彩加の任された取手店が閉店を告げられる? 一方、伸光は担当作品のアニメ化の話が舞い込み……。書店を舞台としたお仕事小説第六弾。
ここに亡者がいるんです。見えないかもしれないけれど確かにいるんです。怖くて、面白くて、可愛くて…涙が込み上げてしまう感動のクライマックス!最高の時代サスペンス・ファンタジー。
なぜ、我々は働くのか。この深い問いに対しては、あくまでも、私たち自身が、その人生と思索を通じて、答えを見つけていかなければなりません。本書は、その思索を深めるために、仕事の真の報酬とは何か、を始めとする様々なテーマについて、著者の体験的なエピソードを交え、語っていきます。仕事を通じていかに成長していくか。成長のために夢や目標はいかなる意味を持つのか。なぜ顧客は成長の鏡となるのか。顧客との共感ということの本当の意味は何か。人間学を学び、人間力を身につけていくための唯一の方法は何か。なぜ、人間との格闘が大切なのか。働く人間にとって地位とは何か。生涯、会うことのない友人が、なぜ、我々の支えとなるのか。仕事の本当の作品とは何か。職場の仲間とは何か。仕事において、未来とは何か。そして、なぜ、仕事に思想が求められるのか。それらのテーマを深く考えることを通じ、読者一人ひとりに、生き方と働き方を問う本です。
●第1話 思想/現実に流されないための錨 ●第2話 成長/決して失われることのない報酬 ●第3話 目標/成長していくための最高の方法 ●第4話 顧客/こころの姿勢を映し出す鏡 ●第5話 共感/相手の真実を感じとる力量 ●第6話 格闘/人間力を磨くための唯一の道 ●第7話 地位/部下の人生に責任を持つ覚悟 ●第8話 友人/頂上での再会を約束した人々 ●第9話 仲間/仕事が残すもうひとつの作品 ●第10話 未来/後生を待ちて今日の務めを果たすとき
『おニャン子クラブ』『とんねるず』『あずきちゃん』『川の流れのように』『Oh!マイ・コンブ』『愛が生まれた日』『湯川専務』『着信アリ』『イ・ビョンホン』『象の背中』『ジェロ』『AKB48』…。秋元康が関わる仕事は、なぜ、こんなにヒットするのか?20年以上、トップを走り続ける天才クリエイターの思考回路はどこが違うのか?秋元康の頭の中を見てみよう。
40歳になっても係長止まりのバブル世代。二人目が産めない女性一般職。正社員になれない団塊ジュニア。ああ、なんでこの国はこんなに生きにくいんだろう…。閉塞感漂う日本経済、終身雇用を望む新人の割合が過去最高を記録した。しかし「終身雇用=安定」は真っ赤なウソ。35歳で昇給を止める動きがすでに加速、生涯賃金は十数年前とくらべ三割減。まさに飼い殺しなのだ。二〇一X年、働くことに希望がもてる会社にするために、私たちがいまこそ心しておくべきこととは?雇用問題のスペシャリストが示す最終解答。
【発売前重版決定! 世界同時株安も予見していた「投資の神様」が
日本と世界の経済のゆくえを占う】
ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び「世界3大投資家」と称されるジム・ロジャーズ。
ソロスと設立した「クォンタム・ファンド」は、10年で2400パーセントという驚異のリターンを叩き出し、伝説となった。
本書は、そんな「投資の神さま」ジム・ロジャーズが、初めて日本の読者に向けて語り下ろした1冊である。
伝説の投資家の目に、日本と東アジア経済の未来はどう映るのか。じつは、本書の取材を敢行した2018年夏の時点で、ロジャーズは「日米マーケットの好景気はうわべだけ。近いうちに破綻が訪れる」と断言していた。
2018年12月末に、その予言はある意味現実となった。「リーマンショック級」の株安が日米のマーケットを襲ったのだ。
ロジャーズはほかにも、リーマンショック、中国の台頭、トランプ当選、北朝鮮開国に至るまで、これまで数多くの「予言」を的中させてきた。
名門イエール大学、オックスフォード大学で歴史学を修めたロジャーズは、「私の投資の背骨には歴史がある」と述べる。歴史から大きな「お金の流れ」を掴むことで、数々の予測を的中させてきたというのだ。
このあと、お金の流れはどう動くのか?本書では、世界史を参照しつつ、短期・長期両方の視点から、日中韓の将来を鮮やかに論じる。
日本再興への道、朝鮮半島に訪れる刺激的で劇的な未来、中国のアキレス腱……「アジアの玄関口」シンガポールから世界を見つめる投資家の慧眼に映る、驚愕の未来予測。
序章 風はアジアから吹いているーーただし、その風には「強弱」がある
第1章 大いなる可能性を秘めた日本
第2章 朝鮮半島はこれから「世界で最も刺激的な場所」になる
第3章 中国ーー世界の覇権国に最も近い国
第4章 アジアを取り囲む大国たちーーアメリカ・ロシア・インド
第5章 大変化の波に乗り遅れるな
第6章 未来のお金と経済の形
ぞわりとする、でも読まずにはいられないのが、人間のいやな部分に光をあてた「イヤミス」と言われるミステリー。
本書は、いま旬の女性ミステリー作家による、秀逸の「イヤミス」を集めたアンソロジー短篇集。
ある地方都市で起きた放火事件を通して、自意識過剰な人間の滑稽さを見つめた「石蕗南地区の放火」、過食に走った美人の姉と、姉に歪んだ優越感を覚える妹の姿が鬼気迫る「贅肉」。
また、事故死したはずの兄が生きているのではないかと疑いを抱いた妹の葛藤を描く「おたすけぶち」など、読んで心がざわつく、後味が悪い作品が勢ぞろい。
衝撃の結末を愉しみに、また隠れた逸品を発掘する喜びを味わいたい方におすすめの一冊。
音声合成ソフト「VOCALOID 鏡音リン・レン」によって製作され、動画サイトで再生数100万回を超えた名曲『悪ノ娘』、『悪ノ召使』を、作曲者の悪ノP氏が自ら筆を執りノベル化! 原曲の世界観に「赤き鎧の女剣士」の視点を加え、歌詞や旋律の間(はざま)に秘められた哀しくも美しい物語…。カバー・挿絵にはこの曲ゆかりのイラストレーター壱加氏、ピンナップ・口絵には、ゆのみ氏、優氏が絵筆を振るいます。▼■物語▼広大なルシフェニア王国を統治していたのは、わずか14歳の少女・リリアンヌだった。彼女の絶対王政は、民衆から全てを搾取し、反逆者を容赦なく処刑した。人々が「悪ノ娘」と呼ぶ暴虐の王女の傍らにはいつも、彼女と顔のよく似た召使・アレン少年が控えていた。同じ歳の王女と召使…二人に秘められていた運命の歯車はやがて、狂おしく回り始める…。
●序章 ●第一章 一節 --十四歳ノ誕生日ーー ●二節 --心ニ宿ル悪ノ形ーー ●第二章 一節 --双子ノ想イ人ーー ●二節 --歯車ノ導ク先ーー ●第三章 一節 --盟友ノ集結ーー ●ニ節 --望ミノ終着点ーー ●第四章 本当ノ悪? ●終章 --終焉ノ先ーー ●あとがき
ドリームインキュベータ創業者にして、元BCG日本代表という、まさに日本の戦略コンサルタントの第一人者である著者が、初めてその本業である「コンサルティング」について語る!その仕事の流儀、本当の役割、求められる能力から、知られざる歴史や「お金」の話まで。コンサルティング業界の人はもちろん、それ以外の人にも多くの発見がある、全ビジネスマン必読の書。
誰もが、気持ちのよいコミュニケーションをし、よりよい人間関係を持ちたいと望み、言葉を使う以前から、自分の気持ちや考えを分かってもらいたいと思っています。でも、人は自分たちの自己表現の背景となる知識や経験は、お互いに異なっていますので、分かりやすいことと分かりにくいことがあり、誰もがすぐ理解し合えるとは限らないのです。▼本書は理解できないのは自分のせいでも、相手のせいでもなく、それは当たり前だと気づかせてくれます。本書で説明する「アサーション」は、違いを認め、気持ちのよいコミュニケーションを進めるための考え方とスキルです。アサーションを理解すれば、率直なコミュニケーションがそれほど難しいことではなく、自己表現に躊躇したり、誤解されることに恐れを抱いたりはしません。自分の気持ちをきちんと伝える基本を図解でわかりやすく解説し、素晴らしい人間関係を作る方法を紹介します。
●第1章 「自分」を上手に表現しよう ●第2章 あなたの自己表現のタイプは? ●第3章 なぜうまく自分を表現できないのか ●第4章 誰もが自己表現する権利をもっている ●第5章 「思い込み」をなくすと生きやすい ●第6章 言いたいことを上手に伝える方法 ●第7章 言葉以外の表現方法を学ぶ ●第8章 自分の感情を上手に表現する
おふろがわいた、ゆがわいた。パンツをぬいで、さあはいろう。でも、まいにちまいにちおんなじおふろ。たまにはちがうおふろにはいりたい。たとえば、ながいおふろはどうだろう? はしまでいってもどってくれば、すっかりからだもあったまる。めいろのおふろはたのしそう。でも、まよっちゃったらのぼせるよ。シーソーぶろ、プリンぶろに、にんじゃぶろ……こんなおふろもあったらいいな。ひこうきずきのにいちゃんは、そらとぶおふろのパイロット。そらとぶおふろで、よぞらへむかってテイクオフ。あれあれ、おふろのせんが、ぬけてるぞ! このままじゃ、おふろがついらくしちゃう。おふろのせんをぬすんだ「アフロ」をさがして! 主人公の男の子がユニークなおふろを考えだして、空の旅へとでかけます。▼『しごとば』『続・しごとば』で大人気の鈴木のりたけ氏が描く、奇想天外なおふろの絵本。緻密なイラストで、細部の描画が楽しめます。
いまの時代は普通に生きていくだけでは、もはや生き残れない。生き残るためには、知恵が求められる。つまり、頭がよい人間が得をする。▼「頭がよい」とは「物事の本質をつかめる」ということ。哲学は「物事の本質をつかむ」方法を提供してくれる最適の学問である。▼著者は、元々落ちこぼれだったが哲学という「魔法」との出会いにより「頭がよい人間」に生まれ変わった。▼本書では、著者をテレビや新聞で活躍し多数の著作を刊行する人気哲学者に変えた「頭をよくする魔法」を読者に伝授する。▼本書の内容例:☆知識を詰め込もうとしてはいけない/☆頭がよくなるための論理パターンベスト10/☆まずは100通りの見方で頭をほぐそう/☆論理的に話せない人へのとっておきのアドバイス/etc…。▼学生から社会人まで、頭がよくなりたい全ての人に役立つ一冊!
宮部みゆき、新シリーズ第一巻、待望の文庫化!
二人の「きたさん」が事件に翻弄されつつ成長していく物語で、著者が「生涯、書き続けたい」と願う捕物帖。
舞台は江戸深川。一人目の「きたさん」こと北一は、亡くなった岡っ引き・千吉親分の本業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てている。いつか自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て。
本書では、ちょっと気弱で岡っ引きとしてはまだ見習いの北一が、やがて相棒となるもう一人の「きたさん」こと喜多次と出逢い、亡き親分のおかみさんなど周りの人たちに助けられ、事件や不思議な出来事を解き明かしていく。
北一が住んでいるのは、『桜ほうさら』の舞台になった富勘長屋。さらに『<完本>初ものがたり』に登場した謎の稲荷寿司屋も、本書の中でその正体が明らかになるという、宮部ファンにとっては見逃せない仕掛けが満載。
宮部ワールドの要となる痛快・人情時代ミステリー。
互いに責めあい、非難しあって暗い心で生活していくより、あたたかな心を通わせ、ゆるしあい励ましあって生きていこうーー本書は、そんな願いをこめて書かれました。「お互い人間が最も好ましい生き方を実現させるためには、それを実現するのにふさわしい考え方や行動をすることが大切で、その根底になくてはならないものが『素直な心』である」と、著者は述べています。▼一代で世界の松下電器を築き上げた松下幸之助。その人間観・経営観の根底には、つねに「素直な心」がありました。この素直な心こそが、何ものにもとらわれない心で、強く正しく聡明な人生の歩みを可能にするものなのです。▼では、素直な心を養い、高めるにはどうすればよいのでしょうか?▼本書は、著者の長年の体験と鋭い洞察から生み出された、素直な心になるための貴重な指針の書です。発刊以来約30年、いまだ読者の支持を集め続けている“松下哲学の原点”、待望の文庫化!
●序章 素直な心の定義について ●第1章 素直な心の内容十カ条 ●第2章 素直な心の効用十カ条 ●第3章 素直な心のない場合の弊害十カ条 ●第4章 素直な心を養う実践十カ条 ●終章 素直な心になることを願いつつ
営業の仕事とはたんに物やサービスを売ることだけではない!▼多くの人が「売るためには何度も顧客を訪問せねばならない」「より多く商品を売った営業マンこそ優秀」「お客様は『神様』である」と考えている。しかし、それは大きな間違いだ。本書は営業の仕事の本質とは何かを解説する。▼「5年先のニーズは読める」「力の半分は社内に向ける」「商談でうまく話せても失敗」「『売る』よりも、『作る』努力が大事」「人柄が良いだけでは戦えない」「営業マンは会社の司令塔」など「本物の営業マン」になるための38の新セオリー満載!▼一流の営業マンは世のため、人の幸せのために仕事をする。そのためには、常に自分を磨き続けなければならない!▼今こそ営業のやり方を根本から見直してみませんか。
★リーダーが「力の入れどころ」をほんの少し変えるだけで、メンバーは自ら動き出す!
★リーダーの9割は知らない「正しい頑張りどころ」と「任せ方のコツ」がわかる本!
多忙な管理職のみなさん、1人で頑張って空回りしていませんか?
プレイヤーとして優秀だった人ほど要注意。「間違った頑張り」で部下のやる気や主体性を奪ってしまっているかもしれません。
実は本書の筆者も、リクルートで初めて営業リーダーになった頃は、そんな「1人で頑張りすぎるリーダー」だったといいます。
しかしその後、猛烈な反省から、うまくいっているリーダーの言動を観察し、さらにそれを自ら実践・アレンジし続けることで、独自かつ効果的な「任せ方」を体得。その結果、プレイヤー部門とマネージャー部門の両部門で年間全国トップ表彰を4回受賞しました。
本書では、そんな筆者が、部下のやる気と能力をフルに引き出す「リーダーの正しい頑張り方・任せ方」を、具体的にアドバイス。
忙しすぎる管理職を救う1冊です!
【本書の内容】
第1章 リーダーの悩みは、「頑張るポイント」を変えるだけで解決する
第2章 できるリーダーの「部下を覚醒させる任せ方」
第3章 「この人と頑張りたい」と思われるリーダーになる
第4章 部下が「自分からやりたくなる」ように導く
第5章 一丸となって「戦えるチーム」の作り方
第6章 スパッ!と「決められる」リーダーになる
第7章 「リーダーの孤独」を感じた時こそ、勝負どころ
【本書「はじめに」より抜粋】
私はリーダーになるのがとにかくイヤで、リクルートで営業リーダーになる(させられる)まで、リーダーになることから徹底的に逃げてきたよう人間です。そんな私でも、ちょっとしたコツを知ることで、「任せる」ことができるようになり、リーダーほど面白い経験はない、とまで言えるようになりました。この本では、そんな「任せられた部下がワクワクできる」、そんなマネジメント手法を紹介していきます。
本はどう読んだらいいのか? 速読は本当に効果があるのか?
闇雲に活字を追うだけの貧しい読書から、深く感じる豊かな読書へ。
『マチネの終わりに』の平野啓一郎が、自身も実践している、
「速読コンプレックス」から解放される、差がつく読書術を大公開。
「スロー・リーディング」でも、必要な本は十分に読めるし、
少なくとも、生きていく上で使える本が増えることは確かであり、
それは思考や会話に着実に反映される。
決して、私に特別な能力ではない。
ただ、本書で書いたようなことに気をつけながら、
ゆっくり読めば、誰でも自ずとそうなるのである。(中略)
読書は何よりも楽しみであり、慌てることはないのである。
(「文庫版に寄せて」より)
情報が氾濫している現代社会だからこそ、著者は「スロー・リーディング」を提唱する。
「量」より「質」を重視した読書経験は、5年後、10年後にも役立つ教養を授け、
人生を豊かにしてくれるだろう。
夏目漱石、森鴎外、フランツ・カフカ、川端康成、三島由紀夫など
不朽の名作から自作の『葬送』までーー。
深く理解することが可能になる、知的で実践的な読み方を紹介する。
新書版を加筆・修正し再編集。
・「速読コンプレックス」からの解放
・「量」の読書から「質」の読書へ
・なぜ小説は速読できないのか
・5年後、10年後のための読書
・小説には様々なノイズがある
・書き手の視点で読んでみる
(本書より)
・文庫版に寄せて
・序─-本はどう読めばいいのか?
・第1部 量から質への転換をーースロー・リーディング 基礎編
・第2部 魅力的な「誤読」のすすめーースロー・リーディング テクニック編
・第3部 古今のテクストを読むーースロー・リーディング 実践篇
夏目漱石『こころ』
森鷗外『高瀬舟』
カフカ『橋』>
三島由紀夫『金閣寺』
川端康成『伊豆の踊子』
金原ひとみ『蛇にピアス』
平野啓一郎『葬送』
フーコー『性の歴史I 知への意思』
・おわりに
なぜ日本人は戦前を否定するのか? なぜ「歴史」を社会科で教えるのか? 日本人に天皇は必要なのか? --六〇年前の敗戦をきっかけに、明治も江戸も古代までも全否定する奇妙な歴史観が、この国を支配してきた。しかし、近現代世界はいま大きく変動している。戦争の真実を物語る史料も公開されはじめた。「この国のかたち」を描くために、私たちはいま何をすべきか。まず第一に、日本を考えるにあたってすべての「結節点」である「あの戦争」の意味を考えないわけにはゆかない。次に、「終戦」という嘘、「自主憲法」という嘘、「憲法九条が平和を守った」という嘘、「戦後の民主化が高度成長を促した」という嘘、「国際化」という嘘……積み重ねられた「戦後の嘘」を打ち捨てなければならない。さらに、「天皇」と「心」を日本文明の核心として捉えることで、日本人のアイデンティティを、真正面から問いなおさなければならないのである。
●第一章 歪められた自画像 ●第二章 あの戦争をどう見るべきか ●第三章 日本人にとっての天皇 ●第四章 日本文明とは何か
榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も「幸せ」を感じたことがないらしい。なぜなら「幸せ」を感じた瞬間、死神は…(幸せな死神)。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキに見放された人生だったが、そんな人生を自ら「小吉人生」と称して楽観視していた。一方、貧乏神には雅人に取り憑かなければならない“理由”があった。なぜなら雅人が並々ならぬ…(貧乏神の災難)ほか、4篇。神様たちの意外な目的が胸を打つ短篇集。
柳井正が語る仕事に必要な4つの力とは?
ユニクロ幹部社員が使う門外不出のノート。
欄外に気づきを書き込めば、自分だけの一冊に。
「自分で完成させていくノート」
このノートのコンセプトです。
このノートは、これから経営者になる人のために、ぜひ知っておいてほしいことを書き記したものです。
しかし、完成させていくのは、読者である、あなたです。
ビジネスをする人にとっての勉強というのは、勉強したことを実践してはじめて意味があります。単に知識量を増やすだけの「お勉強」には意味がありません。(中略)
欄外に空白を贅沢に取ったのは、あなたのこの本との対話を書き記しやすいようにするためです。
どんどん線を引き、どんどん書き込み、たくさん汚して下さい。(中略)
このノートを踏み台にして、あなたに柳井正を超えていってもらうこと、それが私の心からの願いです。(「本ノートの使い方ーーまえがきに代えてーー」より)