■I チーム医療とは
救急病院で実践できる糖尿病チーム医療
公文 義雄
チーム医療におけるチームづくりとリーダーシップ
馬場 敦子
■II 糖尿病チーム医療の現状とアウトカム
フットケアにおけるチーム医療
仲村 直子
糖尿病透析予防指導 -当院におけるチームアプローチ
美内 雅之
糖尿病医療連携におけるチーム医療
利根 淳仁・四方 賢一
行政ー医療連携の枠組みとアウトカム
梅津 順子
■III 元気の出る糖尿病チームのつくり方
【医師の立場から】
熱意を無駄にしない体制づくり
島 孝佑・篁 俊成
【看護師の立場から】
チームならできる!
-チームアプローチの実際とチーム医療コーディネーション
佐藤 真理子
●Perspective 展望
元気の出る糖尿病チームのつくり方
中塔 辰明
●総合診療医直伝! 糖尿病患者の救急外来診療ABC その2
意識障害+顔面蒼白+冷汗で救急搬送された70代男性
徳田 安春
●こんな時どうする!? 糖尿病患者によくみられる皮膚症状
皮膚そう痒感(2)
末木 博彦
●専門医に訊くCommon Disease 最新の知識
下腿浮腫
山田 康博
●糖尿病診療トレーニング問題集
内科医レベル
末丸 大悟
専門医レベル
高橋 利匡
●海外文献紹介
2型糖尿病の超過死亡リスク
-若い人ほど厳格な血糖コントロールと腎症予防を
細井 雅之・薬師寺 洋介・上野 宏樹
●報告記
第2回 日本糖尿病医療学研究会見聞録
古川 真・齊藤 茉莉子
厚生労働省の2014年「国民健康・栄養調査」の結果によれば、糖尿病を強く疑われる者の割合は男性15.5%、女性9.8%となっている。初期糖尿病の治療で重要なのは食事療法と運動療法とされており、運動療法の専門家である理学療法士の関与が期待されている。また、合併症や重複疾患例など、日々の理学療法実践でのかかわりも濃厚であると考えられる。本特集は理学療法士が糖尿病に対する知識と経験を深めるために、糖尿病の最新治療と専門職として取り組むべき運動療法のエビデンスを知ることを通し、理学療法士の役割を考えていくことを目的に企画した。
糖尿病治療の進歩と展望
吉岡 成人
糖尿病に対する運動療法の効果
佐藤 祐造、他
糖尿病治療における理学療法士の役割
石黒 友康
糖尿病に対するチーム医療と理学療法士のかかわり
片田 圭一、他
糖尿病外来における運動療法の実践と効果
天川 淑宏
>>> 「EOI(essences of the issue)」は こちら(PDFファイル)
特集の各論文の概要をご紹介しています
●とびら
職場での悩みと期待
加藤 祝也
●1ページ講座 理学療法関連用語〜正しい意味がわかりますか?
ミオクローヌス
五日市 克利
●1ページ講座 理学療法関連審議会・協議会
社会保障審議会
上野 有希子
●入門講座 重複疾患症例のみかた・3
治療ー運動プログラムと介入の工夫
南角 学、他
●講座 超音波エコーを用いた非侵襲的理学療法・3
超音波エコーを用いた筋肉の評価と理学療法への応用
池添 冬芽
●臨床実習サブノート 臨床実習で患者さんに向き合う準備・9
がん
國澤 洋介、他
●甃のうへ
Seeking untapped potential
高倉 利恵
●報告
慢性期脳卒中患者に対する間欠入院による集中的理学療法の効果
-歩行可能例を対象とした検討
岡田 誠、他
●症例報告
BNPを指標として運動負荷と身体活動管理を行った
完全大血管転位Ⅰ型による重症成人心不全の1例
高見沢 圭一、他
●文献抄録
勝平 純司/三浦 和/中野 渉/山本 竜也
■I 膵ランゲルハンス島の病理学
1型糖尿病の病理
今川 彰久・米田 祥
2型糖尿病の膵島病理 -β細胞は本当に死ぬのか?
水上 浩哉
■II 合併症・併発症の病理学
糖尿病網膜症の病理学
中尾 新太郎・吉田 茂生・石橋 達朗
目で見る糖尿病性腎症 -腎組織所見はこんなに激しい
守屋 達美・松原 まどか
見てわかる糖尿病神経障害
杉本 一博
動脈硬化の病理学 -糖尿病の大血管病変をミクロで見ると
中嶋 絢子・植田 初江
糖尿病患者にみられる骨疾患の病理学的特徴
澤井 高志・井上 尚美
歯周炎の病理学
宮内 睦美・高田 隆
■III 特別寄稿
うたかたの記2012 医学生ランゲルハンスの膵島発見を巡って
八木橋 操六
●Perspective 展望
患者に理解されるインパクトある説明ー技術と工夫
赤井 裕輝
●こんな時どうする!? 糖尿病患者によくみられる皮膚症状
脂漏性湿疹
清 佳浩
●総合診療医直伝! 糖尿病患者の救急外来診療ABC その3
意識障害+呼吸促迫+アステリキシスで救急搬送された70代男性
徳田 安春
●専門医に訊くCommon Disease 最新の知識
Helicobacter pylori 感染症
徳永 健吾・田中 昭文・高橋 信一
●海外文献紹介
高齢糖尿病患者において、高血圧・糖尿病治療の脱強化が行われている割合
栗田 守敏・中神 朋子
●糖尿病診療トレーニング問題集
内科医レベル
宮里 舞・和栗 雅子
■バイオシミラー・グラルギン「リリー」について
清野 弘明
■バイオシミラーインスリンヒューマログとはどんなインスリンか
内潟 安子
■インスリングラルギン(300U/mL)とはどんなインスリンか
大西 由希子
■インスリン注射とインスリン抵抗性改善薬の併用療法
藤澤 智巳・花房 俊昭
■GLP-1受容体作動薬併用インスリン療法
朝長 修
■DPP-4阻害薬併用インスリン治療
中神 朋子・廿楽 麗香・廣田 尚紀・伊藤 新
■インスリン治療とSGLT2阻害薬
勝野 朋幸
■1型糖尿病のSAP療法ー利点と問題点
廣田 勇士
■日本にはまだ登場していないインスリンパッチポンプの紹介
守田 美和
●Perspective 展望
必要に迫られて、進歩していくインスリン製剤
内潟 安子
●こんな時どうする !? 糖尿病患者によくみられる皮膚症状
外陰・膣・陰股部カンジダ症
畑 康樹
●総合診療医直伝! 糖尿病患者の救急外来診療ABC その5
糖尿病の70代男性がめまいで受診
徳田 安春
●専門医に訊くCommon Disease 最新の知識
睡眠障害(不眠症)(1)
小曽根 基裕
●海外文献紹介
カロリー源としての脂肪酸や炭水化物は、その種類により
冠動脈疾患発症リスクに差をもたらす?
廣田 尚紀・中神 朋子
●糖尿病診療トレーニング問題集
専門医レベル
伊藤 可央里・佐藤 雄一・布井 清秀
●Updates 2016
糖尿病医療におけるコンピューターナビゲーションシステム
林 令子・大屋 健
●News & Master's view
『釧路糖尿病医療学研究会』のできるまで
古川 真・齊藤 茉莉子
労働・社保,税務の官庁手続&人事・労務専門誌特 集?ハラスメント相談窓口設置のポイントと担当者対応の留意点?男性育休を浸透させるための職場づくり?改正障害者差別解消法 企業が押さえるべきポイント実務記事●問題社員 円満退職のための「退職合意書」作成のポイント●テレワークの見直しポイント●障害者への対応で活用できる助成金●印紙税の基本と実務上のポイント●テレワークうつの従業員に対して会社ができること●職場での「旧姓使用」における留意点●「選択式週休3日制」導入・検討のための正しい知識●オンライン労組から団体交渉が申し込まれたらどうするか●電子帳簿保存法改正で大幅緩和される実務のポイント★連載等★(1)キーワードからみた労働法(2)労働判例の読み方(3)経済学で考える人事労務・社会保険(4)オンラインコミュニケーション講座(5)労務トラブルを防ぐ従業員との想定問答(6)労働事件「要件事実」の知識と実務
「高市早苗はいつから『わきまえる女』になったのか」--最も「総理」に近づいた高市氏について作家・北原みのりが週刊朝日に緊急寄稿!
木村拓哉さんが表紙を飾る今週の「週刊朝日」は、自民党総裁選に立候補を表明した高市早苗氏について大特集。日本初の女性宰相を目指す高市氏ですが、選択的夫婦別姓に反対するなど、その政策は女性の権利を拡大する方向とは一線を画しています。そんな高市氏について、フェミニストとして知られる作家の北原みのりさんが緊急寄稿。高市氏の30歳の時の著作で書かれた内容を参照しながら、何が彼女を「わきまえる女」に変えてしまったのか考察しました。稲田朋美氏や政治学の専門家らに聞いた「女性政治家が走る三つの“出世道”」や、総裁選候補の岸田文雄氏へのインタビューもお見逃しなく。
安倍晋三前首相が支援を表明したことで、一躍、自民党総裁選の有力候補に躍り出た高市早苗氏。選択的夫婦別姓への反対など、保守的な政策で知られる高市氏ですが、かつて出版した著書『30歳のバースディ─その朝、おんなの何かが変わる』では、「女の子」であるというだけで東京の大学への進学をあきらめざるを得なかった過去や、当時感じていた日本の男性社会へのいら立ちが率直に綴られていました。フェミニストとして知られる作家の北原みのりさんは、この点に注目。男社会への「まっとうないら立ち」を表現していた高市氏が「わきまえる女」として永田町で出世していった謎について考察しました。続く記事では、永田町での女性政治家がポジションを得ていくことの難しさについて、女性議員として高市氏の“ライバル”的な存在である稲田朋美氏や、政治学者らに取材。ノルウェーの心理学者が指摘した、女性が国のトップになるための「三つの道」という考え方を紹介しつつ、高市氏がどのタイプに当てはまるのか分析しました。
その他の注目コンテンツは、
●「おとな胸」と「ババ胸」の境界線は? “垂れ乳ケア”で美胸シニアを目指す
大好評の「誰にも聞けないカラダの悩み」シリーズの最新版は、中高年の女性たちを悩ませる「垂れ乳」への対策を徹底調査。加齢とともに垂れるのは当たり前かと思いきや、予想以上にさまざまな要因が重なっていることがわかりました。対策として考えられる医科的な手術をはじめ、手軽にできる補正には、どんなものがあるのか。自己流マッサージが逆効果になってしまう危険性など、「垂
「すべての精神現象を刺激ー反応の枠組みでとる」行動療法の大家・山上敏子が、下山晴彦研究室を領域に、行動療法の基礎から応用までを「臨床の楽しさ」とともに語った東大講義の記録。
「ジェンダード・イノベーション」とは、男女のステレオタイプに陥ることなく性差を知的創造と技術革新に組み込んでいくことで、新たな開発や発見を実現するという概念である。世界的な大きな広がりをもって推進されつつあるジェンダード・イノベーションの本邦初の入門書。
大学・大学院など高等教育機関における理系分野の女性学生の割合は、OECD諸国で日本が最下位。女子生徒の理科・数学の成績は世界でもトップクラスなのに、なぜ理系を選択しないのか。そこには本人の意志以外の、何かほかの要因が働いているのではないかーー緻密なデータ分析から明らかになったのは、「男女平等意識」の低さや「女性は知的でないほうがいい」という社会風土が「見えない壁」となって、女性の理系選択を阻んでいるという現実だった。日本の男女格差の一側面を浮彫りにして一石を投じる、注目の研究報告。
性が、いとも手軽にもてあそばれている今日、あなたの知識は間違いだらけではありませんか?男のからだも女のからだも、きわめて精緻な構造と生理によってつくられた賜物。深い愛と尊敬のなかで正しく理解されることが期待されているのです。若い世代に遺された笠井博士の「遺言」。
ポイントをおさえて、すっきり理解。臨床直結系!!わかりやすいカラー写真・イラスト250点。臨床に触れているという実感。
整形医学に長年かかわる著者が、歳をとっても自立した生活を送るための方法や、スポーツの効果とケガのリスクをわかりやすく伝える。長寿者の人口増加がもたらす食糧・水不足問題、社会保障問題などへの影響にも触れ、広い見地から「不老長寿」にまつわる想いを語る。
現代中国のジェンダー構造は、伝統中国や社会主義中国から如何に変化し、経済格差はどのように性別と関連し、消費社会はセクシャリティのあり方にどのような変化をもたらしたのか。
特に1995年の北京国連女性会議以降の20年間に焦点を当て、中国のジェンダー研究の第一線で活躍する研究者による最新成果を紹介する。
序 小浜正子
第一部 現代中国におけるジェンダー・ポリティクスの新局面ーシンポジウムの記録
解 題 小浜正子
中国社会の変容と女性の経済参画ー北京会議から二〇年 金 一虹(朴紅蓮訳)
ジェンダーをめぐるフェミニスト・国家・男性の協働/不協働ー反DV法制定過程を例に
馮媛(遠山日出也・朴紅蓮訳)
現代中国のジェンダー言説と性の政治経済学 宋少鵬(及川淳子訳)
コメント1 阿古智子
コメント2 足立眞理子
コメント3 伊田久美子
リプライ
第二部 北京国連女性会議から二〇年間の中国女性学
解 題 秋山洋子
〈女性意識〉と〈社会性別意識〉-現代中国フェミニズム思想の一分析
王政(秋山洋子訳)
グローバル化のもとでの中国女性学と国際開発プロジェクトーあわせて本土の資源と「本土化」の問題を語る 李小江(秋山洋子訳)
現代中国における三種の女性話語 屈雅君(福島俊子・秋山洋子訳)
[紹介]フェミニスト行動派の運動とその特徴ー二〇一二年二月〜二〇一六年四月 遠山日出也
第三部 中国における日本軍性暴力問題にどう向き合うか
解 題 秋山洋子
女性・平和・民族自省ー陝西師範大学で日本軍性暴力パネル展を開催して 屈雅君(秋山洋子訳)
苦難のうちに立ち止まってー日本軍性暴力パネル展の南京における挫折と内省 金一虹(大橋史恵訳)
メディアの中の「慰安婦」ディスコースー記号化された「慰安婦」と「慰安婦」叙述における記憶/忘却のメカニズム 宋少鵬(秋山洋子訳)
「男らしさ」という価値観に縛られてきた男性を、芸術や文学はどのように描いてきたのか。欧米や中国の映画、文学、芸術、演劇を男性表象の視点から読み解き、社会のマジョリティーだからこそこれまで語られなかった多様な「男らしさ」を析出する表象分析。
序 文 マスキュリニティ、二十世紀、表象 熊谷謙介
第1章 表現主義のマチズモとアウトサイダー性 西岡あかね
1 「男性の運動」としての表現主義
2 アルフレート・ヴォルフェンシュタインの「男」の詩学
3 女性の表現主義と「男性性の危機」の言説
第2章 新しい男の誕生?--ダダにおける「新しい人間」のマスキュリニティ 小松原由理
1 一九一九年ーー女たちの年、あるいは男たちの危機?
2 「ゴム男になりなさい」--跳ねる男、踊る男、殴る男
3 マッチョな紳士、あるいは男性ダダイストの理想の身体
4 男性性の攪乱?--女装、両性具有、キメラ男
5 ハウスマンのモード論ーー「新しい男」のためのファッション
6 再びの軍服化?--「新しい男」のゆくえ
第3章 洪深のアメリカ留学体験ーー自伝における人種差別・恋愛、そして演じること 中村みどり
1 中国の近代化と留学生たち
2 前半生ーーアメリカ留学と演劇、父の死
3 自伝の記述ーー離婚・人種差別・恋愛
4 中国人留学生のアメリカ体験ーー胡適・聞一多との比較
5 アウトローとしてのアメリカ留学体験と創作
第4章 男らしくない西部劇小説『シェーン』--冷戦期アメリカの核/家族 古屋耕平
1 カウボーイと家庭
2 カウボーイと原子爆弾
第5章 「人間らしさ」への道、「男らしさ」への道ーーラルフ・エリソン『見えない人間』 山口ヨシ子
1 実体がない黒い身体
2 「不定形な黒きもの」としての「僕」と「マン」の仮面をかぶった「もの」たち
3 南部出身の黒人男性としての自己確立と「人間らしさ」への道
4 「男らしさ」への道、そして「見えない」女性たち
第6章 母、マジョリティ、減退する性ーーロマン・ガリと男性性 熊谷謙介
1 母と息子ーー『夜明けの約束』
2 強者の男性性、弱者の男性性ーー『ホワイト・ドッグ』
3 性の減退ーー『ここより先チケットは無効』
第7章 飛ばなかった王子ーーマシュー・ボーン版『白鳥の湖』にみる男性性と現代社会 菅沼勝彦
1 マシュー・ボーン版の登場
2 男性性のあり方を問う時代に
3 男性「白鳥」とは誰か
4 「白鳥」の舞いに魅せられて
5 幻想の裏切り
6 「成長」の失敗と母性
第8章 現代美術にみる狩猟と男性性ーーおとぎ話文化研究の視点から 村井まや子
1 「男らしい」狩猟
2 「赤ずきん」の猟師はどこから来て、どこへ行くのか
3 剥製が語るアメリカの自然史ーーエイミー・スタイン「飼いならされた(Domesticated)」シリーズ
4 オオカミとともにーー鴻池朋子「インタートラベラー」カンザス大学自然史博物館展
キリマンジャロ西斜面の山奥にあるルカニ村。「世界農業遺産」に認定されるほどの魅力的な農林畜複合経営が、「コーヒー危機」の影響で崩壊したが、フェアトレードの取り組みにより復興しつつある。2002年〜2013年における農家の経営行動を観察し、「アフリカ型」の貧困削減・農村開発のあり方を探る。
第1部 農家経済経営・農村発展の分析の枠組みと課題
第1章 タンザニア農村における貧困・開発の分析枠組み: 「アフリカ型」農村開発をめぐって
第2章 「制度派」農家経済経営学序説:混成性の経営目標・成果の分析枠組み
第2部 キリマンジャロの農家経済経営の基礎構造:現金現物日記帳の分析
第3章 現金現物日記帳に基づく農家経済経営行動と基礎構造の解明
第3部 農家経済経営の実態:品目ごとの経営行動
第4章 コーヒーの価格形成と小農民のアップグレーディング:流通制度改革・協同組合・フェアトレードの役割
第5章 トウモロコシ・豆をめぐる経営行動の特質:コーヒー危機にともなう「男性産物」の多様化と所得安全保障
第6章 牛をめぐる経営行動の特質:農家経済経営リスクと家計安全保障
第7章 バナナをめぐる経営行動の特質:「女性産物」が追求する家計安全保障
第8章 農林畜複合経営と材木ビジネスの実態:私的利益追求と社会経済目標を重ねる森林再生への道筋
第4部 農家経済経営を取り巻く社会制度の実態:ローカル社会経済と相互扶助
第9章 キリマンジャロ西部の社会経済構造と地域経済圏:農民市場を媒介にした農畜産物の地域内循環
第10章 相互扶助システムと拡大家族経済:伝統的社会(安全)保障制度の実態
第5部 農家経済経営・農村開発の成果の評価:フェアトレードの役割
第11章 貧困削減とフェアトレードの経営成果「貧困と開発の概念図」「ケイパビリティ・アプローチの概念図」に基づく貧困・開発の評価
第12章 利益追求・家計安全保障の経営成果:農家経済経営の基礎構造に基づく経営・フェアトレードの評価
ジェンダー、感情、遺伝子情報にいたるまで、あらゆるものが象徴資本として流通する現代。ブルデュー、フーコー、ドゥルーズ、アガンベンらを手がかりに、日常における権力の実態に迫る。
一橋大学大学院社会学研究科の先端課題研究において、「承認」をキーワードに新しい社会状況に対応する社会政策のパラダイムを構想し、政策への応用を試みた共同研究の成果。最先端の研究動向の検討とともに、尊厳の毀損、差異、アイデンティティにかかわる問題を「承認」においてすくいあげ、社会政策、教育学、障害者福祉、ジェンダー論、多文化主義論、政治学など諸領域を横断する体系の構築をめざす。
編者まえがき
序 章 承認論の射程──社会政策の新たなパラダイム(田中拓道)
第1部 理論編
第1章 リベラリズム批判としての承認論──「正義」と「善」の関係をめぐって(大河内泰樹)
◎コラム1 社会哲学の研究動向(岡崎龍)
第2章 政治的リベラリズムにおける承認論の射程(後藤玲子)
第3章 承認と正義──「再分配/承認」論争とその後(加藤泰史)
第4章 労働・承認・闘争──アクセル・ホネットの「労働と承認」論(日暮雅夫)
第5章 社会正義と制度的権力 ティートゥス・シュタール(徳地真弥、訳+解題)
第2部 政策編
第6章 学校教育と承認をめぐる問題(山田哲也)
第7章 教育学の承認論的転回?──あるいは、アナクロニズムの甘受について(神代健彦)
第8章 障害者政策における承認──当事者主義の台頭と障害肯定論の広がりを踏まえて(中澤篤史)
第9章 スポーツと承認──その社会政策への利用をめぐって(鈴木直文)
第10章 福祉政策における承認──フランスの最低所得保障改革を事例として(田中拓道)
◎コラム2 福祉政策の研究動向(井上睦)
第11章 承認がうみだす新たな排除とは何か──フランスにおけるマイノリティ承認と「セクシュアル・デモクラシー」(森千香子)
◎コラム3 多文化主義の研究動向──民族・人種マイノリティの承認 (村上一基)
第12章 承認の臨界を考える──あるぺドファイル(小児性愛者)男性の語りから(湯川やよい)
事項索引
人名索引
執筆者紹介
本書は、進歩の著しい泌尿器科診断学の最先端を、多忙な泌尿器科医が日常診療で応用できるよう編纂したものである。前立腺癌や膀胱癌などの泌尿器科癌、尿路結石、不妊症、ED、尿失禁など、よく遭遇する疾患の診断法の実際と、目覚ましい進歩の見られるCT・MRIによる画像診断、将来さらに重要となる遺伝学的診断などが横断的に取り上げられ、詳しく解説されている。