民謡詩人・横瀬夜雨のひた向きな生きざまを、中山晋平とのコンビで一世を風靡した抒情詩人・野口雨情の世界を、詩の鑑賞をまじえながら描くー。
報われぬたった一つの恋の幻想を追って、迷宮の螺旋階段を彷徨い続けた果てに、カトリックの神秘主義に魂の安息を得た作家・高橋たか子の壮絶な文学的生の軌跡を辿る。
鏡花と一葉の言語の表層と深層を解明しつつ、近代の“物語”的世界を堀り起こす。
二十一世紀を迎えたわたしたちが、みのり豊かな人生を送るために欠かせない、伝統的な日本の文化。古典文学・民俗・宗教の領域から見えてくるものは果たしてー。
障害のある子どもについて、学校の先生やお母さん・お父さんが他の子どもや大人たちに説明をするときに、どうしたらよいかについて考えた本。説明の例が数多く出てきます。
「その「せまさ」に徹して、言葉と『自分』のはざまに、まさに人間精神のただ中にとどまろうとした批評がわれわれに今も見せてくれるものは」何か?小林秀雄生誕100年を迎え集成された著者25年の小林秀雄読解のかたち。
今や、日常的な表現手段となった映像とその活用法について、動画・静止画の両面から画期的な提案を行なう近未来型の野心的研究成果。
生体の構造と機能を理解するための最新版。生命現象を理解する基礎中の基礎である解剖生理学を解かりやすく説いた。
著者は日本文学を貫流する姨捨、姥捨、棄老のモチーフにスポットを当て、現代文学の中にその系譜を見いだしていこうとしている。