伝統技能保全のため、大学の研究室から花火製作の芙蓉工房へ派遣された誠人。古色蒼然たる屋敷で彼を待っていたのは、見た目は人間とまったく変わらない『職人形』の冴だった。高度な学習機能を持つメカニズムに好奇心を刺激された誠人は、睡眠や食欲に加え、性交渉もできるという冴の疑似射精を確認すべく、早速検分にかかる。ところが、思わず交わした口づけで快感を学習してしまった冴は誠人の性感を煽りたて、快楽を極めようとし始める。いつしか二人は淫蕩な行為に耽る夜を繰り返すようになるのだが…。
仙台発、歌謡歌手のまきのめぐみとラッパーのカズシック.が放つ、ジャンルを超えた異色の新感覚。互いの得意分野をうまく混ぜ合わせながらも楽曲がしっかりまとまっているから不思議だ。仙台らしく、楽天イーグルスの曲や「青葉城恋唄」のカヴァーもあり。
ネットの珍問・奇問にマジメに答えます…。
花火師のケリーはある日、アパートメントの隣人アダムからとんでもない頼み事をされて困惑した。彼女が引っ越してきて以来、二人は友人としてとてもいい関係を築いてきた。たとえ医師である彼が毎晩のようにゴージャスな看護師を部屋に連れ帰ってこようと、ケリーはまったく気にならなかった。なぜなら、二人の間には見えない絆が生まれていたからだ。でも、だからといって危篤状態にあるアダムの父のために婚約者のふりをするなんて、やはり間違っている…。ケリーはつらそうなアダムの様子を見かねて、ある決意を固めた。
オルゴール・サウンド・コンピレーション・シリーズの第4弾。眩しい太陽を感じさせる熱いナンバーから、ちょっぴり切ない系のラヴ・ソングまで、夏の夜を涼しく演出する、新旧の定番曲11曲を収録している。
“10万人が足を止めた魔法の声”というキャッチ・フレーズとともにシーンに登場した奥華子の、そのフレーズの原点とも言えるインディーズ・ファースト・シングルが、殺到する再販の声に応える形でリリース。ピアノの弾き語りで拍子抜けするほど淡々と歌われたその楽曲は、派手な装いがないからこそ胸に響く。
劇団ひまわりで出会い結成された、安岡信一、本多哲郎によるフォーク・デュオ。サウンドは米国南部のスワンプ・ロックのように乾いていてアーシー。沁みて泣ける曲から、ドリーミィなサーフ・ポップまで幅広い楽曲群。彼らの感性にどっぷり浸れる、デビュー10周年記念2枚組全31曲のベスト・アルバム。
尼僧として法務に勤しむ傍ら、音楽活動を続けるシンガー・ソングライターのサード・アルバム。日常のちょっとした心の動きを簡潔に描写する詞もメロディも、そしてなにより、柔らかで包容力のある歌声が心にしみる。ゲーム『東京魔人學園剣風帖』のエンディング曲でお馴染みの人も多いはず。
2年ぶりとなる、2009年10月発表のアルバム。艶やかな歌声でさまざまな表情を表現するセンスを活かし、ド演歌、サンバ、セリフ入り演歌などオリジナリティあふれる楽曲の数々を収録した力作だ。
「風景印」は、小さくて大きな百科事典である。歴史、文化、芸術、観光、物産、伝説、民俗、伝統芸能、何よりなつかしい人情を教えてくれる。「風景印」収集を熟知した著者による、「風景印」の面白さ、楽しみ方、集め方、そして軽妙な東京散歩日記。
人気ゲームシリーズ『パワプロクンポケット』シリーズのサントラ盤。ニンテンドーDS用『12』、ゲームボーイ用『1』『2』、ゲームボーイアドバンス用『3』それぞれのBGMの数々を網羅した3枚組。
9曲収録の豪華・多彩なマキシ。独特のスケール感がある「アクア・ヴィテ」を軸に、哀悼を込めた初期RCサクセションの「ぼくの好きな先生」とマイケル・ジャクソン「ヒューマン・ネイチャー」、曽我部恵一リミックスの「閃光花火」、ライヴ音源の3曲など、音楽性同様のハイブリッドな内容を持つ。
ハワイ音楽に魅せられた日本人男性二人にエチオピア系ハーフの女性、ソフィアからなるユニット、Safariiのデビュー作。打ち込みを使ったクラブ・テイストのオケにポップなラブ・ソングという組み合わせが大半だが、ジャワイアン風の曲がハワイらしさを主張している。
人気コンピ『アイのうた』の妹的企画『恋のうた』シリーズの“泣きラブ”編。恋愛でも特に“泣き”のシチュエーションに焦点を当てたヒット曲をセレクトし、感傷に浸れる空間を演出。mihimaru GT「泣き夏」、RUI「月のしずく」ほかを収録。