「タピる」と「タピオカを飲む」って同じ意味? 「言った、言わないが起こるのはなぜ?」「SNSの文章が炎上しやすい」「忖度はなぜ起こる?」……理論言語学の知見を使い、単語の多義性や曖昧性、意味解釈の広がり方や狭まり方、文脈や背景との関係などを身近な例から豊富に解説。文の構造を立体的に摑む視点が身につき言葉の感覚がクリアになる、実践的案内。
一九六〇年代以降、全世界の人文科学を席捲することになる構造言語学ー記号学の源泉が一九一〇-二〇年代ロシア=ソ連における言語学の革新だったことは今や広く知られている。激しく燃え盛るロシア・アヴァンギャルドの芸術運動、そして“詩の革命を唱え展開した未来派詩人たちとの緊密な連帯のなかから出発したロシア・フォルマリズム運動の一翼を担った”言語学者たち、ボードアン・ド・クルトネ、ヤクビンスキイ、ポリヴァノフ、ヤコブソンからバフチン、ボガトゥイリョフにいたる多彩な言語学者、記号学者たちの思考の歩みを、詩的言語研究会(オポヤズ)、モスクワ言語サークル、プラハ言語学サークルの動向をも追いながら克明に辿る。
認知言語学の最先端の論文を継続的に掲載するシリーズ第16巻。国内外の第一線の研究者の論文を掲載し、多岐にわたる認知言語学や関連する言語学の最新研究成果が交流する。
私的・公的表現の区別から見た絵本の表現技法
五十嵐啓太
認知言語学から生態学的言語論への展開ーアイヌ語場所表現の分析を事例にー
井上拓也
「てくる」構文に見られる〈不快感〉について
夏海燕
本動詞から複合語構成要素、接辞への連続性ー形態素「ぶち─」「ぶっ─」「ぶん─」を例にー
栗田奈美
X they said Y they said as a Sarcastic Multi-sentential Construction
Ash L. Spreadbury
格の単義的分析とその帰結ーRoman Jakobson の一般格理論の再解釈ー
中村渉
日英語の語の意味拡張のメカニズムの違い
濱田英人
Instruction of English Counterfactuals Based on Embodied Cognitive Experience
Hideki Hamamoto
多義の原理についての認知意味論的考察ー意味拡張の有契性についてー
松中完二
赤ちゃんはなぜ、ことばがわかるようになるのか? 認知科学の第一人者である著者がこの謎に取り組んだデビュー作。待望の文庫化。解説 佐治伸郎
認知科学の第一人者である著者が言語習得の謎に取り組んだデビュー作。待望の文庫化! 解説 佐治伸郎
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赤ちゃんはなぜことばを正しく理解できるようになるのか? この謎を解く鍵として1980年代に登場したのが「制約」理論だ。人間にはことばに関して正しいかどうかを判断する基準が生得的に備わっている、というのだ。しかし研究が進むにつれ、言語間でのカテゴリー化の違いなど、この理論だけでは説明のつかないことが出てきた。そこで著者が導いたのが「制約」は人間の発達の過程で外的状況や言語にあわせて柔軟にコントロールされる、という仮説だ。本書ではそのメカニズムが巧みな実験により明らかにされていく。認知科学の分野をリードしてきた著者の原点となるデビュー作。
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赤ちゃんはなぜことばがわかるのか
著者独自の画期的な研究はここから始まった
音韻論と他の部門とのインターフェイスは、句や文の広範な音韻現象と統語論、意味論、語用論との関わりを解明することを目的として言語理論ともに発展してきたダイナミックな研究分野である。本書では、対象を音韻論と統語論のインターフェイス(第I部)と英語の抑揚をめぐる諸問題(第II部)に絞り、現在までの研究の流れを整理し、それぞれのテーマについての2人の著者の研究成果も提示しながら今後の研究の展望を示す。
第I 部 音韻論と統語論のインターフェイス
第1章 音韻論と統語論のインターフェイス:概観
第2章 統語構造と音韻構造
第3章 強勢
第4章 音韻論と統語論の相互作用
第5章 音韻と統語の相関と類型論
第II部 英語の抑揚をめぐる諸問題
第6章 序
第7章 伝統的研究と記述研究
第8章 基本抑揚型の設定と抑揚の「意味」
第9章 英語の下降・上昇調と上昇調をめぐる諸問題
第10章 英語の音調句をめぐる問題
本書は2022 年10 月から12 月にかけてリベラルアーツ検定のウェブサイトで連載した内容を新書用に加筆・修正したものです。タイトルを『中国のことばの森の中で─ 武漢・上海・東京で考えた社会言語学』としたのは、2005年に中国の武漢の大学で教え始めてから博士の学位を取って2013 年に上海の大学に移り、2017 年に帰国し、2023年の現在に至るまでの期間、観察・研究したこと、また現在、大学院で講義している内容や最近の言語現象に関連して考えたことも含んでいるからです。
本書は、中国語がわからない方にも楽しく読んでいただき、読み終わる頃には社会言語学の概念や用語を、それからことばと社会がいかに関係しているかを理解してもらえるように、関連するエピソードや紹介する研究なども選んで構成しています。つまり、「中国社会言語学」の簡単な入門書となるように工夫し執筆しています。それは、中国社会言語学に関する本が、1990 年代の中国の社会言語学者陳原先生の著書の翻訳以来、日本で出版されていないからです。(はじめに)
はじめに
第1章 中国のことばの森の中でー武漢の街や武漢語のこと 1
第2章 「倉橋家の謎」-言語景観ということ 13
第3章 中国宮廷ドラマ見ていますかー中国語の男女ことば 23
第4章 ブーブー、わんわんー中国の子供ことば、老人語 34
第5章 上海で水を買うー配達のお兄さんと「役割語」 47
第6章 もっと雑踏。上海の町の中で聞こえることばー言語接触 61
第7章 永く忘れない…言語行動・非言語行動 75
第8章 武漢なまりなつかしーコロナ禍の「言語サービス」と言語博物館 87
第9章 心の中の大舞台ー広告のことばと「言語生活」 101
第10章 百回、千回だって探す?-「名前」ということ 117
第11章 ベルサイユのバラと中国語の新語 131
第12章 「ことばと社会ー中国社会言語学のすすめ 145
おわりに
注
ポストモダン思想の限界を乗り越えよ!
デリダやヴィトゲンシュタインによってかえって「謎」と化してしまった言語の本質を、現象学的方法によって解明。「原理」を提示し、人間的・社会的課題に向き合うことで認識の「普遍洞察性」(共通了解の普遍性)に近づいていくという哲学的思考のエッセンスは、こうして再興される。
著者年来の思索を集約し、来たるべきテーマを予示する、記念碑的名著。
* * *
[目次]
1章 現代の反形而上学ーー『声と現象』のマニフェスト
(ヨーロッパ思想の自己克服/脱構築的マニフェスト/根源概念の禁止/エクリチュールと主体の死)
2章 デリダ的脱構築と懐疑論
(「純粋自我」の逆説/懐疑論の本質/差延と超越性)
3章 「現象学的」言語理論について
(形而上学の解体/言語ゲーム/「言語」の現象学/ハイデガーの言語意味論)
4章 エクリチュールと「作家の死」
(言語の信憑構造/言語の「意味」とは何か/エクリチュールの構造/文学テクストの本質)
5章 一般言語表象
(一般言語表象と言語の多義性/指示理論について)
6章 「意味」の現象学
(「意味」の存在論/「発語」の現象学/規則のパラドクス)
7章 「正義」のパラドクスと「否定神学」
(否定神学/正義のパラドクス/倫理の現象学)
終章 現代的「超越項」
(「語りえないもの」の複数性/現代的「超越項」について)
あとがき
学術文庫版へのあとがき
1章 現代の反形而上学ーー『声と現象』のマニフェスト
(ヨーロッパ思想の自己克服/脱構築的マニフェスト/根源概念の禁止/エクリチュールと主体の死)
2章 デリダ的脱構築と懐疑論
(「純粋自我」の逆説/懐疑論の本質/差延と超越性)
3章 「現象学的」言語理論について
(形而上学の解体/言語ゲーム/「言語」の現象学/ハイデガーの言語意味論)
4章 エクリチュールと「作家の死」
(言語の信憑構造/言語の「意味」とは何か/エクリチュールの構造/文学テクストの本質)
5章 一般言語表象
(一般言語表象と言語の多義性/指示理論について)
6章 「意味」の現象学
(「意味」の存在論/「発語」の現象学/規則のパラドクス)
7章 「正義」のパラドクスと「否定神学」
(否定神学/正義のパラドクス/倫理の現象学)
終章 現代的「超越項」
(「語りえないもの」の複数性/現代的「超越項」について)
あとがき
学術文庫版へのあとがき
本書は、中国の中に、日本語のような言語を話す民族がかなりおり、その言語を観察しながら、日本語・日本人が通って来たかもしれない道を探っていきます。モンゴル語、満州語、シベ語、延辺語、ウイグル語、ウズベク語、カザフ語、チベット語、土家語、ナシ語、プイ語、しまいには、北米のナバホ語にも触れます。読み終えた後、ご友人やご家族に、物知り顔で話していただければ、さいわいです。「ねえねえ、こんなの知ってる?」
1章 日本語・中国語・英語 日本語・中国語・英語の違いは、助詞・語順・一致。
2章 中国少数民族とその言語 日本語のそっくりさん、そんなに?
3章 ウルドゥ語 インド・ヨーロッパ語なのに、日本語の風情。
4章 ベンガル語 インド・ヨーロッパ語なのに、日本語の情緒。
5章 モンゴル語 ほぼ日本語。
6章 満州語 ほぼ日本語。
7章 シベ語 ほぼ日本語。
8章 延辺語 ほぼ日本語。
9章 ウイグル語 かなり日本語。
10章 ウズベク語 まあまあ日本語。
11章 カザフ語 まあまあ日本語。
12章 チベット語 かなり日本語。
13章 土家語 かなり日本語。
14章 ナシ語 まあまあ日本語。
15章 プイ語 ちょっと日本語。
16章 ナバホ語 日本語の古語か!
17章 中国語 語順のわけ。
18章 おわりに 日本語が通って来たかもしれない道。
私たちがものごとを認識したり記憶したりするとき、どのように「ことば」に影響を与えているのでしょうか。認知言語学は、ことばを人間の「心の働き」に支えられて成り立つものと見なして探究する学問です。本書は、認知言語学の視点から、ことばの様々な側面にアプローチすることで、ことばを学ぶ面白さ、奥深さを発見できるテキスト。
国名をテーマにしたフェスティバル「国フェス」。
国際交流・理解を謳い、期間限定でそこに持ち込まれる多種多様なモノ・コト・価値の数々。それらの談話ーー言語・非言語を含む、有意味な記号活動のすべてーーを、マルチモーダル談話分析、言語景観研究、地理記号論の三つの視点を基盤に複数の手法で精査し、複雑に展開される相互作用を紐解いていく。
国フェス研究が、在日外国人コミュニティとホスト社会を架橋する可能性に向けてーーーー。
■序
■第1章 国フェスの社会言語学的研究ーー意義と方法
■第2章 調査の手順と国フェス事例の概要ーー開催の趣旨と経緯
(ナマステ・インディア/ブラジルフェスティバル/ラオスフェスティバル/ベトナムフェスティバル/アイ・ラブ・アイルランド・フェスティバル/おいしいペルー/コートジボワール日本友好Dayアフリカンフェスティバル/カンボジアフェスティバル/台湾フェスタ/アラビアンフェスティバル/ディワリ・イン・ヨコハマ/One Love Jamaica Festival/日韓交流おまつり/ミャンマー祭り/ベトナムフェスタin神奈川/その他の国フェス)
■第3章 国フェスのチラシのマルチモーダル談話分析
--A4紙一枚に凝集される国フェス
■第4章 国フェス会場に展開される国名・地名ーー想像の国家空間
■第5章 トークショーでの二言語使用ーー通訳が介在する相互作用
■第6章 参加型の言語関連活動ーー文化資本としての当該国言語
■第7章 音楽ライブでの多言語使用ーー多言語シンガーと観客の相互作用
■第8章 感染症対策を講じた国フェスから見えること
--「新しい日常」における国際交流イベントの課題と展望
■第9章 結論ーー多様性が価値づけられる多言語公共空間形成過程への示唆
コラム
あとがき
引用文献
日本語ラップをこよなく愛する言語学者が、韻に込められた「ことば遊び」を分析する言語学エッセイ。Mummy-D、晋平太、TKda黒ぶちへのインタビューも収載。
本文より:
学生時代の私は、ただ日本語ラップが好きだった。好きなラップを聴いているうちに、いつしか自分で韻の仕組みを分析するようになっていった。その頃は、何か見返りを求めていたわけではなく、ただただ好奇心に導かれて研究していた。しかし、そんな研究は少しずつ有名になっていき、いつの間にか自らの分析をプロのラッパーたちに披露する機会にも恵まれ、メディアに出演する機会も多く頂くようになった。
近年では、日本語ラップを大学教育に取り入れる意義を強く感じるようになり、数多くのラッパーを授業にお招きして、様々なことを言語学者としてーーそして大学に身を置く教育者としてーー考え続けている。日本語ラップから我々が学べることは、多岐にわたる。日本語の構造を見つめ直すこともできれば、アメリカの社会状況を理解することもできる。さらに、コロナ禍のようなストレスが溜まる状況で前向きになれる力ももらえる。本書では、これらの「ラップを学問する効用」について具体的に伝えていきたいと思う。
ーー第1章「日本語ラップと言語学者」より
第1部 日本語ラップと言語学者
第1章 言語学って何ですか?
第2章 朝礼:先生の長い思い出ばなし
第3章 エピソード0:言語学者、日本語ラップの韻を分析する('06)
第2部 言語学的ラップの世界
第4章 講義1:レジェンドラッパーたちを大学の授業に招く
コラム:晋平太先生に教わる自己紹介ラップ!
第5章 講義2:ヒップホップの誕生とその歴史
第6章 講義3:制約は創造の母である
第7章 講義4:日本語ラップは言語芸術である
コラム:あるラッパーとの思い出
第3部 日本語ラップの現在地(インタビュー聞き手:川原繁人・しあ)
第8章 TKda黒ぶち「ネガティブこそ武器になるラップの世界」
第9章 晋平太「子どもからお年寄りまで、誰もが楽しめる日本語ラップ」
第10章 Mummy-D「歴史を紐解いて考えるMummy-Dが見てきた日本語ラップの本質」
アウトロ(おわりに)
「この言語学の新しい方法は、他の学問分野の先例、さらには模範に当たるものとさえなり、今やことばの諸問題は多種多様な専門分野からの関心を集めて、そうした隣接分野の数も増加の一途を辿っている」
(「言語学の発展を顧みて」より)
「能動態の動詞形が、はじめは中動態に対立し、後には受動態に対立しているのが見られる」
(「動詞の能動態と中動態」より)
ソシュールの後継者と称され、ヤーコブソンと並び20世紀を代表する言語学者の主著の一冊。収録21篇の論文は、言語学の領域をこえて、文化人類学、社会学、歴史学、精神分析とも関連する広がりをもつ。ソシュールの歴史的意味、言語学における《構造》とは、能動態と中動態・受動態、印欧語彙における贈与と交換など、言語と人間・文化の関係を考えるうえで重要な書。
凡例
はしがき
I 言語学の変換
1 一般言語学の最近の傾向
2 言語学の発展を顧みて
3 ソシュール没後半世紀
II コミュニケーション
4 言語記号の性質
5 動物のコミュニケーションと人間のことば
6 思考の範疇と言語の範疇
7 フロイトの発見におけることばの機能についての考察
III 構造と分析
8 言語学における《構造》
9 言語の分類
10 言語分析のレベル
IV 統辞機能
11 名詞文について
12 動詞の能動態と中動態
13 《be》動詞と《have》動詞の言語機能
V 言語における人間
14 動詞における人称関係の構造
15 フランス語動詞における時称の関係
16 代名詞の性質
17 ことばにおける主体性について
18 分析哲学とことば
VI 語彙と文化
19 再構成における意味論上の諸問題
20 婉曲語法:昔と今
21 印欧語彙における贈与と交換
あとがき
索引
最先端の知見をも含めた認知言語学の多種多様な基礎概念を、正確に且つわかりやすく読者に伝達するとともに、「認知日本語学講座」第2巻から第7巻で展開される「認知言語学的観点からの日本語分析」への橋渡しを行う。
認知言語学の研究領域で議論されてきた英語の現象を中心に、その基礎概念を丁寧に紹介する。シリーズの各巻への橋渡しとなる一冊。
■「まえがき」より
本書は,全7巻で構成される「認知日本語学講座」の第1巻であり,そのタイトルは『認知言語学の基礎』となっている。「認知日本語学講座」の企画意図としては,本書冒頭の「刊行にあたって」で説明されるように,「認知言語学の方法論と研究法を,主に日本語の具体的な分析に適用した研究書のシリーズ」であるという点に凝縮される。しかしながら,これを行っていくためには,認知言語学の研究領域においてこれまでに提起されてきた諸々の基礎概念を正確に理解した上でなければ,この種の適用はそもそも難しいものと一般に考えられる。したがって,「認知日本語学講座」の第1巻が果たすべき役割としては,最先端の知見をも含めた認知言語学の多種多様な基礎概念を,正確に且つわかりやすく読者に伝達するとともに,第2巻から第7巻で展開される「認知言語学的観点からの日本語分析」への橋渡しをすることにあると言える。この意味において,本書では,認知言語学の現状をできる限り正確に伝える目的で,認知言語学の研究領域で議論されてきた英語の現象を中心にして,認知言語学の基礎概念を紹介していく。
本書は、西欧言語とは異なる日本語の人称表現の特徴にもとづき、社会言語学的側面から日本語人称詞を考察した一冊である。考察の範囲は、韓国語人称詞との対照、人称詞の周辺形式としての複数形接尾辞にまで及ぶ。小説作品の分析や意識調査などの研究手法を取り入れ、数値による裏づけを研究の基本とすることで、計量的研究としての意義が認められる。
言語学習の成否は学習者個人の特性のみによるものではなく、学習者をとりまく社会との政治的、権力的関係をみることなしに語ることはできない。社会文化的な視点から第二言語習得研究に新たな地平を切り拓いた基本文献の、待望の邦訳。
まえがき
訳者まえがき
本書の構成
第1章 言語学習の真実と嘘
サリハと第二言語習得規範
アイデンティティと言語学習
力とアイデンティティ
動機と投資
エスニシティ、ジェンダー、階級
言語とコミュニカティブな言語運用能力を再考する
第2章 アイデンティティと言語学習の研究
方法論的枠組み
中心的な問い
研究する者とされる者
研究
データ整理
著者解題
第3章 成人移民言語学習者の世界
国際的な文脈
移民女性にとってのカナダ社会
研究参加者の略歴とアイデンティティと言語学習
著者解題
第4章 エヴァとマイ:歳よりも大人びている
エヴァ
著者解題
マイ
著者解題
第5章 お母さんたちと越境と言語学習
カタリナ
マルティナ
フェリシア
著者解題
第6章 第二言語習得理論再考
自然言語学習
アルベルトとSLAの文化変容モデル
情意フィルター
アイデンティティを再概念化する
社会的実践としての言語学習
著者解題
第7章 教室とコミュニティで話す権利を主張する
教室における言語学習と成人移民
コミュニカティブな言語教育の先へ
多文化主義を再考する
可能性の教育学としてのダイアリースタディ
月曜日の朝を変える
結びの著者解題
解題 アイデンティティ理論をめぐって広がる対話
アイデンティティ研究と言語学習の関連性
ポスト構造主義のアイデンティティ理論
アイデンティティと投資
想像の共同体と想像のアイデンティティ
アイデンティティ・カテゴリーと言語学習
研究の方法と分析
アイデンティティと言語教育
グローバルな視点
デジタルテクノロジー、アイデンティティ、言語学習
アイデンティティと抵抗
新たなテーマと今後の方向性
あとがき
訳者あとがき
文献案内
参考文献
人名索引
事項索引
著者・訳者紹介
これまで言語研究で取り上げられることのなかった従軍記、回顧録、部隊史などから片々たる記述を拾い、当時の言語接触のあり様や日中語のピジン(「協和語」「兵隊支那語」など)を再構築することを試みる。
コーパス言語学(corpuslinguistics)は、英語においては1990年代以降、日本語においては2000年代以降、それぞれ急速な進展を見せ、現在、言語や言語教育に関わる幅広い研究分野に大きな影響を及ぼしている。本書は、英語コーパスと日本語コーパスの両者に目配りしつつ、初学者を対象に、コーパス構築の理念やコーパスを生かした言語研究の方法論について平易に解き明かすことを目指す。