生体の構造と機能を理解するための最新版。生命現象を理解する基礎中の基礎である解剖生理学を解かりやすく説いた。
著者は日本文学を貫流する姨捨、姥捨、棄老のモチーフにスポットを当て、現代文学の中にその系譜を見いだしていこうとしている。
慶安三年成立の「絵入源氏」は、挿絵入りの源氏物語版本として知られているが、源氏物語全文に濁点・読点や傍注を施した画期的な本でもある。本書では、この「絵入源氏」を初めて忠実に活字翻刻して紹介し、その魅力ある挿絵とともに物語を楽しめるものにした。
愛される“ものぐるひ”、失踪を重ねる隠遁のカリスマ、所きらわず泣きじゃくる号泣の聖者ー昔日の奇人たちの常軌を逸した生の軌跡が描き出す無形の思想。聖狂が密かに告知する知ならざる知。21世紀を生きるわれわれの自明性を“奇行と聖狂”から問い返す。
上代文学に関する事項・神名・人名・書名413項目を収録した事典。排列は五十音順。意味内容の解説、成立年、作風に加え、これまでの研究史の概略や研究の現状および将来の展望について述べ、参考文献を掲載。各項目の末尾には執筆担当者名を記す。巻頭に書名・神名・人名等の項目別の索引がある。
本書は、中国・四国を対象フィールドとして、この地での言語動態を詳細に記述し、将来の展望を論じたものである。