかにする。著者はさらに、原始仏典と漢訳仏典とを比較しつつ仏教史の流れをたどり、釈尊入滅後、徐々にインド一般社会の男尊女卑的差別思想が仏教教団に浸透し、教団が保守化する中で、「三従五障説」に象徴されるような女性差別が定着し始めたこと、またそうした状況に対する批判として大乗仏教が起り、なかでも法華経が一仏乗の思想を標榜し、男女平等を説く新たな思想として誕生したことを論証する。米国仏教研究界で注目を集めた英文図書を大幅増補。
雇用・労働・社会保障にみる男女不平等の実態。統計資料・関係法令、多数掲載。キャリアウーマンを目指す女性、企業の人事・労務担当者必読。
女性も働きやすい職場づくりを。誤解が多い「セクハラ」問題から、募集・採用、昇進・昇格差別の救済、女性保護、ポジティブ・アクションまでQ&Aで答える。
「緊急事態下の五輪」を特集。
巻頭では武田砂鉄さんと安田菜津紀さんが、この開催がはらむ矛盾について対談。
東京五輪の「ジェンダー平等」についても検証
AERA 7月26日号は、東京五輪のあり方を考える1冊。巻頭では、武田砂鉄さんと安田菜津紀さんが、この強行開催がはらむ矛盾について対談しているほか、様々な調査やデータから東京五輪でのジェンダー平等実現について検証。池江璃花子選手や桐生祥秀選手、躍進する卓球ニッポンを支えるテクノロジーについても取材しました。全33競技の「決勝の日」カレンダーも掲載。史上最多といわれる日本代表590人についても、顔写真付きで一覧にしています。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、7月23日の開会式を迎えることになった東京五輪。7月19日発売のAERA 7月26日号は、この大会の光と影を16ページにわたり特集します。
巻頭特集の冒頭では、独自の視点で社会を鋭く分析する武田砂鉄さんと安田菜津紀さんが対談。今回の強行開催がはらむリスクと矛盾について語り合っています。緊急事態宣言下で、感染拡大、ひいては死者を増やすリスクまで背負って開催する意味はあるのか。「いまさら批判するな」という空気を醸成しているものは何なのか。二人が最も強調したのは、東京五輪の開催・終了とともにこれまでの問題を忘れてしまうのではなく、いつまでも問い続けなければならない、ということでした。
「多様性と調和」を理念に掲げた東京五輪の「ジェンダー平等」についても記事を掲載。五輪のモットーそのものが男性的であることや、男女のアスリートの待遇や報道での扱われ方に格差が存在していること、性的マイノリティーの選手たちは「見えない存在」になってしまっていることなどをあぶり出しています。
東京五輪を多面的に見ることができる1冊を目指して、池江璃花子選手や桐生祥秀選手を水着やシューズで支えるテクノロジーの進化、表紙の山縣亮太選手を始め4人の9秒台スプリンターの出場が期待される400メートルリレーの戦力分析も掲載。保存版として、全33競技の「決勝の日」カレンダー、史上最多の590人を数える日本代表選手の顔写真付き一覧も収録しました。
●好評連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」は「スナップ」に挑戦
大好評の月2回連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」は、先日、この連載の企画で同時に“ライカデビュー”を果たした、映画「浅田家」の浅田政志さん
日本労働組合総連合会(連合)による、発足時(1989年)以降、約20年間の主要な女性労働調査を、関連するハンドブック(抜粋)や集会記録などと併せて編集・復刻するものである。
【原資料】
『れんごう政策資料』1988-2008年刊(うち女性労働に関する調査を報告する号)
『連合女性活動ハンドブック』『アクションプラン』『女性集会報告書』ほか単独の調査報告書のうち本企画主旨に合致する号。
解説に相当するものとして『連合・男女平等への歩み』(同プロジェクト編/2011年/連合男女平等局/非売品)も収録
H21/22/23/24/25/26(1月〜2月)の6年分から辰已が責任セレクト。憲法27本、行政法27本。
はじめに
序 社会政策の考え方
1 社会政策とは何か
2 社会政策の考え方をめぐる現段階の理論状況
3 社会政策の歴史的展開
コラム:公害問題と原発問題
4 社会政策の現代的課題?:「福祉国家」体制の原理と社会政策
5 社会政策の現代的課題?:社会政策と労働の諸課題
6 社会政策の現代的課題?:社会政策と生活保障の諸課題
7 社会政策の現代的課題?:社会政策と国家・地域・家族・個人
8 社会政策機能への期待と展望
9 日本国憲法と社会政策
コラム:大規模災害と社会政策の役割
1 賃金
1 賃金とは何か:賃金を学ぶ意義
2 日本の賃金の歩み
3 日本の賃金の現況
4 財界の賃金政策
5 賃金体系の変遷
6 各種の賃金格差・賃金差別
7 同一価値労働同一賃金の原則
8 社会政策としての最低賃金制
9 日本の最低賃金制
10 賃金闘争:春闘の過去・現在・未来
2 労働時間
1 生活時間と労働時間
2 資本主義社会における労働時間の決定
3 労働時間制度の歴史
4 日本の労働時間制度
5 所定労働時間と実労働時間の実際
6 休日・休暇制度の実際
7 日本的な労働時間規制
8 時間外労働の濫用
9 時間外労働をめぐる諸問題
10 労働時間制度の改善に向けた課題
コラム:世界の労働時間
3 雇用・失業
1 顕在的失業と潜在的失業
2 今日の構造的失業とその要因
3 雇用形態の多様化と不安定就業
4 パートタイマー
5 派遣労働
6 業務請負,個人業主,テレワーク
7 若者の雇用問題
8 雇用・失業と社会政策の役割
9 戦後日本の雇用・失業政策の展開
10 ルールある雇用と働き方への改革
コラム:ブラック企業と失業時のセーフティネット
4 労使関係
1 労使関係とは何か:その概念
2 労使関係の構造と展開
3 戦後の労働組合運動?:労働組合運動の高揚と民主化政策の転換
4 戦後の労働組合運動?:「三井・三池」と「春闘」
5 戦後の労働組合運動?:労働組合運動の転換と労使協調主義
6 大企業内部における日本的労使関係の形成と展開
7 日経連「新時代の『日本的経営』」と日本的労使関係
8 「労働ビッグバン」とその歴史的展開
9 「労働ビッグバン」の現段階と労働者保護法制
10 労働問題の現状とこれからの労使関係
5 高齢社会
1 日本の人口の状態
2 日本の高齢化の特徴
3 高齢社会の課題と社会政策
4 日本型福祉社会論
5 高齢者福祉政策
6 高齢者雇用政策
7 社会的経済の重視
8 社会的企業の保護育成政策:イギリスの経験
9 オランダにみる新しい社会政策
10 EUにおける高齢化社会政策
6 社会保障
1 社会保障とはなにか
2 社会政策における労働と生活
3 保険・社会保険・社会保障
4 生活保護制度
5 生活保護の現実と改革
6 医療保障と医療保険制度
7 医療保険と保険者間格差
8 高齢者の医療保障
9 公的介護保険の仕組み
10 公的介護保険の問題点と将来
11 年金制度の体系
12 年金財政と運営
13 最低保障年金と年金の将来
コラム:労災と職業病
7 男女平等
1 男女平等をめぐる視点
2 男女平等政策の歴史的変遷
3 正規労働者の男女間格差問題
4 雇用形態間格差と女性?:非正規労働者の「基幹化」
5 雇用形態間格差と女性?:女性非正規労働者が抱える問題
6 ワークライフバランスの現状と課題
7 ハラスメントと女性
8 貧困と女性
コラム:「日本」+「子ども」+「親の貧困」=子どもの貧困?
9 少子高齢化が女性にもたらす影響
10 家庭生活と女性:結婚・妊娠・子育て・介護
コラム:シューカツ,婚活,妊活,保活:まだ走り続けないといけないの?
8 外国人労働者
1 外国人労働者問題とは何か
2 国際労働移動の動向
3 現代日本の外国人労働者
4 日系人労働者
5 外国人技能実習生
6 「不法就労」外国人労働者
7 外国人看護師・介護福祉士
8 専門・知識労働者受け入れの動向
9 「定住化」と外国人住民問題
10 外国人労働者と多文化共生
コラム:国際社会における移住労働者政策
さくいん
OECD発表の統計を包括的かつダイナミックにまとめた年報。幅広い政策分野を網羅する100を超える指標を掲載し、その範囲は、グローバリゼーション、生産性、農業、教育、エネルギー、環境、海外援助、家計資産、保健医療と生活の質、産業、情報通信、人口と労働力、貿易と投資、税、公的支出と債務、研究開発など多岐にわたります。2013年版では、男女平等参画を特集しています。
小学校高学年から中学生をターゲットにした、ニュースマガジン親子で楽しく読めて、受験勉強にも役立つジュニアエラ。
6月号は、ステイホームが続くコロナ禍の自宅学習にぴったりの一冊です。
特集は「ジェンダー平等なぜ大事」。? SDGsの17の目標のうちの一つである「ジェンダー平等を実現しよう」。
少し前には、森喜朗氏の発言が女性差別であると、世界じゅうから指摘されたことがニュースになりました。
子どもたちのくらしにも深くかかわるジェンダー意識。ジェンダー平等がなぜ大事なのか、特集で考えます。
スペシャルインタビューにはKing & Princeのメンバーが登場。
大活躍の5人が新曲への思いや子どもたちへのメッセージを語ります。
人気のSexy Zone連載では、佐藤勝利くんが読者の質問に答えます。
ほかにも、楽しくて勉強になる企画がいっぱい。ぜひジュニアエラ6月号をお楽しみください。
【特集】ジェンダー平等なぜ大事なの
最近、「女性差別発言」などに関するニュースを見ることがよくあります。
ただ、この差別意識や、意図しないステレオタイプは私たちの生活にもさまざまなところに入り込んでいます。
こういう意識から解放されて、ジェンダー平等を達成することがなぜ大事なのか、未来を担う子どもたちにこそ考えてほしい。そんな思いから特集をつくりました。
★男らしさ、女らしさ、無意識の偏見に縛られていない?
★日本の男女平等度は世界で120位
★医学部入試問題、夫婦別姓問題…ジェンダーに関わるニュース
★インド、スウェーデン、アメリカ、ニュージーランド 世界のジェンダー事情
★ジェンダー平等を実現するにはどうしたらいいの
ニュースが知りたい
●世界の少数民族について考えよう
ミャンマー国軍のクーデターのニュースでは、ロヒンギャの迫害問題が出てきます。
また、中国のウイグル族に対する人権侵害問題で米中対立が深まっているニュースも。
このロヒンギャやウイグル族など、世界にはたくさんの少数民族がいます。
あまり知られていない側面をわかりやすく解説します。
●国のお財布をチェック
2021年度の一般会計予算は総額106兆円を超え、9年連続過去最大。
目立つのは、新型コロナ対策、脱炭素、デジタル化の費用です。
予算の構成を見ると、いま日本が何に力を入れようとしているのかがわかります。
一方、膨れ上がる国の借金についても考えなくてはいけません。
●リコール制度ってどんなもの
愛知県で
H22/23/24/25の4年分から辰已が責任セレクト。憲法20本、行政法19本。
「アメリカの今」「世界の今」を伝えるCNNで生きた英語を楽しく学ぶ!◆特集
世界トップ棋士に勝利した囲碁AI「アルファ碁」や、実用化が近づくドローンによる
商品宅配、IT大手各社がしのぎを削る自動運転技術など、新たなテクノロジーが今、
大きな注目を集めています。
そこで、今月号の特集では、8つの先端科学技術にまつわる英語エッセイを紹介しま
す。周辺知識や用語を学ぶことで、英語で科学系ニュースを理解する力や議論を交わ
す力が身につくはずです。科学ジャーナリストの寺門和夫氏によるコラムも併せてお
楽しみください。
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◆CNNスペシャル・インタビュー
世界的総合コンサルティング企業「アクセンチュア」は今年3月、「2020年に大学を
卒業する女性は、社会人時代に男女の所得平等を経験する初めての世代になる可能性
がある」と題する調査レポートを発表しました。
従業員数が世界で約40万人、拠点数は世界56カ国200都市以上という巨大コンサル
会社・アクセンチュアにあって、その最も大きな市場である米国とカナダでのオペレ
ーションを指揮する北米CEOを務めるジュリー・スウィート氏がCNNの取材にこた
え、男女間賃金格差をなくすための具体的な方策を提言しました。
スウィート氏はまた、そのためには女性たちだけでなく、企業や政府、学術機関が一
体となって取り組む必要があるとも訴えています。
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◆ CNN ビジネス・アイ
「アメリカン・ドリームは過去のもの 今や、カナディアン・ドリームの時代へ」と
題する驚きのリポートです。
丸太小屋で生まれ大統領にまで上り詰めたリンカーンに代表されるように、誰でも努
力すれば成功を手にすることができる、というアメリカの精神を象徴する言葉「アメ
リカン・ドリーム」。ところが、大卒比率、持ち家率、平均寿命など、近年のさまざま
な指標を見ると、いずれもカナダがアメリカを上回っています。アメリカン・ドリー
ムは本国では文字通り夢で終わるケースが増え、一方、お隣りの国カナダでは、その
夢がより多く実現するようになっているというのです。両国の実態とその背景を探り
ます。
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◆アンダーソン・クーパー360°
ほか
ジェンダー論に新しい命を吹き込む力作!マルクス主義の視点から基本的概念を整理し、ジェンダー・エクィティ(男女平等)への突破口を明示する。